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※順不同・敬称略で掲載しています。

昨宵は豊洲の素敵なお店で読者さん3人と飲んでいました。
リゾート系の不動産屋さんとオーストラリア人とその美しい日本人の奥様。
四方山話で大いに盛り上がり、めちゃめちゃ午前様。
でも、雪が降らなくってよかった。
私はオーストラリア人と突っ込んで話したことはほとんどありませんでした。
しかし、昨日はたっぷりとお話を聞けて、すごーく興味深かった。
私の世代がもっているオーストラリア人のイメージは「ミック・ダンディ」。
オーストラリアからいきなりニューヨークにやってきて
道で出会う人みんなに声を掛けて握手を求めます。
「Hey! I’m Mike Dundee come from Australia.」
映画「クロコダイル・ダンディ」のワンシーン。
「僕たちはあれが普通のオーストラリア人だと思っているんだよ」
というと、同席の不動産屋氏も激しく同意。
件のオーストラリア人は大笑い。「全然ちがうよー」
ああいうのは、少しはいるみたいだけれど・・・みたいな。
あと、オーストラリア人はオランダ人並みにケチなんですって。
ちょっとビックリしました。とても大らかなイメージですけどねえ。
25年くらい前にインドネシアを旅行した時、
そこらへんをウロウロしている白人旅行者の7割くらいはオージー。
見ているとすぐに分かります。
まず身体がでかい。男も女もすごく大きいのです。
明るくて陽気。仲間どうしでワイワイ騒ぎながら歩きます。
よくいうと賑やか。悪く言うとヤカマシイ連中。
大声で笑い、大げさに驚き、ゼスチャーも大きい。
英語を聞いていると「ダイ」「ダイ」というのがよく聞こえます。
そして、男は必ずズボンの後ろポケットに缶ビールを突っ込んでいます。
「ガサツな連中」という印象でしたが、イメージは悪くはなかったです。
何といっても分かりやすい。ちょっとアメリカ人と似ていました。
私のイメージだと、アメリカ人よりも陽気な感じでしたね。
空港で待ち時間を過ごす時、彼らといろいろ話したのを思い出します。
「君たちの仕事は?」と聞かれたので、めんどくさいから
「オフィスワーカーだよ」と答えました。
「週に何時間働くの?」
「うん、決まりは40時間だけど、まあ50時間から70時間かな」
「え、今なんて言った。50時間から・・」
「70時間だよ」
「17時間じゃないよね?」
「ちがう、70時間。よくあるよ。月に2回くらいかな」
そのオージーは大げさに驚いてみせます。
そしてすぐに仲間たちに向かって大声で知らせるのです。
「おい、聞いたかボブ。この日本人たちは1週間に70時間も働くんだとさ」
歓声があがって、オージーの男女が我々に群がっています。
「70時間! 君たちはいつ寝るんだ?」
その時に聞いた連中の労働時間は、せいぜい
20時間から30時間だったように記憶しています。
「それで、君らはいくら稼いでいるのだ?」
ドル換算で額を言うと、ヘンな顔。
「たいして稼いでいないじゃないか?」という表情。
「僕は週に・・時間働いて・・・ドルだ」
そのオージーはとても嬉しそうにそう言いました。
「それは素晴らしい。俺たちはどうしていっぱい働いているのに、あまり稼げないんだ。君たちが羨ましいよ」
僕がそう言って大げさにおどけてみせると、これがまたバカ受け。
まわりのオージーたちに声をかけて
「おい、さっきのをもう一回言ってくれよ」
まあ、こんな感じ。お互いにビールを飲んでワイワイ。
連中は「金持ち」だと思っていて日本人の若いのが
普段は奴隷のように長く働いて、あまり稼げていないという事実に
すっかり気をよくして、愉快がっていました。
私もテキトーに合わせて、何度も嘆き、連中を羨んでみせました。
でも、大まかには事実です。
日本人は、長く働くわりには稼げていません。
さて、前振りが長くなりましたが、今日の本題。
そうなのです。日本人の長時間労働はちっとも美徳ではありません。
長く会社に滞留することは、その人が「仕事ができない」証拠です。
日本人は、もっとそういう合理的な価値観を持つべきです。
上記のエピソードについては、実に数値でその裏付けが取れます。
2013年の1人当たりのGDPをみると、オージー達は世界5位で646万ドル。
日本はというと、28位で385万ドル。オージーたちの約6割。
僕たちは彼らの6割しか稼げていないのです。
それだけではありません。
日本人の年間労働時間は1728時間に対して、オージーは1693時間。
彼らの方が2%ほど少ないのです。でもこれにも裏があります。
日本の数字は多分、事業所が届け出た労働時間だと推定できます。
会社は社員の「サービス残業」まで申告するはずないでしょ。
さらに、残業手当の付かない役職者は、全員一日8時間換算のはず。
この1728時間は実体の8割程度も反映しているかどうか・・・・
仮に8割で換算すると、オージーの労働時間は日本人の78%。
もっと突き詰めて考えましょう。
1時間当たり生み出すGDPをはじき出します。
日本は、年間2160時間働いていると換算して1782ドル。
オージーはそのままの数字を使って3815ドル。実に倍以上も違うのです。
日本人のみなさん、これを恥じてください。
我々は実に非効率的に長時間働き、疲れ、弱り、人生を失っています。
私が見ている限り、オージーたちは実に楽しそうに生きています。
何よりも、時間もお金も豊かではありませんか。
国土も広く、資源にも恵まれています。
おまけに、少し働いてたくさん稼いでいます。
どうしてこの差が生まれているのか?
