猪瀬知事のおバカな発言があったにもかかわらず、
やはりオリンピックは東京に決まりそうな気配。
それはそれでおおいに結構な話だと思います。
特に土建業者にとっては復興に次ぐ特需。
また電通が大儲けするのは気に入りませんが、まあ仕方ないですね。
このブログの読者というのは4分の1がニューカマーです。
1年もたてば常連さんの顔ぶれも9割がたが変わっているかもしれません。
そのあたり、無精な私は詳細なデータを持っていません。
だいたい、頻繁に更新されるブログを何年も読んでくださる方なんて
かなり奇特でいらっしゃるか、ただのストーカー。
ですので、時々同じ話を焼き直させていただきます。
今回も、ちょっと前にしたオリンピックとマンション市場の話。
「お、またか」と思われた方はスルーで結構ですよ。
2020年に東京でのオリンピック開催が決まると、
マンション市場にどういう影響がもたらされるか。
以下は私の「当てずっぽう」です。
1 勝どき・晴海エリアのマンション価格が新築・中古ともに上昇
2 有明エリアで販売されているブリリア有明シティタワーとスカイタワーが売れ出す
3 スカイズ タワー&ガーデン の広告で、オリンピック開催が声高に叫ばれる。そして、すこし売れる
4 住友不動産が近々売り出す有明ガーデンシティ(1750戸)が、メチャメチャ強気の価格設定になる(笑)
5 8月28日と29日に行われる有明北1街区の入札で、どこかのデベがオリンピック開催を見込んでメチャメチャ強気の入札をする(笑)
これが開催決定の9月直前から来年3月くらいまでの動き。
多分、江東区湾岸エリアでマンションを販売している業者は
二言目には「オリンピックが来ますから」と言うはずです(笑)。
そして、そのうち世間から飽きられます。
このまま消費税が増税されると来年4月以降はリセッション。
つまり景気後退は確実な情勢です。
そうでなくても支那では理財商品の破綻が迫っています。
あんまり関係ありませんが、シャープが合弁とはいえ
支那での生産を始めるというニュースを聞いて思いました。
「そういうことをしていると、本当に倒産するよ」
今や支那とは一触即発の状態にあることをなぜ理解できないのか?
まあ、私とシャープは何の関係もないからいいのですが。
話を戻します。
来年の半ばになると、オリンピック開催も新鮮味を失います。
ちょっと売れた「スカイズ タワー&ガーデン」や有明のブリリアも
またぞろ販売の倦怠期に入ると思います。
一方、すばしこい不動産業者が地道に晴海や勝どきの
土地やマンションを買い続けるでしょう。
そして2年が経過すると、リオデジャネイロでオリンピック開催。
日本選手の活躍にもよりますが、またぞろ世間の眼は
晴海・勝どきや有明などに注がれるようになります。
ここでまた、ちょっとした湾岸ブーム。
それまでに「スカイズ タワー&ガーデン」は売り切れているか?
まあトライデントのタワーは売れても、弟君はまだやっているかも。
それもこれも、景気次第ということですが。
オリンピックが開催されるとしても「湾岸嫌い」を「湾岸好き」にはできません。
私のところに相談に来られる方を見ていると、
知性的なほど湾岸嫌いでいらっしゃる傾向があります。
しかし、テレビなどで有明や豊洲、あるいは晴海や月島が
何度も何度も出てくることで普通の人が「湾岸好き」になる可能性は大。
だから、マンション市場にも影響を与えるはずです。
オリンピックが開催されるのは7年後です。
膨大な施設が建設されますが、大半は開催後に撤去。
有明にはバレーボールが開催されるアリーナが残るくらい。
ところが、晴海には17000人が収容された選手村が残ります。
東京都がそれをどう再活用するのか、まだよく分かりません。
「国際交流拠点」だというので、留学生受け入れ施設?
どのみち、住居が何千戸かできるのは間違いなし。
そうでなくても、住友不動産が1450戸の
「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」を建設中。
三菱地所レジデンスが「ザ・パークハウス晴海タワーズ」の
「クロノレジデンス」と「ティアロレジデンス」は合わせて1744戸。
この後も晴海では三井不動産レジデンシャル、
勝どきでは鹿島などの大規模な開発が控えています。
今後、東京でもっとも人口が増えて発展するのは勝どき・晴海エリア。
それも、裕福で知的な人々の人口が増えるのです。
街が変わらないはずないですね。
私は、銀座から橋一本隔てた勝どきは湾岸エリアの別格だと思っています。
そのうち銀座と結ぶ新しい交通システムが開設されそうです。
ひとつ、申し上げておきましょう。
その勝どきの徒歩数分圏で今販売されている「通常型」の新築マンションは、
豊洲の「スカイズ タワー&ガーデン」より部分的に安かったりします。
これは、勝どきでは市場が価格を決めているにもかかわらず、
豊洲の新築マンション価格形成がデベロッパーの恣意に
左右されていることで起こっている珍現象。
いずれは「市場」がゆがみを正すはずです。
つまり、勝どきの方が普通に豊洲より高くなって当たり前。
オリンピック開催決定というのは、市場にとって
侮りがたい変数ではありますが、
この位置関係をひっくり返すような力はありません。
レポート更新情報。
その「晴海・勝どき・月島」エリアのレポートを更新。
話題の「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」も収録。
このブログで語ったことと、新たな見解も加えました。
その他、「ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス」
も新たに加わりました。もっとも「クロノレジデンス」よりも
2分遠くなった、というだけの存在ですね。
瑛太が盛んに宣伝していますが「13分」は縮まりません。
オリンピック開催で大変貌の予感
「晴海・勝どき・月島」
価格 4,490円
収録物件
勝どきビュータワー
シティハウス月島駅前キャピタルコート
シティハウス月島駅前ベイブリーズコート
シティハウス月島駅前エアーズコート
シティハウス勝どきステーションコート
DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)
ザ・パークハウス 晴海タワーズクロノレジデンス
ザ・パークハウス 晴海タワーズティアロレジデンス
セントラルレジデンス月島ステーションコート
CAPITAL GATE PLACE
グレーシア勝どき
ジオ勝どき
オークプレイス月島
夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。
No comments yet.
RSS feed for comments on this post.