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榊 淳司オフィシャルブログ

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2023/2/14 16:54 | メルマガ発信 | Comments (0)

マンション市場が、ちょっと嫌な感じになってきました。
中古の在庫がじわっと増えてきています。それでいて
成約数は増えていないどころか、減少気味。
つまり、これは先行きに断崖絶壁が待っているかも・・

新築マンション市場もあまり冴えませんね。
都心はまだ少し動いていますが、ちょっと郊外へ行くと
かなりの停滞感です。純粋な郊外はフリーズ状態。
大阪京都もそんな感じ。動きがあるのは都心だけ。

そもそも、この10年の異次元金融緩和で上がり過ぎ。
その割には、個人所得はなだらかに減少しています。
おまけに消費税を2回も上げてしまいました。
あれは実に致命的でしたね。日本経済を殺しました。

岸田君が政権を担って1年半になりますが、
あのオッサンには経済政策と呼ばれるものはありません。
多分、自分が3度も不合格になった東大法学部に
すんなり入って優秀な成績で卒業した
財務官僚に対して「聞く力」を発揮しているのでしょう。

つまり「変わったことは、何もやらない」政策。
ご本人も「新しい資本主義」などと宣った割には
中身が空っぽであることが、すっかりバレました。
あのオッサンにはそもそも、自分のアタマを使って
何かを構想することは無理なのだと思います。

そう考えると、今後の日本経済は財務省が主導します。
彼らのアタマの中にあるのは「税収を増やすこと」。
すなわち、増税路線ですね。先日、それが出ていました。
もし、増税となると日本経済はますます活力を
失うことになるでしょうね。財務省太り、国は枯れる。

今年は世界不況です。その波がひたひたと近づいています。
何かのキッカケがあると、一気に不況色が広がります。
つまり、リーマンショック級の大事件が起こると、
世界は一気に大不況に陥ってしまうのですよ。

・中国で地方政府が次々とデフォルトになる
・韓国か、他の新興国で通貨危機が発生する
・欧米の大きな金融機関が経営破綻する
・米中がガチの冷戦をおっぱじめる
・中国が無謀な「台湾有事」を仕掛けてくる

まあ、考えられるのはそんなところですね。
このうち、何が起こっても不思議ではありません。
「台湾有事」だけは、あっても数年先でしょうが。

多分、アメリカのインフレは今年後半に落ち着きます。
ところが、日本のインフレは来年も続きそうです。
そうなれば、日本はスタグフレーションですね。最悪。
日本の不動産市場は来年から再来年あたりが最悪期かも。
需給から考えると、とっくに下落してもいいはずですから。

本日の動画 ↓

2023年3月4日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約8年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:3月4日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(1月)は多少待ち時間が発生しました。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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今日は日銀の新しい総裁が大ニュースでした。
雨宮でも中曾でもない「植田和男」という学者。
果たして、このお方は黒田東彦がまき散らした
「異次元金融緩和」という毒をどうなさるのか?

日銀プロパーである中曾や雨宮はどうやら、
「逃げたらしい」気配が漂っていますね。
だって、誰がやってもうまくいかないでしょ。
いっそのこと黒田君に3期目をやらせれば
面白かったかもしれませんね。

超秀才の黒田君と開成落ちこぼれの岸田君では
ちょっとソリが合わなかったのかもしれません。
しかし、この人事はかなりのサプライズでした。
月曜の株式市場やドル円がどう反応するのか?