いちばんの違いは、労働に対する文化や考え方です。
昨日飲んだオージーが言っていました。
「オーストラリアンは短く働くことが良いことだと考える。短ければ短いほどいい。一日に2時間か3時間がベストだ」
なんと、日本人とは真逆の価値観ですね。
みなさん、まわりを見てください。
実質的に2時間か3時間分しか仕事をしていないのに、
8時間以上オフィスにいるか外で「業務」をしている人、いますね。
なのに、そういう人の役職が自分よりも上だったりもしませんか?
あるいは、毎日毎日深夜残業をしているのに、
あまり成績がパっとしない人はいませんか?
年中「忙しい、忙しい」といいながら、涼しい顔をしている人の方が
仕事が出来て実績が上がっている、なんてことはありませんか?
あるいは、自分がその涼しい顔の人かもしれませんね。
毎週、「これは何の意味があるのだ」という会議が多くありませんか?
私は、日本のあらゆる社会組織にもっとも欠けている価値観は
「合理主義」だと考えています。
目の前の仕事を短時間で終わらせるにはどうしたらいいのか?
目標に到達するための最短コースはどこなのか?
今のルーティンワークに無駄はないのか?
その会議の目的は何か? 何を決めなければならないのか?
その発言は何のために有益なのか? その役職の使命は何か?
いろいろなところで、日本人は「まあまあ」とごまかしてしまいます。
無駄な業務、無駄な会議、無駄なホーレンソー、無駄な朝礼・・・
意味のない仕事をして、みなでダラダラ会議をして、
要らないところまで報告させて、むやみと拘束時間を長くする。
多くの非合理的なビジネス慣習は、既得権者の立場を守っているだけです。
頭の回転が速くなく、物事を合理的に突き詰められない上司が、
恥をかいたり責任を追及されないためのシステムだったりします。
そういった悪習が積み重なって、日本全体を非効率的にしているのです。
日本人は労働を善だと捉えています。
長い時間を働くことは、いいことなのです。
その勤労観は悪くないと思います。勤勉は確かに美徳です。
しかし、効率よく時間を使う合理主義的な価値観や行動を
もっと尊重すべきだし、今のように蔑むことは止めるべきです。
「アイツは合理主義者だから」といういい方は、
褒め言葉になっていないのが今の日本人の感覚ではないでしょうか?
合理主義→冷徹→人間的でない→嫌な目に会うから近づきたくない
あまり合理的でなく、浪花節的に生きている方はこう考えます。
でも「なあなあ」でやっていると、いつまでもオージーに勝てません。
別に勝つ必要はないのですが、彼らくらいに明るく陽気に楽しく
人生を過ごすためには、今のやり方を見直すべきでしょうね。
ちなみに私は今、だいたい1日に7時間くらいしか働いていません。
それでも長いと感じています。でもそれくらいは働かないと、
いろいろな業務が前に進みません。時に、土日のどちらかを使います。
ひとりなので、私が最善と考える合理的手段を用いています。
アホな上司もウルサイ顧客もいませんが、賢明な読者諸氏がいます。
みなさんに「これを読んでよかった」と思っていただけるものを、
日々の努力で生産しているつもりです。
英語で言えば Making something out of nothing.
さて、レポートの更新情報です。
最近、東京のタワーマンション市場を見て回りました。
少しだけ販売に陰りが出てきたように思えます。
湾岸エリアも一時の勢いを失いましたね。
あとは、このバブルがいつどういう風に終わるのかでしょうね。
【Ⅰ港区エリア】 ■アークヒルズ仙石山レジデンス、■グランドメゾン白金の杜 ザ・タワー、■シティタワー麻布十番、■東京ベイシティタワー、■クレストプライムタワー芝、■インプレストタワー芝浦レジデンス、■GLOBAL FRONT TOWER、■クラッシィハウス芝浦、■ベイクレストタワー、 【Ⅱ 純都心エリア】 ■大江戸タワーレジデンス、■コンシェリア西新宿TOWER’SWEST、■ザ・パークハウス 西新宿タワー60、■THE GRAND MILLENNIA TOWER&SUITE(グランドミレーニア)、■OWL TOWER、■スカイフォレストレジデンス、■Brillia(ブリリア)Towers目黒、 【Ⅲ 城南エリア】 ■大崎ウエストシティタワーズ、■クレヴィアタワー池田山、■クレストタワー品川シーサイド、■パークタワー山王、■(仮称)目黒大規模タワープロジェクト、 【Ⅳ 湾岸エリア】 ■勝どきビュータワー、■DEUX TOURS CANAL&SPA (ドゥ・トゥール)、■ザ・パークハウス晴海タワーズティアロレジデンス、■KACHIDOKI THE TOWER、■パークタワー晴海、■BAYZ TOWER&GARDEN、■シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン、■シティタワーズ豊洲 THE SYMBOL、■パークホームズ豊洲ザ レジデンス、 【Ⅴ 郊外エリア】■パークタワー板橋、■ステーションツインタワーズ糀谷、■アトラスタワー府中、■王子飛鳥山 ザ・ファースト タワー&レジデンス、■シティタワー金町
【Ⅰ港区エリア】■グランドメゾン白金の杜 ザ・タワー、【Ⅱ 純都心エリア】Brillia(ブリリア)Towers 目黒【Ⅲ城南エリア】■クレヴィアタワー池田山、【Ⅳ湾岸エリア】■ドウ・トゥール(DEUX TOURS CANAL&SPA)、■勝どき ザ・タワー(KACHIDOKI THE TOWER)、■勝どきビュータワー
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以前、「マンションは廃墟になる」というテーマで
