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28日から1泊で山梨県の奥の方へ行ってまいりました。
1年の終りの骨休め。毎年恒例です。
本当はハワイにしたいところですが、予算が・・(笑)。
来年はバリ島不動産をたくさん買ってもらって、バリへ。なんて。
最近は、どこへ行ってもホテルのネット環境が整っているので
車にそのままパソコンを積み込んで持ち込みます。
28日に泊まったホテルも当然あるだろうと思って、フロントで
「ネットはWi-Fiですか? それとも・・・」と聞いたら
「申し訳ございません。ネットはつながりません」
ヒエー。ロビーに置いてあるパソコンも
「検索だけです。ログインはできません」
そんなにケチくさいホテルではありません。
お部屋も施設も2年前にリニューアルされて至極立派。
お料理がサイコ―でしたね。ここ数年では一番かも。
確かに、宿泊料はサイコ―とは程遠いレベルではありますが、
「価格最重視」で選んだ宿ではありません。
当然、お部屋のネット環境くらいは整っているだろうと思いきや・・・
私は普段ほとんど携帯でネット操作をしない人間。メールさえ携帯を使いません。
というのは、外出は現地調査と飲み会くらいで、
出先でネットを開く必要はほとんどないのです。
実は7年前のまだタブレットがなかったころに、
小さなパソコンを買って持ち歩いていました。
あの頃の仕事は、ほとんどが広告制作の打ち合わせ。
出先でパソコンをいじれればそれなりに便利だったのです。
でも、今の仕事は打合せがほとんどありません。
事務所で原稿を書いているか、誰かと話していることがほとんど。
週に1回程度の現調にもモバイル端末の必要を感じません。
だっから、慣れていないのですよ(笑)。
しかし、合計27時間ほどをほぼネットレスで過ごしてみると、
何かちょっと落ち着きませんね。
私もなんだかんだ言ってネットの奴隷になっていることを知りました。
来年はごく普通のスマホ奴隷になっているかもしれません。
しかし、いくらリゾートとはいえホテル内でネットが使えないとは・・・
設備をケチっているのではなく、きっとトラブル防止でしょうね。
不特定多数がネットを使える環境だと、悪いことをする奴が出てくるのでしょう。
これから東京もインバウンドを増やすためにWi-Fi環境を整えるそうですが、
セキュリティ面はどうするのでしょうね?
今回、かなりマイナーな観光地にもいってまいりました。
雨なので、訪れていた観光客は超まばら。
観光バスでやってきていた方々は北京語を話していました。
「ええ、こんなところにまで」という感じ。
今年のインバウンドは1300万人を超えたみたいです。
来年は1500万人から1600万人まで行くのではないかと予想。
増える部分の多くは東アジアからでしょうね。
最近は銀座を歩いていいても、昼間はアジア系の観光客ばかり。
あまり嬉しくはありませんが、これも仕方のないこと。
いつか書いた通り、人口減少で衰退していく日本社会にあって
今後成長が見込まれる業種は
1 観光業
2 農林水産業
3 介護系福祉
ではないかと私は考えています。
フランスやイタリアのように観光業が主要産業になれば、
日本経済は今よりも楽にGDPを稼ぎ出すことができます。
しかし、それにしては観光資源は一部に偏っています。
例えば、私はこの春に世界遺産に指定された富岡製紙工場を見に行きました。
何ともお粗末な観光客対応でしたね。駐車場は徒歩15分。
見学コースは貧弱。当時の機械を使って実演でもやればいいのに。
あれでは、リピーター化への期待はできませんね。
私は日本一の観光地で育ったせいか、観光スポットというのが嫌いです。
実家は銀閣寺のそばでしたが、中に入って実物を見たのは
30歳くらいの時に「ちょっと京都案内してよ」と仕事先に言われた時。
金閣寺も清水寺も、その時に初めて見ました。特に感動なし。
ただ、京都という街は観光が主要産業なので、
その受け入れ方、扱いは手慣れたもの。
京都にやってきた人は、みな京都が好きになって帰っていきます。
京都という街にとっては、地方からあの街の大学に入る学生も同じ。
「4年間住んでくれはるお客はんみたいなものですがな」
という感じで、地方からの学生を大事に扱います。
みんな、京都の町が大好きになって帰っていきます。
1年ほど前、京都のあるマンションについて購入相談がありました。
私が卒業した高校のすぐそば。だから、よーく知っているところ。
「とてもいいところですが高いですね。それに定借なので資産価値は・・・」
私のコメントはネガティブ。でも、その方は購入されました。
「学生時代を過ごした場所の近くだから、セカンドハウスとして」
