300万円台でマイホームを買う時代がやってきた!

先日、「週刊スパ」さんご一行が取材に見えました。
なんだろう、と思ったら、さすがはスキ間狙いのスパさん。
「300万円台でマイホームを購入」みたいなこと。
3年前に「年収200万円台からのマイホーム戦略」という本を
書いているので、その線で私を見つけたのでしょう。
もっとも、去年の秋にもスパさんの別の方から取材を受けました。
その時のテーマは・・・・忘れました(笑)。
何か似たようなことだったような気がします。

実際、300万円台でマイホームが買えるか・・・というと、
これがまた買えたりするわけです。
もっとも、東京都港区なんてところでは無理ですよ。
でも何とか通勤限界圏あたりなら探すことが出来ます。
千葉県の稲毛の奥のほうとか、東武野田線のかなり北側とか・・
ヤフーやスーモだけでなく、地元の業者さんにも当たる必要がありますが。
こういうところの不動産業世界は深く、モヤモヤと広がっています(笑)。

大阪だったらもっと近いところで探せるかもしれません。
その他の都市だったら、もう当たり前に通勤圏であるでしょう。
特に車通勤が当たり前のようなエリアだと、
そこら中が空家だらけになっていると想像します。

「300万円台なんていわなくても、10万円で温泉付きマンションが買えますよ」
「エッ、それはどこですか?」
「苗場です。バブル期に2000万円台で分譲されたリゾートマンションが、今は10万円で公売されていたりします。元の所有者が管理費を何百万円も滞納した物件ですよ」
「それだと、その分を払わなきゃいけないの?」
「いいえ、10万円でOK。でもね、購入後は毎月5万円くらいの管理費を払わなきゃいけないのですよ。温泉付ですから」

その他にも、こんな会話。
「ファミリーじゃなくてね、新入社員が自分用に中古のワンルーム買っちゃえばいいのですよ。ちょっといい会社に勤めていおればローンがおりますから。練馬あたりだと5、600万円からありますよ。10年住んで売ったら300万円かもしれないけど、そのお金が結婚資金になります。10年ローンなら返済は家賃払うのと同じくらいです」
「へえー・・・そうなのですか?」
と、その若い編集者さん。自分が買いそうな勢い(笑)。

住宅ジャーナリズムの狭い世界でも、「300万円台のマイホーム」
などという「超ニッチ」なテーマを扱っているのは、多分私だけ。
また、そんなテーマで特集組むのは雑誌も・・・限られています。
だから、そういうときに限って私のところにくるワケです。
「アベノミクス後のマンション市場は?」なんていうマトモなテーマでは
業界一ウサンクサイ私のところへなんぞ、どこも取材に来ません(笑)。

なんて考えていたら、先日お会いした別の大手出版社の編集者さん。
「いえいえ、これからはこういう時代ですよ」と
私の「年収200万円からの・・・」をべた褒めしてくださいました。
うーん・・・3年早かったか!(笑)

話を戻すと、そのスパの取材でやってきた方々に聞いてみました。
「ところで、オリンピックが東京に内定したって話はご存知?」
「エエッ、それって本当ですか?」
「まあね。さる筋から聞いちゃったから」
「もしそうなら、スクープですよ!」
「いやいや、そこまではいかないと思うけど」
オリンピックの話は、今度新聞社系の人に聞いてみるつもり。
やはり雑誌メディアよりも全国紙の方が断然情報が深いですから。
ところで、私に取材したこの企画がスパに出るのは
ゴールデンウィーク明けの5月7日号だそうです。
また、その時にお知らせしますね。

さて、支那では地震に鳥インフル、そして相変わらずの大気汚染。
アメリカはテロでピリピリ。ヨーロッパは財政危機でソワソワ。
韓国は経済が急激に悪化。北朝鮮は拳を振り上げたまま。
日本だけがアベノミクスの株高と円安に沸いています。
ひところの世界とは真逆になってきました。
ここ10年以上も経済ではずっと1人負け。
福田内閣以来、外交でも1人負け。
それが、ここのところ日本が1人勝ちみたいな様相。
このまま一気に行ってほしいものですが・・・・

これからゴールデンウィークです。
みなさんが浮かれてお金をたくさん使ってくれると
きっと景気はよくなります。
私は貧乏なので、ひっそりと仕事をしていますが。


2013/4/22 18:21 Comments (0)

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