どっちにしろ、異次元金融緩和は止めざるを得ません。
そこを「急ぐ」のか、日本らしく「緩慢」に
やるのかは、この新総裁のお考え次第ですね。
ただ、岸田君と打ち合せができているとも思えず。

そもそも、岸田君は経済・金融を分かっていないでしょ。
また、何年も外務大臣やったのに、外交すらも
分かっていないかもしれませんね。だって、
未だあの林芳正を外務大臣に据えていますから。

ところで、この春の統一地方選挙は自民党が
歴史的な惨敗を期すかもしれません。
そうなれば「岸田ではあかんで」となるはず。
5月の広島サミットの後は政局かもしれません。
しかし、「代わり」が見当たりませんね。

官邸の力が弱れば、日銀はより「自由」になります。
新総裁の植田君は、学者上がりです。私が知る限り、
黒田君のやらかした異次元金融緩和は
今の経済学のどの理論にもそぐわないですね。

で、学者なら学者らしく、今の経済学の理屈に
あわせた政策を採ろうとするはずです。
ただ私、今の経済学の流行りを知りません(笑)。
まあ、過去の経済学もよー知りませんけど。

10年前は勢いがあった「リフレ派」は、
黒田君の失敗によって、すっかり力を失いました。
今は何が流行りなのでしょうかね・・
ただ、はやりだからと言って正解ではありません。

経済学というのは、学問じゃありませんぜ。
ちょっとだけアカデミックな占星術みたいなもの。
だから、誰にも正解なんて分からないのですよ。
まあ、やってみるしかありませんね。

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「史記」の列伝「陳勝呉広伝」の一節に、陳勝が「庸耕」
している場面があります。ひと休みしているとき、仲間に
「ワシが金持ちになったらええ思いさしたるで」と言うと
そいつが嘲笑って「お前は庸耕している身で、なんで
金持ちになれるんかい」と言われてしまいます。

「庸耕」というのは、雇われて他人の畑を耕すこと。
今で言えばサラリーマンか、日雇い労働者ですね。
紀元前2世紀ごろの中国でも、他人に雇われている
という身分は、決して褒められたものではなかった‥

今の日本では、サラリーマンはごく平均的な職業。
20代から50代の男子では、サラリーマンではない
人の方が圧倒的に少数派ですね。サラちゃんが普通。
しかし、サラリーマンはつまらないですね。

今の小学生の「なりたい職業」のナンバーワンが
男女ともにサラリーマンだったりします。
そういう記事を読むと「この国の将来は暗い」と思います。
この国で、サラリーマンが多数派になったのは、
高々この100年くらいのことではないでしょうか。

さらに言えば、サラリーマンの99.99%はなんてことのない
人生に終わります。多分、大半の人が幸せではありません。
なんでそんな職業になりたがるのか、意味不明。
多分、自分の親がサラリーマンだからでしょう。
日本の小学生は、かなり想像力が貧困ですね。

サラリーマンのいいところは、いったんなってしまえば
毎月決まった額かそれ以上の給料がもらえること。
会社がつぶれない限り、それが続くことですね。
会社が大きければ大きいほど、その安定感は増します。

個人で生きている場合‥私なんかこの33年ほどそうですが、
毎月決まった収入があるわけではありません。
うんと儲かる時もあれば、マイナスの月だってあります。
でも、日常的に出ていくお金は一定以上です。

多くの人がサラリーマンになりたがるのは
その「安定」を求めているからに他なりません。
「来月はいくら稼げるか分からない」となると
多くの人は、その不安に耐えきれなくなるのでしょう。

多分、サラリーマンと乞食は「三日やたら止められない」(笑)。
ちょっとオーバーでしょうかwww。ただ、サラリーマンを
10年以上やってやめる人は、よほど勇気がありますね。
大抵の起業成功者は20代で始めていますから。

私から見れば、サラリーマンは現代の「奴隷」ですよ。
ああいうつまらない生き方のどこがいいのか理解不能。
人間は好きなことを言って、好きな仕事をして、
嫌な奴は遠ざけて、気の合う連中とだけ付き合いながら
生きるのが普通ではないですか。私はそうしています。

大きな組織に属しているからという理由で、
エラそうにしている人をたまに見かけますが、しょーもな。
そう言う人ほど、その組織に所属しなくなったら
誰にも相手にされなくなります。サラリーマンはそれ。

しかし、サラリーマンは日本人の多数派です。
その価値をほとんど認めない私の考え方は少数派。
だから私はこういうところでほざくしかありません(笑)。

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