その方、東京で成功しておられるご様子。
そういった方にとっては、多少高かろうと構わないわけです。
今、京都の新築マンションは一部で完全にバブル化。
購入者の何割かは「東京の人間」だと言われています。
「あんな高い値段では、京都の人間は買われへんで」
なんて、かつて同級生だった不動産屋さんたちは言っています。
でも、京都に「よい思い出」をもった東京人は買っている・・・
これも、京都が人を引き付ける魅力の一部分。
私は自分が京都人だから京都の自慢をしたいわけではありません。
京都人は同じ京都人には実に辛い連中です。
私は、あの街に京都人として住むのはまっぴらご免。
かといって、いまさら東京人としては住めません。
すぐに京都弁に戻ってしまいます(笑)。
ただ、あの京都の「オモテナシ」のしなやかさは日本一です。
私は京都を出てから30年間彷徨っていますが、
連中ほどエレガントかつ自然に客をもてなせる集団とは、
一度も出会えませんでした。
今、日本は観光立国をめざしています。
まあ、観光資源はいくらでもありそうです。
でも、観光業は「資源」と「人」と「ソフト」の合わせ技です。
気持ちよくお金を使って帰ってもらえれば、またやってきます。
何度も来てもらってこそ、その観光スポットは繁栄します。
観光資源を開発しようとするならば、雇用面がラック化している
東京ディズニーランドではなく「京都」という街全体に学ぶべきでしょう。
表面的なサービスをマニュアル通りに提供するのではなく、
隅々に気配りを聞かせ、提供するサービスやモノの中身を整え、
多少高くても財布を自然に開かせている、あの芸を学ぶべきでしょう。
そういったことは軽々に身に付きません。
でも、そこに触れているうちに考え方や動き方、
価値観が伝わってくるのではないでしょうか?
京都のサービスを代表する舞妓さんの大半が地方出身ですから。
さて、年内最後の資産価値レポートの更新。
今回は、港区の5タイトルを一気に最新情報化。
赤坂で久しぶりに新規物件が出ました。
「フォレセーヌ赤坂檜坂」と「パークコート赤坂桜坂」です。
どちらもいいところにありますね。
「檜坂」の売主は森トラスト。久々の登場です。
「桜坂」も悪くないのですが、冬場が暗そうですね。
■フォレセーヌ赤坂檜坂、■パークコート赤坂桜坂、■オープンレジデンシア南青山、■アークヒルズ仙石山レジデンス、■ パークマンション三田綱町 ザ フォレスト、■ザ・レジデンス三田、■グランドメゾン白金の杜 ザ・タワー、■グランドメゾン白金レジデンス、■プラウド白金台三丁目、■シティタワー麻布十番、■シティハウス南麻布一丁目、■麻布台パークハウス、■ザ・パークハウス 西麻布霞町、■東京ベイシティタワー、■クレストプライムタワー芝、■インプレストタワー芝浦 エアレジデンス、■ハーバーテラス品川、■GLOBAL FRONT TOWER、■クラッシィハウス芝浦、■ベイクレストタワー、■クレイシア芝浦ウォーターフロント、■ルフォンリブレ浜松町 キャナルマークス、■エステムプラザ芝公園、
■東京ベイシティタワー、■クレストプライムタワー芝、■インプレストタワー芝浦 エアレジデンス、■ハーバーテラス品川、■GLOBAL FRONT TOWER、■クラッシィハウス芝浦、■ベイクレストタワー、■クレイシア芝浦ウォーターフロント、■ルフォンリブレ浜松町 キャナルマークス、■エステムプラザ芝公園、
■パークマンション三田綱町 ザ フォレスト、■ザ・レジデンス三田、■グランドメゾン白金の杜 ザ・タワー、■グランドメゾン白金レジデンス、■プラウド白金台三丁目
■シティタワー麻布十番,■ザ・パークハウス 西麻布霞町,■シティハウス南麻布一丁目,■麻布台パークハウス
■フォレセーヌ赤坂檜坂、■パークコート赤坂桜坂、■オープンレジデンシア南青山
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12月26日18:17 に第6号のメルマガ
「榊淳司のお奨めマンション情報 第006号 港区の3物件」
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という方はお問合せフォームかたお知らせください。
よろしくお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
では、今日の本題です。
昨日、我が事務所には日本各地から私も含めて8人のオッサンが参集。
「第1回榊淳司忘年会」を開催いたしました。
そもそも7名様を募集したのですが、
近しい関係者が「俺も入れてくれ」と一時11名に。
