それにしても・・・盛り上がりませんね、今年の新築マンション。
去年の今頃はD社系を中心に、値引き、値引きのオンパレード。
それに比べて、今年は物件数が少ないせいか、派手な値引き話が聞こえてきません。
でも、実は水面下ではあちらこちらで値引きが行われています。
最近、このブログで告知をしなくなったのですが
私の行っているメールの「無料相談」には、
「○○○マンションで00%の値引きを引き出しました」という
声が数多く寄せられています。
多くの相談は「それで買ってもいいでしょうか?」というものです(笑)。
ご相談を寄せられる多くの方は、
「新築マンションは一律に・・%まで値引きができる」
という誠にミョーな固定観念をお持ちです。
少し考えれば分かることなのですが、
「・・%までだったら値引き可能」というような数値はありません。
みなさん、学校時代から苦しめられてきた(?)、
ペーパーテストの呪縛から開放されていません。
およそ、世の中の物事で「答え」があるものなど、ごく少数。
いつか書いたとおり、人間の科学ではこの世のことの5%も分かってないのです。
ただし、経験則や分かっている限りの科学的な法則に当てはめることは可能です。
まず、モノの価格というのは「需要と供給の関係」で決まります。
世の中にモノが余っている時には、買いたい人が「買ってもいい」と思う価格。
モノが足りない場合は、売りたい人が「売ってもいい」と思う価格。
これはマンションでも同じこと。
みなさんが間違う原因は、マンションが表向きは「定価販売」だからです。
もし、その定価で売れるのなら、何も値引きをする必要はありません。
売れないのなら、買う人が「買ってもいい」価格まで値引きしなければなりません。
このチョー当たり前のことを知ってか知らずか「いくらまで値引きできますか」と
単刀直入に私にお尋ねになる方が、あまりにも多い(笑)。
さらに、話をややこしくしているが、この「需要と供給の関係」に
真っ向から逆らった高値を付けているにも関わらず
ほとんど値引きに応じず、モデルルームにやってきた方に
「この価格が正当であり、今後も一切値引きしません」といいきる
マンションデベロッパーがいることです。
そうなると、買う方とすればその価格で買わなければなりません。
それで、全員がソッポを向いて「それなら買いません」とやればいいのですが
ごく少数、買ってしまう方がいるのです(笑)。
そうすると、売り手のマンションデベも「これが市場価格だ」と勘違いします。
全体の20%しか売れていないのに、残りも80%もその価格で「売れる」と、
あまり科学的でない強気の予想を立ててしまうのです。
ところが・・・市場は厳粛です。
そのままの価格では、残りの80%は、多分半永久的に売れないでしょう。
なぜなら、周りに同じ条件でありながら、
なおかつ「市場価格」で売り出されるマンションが出てくるからです。
まさに、「市場化」という現象ですね。
そうなれば、どうなるのか?
当たり前ですが、残り80%は値引きをしないと売れません。
実際、ほとんどのケースは値引きとなります。
ということは・・・「今後も一切値引きしません」という発言はウソだったことになります。
「大手の○社だから・・・」と信じて、最初の価格で買った方は、
とんだバカを見せられたことになりますね。
こういうことを、決して他人事だと思わないでください。
これは、現に今起こりつつあることです。
今後も、頻繁に起こることが予想されます。
そういう恐れのある地域は、だいたいが都心エリア。
特に、マンションがニョキニョキと立っているようなところはキケン。
みなさまをそういうエリアでのマンション購入で失敗させないために、
またもや如月さんが渾身のレポートをまとめてくれました。
今回の対象エリアは、何と・・・「東京都中央区」です。
今回は、全部で60ページと、いつもよりボリュームアップ。
したがって、お値段も4960円とさせていただきました。
これを読めば、このエリアのマンションをどう選び、
どくくらいの価格を目安に買えばいいのか一目瞭然です。
どうぞ、ご活用なさってください。
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