このブログ記事を書いたことがあります。
その内容の一部が、今発売中の「週刊ポスト」に
私のコメントとして出ています。
最近、この手のコメントを求められることが多くなりました。
世間の関心が高まっている証拠ですね。
住宅ジャーナリストを名乗る多くの方は、
収入の一部または全部を不動産会社から得ています。
だから「マンションが廃墟になる」なんて言えません。
私は、収入のほとんどをエンドユーザーさんからいただいています。
だから視点はいつもエンド側にあるので、発言はかなり自由です。
世の中には、私のようなバチ当たりが一人くらいいてもいいはずです。
だから、今日ものこの「廃墟化問題」を語ります。
前述の週刊ポストの記事の中に、不動産コンサルタント長嶋修氏の
以下のようなコメントが出ています。
「高度経済成長期に建てられたマンション群は、居住者の高齢化が進み、空き家が増えている。東京の多摩ニュータウンが典型的でしょう。1棟50戸のうち5戸しか入居していないという物件もある」
こういうマンションの他の45戸分の管理費は
どうなっているのだろう、と考えてしまいます。
前にも書きましたが、日本の分譲マンションについては
約53年前に施行された区分所有法で大まかなことが定められています。
この区分所有法は、民法の「共有」の概念を基本として、
もう少し具体的にマンションの法規を定めたものです。
憲法における民主主義の概念も混ざっています。
つまり、かなり性善説的に作られているのです。
「区分所有者は自分たちの資産価値を守るために善意で行動する」
どうも、そんな概念が基底にあるように思えます。
しかし、今の世の中はこれに合わなくなってきています。
例えば、私が知るある都心のマンションでは、どう考えても
悪意を持った理事長が管理組合を私物化しています。
例えば、築10年でまだピカピカしているそのマンションでは、
金融機関から借入までして大規模修繕工事を実施しました。
その工事実施を、管理組合の総会では賛成約70%可決。
でも総会に出席したのは全体の20%弱。
「委任状と議決権行使書を開示してください」とお願いしても、
管理組合から「委任」された顧問弁護士が拒否。
その大規模修繕工事の業者選定もかなりいい加減。
見積書の日時がバラバラだったり、一度は最安値の業者に決まったのに
その後の理事会で理事長が強引に押し戻して管理会社に決めたり。
明らかに「おかしい」と思うことがいっぱい。
善意をもった反対派が「理事長解任」を求める
全体の5分の1の議決権を集めて解任決議の総会を開いても、
利害関係の当事者である自分が議長を務め、
開示されない委任状や議決権行使書を使って否決。
もう、完全な私物化です。
別のマンションの話をしましょう。
ある都心のタワーマンションにはゲストルームがあります。
1泊数千円でけっこう豪華で眺望のいいお部屋にゲストを泊められます。
このゲストルームは、予約が始まった先からすべてが埋まってしまいます。
ある一部の住戸の外国人オーナーが申込んでしまうのです。
そして、利用するのは常に中国語を喋る方々で、毎回ちがう面々。
どうやら、そのオーナーが「ホテル」として同国人に
「又貸し」しているのではないかと強く疑われています。
また、パーティルームの利用も頻繁。
集う面々は、毎回微妙に違ってほとんどが中華系。
彼らが利用した後は、散らかしほうだい、汚しほうだい。
「飲み屋」を営業しているのですか? と疑う住民も。
これが今、日本のマンションの最前線で起きている問題なのです。
もはやこういう問題は「性善説」では対応できません。
ゲストルームやパーティルームについては、
使用細則を見直さなければ一部住民の私物になります。
前述の「私物化」理事長は、管理組合に莫大な負債を負わせました。
しかし、これを強制的に排除するには管理組合で
明白な多数の議決を要します。これはかなり困難。
管理組合の最大多数勢力は常に「無関心派」です。
自分が出してもいない委任状や議決権行使書が使われていても
まったく気付かないか気にしない方々。
そして、自分のマンションの資産価値が劣化することにも無関心。
マンションというのは、他人と一緒に暮らす住まいです。
アカの他人と資産を共有する、かなり面倒臭い住まいです。
アカの他人たちの中にはいい人も悪い人もいます。
悪い人が悪意をもって何をしでかすのを、
防いだりやめさせたりしないとかなり困ったことになります。
また、悪い人がいなくても、住む人自体がいなくなることもあります。
前述の多摩ニュータウンの老朽マンションみたいに
9割が空家になってしまうとかなり困ります。
空家でも管理費と修繕積立金がきちんと集まっていれば問題なし。
でも、それが集まっていないと、廃墟へのレールが敷かれたも同然。
前にも書きましたが、マンション管理の中で起こる様々な問題は
「お金」に関することで、これが基本中の基本。
つまり、管理費や修繕積立金をきっちり徴収して適正に使う。
マンション管理とは、言ってみればこれに尽きます。
それさえできていれば、マンションは廃墟になりません。
誰かに私物化されて、いつの間にか管理組合の資産が
蒸発してしまうようなこともないはずです。
でも、これが簡単そうで難しいから様々な問題が起こるのです。
次回のセミナーは、その「管理費滞納」を真正面から取り上げます。
どうぞ、関心のある方はご参加ください。定員は10名、先着順です。
マンションの老朽化とともに深刻になる管理費滞納。
榊マンション市場研究所では、年々顕在化している
この解決困難な問題をどう捉え、どう取り組むのか?
