不正蓄財も「白髪三千丈」並だった・・・

俗に「白髪三千丈」といいますね。
支那人は物事を大げさに言いすぎる、ということの喩。
しかし驚きました。
私はまったく知らない周という大物が取り調べを受け、
一族で蓄えた裏金1兆6千億円を押収したとか・・・・

1兆6千億円ですよ!
日本国の一般会計予算・真水部分の約3%もの巨額な資金を
かの国のナンバー9にあたる高官が蓄えていたなんて!
過去に、日本の疑獄事件で取りざたされた収賄額なんて、
たかだか5億やそこらでした。
その3千倍ですからね。まさに「白髪三千丈」。

今の中国は、GDPで日本の約2倍。すげえ経済大国です。
そのうち、アメリカを抜いて世界一になるはず。
それにしても、一人の権力者が不正に蓄財できる額が
1兆6千億円とは卒倒する額です。

そして、彼は単に権力闘争に敗れたことで摘発されました。
不正蓄財の額が多いから、という理由ではないと思います。
権力闘争に負けなければ、のうのうと1兆6千億をせしめたまま。
つまり、権力闘争に勝っている側には1兆6千億以上の
不正な蓄財をしている高官がゴロゴロいる、と見做せます。

もしかしたら、そういう不正蓄財の総額は500兆円くらいに
達しているのかもしれません。
それは、公表されている中国のGDPの約半分。日本の1年分。
あの国では十分にあり得るお話ですね。
しかし、とても先進国の常識では推し量れません。

まず、1兆6千億円は、すべて裏のお金であること。
日本では、1億円の裏金を洗浄するのも大変です。
つまり、政府のエライさんが1億円くらいの賄賂を貰っても、
それを表だって使うというのは大変危険なことです。

ちょっと前に、みんなの党の渡辺喜美が化粧品会社の経営者から
8億円の裏金をもらってエライ騒ぎになっていました。
税務当局が動く、なんて噂も出ていましたね。
もし税金を掛けられたら、それこそ何億円も払うことになります。
8億円でもあの騒ぎでした。周氏はその2000倍です。

今、東京都心や湾岸エリアのタワーマンションを、
支那系の外国人がやたらと買っています。
彼らにとっては、まだ東京の不動産は割安に見えます。
実際、香港やシンガポール、台北などと比べて、
日本の不動産はしっかりと所有権が保護されている割には格安。
中国国内の不動産は、基本的に100年の借地権みたいなもの。
政府が「出ていけ」といえば、涙金で召し上げられます。
それに比べて、日本の不動産は完全な所有権。
私有財産権は世界のどこよりも保護されています。

1億6千万円という金額は、5千万円のマンションを3万2千戸買えます。
2013年に首都圏で供給された新築マンションは約5万戸。
その6割以上を買い占めることができるのです。
もし、本当に買いに来られたら、それこそ大バブルになりますが(笑)。

中国というのは恐ろしい国ですね。
そういう裏金みたいなお金が500兆円くらいあって
その運用先をアレコレと探し回っているのです。
カナダやアメリカには支那人の「愛人村」が点在するとか。
バンクーバーは支那人の建てる趣味の悪い大豪邸
「モンスターハウス」だらけだそうです。

日本にもそういう資金が流れ込んでいます。
首都圏のマンション市場なんて、1兆円分の資金が流れ込んできても
すぐにバブってしまいます。現に今がそうですね。
ここ1年くらいは、多分それくらいのお金が入ってきているはず。

中国人が、日本の不動産を買うのにはほとんど規制がありません。
お金さえ出していただければ、所有権はきっちり確保できます。
管理費や固定資産税を払っている限り、ほとんど問題なし。
日本の税務署は、日本に住んでいる中国人でない限り、
税金を課す権限を持っていません。出所も問いません。
だから、中国の経済拡大が続く限り、今後も資金は流入します。

