歴史攻撃には知的武装で反撃すべし

しかし、今日も株式市場は派手に下げましたね。
予想通りというか、こんな予想はあまり当たって欲しくなかったのですが
結局512円安。日経平均は13000円をなめに行っているようです。
しかし、今日は先物主導の下げではなさそうな感じ。
この様子だと、明日以降は少し落ち着いた展開になりそうな予感がします。

一方、マンションのモデルルームは概ね盛況だとか。
いよいよ消費税増税前の駆け込み需要が始まったのでしょうか?
まだ、はっきりそうとは言えない状態ですが。
しかし・・・ここにきて「消費税増税を延長したら」、
という話があっちこっちから出てきましたね。
前にも書いた通り、消費税増税はアタマの硬い財務官僚の悲願。
それに乗せられた野田君は、自分の内閣と引き換えに
税率アップ法案を通したのは昨年秋のことでした。
あれから1年もたっていないのに、はるか昔のことのように思えます。
それほどアベノミクスは世の中を変えてしまったのです。

もし、消費税増税が先延ばしになったらどうなるのか?
まず、ますます円安になると思います。
「日本は財政再建を放棄した」と海外から見られるので
みんな円の資産を売るのではないかと予想します。
当然、日本の国債も売られます。金利は急上昇。
住宅ローン金利もグイとあがってしまうでしょうね。
でも、その代わりに株は急騰するのではないでしょうか。
何といっても、それで景気回復がかなりはっきりしますから。
また、円安と株高は常にシンクロしているところがあります。
ただ、このあたりの相関関係は実に複雑で、
一般的な見方通り動くかどうかは定かではありません。
日本の株は半分以上外国人が売買していますから、
消費税先延ばしで急落することもあり得ます。
まあ、「ようわからん」という世界です。

ただ、マンションの売行きは少し鈍るでしょうね。
みなが「消費税が上がる前に買わなくっちゃ」と思わなくなるから。
それに、金利が上がると住宅ローンが組みにくくなります。
だから、増税先延ばしというのは今となってはかなりの劇薬です。
安倍さんがそこまでするとは、どうしても思えません。

さて、コメントで「歴史の話を」というリクエストがあったので
今日はちょっと生臭い歴史の話題をさせていただきます。
テーマは「日本の敗戦と支那、朝鮮」みたいなこと。

1945年9月2日に日本政府代表はミズーリ号上で降伏文書に調印。
これで大東亜戦争は正式に終わりました。日本は敗戦国に。
この時、調印した相手国はアメリカ合衆国、イギリス、フランス、オランダ、中華民国、カナダ、ソビエト、オーストラリア、ニュージーランド。
中華人民共和国や大韓民国という国名はありません。
その時点では、存在もしていませんでした。

まず、朝鮮半島はその時はまだ法的に日本の一部でした。
ソ連とアメリカの占領下にはありはしましたが。
つまり、朝鮮は国際法上「敗戦国の一部」という扱い。
その後、南北にふたつの形式的な独立国が生まれました。
戦争もありましたが、結果的にはそのまま今に至っています。
独立性、という点では現在かなり本格的にはなりました。

それまで36年間の日本と朝鮮半島の関係は「本国と植民地」と
捉えられがちですが正式には「本国と旧領土」というべきです。
日本は1910年に大韓帝国を併合したのであり、
植民地に編入したのではないからです。
ただ、1945年にこの関係は事実上消滅しました。
そして1960年に今の韓国と日韓基本条約を締結。
正式に併合関係は「今や無効」と確認し合ったわけです。
そして、両国間の財産、請求権一切の「完全かつ最終的な解決」が決定。
つまり、「お互いに今までの貸し借り一切なしよ」と約束したのです。
したがって「慰安婦に償いをせよ」とか「徴用の金を払え」
などという法的な根拠は一切ないわけです。
ましてや、彼らは戦勝国ですらありません。
むしろ、敗戦国の一部。我らが父祖の戦友だったわけです。

一方、支那ではその後内戦を経て1949に中華人民共和国が成立。
中華民国は台湾に逃れて何とかその命脈を保ちます。
日本も世界の大半の国々も、その後長らく台湾の中華民国政府を
「正式の支那政府」と認めてきました。
しかし、1971年に国連は台湾に代わって中華人民共和国を
常任理事国として決定。さらに、1972年に日中国交回復。
今の支那政府が、かつての中華民国の地位を引き継いだわけです。
したがって、中華人民共和国は法的にかろうじて戦勝国の継承者です。

ただ、誤解無きように説明しなければなりません。
支那の共産軍はほとんど日本軍と戦っていません。
1940年の夏から秋に「百団大戦」という作戦を実施しましたが
日本軍にボロンチョに負けてしまいます。
それ以降は、ひたすら国民党軍の陰に隠れてゲリラ戦をやっただけ。
支那において日本軍は、国民党軍にも共産軍にも実質的に負けていません。
今、支那国内のテレビでは毎日のように「日中戦争もの」の
ドラマや映画が放映されていて、その中で日本軍はボロ負けしています。
でもほとんどすべてがウソ。彼らは正規戦で一度も勝っていません。

先日、支那の習近平君がロシアに行って
「我らはファシストとの戦いに勝利した仲間。だから共に日本の不当な領土要求を撥ねつけようよ」
とプーチン君に持ちかけて、軽くあしらわれたようです。
ロシアにしてみれば、自分たちは第二次大戦の正式な戦勝国。
「お前らハンパもんとは違う」という意識でしょう。
まあ、日本から見れば旧ソ連はただの火事場強盗ですが。

支那は今、安倍外交に戦々恐々としているようです。
「反支那包囲網」みたいなのを構築されると思っているのでしょう。
実際、安倍さんの動きをみているとそう取れます。
支那の現状は、外交上も内政上も、経済もうまくありません。
日本の存在が、彼らにとって煙たかったり目障りだったり。
そんな時ほど、彼らは自分たちが優位にたてると勘違いしている
「歴史問題」を持ち出してきます。
韓国も、日本に対しては基本的にこの図式と同じ。
朴大統領は経済低迷による支持率低迷に悩んでいます。
だから韓国人にとっての「正しい歴史認識」を
日本が認めないことにすごく苛立っています。
まったくバカみたいな話。
彼らのこういう「的外れな」な「歴史攻撃」に対して
日本人はしっかりと知的武装をしておくべきですね。

さて、レポートの更新情報です。
今回更新した「東京の大規模マンション」
東京都内の200戸以上、非タワー物件を取り上げたもの。
今年の1月に更新した時には36物件ありました。
ところが、今回の更新で14物件が消えました。
完売か、完売に近い状態になっていたのです。
そのほとんどが、このレポートで「買っていい」もしくは
「ニュートラル」と位置付けていた物件。
さすがに、みなさんよくご存じでいらっしゃる(笑)。
まあ、自分で見極められる方は、
こんなレポートを読む必要はありません。
それでも、キチンと正しい物件を選べますから。
そうでない方は、参考になさってください。
5000円ちょっとで間違いを回避できます。

東京の大規模マンション
全解説29物件
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アトラス調布など注目物件が登場!
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(仮称)千住大橋プロジェクト
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TOKYO FIGHTER(東京ファイター)
常盤台ガーデンソサエティ
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パークホームズ品川ザ レジデンス
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広尾ガーデンフォレスト椿レジデンス
プラウド府中マークス
Brillia(ブリリア)ときわ台
ミッドプレイス八王子
ルネ花小金井
レジデントプレイス西葛西

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。


2013/6/3 16:00 Comments (0)

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