様々な滞納管理費を回収するにあたって、
多くの実績を積まれてきた専門家であり、弁護士でいらっしゃる
麹町パートナーズ法律事務所の神戸靖一郎先生を特別講師として招聘。
当日は、先生の知見を交えた有意義なお話を聞かせていただけます。
開催日時 : 2015年3月5日(木) 午後6時30分より
開催場所:ビジネストランスファー会議室(JR「東京」駅から徒歩1分)
(東京都中央区八重洲1-8-17 新槇町ビル6階)
主 催:榊マンション市場研究所
参加費用:お一人様 1,000円(税込)
定員10名 定員になり次第締切
セミナー内容
1 講演「マンション管理滞納問題の現状と未来」 20分程度
講師 榊淳司(榊マンション市場研究所代表)
2 講演「マンションにおける滞納管理費の回収実務」 40分程度
講師 神戸靖一郎弁護士(麹町パートナーズ法律事務所)
3 質疑応答、その他ご相談 1時間程度
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2月2日15:19 に第10号のメルマガ
「榊淳司のお奨めマンション情報 第010号 品川区と渋谷区の4物件」
を送信しました。発信アドレスは
sakakimailmaga●sakakiatsushi.com
●はアットマーク
受信をご確認ください。
受信できていない場合は、「迷惑メール」に入っていないか見てください。
もし「迷惑メール」に入っていた場合は、「迷惑メールでない」等の指定をなさってください。
さて、今日のお話です。
今日はまじめにマンションの話をしましょう。
私のブログには一定数の読者さんがいらっしゃいます。
まことにありがたい話です。
その一部の方が、時々セミナーや飲み会にご参加くださいます。
共通して言えることは、みなさん「感度が高い」ということ。
このブログは、一応の主題が「マンション」です。
時々、というかしょっちゅう脱線しますが、
半分程度はマンションをテーマにした話題を中心にしています。
それも、ほとんどが新築マンション関連になります。
価格が高いとか、安いとか、バブルだとか。
また、無料と有料でご相談を承っています。
「感度が高い」みなさんですから、ご自身の
マンション購入に関しては実によくお考えです。
私にお尋ねになることで最も多いのは「10年後の資産価値」みたいなこと。
多くの方が、そこに永住するのではなく
「5年後、あるいは10年後の売却」を想定されています。
これって、私にとってはかなり意外なことでした。
私は20数年間ほぼマンション専門の広告屋をやっていました。
身に着いているスキルはコピーライターです。
よく書いたワードは「永住」。「永住品質」とか「永住仕様」。
つまり、「このマンションはずっと先まで快適ですよ」ということ。
もちろん、それが本当かどうかなんて知りません。
コピーライターはクライアントの代筆屋みたいなものですから、
連中の言いたそうなことを文案にまとめるのが仕事。
私がマンションの広告を生業としていた頃、市場の中心は郊外でした。
年収500万円から600万円くらいの方が購入されるマンションが
マーケットの主流商品だったからかもしれませんね。
今、新築マンションの市場は都心が主流です。
その昔、市場がバブルになるとマンション市場は
16号線の外側まで拡大しました。
今から考えれば完全に狂っていますね。
私も16号線エリアで販売された新築マンションの広告を
たくさん作ったことを覚えています。
ああいうマンション、今はほとんど市場価値を失っています。
景気が悪くなると、マンション市場はほぼ環八の内側に収縮します。
最悪期には、山手通りもしくは明治通りの内側が主戦場になります。
そうなると、「永住」というワードが途端に空々しくなります。
「住む」という本来の役割の他に「金融資産」としての
色彩がより濃厚になってくるのです。
私にご相談いただく場合も、「住む」のだけれども「資産価値は?」と
お悩みになっているケースが多くなります。
だから、「5年、あるいは10年後に売却する場合は・・・」となるのです。
これが、私からすると実に不思議な感覚です。
5年か10年後に売るのなら、わざわざ「購入」という
大きなリスクを取らなくてもいいでしょ? と考えるのです。
マンションを購入すると、様々なリスクを背負うことになります。
ざっと上げただけで
・値下がりする可能性
・住宅ローンが返せなくなる可能性
・地震や津波、火事などで建物が毀損する可能性
・建物に欠陥が隠れている可能性
・危険や迷惑過ぎる隣人がいる可能性
・管理組合の中で紛争が起きる可能性
・目の前に大きな建物ができる可能性
そして、10年後に売却する時はどうなっているのか?
購入額の8割で売れれば上出来です。
でも、そもそも新築が中古になると「2割下がる」なんてことも言われます。
実のところ、これはそんな単純ではなくて
港区南青山では中古の方が高いこともあるのですが、
千葉県四街道あたりでは新築は中古の倍以上だったりします。
つまり、都心ほど中古と新築の価格に差がなく、
郊外へ離れれば離れるほどその差が開くのです。
まあ、それは余談なのですが、山手線から少し離れた場所である
世田谷区の端っこになると新築と中古はざっくり2割の差です。
つまり、東京23区の端の方では「買ったとたんに2割下がる」のが現実。
10年後にはいくらになっているのでしょう?