さて、マクロで考えましょう。
支那の政府高官その他が不正な蓄財をしている通貨は、まず人民元。
この人民元は基本的に支那国内でしか使えません。
東京でマンションを買う場合は円に替える必要があります。
日本の銀行に持ち込めば、特に問題なく両替できます。
もちろん、USドルにも替えることができます。

そのレートは、アメリカによると著しい人民元安。
支那は輸出競争力を高めるのに、人民元を不当に安くしているそうです。
まあ、それはいいのですが、問題は外国通貨に換金できる
人民元を発行しているのは、中国人民銀行だということ。
もちろん、共産党の支配下にあって、その注文通りに発行します。

支那は、人民元の価値を担保するためにアメリカの国債を
全部で1兆7千億ドルくらい保有していると言われています。
日本円にすると170兆円くらいでしょうか。
日本の銀行が喜んで人民元と円を交換する元は、コレです。
そして、支那がテキトーに人民元を増発しても、
世界に不安感を与えない安心材料もコレ。

リーマンショック後、アメリカもヨーロッパも通貨を増発しました。
もちろん、中国政府も強力に人民元を垂れ流しました。
多分、西側の調査機関が考えている以上に発行しているはず。
でなければ、一高官が1兆6千億円もせしめることはできないはず。
私が思うに、人民元は潜在的な通貨の危うさを含んでいます。

ところで、アベノミクス以後の日本も「異次元の金融緩和」で、
遅ればせながら通貨大量発行に追随しています。
しかし、世界の流れはどちらかというと手じまいへ向かっています。
今ようやくアメリカがQE3終了のタイミングを測り始めました。

ただ、ちょっと手遅れかもしれません。
今や世界中で「カネあまり」が目立ってきました。
東アジアでは、全般に不動産がバブル化しています。
東京都心もその流れの末端に加えられつつあります。
さて、この先どうなるのか?
私には見当もつきません。

ひとつ言えることは、バブルは長くても3,4年です。
特に、衰退国家の首都である東京の不動産バブルは、
どう見ても3年は続かないと思えます。
私から見ると、今でちょうど1年経過。

そして、消費税増税による反動減の影響も見え始めてきました。
実際、日本国内でバブっているのは都心の不動産と
建築作業員の人件費くらいのものです。
一般の消費者はいたってクール。というか収入は実質減。
財務省主導でいくら好景気を装っていても、
そろそろ地金が見え始めてきている時期ではないでしょうか。

さて、レポートの更新情報です。

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2014/8/1 16:24 Comments (4)

4 Comments

二児の母さん、こんにちは。暑いですね。

私は三流の広告代理店にコピーライターとして2年半勤務しました。
その後、広告プロダクションを20数年経営。
やっていることは、しごくカンタンなことでした。
それを小難しく飾り立てるのが広告というものですね。
さんざん苦労して、創ったものがこれかよ、と思う日々。
まあ、ほとんどがマンションの広告でしたから「底が浅い」のでしょう。

バンクーバーはリッチなチャイニーズにすっかり汚されたようです。
私はニューヨークに行ったことがありません。
このままでは、生涯行くことはなさそうです。

夏休み、ガキどもは家でゴロゴロしてますね。
私は日中いないのでさしたる負担は感じませんが、
カミさんたちは大変なようです(笑)。

僕は昔から物事を他人とは違った捉え方をするようです。
だから、ずっと「変わっている」と思われています。
これはどうも生まれつきで、訓練によってそうなれるかどうかは分かりません。
もっとも、実家が古本屋だったので子どもの頃から普通の人よりも
たくさんの本を読んできました。

子どもの頃、悪事を働くときに作戦を立てるのが私の役割。
リーダーシップはないのですが、参謀は務まりました。
今でも、悪巧み(企画)は大好きです。
まわりの人のために、金儲けの企画をいくつも授けるのですが
それを実行する例はほとんどありません。
私も自分のために様々な企画をたてて実行してきました。
ご存じの通り、ほとんど成功例はありません。
まあ、この「榊淳司」の運営がささやかな成功例のひとつでしょうか。

