12月というのは、住宅産業にとって「お休み」みたいな期間。
ボーナス、忘年会、クリスマス、お正月・・・
面倒臭い「住宅探し」なんてやっている場合ではないのです。
だから、マンションのモデルルームも開店休業状態。
20日を過ぎれば締めてしまうところもあります。
ということで、このブログもちょっと脱線。
この間、「坂の上の雲」のところで書いた、
日本人が忘れてしまった「武」の心についてもう少し。
その昔、農協ツアーが全盛だった頃、
筒井康隆センセイの「農協月へ行く」などという傑作小説があって
まさに抱腹絶倒モノでした。
あの頃に比べれば、日本人旅行者のマナーは格段に向上したようで
今やヨーロッパ各国の各種調査で最上位にランキングされています。
逆に、かなりのブーイングを浴びているのが支那人と韓国人。
ワガママ勝手でやりたい放題。公衆道徳はゼロだそうです。
日ごろの連中の傍若無人を良く知る日本人としては、
まあ、別に驚くことではないのですが。
日本人の常識は、かなり「国際水準」に近づいたようです(笑)。
ただ、私から見ると、日本人のとても「非常識」なところがひとつあります。
それは「軍事」という視点がまるでないこと。
これはもう、驚くばかりの蒙昧さです。
例えば、韓国人が「竹島はわが国の領土だ」と、
なぜあそこまで声高に叫んでいるのか?
竹島問題なんて、キチンと理解している日本人は
全体の10%もいないのではないでしょうか?
知らない人が半数以上だと思います。
なのに、韓国人は99.9%が知っていて
「わが国の領土だ」と無邪気に思い込んでいます。
この違いは何なのでしょう?
竹島はもう半世紀以上も韓国が実効支配していて
日本の外務省は年に1回、韓国に形式ばかりの「抗議」をするだけです。
日韓首脳会談の議題にも上っていません。
なのに、韓国では事あるごとに竹島の映像がテレビで放映され、
ご丁寧に駐留している兵士のインタビューまで行われます。
竹島は日本海に浮かぶ、絶海の孤島。
有史以来、人が住んだ形跡はありません。
漁船の避難場所くらいにしか利用価値がない島。
李承晩という「反日」だけがアイデンティティの
韓国の昔の大統領が、日本の独立回復前夜のドサクサに紛れて
不法占領して以来、韓国の兵士が駐留しています。
で・・・韓国人はそういう「やましい」背景があるので
声高に「竹島は自分たちのものだ」と叫び続けなければいけないワケです。
そればかりか、韓国人は日本がいつか竹島を
軍事的に取り返しに来ると、本気で考えているのです。
ビックリするでしょ?
でも、これは私がオーバーに言っているわけでありません。
韓国には割合立派な海軍があります。
彼らの本来の仮想敵である、半島北部の人さらい国家には
「海軍」などと呼べるレベルの軍事力はありません。
ゲリラや覚せい剤を運んだり、人を誘拐する程度の
武装船や原始的な潜水艦はたくさんあるようですが。
韓国海軍の本当の仮想敵は、他ならぬ日本なのです。
彼らが恐れているのは、
世界で2番か3番の実力をもつといわれる海上自衛隊。
いつか自分たちと戦う日が来るのでは、と本気で考えています。
日本人から見ると「本当かよ?」といいたくなりますが、
これはいたってマジな話。
考えて見れば、当たり前ですね。
だって、彼らは日本の領土を不当に占領し続けているワケです。
日本の自衛隊は、国土と国民を守るためなら
武力を行使できる、ということになっています。
その点、韓国は実に立派に日本の国土を侵しています。
自衛隊は、いつ「竹島奪回作戦」を開始しても
法的には何もおかしくないのです。
日本人は100%そんなこと考えませんが、
韓国人から見ると「いつか日本が取り返しに来る」と
本気で考える根拠は十分なわけです。
そして支那は、いつか日本の尖閣列島を占領するはずです。
そのために、着々と海軍を増強しています。
日本の島を占領しても、日本政府やアメリカが黙認する、
という確証さえあれば、すぐにでも行動に移すでしょう。
そのうち、沖縄も支那の一部だ、と言い出しかねません。
韓国人の中にも「対馬は自国の領土だ」と考えている輩がいます。
支那も韓国もそういう国です。
ところが・・・今の日本人は、
政府から国民一人ひとりに至るまで
この「軍事」的な常識的発想がまるでありません。
鳩山はアメリカから「社会主義者」とみなされ
小沢は子分を引き連れて支那詣で。
今の惰弱な日本を守るために、
唯一の盾である日米同盟が瀕死の状態に陥っているのに
危機感はゼロといっていいでしょう。
まさに、「やんぬるかな」の状況。
「おお・・榊がまた右翼的なことを書いている・・・」
と思われる方がいるでしょう。
でもね・・・この間、如月さんが教えてくれたのですが、
私程度の考え方は、フランスあたりでは「中道左派」だそうです。
左派ですぜ、左派!(笑)
この国が「武」や「軍事」において、
如何に国際的な常識から逸脱しているか、ということですね。
アメリカなら、たとえ自国の領土の最果てにある
アリューシャン列島の一無人島であろうと、
そこがロシアに占領されたり
その近海で勝手に天然ガスの掘削でも行なわれたら、
それは間違いなく戦争になるでしょう。
アメリカ人の大半もそういう戦争には大賛成するはずです。
ところが、この国の政治家は、ニコニコ笑って
泥棒国家の指導者と一緒に写真に納まっています。
本当に困ったものです。
「坂の上の雲」の時代に、この国の指導者や国民が
常識的に持っていた「武」の心を、
もう一度思い出さねばなりません。
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