ところが、感度の高い方たちは「10年間家賃を払い続けるよりも」
とお考えになります。「買った方が安く上がるかも」という発想。
結果的にそうなることもあります。
今のようにバブルだと「10年住んだ住まいを購入額以上で売却」、
というケースもザラに見られます。
ただ、私に言わせれば今がバブルなだけです。そのうち弾けます。
これからの10年は、今までの10年とは大きく違うと思います。
何が違うかというと、東京という街が衰退期に入るのです。
5年後、この街ではオリンピックが開催されます。
そこがこの東京の長い長い発展の歴史のピークです。
今回のバブルも、そのピークを見つめて起こっているとも考えられます。
しかし、5年後にピークを迎えたこの街は、衰退を始めます。
それまでに、この街を発展させる何か劇的な変化があれば話は別です。
まあ、そんなことがあるとはとても思えません。
ロンドンやパリのように移民を受けることにでもならない限りは。
日本人はああいう変化を決して望まないでしょう。
外国人の旅行者が増えるだけでも快くは思っていないのですから。
東京が衰退する、というのは今までに無かったことです。
戦争で焼け野原にされた時と、その前は徳川将軍家が駿河に去った時。
近世以降では、その2回だけ。いずれも自然現象ではありません。
今回、東京は自然現象として人が少なくなります。
困ったことに、住宅は今でも余っています。
まわりを見渡してください。住宅もオフィスも空きだらけです。
なのに、住宅の価格は暴落していません。
都心ではバブルさえ起こっています。すごく不自然な現象です。
実のところ、住宅の賃料は実質的に下がっています。
「礼金・敷金なし」とか「フリーレント」といった現象は、
賃料が実質的に下落していることを表しています。
それでも、賃貸住宅はどんどん増えていますから、
賃料は今後も下がり続けることが確実。
「賃貸マンションを建てている人なんかいないぞ」
とご指摘くださる方もいるはずです。その通り。
都心エリアで今から賃貸マンションを建てようとする方はごく少数。
そうではなくて、都心の分譲マンションを
居住ではなく投資用に買っている人が多いのです。
相続税対策とか、外国人の購入です。
それらのほとんどが賃貸に回ります。
賃貸市場はユルユルになっています。実質「借り手市場」。
だから「礼敷ゼロ」や「フリーレント」が出てくるのです。
日本人というのは、あまりドラスティックには行動しません。
半年くらい空室のままでも「家賃を下げる」というオーナーさんは少数派。
でも、水面下で賃貸市場の下落はハッキリしています。
今後、この傾向が顕著になるのも自明。
つまり、住まいの資産価値は下がり、賃料も下落し続ける時代が今。
そんな時に、先に挙げたリスクをとってまでマンションを買う、
というのは大きなギャンブルではないでしょうか?
「でも、賃貸住宅のクオリティが低いから」という人もいます。
いいえ、相続税対策で買われたマンションを借りればいいじゃないですか。
分譲マンションが賃貸に出されているケースは多く、
賃貸仕様と比べて家賃が割高になっているとは思えません。
私は、「マンションを買うな」と言いたいのではありません。
「10年後に売る」ということなら、大きなリスクを背負うことはない、
ということを申し上げたいのです。
例えば、今手元に5千万円の現金があって、それを使って
5千万円のマンションを買って住む、というのなら大いにありです。
毎月20万円の家賃を払うよりも、上手な住まいの選び方です。
年間の住居費は180万円ほど安くなるでしょう。
5千万円を投資して3.6%以上に回る金融商品を探すのは困難。
バリ島の不動産に投資すればカンタンですが(笑)。
でも手元1千万円で、あと4千万円を35年ローンで買う、
となると、それが賢明かどうかは大いなる疑問。
そのマンションは10年後に半額になっているかもしれません。
多分、そうなっていると思います。東京の人口減少5年目ですから。
35年後には間違いなく5分の1以下に価値は落ちています。
もしかしたら、無価値に近い状態かもしれません。
35年後には日本人は今より2千万人以上少なくなっています。
そういう時代に築35年のマンションはきっと、
数百万円の価値もないはずですから。
であれば、好きな場所に賃貸で住んでいる方がお気楽じゃありませんか。
引退後は田舎にタダ同然の住宅を買って、ゴルフや釣り三昧でもいいし。
下手に資産価値にこだわってローンを払い続けるより
精神衛生上建康ではないかと思います。
さて、資産価値レポートの更新情報です。
渋谷区は、先ほどメルマガを配信しましたが
「代々木」と「代官山」に徒歩1分の物件が出ていて注目。
特に代々木のマンションは相続税対策向けとしては
「抜群の条件」を備えているように思えます。
目黒駅前にブリリアタワーが出ました。
でも、こちらはメルマガには入れませんでした。
多分、もう少し中身と価格が分かる次回の更新時に
メルマガで配信すると思います。
■大崎ウエストシティタワーズ、■クレヴィアタワー池田山、■(仮称)目黒大規模タワープロジェクト、■オープンレジデンシア高輪台、■プレミスト北品川、■Brillia(ブリリア)Towers目黒、■リビオ目黒 ザ・プレイス、■パークナード目黒 カレン、■ザ・パークハウス 目黒三丁目、■ディアナコート学芸大学レジデンス、■シティハウス目黒学芸大学
■ピアース初台センティア、■パークコート渋谷大山町 ザ プラネ、■グランドメゾン上原コート、■ザ・パークハウス上原、■プレシス参宮橋、■シティハウス恵比寿伊達坂、■シティハウス神宮北参道、■サンウッド代々木公園、■パークホームズ初台、■レフィール参宮橋ヒルズ、■リビオ笹塚、■(仮称)広尾南計画、■ブランズ代々木、■THE CONOE〈代官山〉
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私はネットが普及する前からテレビをあまり見なくなりました。
特に理由はありませんが、まあつまらなくなったのでしょうね。
時間があればビデオを観るか、本を読んで過ごしていました。
そんな期間が15,6年も続いたでしょうか。
タレントの名前など、まったく分らなくなりました。
広告屋時代は、それでちょいと不自由な思いをしました。
10年くらい前は、マンション広告にタレントを起用した最盛期。
「誰か提案して」と言われても、全然分りません。
若い社員に聞いて、知ったかの企画書を出していました(笑)
ところが、ここ3年ほどは再びテレビを見るようになりました。
「リーガルハイ」とか「ヒーロー」は、毎週楽しみにしていました。
でも、相変わらずバラエティはつまらないですね。
私も50を過ぎて人生の残り時間に制限がありますから、
ああいったものを見て過ごすのは、身体が動かなくなってからで十分。
もっと知的に楽しいことはたくさんあります。
今、テレビをつけると例のイスラム国のことばかり。
ニュース番組がバラエティのようになっています。
どうしてあんなに騒ぐのでしょうね。理解できません。
外務省が「危ないよ」といっているところにノコノコ出かけて
とっ捕まって煮るなり焼くなりされるのは自己責任でしょ。
なんでそういった輩を救出するのに総理大臣までが
夜も待機していなきゃいけないのでしょう?
