三菱地所R指定「引越しのサカイ」はボッタクリ業者

今日、事務所に来てみたら掲載誌が二つ届いていました。
サンデー毎日と写真週刊誌のFLASH。
お昼ごはんを食べながら、ペラペラと読ませていただきました。
サンデー毎日は相変わらず硬派というか、真面目というか。
まあ、それなりに読むところも見つけてフムフム。
私のコメントに誤植一カ所。「売り手」ではなく「買い手」でしょ。
そういや、ゲラのチェックがなかったなあ。

sunday12_11_18山下修正
flash_20140513

FLASHは、半分くらいが女性の艶めいた写真ですね。
私のコメントを載せた記事が、これで6本目みたいですね。
「限界マンション 住んだら地獄【第3回】」だそうです。
良く続いていますね。第4回はあるのでしょうか?
明日か明後日、電話か取材があるかもしれません。
でも、そろそろネタが尽きる頃だとは思うのですが(笑)。

ペラペラめくっていると「林葉直子 発禁覚悟ヘアヌード」という
袋とじのグラビアページを発見。
元天才女流棋士は不倫騒動から変転の末に重い病にかかり、
余命いくばくもないと聞きました。
まだ元気なころに撮影された「緊縛ショット」というので、
先月の「由美かおる」以来、カッターを取り出して袋とじをピピっと開封。
中身は・・・ご興味のある方は買ってください。
しかしまあ、私くらいのオジサンが相手の企画ですな(笑)。

さて、昨日はバリ島不動産セミナーを開催。
定員10名のところ、9名の方が参加(1名が欠席)。
その後の懇親会にも7名が来ていただき、楽しいひと時でした。
ほとんどの方がブログの読者さん。
いつもの「榊を見てやろう」的なノリもあったと思います。
みなさん、ありがとうございました。
バリ島に現地見学なさりたい方はご連絡くださいね。

その中の1名の方の、最近のエピソードをご紹介しましょう。
この方はつい最近、新築の晴海タワーズ「クロノ」にお引越しになりました。
引っ越し業者は売主ご指定の「引越しのサカイ」。
そもそも、引越し業者を売主が指定する慣行はいかがなものでしょう。
そんなもの、購入者が決めればいいものでしょ。
普通に考えれば、売主にバックがあると疑いますよね。

また、登記を行う司法書士事務所も売主指定というのもヘン。
あんなもの印紙代が実費で、あとは全部司法書士の報酬。
800戸のマンションの登記事務を引き受けたら何千万もの利益。
関西では半額が売主にキックバックされると聞きました。

だいたい売主はマンションを販売することで多大の利益を得ているはず。
なのに登記や引越し費用まで、買い手から余計なお金を
むしり取ろうとするスタンスが、何とも強欲ではありませんか。
こういう悪弊は直ちに改めるべきだと思います。

さて、この方。「サカイ」の会長が社長をつとめる
子会社にエアコンの移設も依頼されていました。
そういう仕組みになっていたので、他を選べません。
見積もり時には、エアコン1台に付き
取り外し・取りつけにあたり2万円で合意。3台で6万円。
ところが、当日やって来た作業員が
「ここは配管工事が複雑なので1台に付き1万5千円、配管延長で3万6千円、配管カヴァーを付けるなら…合計13万円です」
なんと、エアコン3台を取り外し・取り付けで20万円以上。
「そんなの、新品を買った方が安いじゃん」ということに。

こういうのって、現場で断りにくいことを背景にした
ボッタクリ商法と何ら変わらないではないですか。
配管工事もカヴァーも原価なんていくらでもないはず。
「引越しのサカイ」(子会社)というのは、
悪質なボッタクリ業者だったのですね。
そういうボッタクリ業者を指定している売主は、三菱地所レジデンス。

何千万円もするマンションを買った顧客に、
こういうボッタクリ「引越しのサカイ」を斡旋するとは、
三菱地所レジデンス君も困ったものではありませんか。
どう考えても「顧客重視」とは言えませんね。
ちゃんと「チェックアイズ」して欲しいものです。

さて、このお方の不愉快はまだまだ続きます。
引越しして3日目には、オプション工事で取り付けた
ダウンライトの電球が切れてしまいます。
入居して3日目ですよ! 不良品でしょうか?

さっそく、コンシェルジェに知らせました。
「ああ、これは高島屋さんですね。連絡しておきます」
それから1ヵ月。何の音沙汰もありません。電球は切れたまま。
「地所が高島屋に丸投げしてようが、私は地所とオプション契約を結んだのだ」
この方、怒りが収まらないご様子。そりゃそうですね。

南青山高樹町では「契約金額の2割賠償」で潔さを見せた
三菱地所レジデンスも、ザ・パークハウス晴海タワーズでは、
こういう杜撰なお仕事をなさっていたわけです。
「チェックアイズ」とか言っておきながら
電球ひとつもチェックできていなかったのですね。
しかも、後の対応が著しく不誠実。

この業界、三菱地所に限らず「消費者軽視」は相変わらず。
みなさんも気を付けてくださいね。
新築マンションというのは、何千万円もする割には
基本的に「売りっぱなし商品」にされてしまうのです。
たとえ相手が大手財閥系であっても、それは変わりません。
むしろ、大手ほど消費者との目線の落差が大きくなります。