私のブログは、あまり多くの読者がいるわけではないのですが、
セミナーでお会いする人々やコメントをくださる方の
知的水準はかなり高いと感じています。
実際、セミナーで名刺を交わすと卒倒しそうになること度々(笑)。
読者の中には嫉妬に狂うストーカーもいるのですが、まあノイズです。

これからも、時々コメントをお寄せください。
楽しみにしております。

榊淳司

2014/08/05 13:38 | by Sakaki Atsushi

榊様、こんにちは。
先日は私へのコメントに対して、とてもご丁寧な返信を頂き、どうもありがとうございました。
お礼が遅くなってしまい大変失礼しました。(子供の夏休みなんて二週間くらいで十分だと思いませんか!)

私も過去に広告業界で稼いだ時期がありましたが、こんなヤクザな商売はやくおさらばしたいと思ったくらいで、榊様がおっしゃるような「底の浅い」業界という発想はありませんでした。
あの頃に「底の浅い」業界という見方をしていれば、もっと違う形で独立したかもしれません。。。
右に曲がるか左に曲がるか、無意識であれ、選んだのは自分ですから、自己責任で司法書士になるため頑張ります(苦笑)

榊様の視点(ものの見方)にはいつも目からウロコといいますか、とても参考になります。
私も榊さまのような捉え方ができるよう訓練しないと・・・といつも思ってます。(訓練すればできるものでもないかもしれませんが)

ところで、カナダに移住した友人からつい最近聞いたのですが、彼女のお友達は年収4000万ある医者であるにもかかわらず、バンクーバーの不動産は高過ぎて、家を買うことができない(あきらめた)ということでした。
バンクーバーといえば世界で最も住みたい都市として有名ですが、年収4000万で家を買えないなんて、驚いてしまいました。

彼女とは20代の頃、ニューヨークのダイアモンド街に繰り出し、ユダヤ人に混じって朝食を食べた思い出があります。
もちろん観光客などおらず、何とも不思議な体験でしたが、あんな場所にわざわざ朝ご飯を食べに行くなんて、私も若かったなあと思います(苦笑)
世界中どこを探しても、日本みたいに平和な国は無いかもしれませんね。

2014/08/05 10:09 | by 二児の母

まろたんさん、こんにちは。

暑いですね。嫌いな冷房を入れました。

内閣改造なんて、私は何の必要性も感じません。
自民党内の入閣希望者を慰安するための改造でしょう。

支那は夜郎自大になっていますね。
こういのって、反動が来るときついもの。
韓国人は世界中で嫌われ者になっていますが、
支那人もまっすぐにその道を突き進んでいます。
まあ、私の生きている内に連中の没落をみたいものです(笑)。

西への小旅行を楽しんでください。
えろう、あつおすでえ。

ごきげんよう  榊

2014/08/04 12:52 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

中華には呆れますね。
日本が、ごっつうマトモに思えてきます。

国政の当面の関心は、内閣改造のようです。
どのように料理するのか。
ま、満点なし。両刃のやいば、ですから。

次いで沖縄県知事選。
乱戦・苦戦のすえ、荒っぽい展開の様相です。

そして増税の決断。
諸説紛々でありますが、今年の一大事です。

当節、この国のタミの関心は「景気」のみ。
総出で待ちかねる「景気暮らし」。

景気さえ良くなれば、内閣改造も知事選も、へったくれもない。
なにもかも、全部ぶっ飛んでしまう。
そんな強い風圧を感じますね。

「景気は、すべてを癒やす」
まさに、やはり、ですか。

夏、まっ盛り。
が、暦のうえでは、もうすぐ「立秋」。
一瞬、はっとします。

ほんの数日、西のほうへ、小旅行に出掛けますわ。
ごっつう、あついけんね。
ごきげんよう。

2014/08/03 11:16 | by まろたん

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