消費税は1%ずつ上げた方がよいのでは

参議院選挙が終わりました。
自民党、もう少し勝つかと思いましたが、やや少ないですね。
社民党が生き残ったのは、なんともウザったるい話。
そして、今回も東京の有権者は山本太郎なるイチビリを当選させてしまった・・・

前回、あの蓮舫が171万票も集めたことを覚えていますか?
「東京には170万人のバカがいる」と雑誌に書かれました。
今回、山本太郎と民主の鈴木、元民主の大河原、そして緑の党をたすと
おおよそ数字はあってきます。
つまり、東京都の有権者に占めるおバカさんの割合は
3年前とあまり変わっていないのです。
ああ、やんぬるかな。

さて、ほぼ予定通りの参議院選挙の結果、今後の経済はどうなるのか?
本日の東京証券市場は、あまり冴えた展開とは言えません。
自民勝利がほぼ見えていたので、先週で織り込んでしまったのでしょう。
では、この参議院選挙は今後の経済にどう影響するのでしょう?

やはり、一番の焦点は9月か10月に行われるという
「消費税引き上げの判断」だと思います。
私はかねがね安倍さんは財務省に押し切られて
ズルズルと来年3月の引き上げを認めるだろう、と書いてきました。
しかし、ここのところの動きを見ると「もしや?」という気にもなります。
これは前回のこのブログ更新で書いた通り。

参議院選挙の結果で「国民の信任」を得た安倍さんですから、
今後はさらに強気の経済政策に転じても不思議ではありません。
浜田参与の言う通り「毎年1%ずつ」という案もありそうです。
これは、なかなかいい方法かもしれません。
1%なら「上がった」という気がしませんから、
いわゆる消費の「反動減」も強くは出てこないでしょう。

困るのは、経済の現場ですね。
たった1%のためにレジはすべてシステム変更、
各事業所では経理処理の会計ソフトにも操作が必要ですね。
でもまあ、1回やってしまったらなれるでしょう。
再来年からは年度末に行う恒例の作業となるはずです。

マンションの販売でも「1%なら」ということで、
「反動減」どころか「駆け込み需要」も発生しなくなりそう。
その方が、余計な混乱がなくていいと思います。
今のまま来年の4月に8%まで消費税を上げると、
反動減でマンション市場が氷河期に突入するのは間違いなし。
来年の今頃は完成在庫が「値引きの嵐」状態でしょう。

アベノミクスで足元の景況感はよくなっています。
確かに、マンションもよく売れています。
このままだと、税収も順調に増えるのではないでしょうか。
それをわざわざ冷やす手はないと思います。

参議院選挙に勝ったこの夏、安倍さんを悩ますのは
1 消費税の増税をスケジュール通り強行するのか
2 8月15日に靖国神社を参拝するのか(多分、行かない)
という2つの問題だと思います。
それが終わると、いよいよ本命の憲法問題を取り上げて欲しですね。

さて、安倍さん。どうしますか?

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。


2013/7/22 13:26 Comments (0)

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