横田めぐみさんは、何の罪もないのに犯罪国家にさらわれて37年。
救出するなら、ああいう勝手なオッサンよりも横田めぐみさんでしょ。
テレビというのは視聴率が取れれば何でもいい、というメディア。
そこのところが、いつもしっくり来ません。
今日は、夕食の席で家族にイスラム国について解説しました。
みんな「イスラム国」というのが何か分っていません。
あたり目です。ちょっと前にはなかったもの。
しかも「国」なんて名乗っています。ややこしい。
そもそも、イスラム教というものからして理解しがたいもの。
前回の更新でも書いた通り、私は表面的な知識しか持ち合わせません。
だから、ここでもあまり書きません。
今回はひとつだけ。
アラブ人というのは、今でも部族社会を形成しています。
だから家柄というものをかなり大切にします。
今のヨルダン王家はアラブの中でも名門中の名門。
預言者ムハマンドの一族です。モロッコの王家とも親戚とか。
だから、アラブ社会では敬意をもたれています。
国民の人気もそこそこ。だけど、ボンボンだけにちと甘いのです。
一方、イスラム国のトップもムハマンドの血筋であることを自称。
まあそのあたり、徳川家康が若い頃は平家といっていたのが、
征夷大将軍の称号が源氏にしか下されないのを知って、
途中から新田源氏を自称するようになったようなもの。
1400年もさかのぼった血筋など、誰も証明できません。
ただここで重要なことは、ヨルダンが人質と死刑囚の交換に応じる、
ということの、国際法的な意味です。
日本はその昔、日本赤軍が海外で人質を取って刑務所収監中の
罪人の引き渡しを要求された時、応じてしまったという前歴があります。
これはまさに「世界に恥ずべきこと」です。二度とやってはなりません。
こういう交換が認められるとすれば、それはただひとつの形式だけ。
戦争状態にある2つの国が「捕虜交換」を行う場合は合法です。
ところが、イスラム国は国際社会から「国家」として認められていません。
あの集団を国として承認している国家は一つもないのです。
だから、彼らはただ「支配地域を持つテロリスト集団」というだけ。
しかし、ヨルダンが罪人を引き渡せば「イスラム国を自然承認した」と
国際法的な主張が成り立ちます。彼らは1国とはいえ承認されるのです。
イスラム国が、途中から金銭ではなく罪人の釈放を要求したのは、誰かに
「カネを要求すればテロリストだが、捕虜交換の形にすれば国家承認だ」と
知恵をつけたのかもしれませんね。
もし、この取引が無事に終わればイスラム国はヨルダンに対して、
「自国の」大使館開設を要求するかもしれません。
あるいは、イスラム国は国家としての独立宣言をブチあげて、
国連に加盟申請するかもしれません。まず、認められませんが。
しかし、イスラム国のようなテロ集団の誕生と勢力拡大を許したのは、
オバマ君の「戦争は嫌だ。アメリカの兵士を国内に帰そう」という
あまっちょろい理想主義が招いた結果です。
ただ、オバマ君にも少しは同情すべき点もあります。
そもそも、1990年に起きたイラクによるクウェート侵攻に対して、
当時のブッシュ大統領(父)があいまいな対応をしてフセイン政権の存続を
許してしまったのがボタンの掛け違いです。
あの時、多国籍軍側には侵略を行ったフセイン政権を倒すための、
明解な大義名分がありました。でも「弱虫ブッシュ」はそれを躊躇った。
13年後、ちょっとおバカな息子ブッシュは「ダッドの暗殺を企てた」
フセインに切れまくり「大量破壊兵器がある」というCIAのずさん報告を信用。
国連決議も経ない「有志連合」でイラク戦争を行ってフセインを逮捕。
結局、「大量破壊兵器」はイラク国内のどこからも見つからず、赤っ恥。
そして、アメリは民主主義さえ導入すればうまくいく、
と子供じみた考えでイラクの国内体制を導きました。
有史以来一度も民主主義であったことのないイラクで、
無理やり選挙を行って当選した人間を指導者にしたところで
国民に支持されるはずがありません。結局、内戦状態。
アメリカ兵の犠牲は少ないながら米国内で連日大きく報道されました。
その結果、厭戦気分を招いて「世界から核を無くす」なんて
アマチャン理想主義の民主党オバマを大統領に当選させてしまったのです。
フセインは、あまりよく分らない裁判にかけられて死刑判決。即執行。
オバマ政権は今、イスラム国への軍事オプション選択を躊躇っています。
彼が今までに能動的に軍を使ったのは、ビンラーディンを暗殺した時くらい。
去年の中間選挙後は完全にレイムダックになっていますね。
ノーベル平和賞の受賞者が、戦争を始められませんよね。情けない。
あと50年もしたら、この1990年から2020年くらいにかけての
アメリカの対イラク政策の大失敗は、外交史という一学問分野の
格好の材料になっていると思います。
このイスラム国騒動も、歴史の一コマになるのでしょうね。
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昨日は恒例の「バリ島不動産投資セミナー」を開催。
終わった後で参加者さん&スタッフの懇親会。
いやはや、盛り上がりましたよ。
二次会は湾岸のおしゃれなバーで0330まで。
久しぶりにやってしまいました。
それでも午前中にやらねばならないことがあるので、昼前に起床。
自宅で作業していたら、携帯電話がピロピロピー。知らない番号。
出ると「榊さんでしょうか? 私週刊〇〇の〇〇というものです」。
「はい榊です。お世話になっています」 いつもと違う記者さん。
「・・・・についてお話をお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか? はい、ありがとうございます。実は締切が今日でして、このお電話で取材させていただいてもよろしいですか?」
頭はボっとしているけど、いつもの話をするだけだし。
ちゃんと掲載誌は送ってくれるのかしら?