「ヒエー、椅子が足りん」と思っていたら、体調不良などドタキャン3名。
当初の目論見通りとなりました。いや、楽しかった。
共通項は、私のブログを読んでいること。
ただ、約1名私のバリ島仲間が調和をかき乱していました(笑)。

この内、お二方は現役と元の銀行員。お一人は大手商社マン財務系。
不動産を売ったり買ったりした経験者がほとんど。
そして、ほぼ勝ち組。それは、このブログを読むほどの方々(自慢)。
地方から新幹線に乗ってこられた方、車で5時間半かけて来られた方。
近くに住んでいてバスに乗ってこられた方。
みなさん、ありがとうございました。
車で5時間半かけて来られた方は、ご自宅をタダで譲られたとか。
商店街にある築50年の店舗兼住宅。土地は借地。
元のオーナーから「固定資産税がかかるからお前にやるよ」。
かかったのは登記費用の約5万円だけ。
思った以上に地方は疲弊していますね。
みなさん、不動産に関しては何度も取引をなさっているので
それなりによくご存じです。だいたい、今年は売っていますね。
それで、このバブルがどこまで続くかどうかについて懐疑的。
その点、このブログをお読みくださっているせいか、
ほぼ私と似たような見通しをお持ちだったようです。
そして、私のブログの「脱線」を面白がって下さる方々。
ありがたいですね。これからも脱線していきます。
今回、かなり楽しい忘年会となりました。
私は、こういうことでは調子に乗るタイプです。
今度は新年会をやってみようかと思います。
1月になったら募集しますね。
また募集開始5時間で埋まってしまうかもしれません。
大手商社にお勤めのご仁が、こうおっしゃいました。
「あの時、僕はたまたま休みで家にいたから申込できたんですよ。もし普通に会社にいたらきっと締切になっていたでしょうね」
うーん、そうだったのですか・・・・
でも、今度の募集も1月に入って気が向いた時に
このブログの更新で行います。
多分、募集開始は夕方だと思います。
募集人員は同じく7名様の予定です。
さっき電話があって、昨日参加された方が、
「ちょっと相談があるので、これからお邪魔してもいいですか」
どうぞ、いらしてくださいとご返事しました。
一応、私は今日で仕事納めです。
このブログの更新も、年内にもう一回くらいやるかもしれませんが。
その前の電話は、懇意にしてくださっているお金持ち様。
「榊さん、軽井沢の土地を買ってくれる人、見つけられる?」
はいはい。私はただの貧乏人ですが、このブログの読者には
数億円のお金を平気で動かしている方がたくさんいます。
「じゃあ、資料をおくっとくわね」
はい、お待ちしています。資料が来たら、このブログで紹介しますね。
実は、コーポラティブで別荘分譲を企画した土地なので、
私は中身をよく知っています。
サイコーにいいところ。旧軽の中の旧軽みたいな場所。
ハイソなお方が好んで別荘を建てるような立地。
私ら平民には一生なんの縁もなさそうな土地です。
今度、資料が来たらここでご紹介しますね。
バリ島の不動産も売れています。
セミナーに参加した方が何人か現地をご訪問いただき、
いい物件を見つけて買ってくださっています。
私の仲間が開発分譲した物件もあれば、仲介で見つけたモノもあります。
それぞれに優良物件ですね。利回り15%から25%。
グロテンなんて言いながら騒いでいる東京の不動産屋さんたちが
あんぐりと口を開けるような利回りです。
しかも、年間200日稼働くらいでの想定。
大きな声では言えませんが、回してみたら30%だった、
なんてこともあり得ます。
しかも、5年くらいたったら買値の倍で売れるかもしれません。
そんなリスクは取りたくない、という方は普通の定期預金でもOK。
インドネシアは資源国なので金利は超高め。
定期預金で7.5%なんて言うのもあります。
黒田バズーガで円安傾向にありますから
来年は、国内の中古マンションもこのブログで紹介していきます。
これからの時代、住宅の取引は中古が中心になります。
すでに何物件かを見てきました。私が自分の眼で見て、
その資産価値をしっかりと把握してから紹介しますね。
新築マンションの資産価値レポートも更新し続けます。
都心の新築マンション市場は私がウォッチを始めて以来、
こんなに新規物件が出なかったことはありませんね。
かなりの品薄状態です。でも少しずつは出ています。
来年の新築マンション市場は、このバブルの行方次第ですね。
昨日も、「いったいいつまで続きますか?」という質問がありました。
私の考えは最長で黒田総裁の任期である3年3カ月後。
最短で来年のいつか。大きな企業の倒産がキッカケ。
もっともあり得るのが2年3か月後の消費税増税後。
まあしかし、今の市場はちょっと混乱している感じですね。
