私が「榊淳司」として、このブログを本格的に始めたのは6年前。
すぐにあるお方の目に留まり、日経マネーでの連載が始まりました。
連載期間は2年。懐かしい日々です。
始まって半年ほどで、本業だった広告屋を半ば店じまい。
ちょうどリーマンショックの後の大不況期でした。
その後、マンション購入希望者を対象とした
小規模なセミナーを開催するようになりました。
ただ、最初はこちらにも戸惑いがありました。
わたし、他人様に物事を教えた経験がほとんどないのです。
というか、教えるような中身もなかったものですから。
広告屋時代には、プレゼンテーションというのをさせられます。
広告の表現案をスポンサーに説明するのです。
だいたい、相手は3,4人なのですが、時に大きな会議室で
20-30人くらいを相手に話すこともあります。
まあ、こっちは「不動産屋はバカばかり」と呑んでいますから、
それなりにこなすことができました。
でも、セミナーは違います。
どんな方がいらっしゃるのか分かりません。
それに、参加費もいただいています。
ヘンな印象を持っていただくのは、とても不本意。
いちばん最初の時には、すごーく緊張しました。
あれから約5年。セミナーはすでに20回くらいやったでしょうか。
最近は、すっかり慣れて緊張しなくなりました。
むしろ、適度な高揚があって快感ですらあります。
人間、変わるものですね。自分でビックリします。
広告屋時代、社員を雇っていたことがあります。
ある男性社員が、結婚することになりました。
「おめでとう。結婚式には喜んで出席するよ。でも、主賓挨拶だけは勘弁してくれ」
そう言っておいたにもかかわらず、やらされました。
実家の面々が「お前の社長を出せ」と譲らなかったのです。
やりました。それで、大失敗。
喋りの方は、なんとか。感動的なスピーチとまではいきませんが。
でも、新郎新婦を立たせたまま、最後まで喋ってしまったのです。
生涯、記憶が消えることのない大失敗。
Y君、ごめんね。いまでも思い出すよ。
今、頼まれたら、あの時よりかは数段上手く喋るでしょうね。
でも、主賓として呼んでくれるような若人は、まわりに1人もいません(笑)。
その代わりといっては何ですが、定期的にセミナーを開きます。
次は9月16日火曜日の「バリ島不動産セミナー」。
ちょうど去年の今頃、私はバリ島に行きました。
現地で不動産業を営む八神氏に、まる4日間不動産を見て回る
まさに「弾丸ツアー」でしたね。
毎日、汗だくになって素敵なヴィラを見て回りました。
夜はホテルに帰って、ビールを飲んで寝るだけ。
翌朝は9時半か10時に八神氏がロビーにお出迎え。
ホテルのプールにだって、一度も入りませんでした。
ランチは、ローカルさんが行くような街の食堂。
100円くらいのナシチャンプルとミネラルウォーター。
夜は、それなりに美味しいものを食べに行きました。
いろんな人に会い、25年ぶりに英語をたくさん使いました。
しかし、バリはいいところですね。
ああいうところで、10年くらいゆっくりと暮らしたいもの。
「そんなこと、よほどお金がないと無理でしょ」
なんて考える人もいるでしょう。
でも、そんなにお金は要りません。
2千万円もあれば十分。しかも、その金は減りません。
www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20140314/ecn1403141802004-n1.htm
バリの不動産価格は、毎年少しずつ上昇しています。
あの島の景気がいいから、というのもありますが、
要は世界中から景気のいいお金が流れ込んでくるから、
というのが実態でしょうね。
「もう上がりきったのではないか」と、多くの方がおっしゃいます。
違いますね。まだまだ上がるでしょう。
私はよく、「バブルの4合目ですよ」と申し上げます。
まだ、あと6合分は残っているのです。
ここ1年ちょっと、東京都心の不動産がよく売れました。
その理由は何だと思いますか?
実にカンタン。「安い」からです。
誤解の無いように申し上げると、私から見れば「高い」です。
でも、世の中には色々な価値観があります。
自分の偏狭なものの見方にこだわっていれば、
物事の本質を見誤ることになります。
例えば、シンガポールの超一等地では、
マンションの価格は坪4000万円だそうです。
東京では、どんなに高くてもせいぜい坪600万円から800万円。
どうです、「安い」でしょ。
だから、華僑系のお金持ちがやってきて、
都心の一等地で売り出されるタワーマンションを買い漁ったのです。
それで、まだ資本主義社会が分かっていない大陸系のお方は、
埋立地の湾岸エリアも都心と勘違いしてたくさん買いました。
「オリンピックが来るから値上がりする」という
単純で稚拙なセオリーにのっかったワケですね。
支那系の方が、東京の不動産を「安い」と考える理由の一つは利回り。
台北やシンガポールの一等地では、マンションの利回りがよくて2%。
下手をすれば1%か、それ以下。
実はコレ、私の感覚では完全なバブルです。
でも、そうとは思わない方がいるから、売れています。
ところが、東京の場合は一等地のマンションでも3%から4%。
「エ、あの東京で3%も回るの。安いじゃん」となるのです。
だから、連中はガツガツと買ってくれます。
ところが、バリ島の不動産の場合、3%なんてものじゃありません。
うまくいけば20%以上で回ります。
しかも、控えめに見て年間1割程度は値上がりします。
そういう物件が、ゴロゴロと転がっているのです。
需要もあります。
毎年、バリを訪れる環境客は増えています。
これは多分、雪だるま式に増えます。
なぜなら、たいていの方は一度行くと好きになるからです。
その内、「住んでみよう」と考える人も多いのです。
だから、ヨーロッパ系の方向けのヴィラが増えています。
セミナーでは、私たちはかなり控えめに言います。
「この物件の想定利回りは15%です」みたいに。
実はそれ、年間6割程度の稼働率で計算しています。
365日の内、300日稼働すれば30%、なんて物件はザラ。
しかも、そういうケースはたくさんあります。
「為替リスクが心配」という方もいます。
でも、ヴィラの宿泊料はドルベースだったりします。
つまり、せいぜい円とドルの為替変動リスクがあるくらい。
逆に円安になれば、利回りが跳ね上がったりします。
まあしかし、いいことだけでもありません。
建築技術が日本並みとはいきませんから、トラブルが多いのも事実。
そういうことを避けたい方には、八神氏たちが現地の
日本人建築家に依頼した「ジャパンクオリティ」のヴィラも
今回のセミナーではご提案できます。
想定利回りは若干落ちますが、まずは安心。
八神氏というのは、バリに住んでもう2年です。
現地の不動産事情に精通しているばかりか、
買っていただいたお客様から何物件も管理を委ねられています。
また、現地スタッフもかなり優秀。
ああ、私も早くリタイアしてバリに住みたい。
次回のセミナーは9月16日火曜午後6時半から。場所は八重洲。
定員は10名ですが、現在お申込み6名、参加確定2名という状況。
いつもの通り少人数で和気あいあいとやりたいと思います。
終了後は希望者を募って近くの居酒屋に繰り出す予定。
お一人3000円くらいのワリカンになろうかと思います。
開催日時:2014年9月16日(火) 午後6時30分より
開催場所:ビジネストランスファー会議室(JR「東京」駅から徒歩1分)
(東京都中央区八重洲1-8-17 新槇町ビル6階)
参加費用:お一人様 1,000円(税込) 定員10名 定員になり次第締切
9月8日追記:その後、定員に達しましたので、現在募集は行っておりません。
キャンセル待ち等については別途ご連絡ください。
実は、この次のセミナーも用意しました。
名付けて、
これについては、次回じっくりとご説明します。
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夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
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