ついさっきも某出版社の訪問を受けてマンションのことを喋り続け。
だから、今日の更新は遠慮なく脱線させていただきますね。
今日の話題は、宗教。
今、例のイスラム国の人質問題がいつの時間もトップニュースですね。
ただ、私はほとんどニュースを見ていません。ネットでもチェックしません。
表面的に何があったかくらいしか興味がないのです。
まあ、ああいう危険なところをウロウロしていれば、
こわーいムスリム君たちに何をされるか分からないのに、
ノコノコ出かけて行った方にも大きな自己責任があるんじゃないかな、
くらいには考えていますが。
日本人は、イスラム教というものをほぼ理解していません。
ラマダーン(断食)とか、豚肉やお酒が禁忌、一日5回の礼拝・・・
といった、彼らの表面的な習慣や行動については知っていますね。
でも、イスラム教って何? という本質的なことには答えられません。
実は、私も表面的なことしか知りません。
物知り顔で高説を垂れる知識や見解も持ち合わせていません。
しかし、ただひとつのことだけは強烈に理解しています。
「イスラム教徒は異教徒を殺すことに躊躇しない」
それは、彼らにとって「殺人」ではないのです。
もう少し踏み込んでいうと「一神教」の熱心な教徒はみな同じ。
「異教徒は殺してもいい」のです。動物を殺してもいい感覚。
これって、日本人にはほぼ理解できません。
なぜなら、日本人の宗教観は一神教からは程遠いからです。
一神教というのは、ただ一つの神様を信じる宗教です。
世界には主に3つ。ユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教。
この3つの宗教が同根であることは、ご存じの通り。
私から見れば、イスラム教とユダヤ教はよく似ています。
我が日本仏教の中の禅宗と浄土真宗の違いよりも
近しい関係にあるのではないかと思えるほど。
キリスト教はちょっと変質して、一神教における創価学会でしょうか。
まあ、一神教はすべて「異教徒排斥」という価値観では同じです。
「神様は唯一絶対であるから他の信仰はすべて邪教(悪魔)」なのです。
「イスラム教はそもそもキリスト教徒に寛容であった」なんて
よくモノの本には書いてありますが、私はそうは思いません。
中世のイスラム国家に暮らすキリスト教徒は、人頭税を払えば
啓典の民として居住も商売も許された・・・なんて。
それって、殺されないだけのことでかなりの差別じゃないですか。
キリスト教エリアでも、異端狩りやユダヤ人迫害がありました。
ユダヤ人はいつも被害者、みたいな教え方をする教師もいますが、
イスラエル建国以来彼らに殺されたパレスチナ人その他は、
ヒットラーが殺したユダヤ人の数を上回るはずです。
一神教の人々は、そういった大量殺人を「ありえること」という感覚。
日本人にとっては、そこが理解できません。私もそのひとり。
日本の歴史の中で、宗教戦争の臭いがするのは2つ。
ひとつは戦国末期の一向宗(今の浄土真宗)や日蓮宗の一揆。
そして、江戸時代初期に起こった島原の乱。
しかし、この2つもと異教徒に対する戦いというよりも、
支配者の悪政と苛斂誅求に対する武力闘争の思想基盤を、
一向宗やキリスト教が提供しているような面があります。
宗教が戦争や殺戮の原因、とまで言い切れるかどうか疑問。
島原の乱に対する江戸幕府の仕置きは、ちょっと宗教戦争的です。
それは、あのエリアの百姓を一人残さず殺すという過酷なもの。
キリスト教という宗教を、江戸幕府は怖れたのです。
しかし、それも「外国がキリスト教で日本を侵略する」という、
実に世俗的な恐怖感をベースにしたものです。
徳川幕府に、キリスト教に対抗する強烈な宗教観があったとは思えません。
実は、日本も国を挙げて宗教運動をした歴史があります。
まず、奈良時代まであたりの天皇と貴族たちの仏教振興。
これは平安初期あたりまで、その余韻を残します。
しかし、仏教は平安中期にはかなり学問的フィールドが広くなります。
つまり、信仰の部分と教養の部分が同じくらいになってしまったのです。
次は、明治時代の廃仏毀釈。政府が神仏分離令を出したことで、
神官や一般民衆が仏教寺院に対して破壊活動を行いました。
そして、政府は天皇制の思想的基盤として神道を国家宗教に。
でもまあ、日本人にとっては「神様仏様」以上でも以下でもなし。
最近はこれに「キリスト様」を付け加えますね(笑)。
日本人にも微かに宗教観があるとすれば、それはこの仏教と神道。
この両方とも一神教ではないし、異教徒に対して攻撃的ではありません。
仏教はそもそも宗教なのか、とさえ私は思います。
あれはただブッダ(釈迦)の生き方や言葉に感銘した弟子たちが、
仏滅(ブッダの死)後に、自分たちの存在を権威づけるために
勝手に宗教化させて教団を作り、布教を行っただけではないですか?