ブログよりも過激な発言をお求めの場合は
私のツイッターをご覧ください。
twitter.com/SAKAKIATS

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。


2014/5/14 14:08 Comments (6)

6 Comments

ブッちん様 こんにちは。

新築マンションの購入に自前の司法書士、
というのは今の日本では無理でしょうね。
購入契約時にそれを条件にできれば話は別でしょうが。
あるいは、あんなもの自分でできますよ。

三菱地所というのは、典型的なエリート集団です。
社内は東大と慶應の派閥争いがあるとか。
「マンションを販売する」などいう汚れ仕事は、
旧藤和系か住販系の兵隊社員にやらせて、
本体出向組はせいぜい企画まで。
基本、クールで冷酷な人々の集う会社。
最近、マンションについては規模の拡大を優先し、
事業方針が迷走しているように思えます。

また、コメントをお待ちしています。

榊淳司

2014/05/15 13:52 | by Sakaki Atsushi

リク様

セミナーのご参加をありがとうございました。
わが家も遠い昔に見積もりを取った覚えがあります。
その時はキティちゃんの壁時計とお米を貰いました。
見積もりはやや高。別のところに依頼すると
「価格は合わせるから」と、しつこく食い下がって来たのが
妙に気持ち悪かったのを覚えています。
まあ、急成長企業には少なからず歪みがあります。

また、コメントをお待ちしています。

榊淳司

2014/05/15 13:47 | by Sakaki Atsushi

まろたんさん こんにちは。

私は一応法科ですから、遠い昔に全文読みました。
全体的には、理想主義が漲っていてよくできています。
しかし、ところどころ日本語がおかしいです。
明らかに翻訳と思えるところもあり、
もっと格調の高い文章に替えるべきかと。
ただし、この憲法の最大の問題は非現実的な「9条」と
偏向に対する高すぎるハードル。
押し付けたアメリカさんも、その直後からさぞ後悔したことでしょう(笑)

それでは、ごきげんうるわしからんことを。

榊淳司

2014/05/15 13:45 | by Sakaki Atsushi

榊淳司さま

寄ってたかって、ぼったくり。
今のニッポン、どいつもこいつも。
ですね。

ヒトゴトだからではありますが、
この程度ですめば、ま・・・。
手込めにされないだけ。

「聴く日本国憲法」というCD付の本を購入。
さっそく日本国憲法を聴いてみました。
憲法の一語一語が耳から入ってきて、
こうだったのか、と新鮮で良い経験でした。

中央経済社の発売、1300円くらいだった。
近ごろ日本国憲法が取り沙汰されてます。
が、私は一度も読んだことがなかったので、
良い機会になりましたわ。

これステマではありません。念のため。
ごきげんよう。

2014/05/15 00:26 | by まろたん

榊さん、こんばんは。
昨日は楽しいセミナー&飲み会でした。

さて表題の「引越しのサカイ」ですが、
以前、家族全員で株主だったことがあります(苦笑)。
2、3年前は株価が安く、配当と優待のお米が魅力でした。
昨年、売却益が出たので、悪く言いたくないのですが、
業者としての信用は?マークです。
6年前、結婚する際に彼女(妻)が引越の見積もりをしたところ、
川崎⇒松戸、一人暮らしで荷物も2トントラックで十分なのに、
提示額はなんと12万。
あまりに高いので、妻が「彼がサカイの株主です」と、
営業マンに言ったところ、10万に変わりました。
それでも高く感じたので、後輩が働いている運送会社にお願いしたら、
自分の引越も含めて5万で済みました(笑)。

株主には社内報も送られてくるのですが、
内容からすると、経営陣はかなり利益率を意識しているようで、
営業マンの見積金額もかなり吹っかけているのではないかと。
ここ10年で急激に伸びた会社で、業界水準からすると、
利益面も素晴らしいのですが、顧客のお財布に優しいかは…。
引越の際は手を抜かず、相見積をお勧めします。
サカイさんは見積をすると、お米をくれるのですが、
それに釣られてはいけませんね。

2014/05/14 19:10 | by リク

こんにちは。
いつも勉強させて頂いています。

今日の内容は我が家にとってあまりにタイムリーでした。
「売りっぱなし商品」というテーマとはいささか
ずれてしまいますが、ここ一か月ほどの間に
三菱地所レジデンス3物件を含む
計5物件(ほぼ同じ専有面積)に出してもらった
資金シュミレーションを比較したとき、
三菱地所レジデンスの3物件だけが他社の物件に比べ100万近くも諸費用が高いのです。
十数万ならまだしも100万近くの諸費用の差が
どこから出ているのか詳細に見比べたら
どうやら登記費用で差が出ていることがわかりました。

物件自体はそこそこ気に入っていたのですが、
三菱地所レジデンスという会社の体質を見てしまったようで
それだけで候補から外そうかとすら考えていたところに
この記事。「やっぱりね」といって良いのか、複雑な気持ちです。

引っ越しではいわゆる幹事会社を使わない方もいるようですが、
新築マンション購入時に、司法書士を自前でというのは、
実際は難しいんでしょうか?

2014/05/14 17:45 | by プッちん

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