私は週刊誌を購入して読むことはほとんどありません。
新幹線や飛行機に乗る時は、買う場合もありますが・・・
ただ世の中には奇特な編集者がいて、時々私を取材してくれます。
そういう時は掲載誌を送って下さるので、それを読みます。
あとは、社内吊りの広告を見ながらニヤニヤする程度。
産経新聞に毎週土曜掲載される花田さんのコラムは楽しみです。
さて、この頃は週刊誌も不況の様で社内吊り広告が少なくなりました。
もしくは、先週の月曜はボーとしていて見逃したのでしょうか?
理研クビでは済まされない 小保方晴子「逮捕」の可能性
先週の週刊現代にこういう記事があったそうです。
小保方さん、逮捕されちゃうのでしょうか?
でも、いったい何の容疑なのでしょう?
中身を読んでいないのでよく分かりません。
また、ちょっと思い浮かびませんね。誰か教えてください
ところで今週は、これが大特集に上がっています。
ああ、かわいそうな中国 世界中からこんなに嫌われて
中国のエライさんがエリザベス女王との面会を強要したことが
えらく顰蹙を買っているようですね。
そういや、日本の天皇陛下ともごり押しで会った方がいました。
中国人というのは、嵩に懸かるとそういうことを平気でするのでしょう。
あの国にはあまり成長して欲しくありません。
今ニュースを見ると、アメリカで中国製のペットフードを食べた
犬や猫が大量に死んでいるとか。
かの国は世界中に「害毒」を撒き散らしていますね。
それは、嫌われて当然でしょう。
ただまあ、こんなことが週刊誌のイチトクになっているようでは
この国はいかにも平和だと思いますよ。
小保方さんが逮捕されようが、中国人が世界で嫌われようが、
普通の日本人にとっては何の関係もないことです。
私は、基本的にサッカーを見ません。
今回のワールドカップでは、一試合も見ていません。
完全に寝ていました。試合があったことも後で知るくらい。
興味がないことには無理やり首を突っ込まないのです。
しかし、世の中は大騒ぎしていましたね。
本田という方が何かを言ったとか言わないとか。
「ふーん、そんな人がいるのだ」という私。
昨日、初めてテレビで顔を見ました。ちょっと不遜な顔貌。
サッカーで勝ったとか負けたとかで騒いでいるのも平和な証拠。
だいたい、この国は基本的に何不自由なく国民が生きていますね。
だから最近、私は日本における個人の金融資産について考えています。
一説によれば、その総額は1600兆円だそうです。
この1600兆円って、どういう額だか想像が付きますか。
借金(国債)返済も含めた国の予算を、軽く16回は組めます。
真水だけだったらその倍、32年も組めるんですよ。
つまり、32年間法人税も所得税も消費税もゼロでOK、
という日本国家が出現するのです。
まるでサウジアラビアみたいじゃないですか!
しかし、1600兆円という途方もない額は、どこに眠っているのでしょう?
これって、国民一人あたりにすると1300万円ちょい。
4人家族なら5300万円強ということになります。
これはお金持ちの統計ではありません。全体の「平均」です。
普通の感覚で言えば、5千万円もの銀行預金がある家はお金持ちです。
そんなの、10家族にひとつもあるのかいな、と思います。
でもまあ、株や外貨預金や保険を全部集めたらそれくらい、
という家ならザラにありそうな気もします。
身近な例で、父親が亡くなってから調べてみたら
保有株式の時価はそれを超えていた、なんて話もありました。
つまり、日本は非常にリッチな国なのです、多分。
しかも、安全で清潔。失業者はほんのわずか。
さらにさらに、住宅は余っている!