そもそもブッダは「この世の中は何なのか」という、
至極ギリシャ哲学的な悩みを持って彷徨い、
様々な過程を経た後に、菩提樹の下で瞑想して「悟り」を開いたのです。
つまり、ブッダ的に「この世とは何なのか」という答えを出したワケです。
ところが、そんなものは言葉を使ってスラスラと3分くらいで
説明できる内容ではなかったのでしょう。
このあたり、わりあいハッキリと意味のあることを喋り続けた
イエス・キリストとはかなりの違いがあります。
仏滅後、弟子たちがブッダの言葉をまとめた経典を作りました。
大乗仏教では般若経、維摩経、涅槃経、華厳経、法華三部経、浄土三部経、金剛頂経など。
当たり前の話ですが、ブッダの言葉ですから、
元はサンスクリット語。梵語、なんて言い方もします。
分かりやすく言えば「古代インド語」でしょうか。
みなさんは西遊記をご存じですね。孫悟空や猪八戒が出てくるアレ。
昔の中国では三蔵玄奘みたいに熱心な坊さんが、わざわざインドまで
そのサンスクリット語で書かれた経典を取りに行ったのです。
そして、それを持ち帰って自国の言葉に訳しました。
それが、みなさんが「お経」と呼んでいるシロモノ。
「南無阿弥陀仏」とか「南無妙法蓮華教」あるいは「般若波羅蜜多」。
これってみな、唐や隋の時代に梵語から訳された「漢文」です。
日本人は古来から「読み下し」という術を編み出して、
漢文を文章上で「同時翻訳」してきました。
国破在山河を「国破れて山河あり」と読む、いわゆる「漢文」。
そのやり方で般若心経の出だしのところを読み下すと、
以下のようになります。
観自在菩薩(カンジザイボサツ) 深般若波羅蜜多(ジンハンニャハラミッタ)ヲ行(ギョウ)ゼシ時(トキ)、五蘊(ゴウン)皆(ミナ)空(クウ)ト照見(ショウケン)シ、一切(イッサイ)ノ苦厄(クヤク)ヲ度(ド)ス。舎利子(シャリシ)色(シキ)ハ空(クウ)ニ異(コト)ナラズ、空(クウ)ハ色(シキ)ニ異(コト)ナラズ。色(シキ)ハ即(スナワ)チ是(コ)レ空(クウ)、空(クウ)ハ即(スナワ)チ是(コ)レ色(シキ)。受(ジュ)、想(ソウ)、行(ギョウ)、識(シキ) 亦復(モマタ) 是(カ)クノ如(ゴト)シ。
日本人は、この「釈迦の言葉を死後に弟子が梵語でまとめたモノの古代漢文訳」である「お経」というものを、仏前で生臭な坊主に現代日本語の音読みで適当に調子を付けて音読してもらって、「これで〇〇さんも成仏できた」と喜んでいるのです。
とってもアホらしーい、でしょ?
では、もうひとつの「神道」とは何でしょう?
実は、神道には「教義」らしきものなどありません。
人間に対して「どう生きろ」「・・をしてはいけない」という
道徳的にエラそうなことを何も求めていないのが神道。
何かを求めているとすれば「清潔であれ(穢れるな)」と
「五穀豊穣を私に祈りなさい」くらいでしょうか。
でもそれは、日本の神官のトップである天皇陛下が、
日々の祭祀として皇居内で行ってくださっています。
私たちは、たまに神社に行ってチャリンチャリンして手を叩くだけでOK。
それで、瑞穂の国の日本は十分に平和かつ豊かでいられます。
こんなお目出度い日本人が、「異教徒は殺してもいい」という
揺るぎなき価値観を持つイスラム教徒なんて、理解できるはずも無し。
もちろん、キリスト教やユダヤ教の根本のところも、
よほどに腰を据えて学ばないと分かりません。異教徒だから。
以上、本日の脱線終わり。
世俗の話をいたします。
レポートの更新情報です。
品川区と目黒区のレポートを更新しました。
品川区には大規模マンションが2物件も出てきました。
駅徒歩1分の「(仮称)目黒駅前タワープロジェクト」は坪単価600万円?
一方、目黒という名を冠しながら「不動前」が最寄りの
「(仮称)目黒大規模タワープロジェクト」。流石は住友不動産。
しかも、この2物件共にアドレスは品川区内です。
■大崎ウエストシティタワーズ、■クレヴィアタワー池田山、■(仮称)目黒大規模タワープロジェクト、■クレストタワー品川シーサイド、■ブランズシティ品川勝島、■オーベルグランディオ品川勝島、■イニシア大井町、■プレシス大井町、■ブランズ東品川、■クレストフォルム南大井、■ザ・プレミアスカイ品川中延、■クレストラフィーネ旗の台、■オーベル戸越公園、■ (仮称)品川ベイサイド大規模プロジェクト、■オープンレジデンシア高輪台、■クレストフォルム大井町サウステラス、■プレミスト北品川、■ (仮称)目黒駅前タワープロジェクト、以上、18物件
一方、目黒区では「パークナード目黒 カレン」がやや注目。
目黒川を挟んで向かいは雅叙園です。
それがどう響くか?
■オープンレジデンシア目黒青葉台テラス、■Brillia(ブリリア)学芸大学、■リビオ目黒 ザ・プレイス、■パークナード目黒 カレン、■ザ・パークハウス 目黒三丁目、■ディアナコート学芸大学レジデンス、■シティハウス目黒学芸大学、■ローレルコート八雲、以上の8物件を収録。
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