中国の不動産バブルが弾けかけているようですね。
メジャーなメディアでもそういう報道が目立ってきました。
これからどうなるのか、さっぱり分かりません。
というのは、中国の場合は我々のような自由主義経済ではないので、
市場の手に委ね切れていない部分が余りにも多いのです。
カンタンに言えば、政府が介入できる余地が大きいということ。
私は1990年のバブル崩壊を目の当たりにしました。
当時、20代の後半で自分の会社を作ったばかり。
同時にフセインのクウェート侵略なんてのもあって、大変でした。
あの時、不動産価格は一気に崩落したかというと、そうでもなし。
私の感覚だと、余韻が1年以上続きました。
株価も、ダダっと下がったようなところもありますが、
グジャグジャとしていたように思えます。
だから、「目覚めたら世界が変わっていた」というようなことは
なかったという記憶を持っています。
もっとも、私が鈍いだけかもしれませんが。
資本主義国であってもそういう軌跡を辿っています。
中国の政府は、バブルを崩壊させたくないはずです。
現に理財商品は陰に回って買い支えているような話も聞きます。
お金なんて、いくらでもあります。
共産党が支配している国ですから、刷ればいいだけ。
普通の国がそんなことをすれば、通貨が暴落します。
でも、あの国は莫大な外貨準備が背景にあり、
レートは実質固定されています。
バブル崩壊を止めるために政府がお金をばらまくことは可能。
実際、これまではそれをやって来たのではないでしょうか。
私はもう、都合4回くらい中国の不動産バブル崩壊が、
途中でウヤムヤになってしまったのを横目で見ています。
今度、また下げ止まったら5回目。
中国共産党にとって不動産バブルの崩壊は、
一党独裁政権の崩壊につながる大変な事象だと捉えているはず。
また、今度も政府が出動してごまかすかもしれません。
それでも、バブルがいつか崩壊するのは避けられません。
こういうごまかしをやっていれば、崩壊した時の破壊力を大きくするだけ。
それを考えると、背筋が寒くなります。
しかし、それは不都合にしろ真実でしょう。
中国の不動産バブル崩壊は、それこそリーマンショック以上の
悪影響を世界中に与えるはずです。
経済だけで済めばよいのですが、あの国の場合は・・・・
政治的な混乱は避けられないでしょうね。
習君が交代するくらいでは終わらないと思います。
中国は、今や世界最大最強の問題国家となってしまいました。
世界第2位の経済規模をもち、数の上では最大の軍事国家。
それが、世界中に害毒を撒き散らす問題国家になっているのです。
そのことを、アメリカのオバマは「見て見ぬふり」をしてきました。
もっと、現実的に捉えるべきだと思います。
アメリカ人は9.11以降の十数年、敵はムスリム過激派だと考えてきました。
パクスアメリカーナをぶち壊すのは、アルカイダではないかと・・・
はっきりいって、違います。彼らには、テロしかできません。
また、彼らの敵意を鎮めるのは簡単です。
イスラエルへの支援をやめればいいだけ。まあ、実質不可能ですが。
しかし、中国の存在はアメリカにとって真の脅威です。
なぜなら、彼らは国家としてアメリカに挑戦しようとしています。
アメリカは、歴史的に中国を誤解してきました。
それは今も継続しているように思えます。
「彼らとは友人になれる」
はい、確かになれます。彼らが弱い時には。
しかし、彼らがアメリカに対抗できると考えるほど力を持った時は、
友人にもパートナーにもなれません。ただの敵です。
アメリカ人の思考は、どこかお人好し的なところがあります。
もちろん、日本ほどではありませんが。
アメリカの持っている素晴らしいシステムを世界に広めよう、
という理想主義的なお考えをお持ちの方が多くいます。
オバマ君が6年前の選挙で見せた理想主義につながるもの。
ロシア人が常に世界は悪人だらけだと考えて行動しているのとは対照的。
はっきりいってオバマ君はこの6年間、対中政策を誤りました。
今も「彼らとは話し合える」くらいに考えています。
間違っていますね、完全に。ただ、彼の任期はあと2年半。
アメリカの大統領にふさわしいのは、やはりジャック・ライアンです。
トム・クランシーの小説の中にしか登場しない人物。
でも、彼のような現実主義者の出現が望まれます。
いまのところ、見当たらないようですが。
どちらに転んでも、あと何十年も世界は中国に振り回されます。
いや、100年以上かもしれません。
今の世界を支配しているルールと、中国人のそれは違いすぎますから。
日本は単独であの国を何とかする力を失いました。
それをできるのは、今はアメリカだけ。
しかし、今のオバマにはまったく現実が見えていません。
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まろたんさん、こんにちは。
私はタブレットを持ち歩かないのでよく分かりませんが、
友人が東芝に勤めております。
私はいつも安物ばかり買っていますが(笑)。
いつも有意義なメールをありがとうございます。
目先忙しいのですが、順次読ませていただきます。
榊淳司
2014/06/14 15:05 | by Sakaki Atsushi榊さま。
生きてますとヒマなようで、何やかやと雑事雑用がありますね。
我が愛用のレグザタブレットが、突如起動しなくなりました。
昨日のことです。
電源ボタンを押せども、全く反応ナシ。
時間をおいて、再度トライするもアカン。
購入2年半。イカれるには、チト早いのでは。
と思いつつも、とりあえず充電しつつ一晩寝ました。
そして今日。
ついさっき、電源ボタンを押したところ、あれ~!。動いた。
正常動作。さすが東芝。流れ石ですわ。
はい、原因は敢えて書きません。笑。
実はもう一台、予備の10インチタブレットがあるのですが、
メーカーは台湾。しかも安物。使いにくい。
やっぱ、ケチったら高くつきますな。
ヤスモノ買いの・・・ですわ。笑。
しょうもないことを書いてしまいました。
前回のブログ記事。
横浜の騒動。住友不動産・熊谷コンビの一件。
榊さまのコメントに加えて書きたいことがあるのですが、
今日は止めときますわ。
たいした感想ではありませんし、タブレットトラブルで疲れましたで。
ごきげんよう。
2014/06/14 14:01 | by まろたんRSS feed for comments on this post.