でも、安くありません。田舎と郊外以外は。
何度も同じことを書きますが、この国の住宅価格が安くなって、
高度な教育を望む子どもたちに廉価でそれを与えられる環境が整えば、
それはもう言うことはないでしょう。
その時には「世界一暮らしやすい国」と見做されるはずです。
今、安倍政権はなんとか経済を回復させようとしています。
従来型の経済成長を、再び日本に取り戻そうとしているのです。
企業に利益をもたらし、それを労働者に配分する。
最終的に個人所得が上がれば、再び経済は成長軌道へ。
それはその通りなのですが、ちょっと無理があります。
企業が利益を上げるための需要が増えそうにないのです。
なぜなら需要者(国民)が高齢化し、数が減るから。
この国の市場は、日々狭まっています。
日本経済は内需成長型ですから、その内需が縮まれば・・・
金融政策や政府支出で一時的にGDPを増やしても、
高齢化と人口減少という基本構造は変えなければ、結局同じ。
そんなことよりも、1600兆円の個人資産を
持っている老人たちに、金を使わせることを考えるべきです。
相続税の課税基準改定なんかもその施策のひとつですね。
おかげで都心のタワーマンションが売れています。
しかし、もっとうまい方法はないでしょうか。
例えば、一人1000万円以上の銀行預金はマイナス金利にするとか。
持っているだけで減価するなら、何かに替えるはずです。
まず、外貨預金か金、あるいは保険。そして株式。
株価が上がれば、不動産価格も連動。高級品が売れます。
ただ、都心のマンション価格は上がっても、
郊外や地方は人口が減っている限り下落基調。
庶民の住むところまでは無くなりません。
1600兆円のうち3%が動いただけでも国家予算並み。
政府が10兆円程度の補正予算を組むよりも、
ちょいと制度をいじって個人の金融資産を引っ張る方が、
よほど経済に対する好影響をもたらします。
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まろたんさん、こんにちは。
1600兆円・・・ほんまかいな、という数字です。
政府は1000兆円ほど借金があるようですが、
この1600兆円があるおかげで騒がれていない気がします。
結局、今のままだといつかは部分デフォルトで
政府の借金を減らすしかないのでしょう。
すこし外れますが、今、曽野綾子の「老いの才覚」を読んでいます。
これでまた、老いや病気への恐怖感が薄れました。
まあ、どうにかなるし、ならなきゃ死ぬだけですね。
凡人の人生ですから。
「いいじゃないの、今が良ければ」
私もそう思います。
目の前にある一日を生きていくだけ。
ごきげんよろしからんことを祈ります。
榊淳司
2014/07/01 13:31 | by Sakaki Atsushi榊さま。
個人所有の金融資産が1600兆円と。
こういうマクロの数字というのは、景気づけには持って来いなのですが、
よくよく考えるとだれの話、みたいな。
ちゃんと検算したの、みたいな。
逆上がりのあと見渡した世界、みたいな。(笑)
鈴木亘さんの著書で、改めて社会保障をおさらいしました。
年金・医療保険・介護保険ですね。再・再・再確認。
やはり、詰まるところ、問題の中核を絞り込めば、
いわゆる「少子高齢化」に尽きるようです。
働き人はいよいよ少数となり、給付を受ける人はますます多数。
2050年ごろピークとなり、その後もほとんど好転せずと。
1人の働き人が1人を支える「かたぐるま」状態が続くそうで。
事ここに至っては、出生率を上げる策では遅すぎる。
今日、出産しても働き人になるまで20年かかります。
間にあわんと。
増税は、どうか?
大増税で集金するのは、どうか?
あまり上げると経済状況がわるくなり、逆に足を引っ張りかねません。
そうすると残る選択肢は、社会保障のカットしかないと。
それも思い切った大削減ですね。
だけど国会議員は「返り血」を浴びたくないし、
年寄りが多いから、先送りとなる傾向はありますな。
「ネコの首に鈴を付ける」なんて、いやや、ゆうてね。
個人資産1600兆円で、九回のウラ、
逆転満塁さよならホームラン、という訳にはいかんでしょうな。
ああ、考えるのがイヤになるわ。
昭和三〇年代に流れていた歌でも口ずさみながら、奇跡を待ちますか。
「いいじゃないの、今が、よけりゃ」
ごきげんよう。
2014/06/30 21:18 | by まろたんRSS feed for comments on this post.