外資系のファンドも日本の不動産を買いにやってきました。
リートもバンバン買っています。個人投資家も買っています。
それでいて、「いつか弾ける」という空気も濃厚。
こういう時、一番困るのは「住むために買いたい」という
一般のエンドユーザーですよね。高くなって買えません。
来年も買い時ではないでしょうね。
買い時はいつやってくるのか。それはバブルが弾けた後。
しかし、この状況を眺めれば眺めるほど、黒田君は
余計なことをしてくれたと言わざるを得ません。
バズーガの1発目はよかったけれど、2発目は余計。
3発目を撃たれたら、バブルがブワっと膨らみますぜ。
でも、景気がおかしくなり始めたら撃つのでしょうね。
そんな光景は見たくないなあ、と思いつつ本日は終了します。
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みなさん、天皇誕生日後夜祭おめでとうございます。
私も今日は、早めに帰ってチキンなど食べたいと思います。
実は今日、世田谷の物件現場を回ってきました。
この3カ月で出てきた新規物件は4つ。寂しいですね。
近々、資産価値レポート「世田谷総集編」を更新しますので
メルマガ会員のみなさんにはいち早く注目物件をお知らせしますね。
さて、今年も押し迫ってきて、はや天皇誕生日後夜祭。
マンション屋さんたちも休みに入っていますので、
今夜も大きく脱線してみましょう。いつもながらの経済の話です。
最近、毎回のように面白いコメントをくださる「まろたんさん」と
このブログ上で展開してきた対話の延長戦です。
テーマは「財政危機は日本の破綻につながるか」という問題。
まろたんさんはやや悲観派です。
私はまろたんさんと議論めいたことをする過程で、
ひとつの大きな発見をしてしまいました。
まず、私のかねがねの持論は、「日銀保有の国債を消却せよ」というもの。
この前の更新でも書きましたが、日本銀行は現在、
長期短気等を合わせて200兆円分の国債を保有しています。
この返済期限が来ると、国庫から償還額が支出されて
日銀の資産勘定に現金で入ってしまいます。
よく言われることですが、政府の借金は1000兆円を超えています。
隠れた借金も含めると1300兆円という説もありますね。
それに対して、政府の税収は50兆円未満。
「年収450万円のサラリーマンが1億円借りている」。
数字だけ見ると、その通りなのです。
でも、見方を変えましょう。
日本銀行は形の上では独立していますが、
現実的には政府の一機関と考えてもいいでしょう。
そうすると1億円の借金の内の2000万円は
「自分で自分に借用証書を渡している」とも見做せます。
ちょっとだけ難しい話。前にも何度か書きましたが。
貨幣というものは、共同幻想です。
1万円札には1万円分の価値があると、世界中のほとんどの人が
幻想を抱いているから、1万円分の何かと交換してくれるのです。
現在、世界中でルーブルの取引が拒否されるという現象が起きています。
ルーブルの価値がなくなる、と考える人が増えているからです。
貨幣とは、所詮はそういう物。幻想です。
まあ、もう少しましな言い方をすると「信用」でしょうか。
幻想が信用であるためには、その発行元がしっかりと管理をしている、
ということが大前提になっています。
このシステムを「管理通貨制度」といいます。
みなさん、中学生の時にお勉強したはずです。
さて、私の主張する「日銀が保有する国債を消却せよ」というのは
今の日本の法律では不可能です。
あるいは、日銀が政府の発行する国債を直接引き受けることも禁止。
ただこっちは今や有名無実。黒田バズーガで実質吹き飛びました。
中央銀行(日本では日銀)が、政府の要求その他に従って
政府が使うためのお金を発行すれば、
その通貨はかなりインチキ臭くなります。
まあ、過去のそれをやった国はいくらでもあります。
敗戦直後の日本もそうでした。結果はハイパーインフレ。
この政府によるご都合主義の通貨増刷を「財政ファイナンス」といいます。
これは、今や国際常識として絶対的な禁止事項。
なぜなら、それをやると政府は甘えてどんどんお金を使い、
財政赤字を膨らませるでしょ。通貨が暴落して国民が苦しみます。
でも、私はあえてそれに類することをやってみては、と言っているのです。
「お前は円が暴落して日本が滅びればいいと思っているのか」
なんて声が聞こえてきそうですね。いえ、違います。
最近、それをやっちまっても大した円安にならないのでは、
と考えはじめたのです。せいぜい円が200円を超えるくらいかな。
つらつらと通貨のことを考えている内に、
ニクソンショックを思い出したのです。
ご年配の方はおぼえておいでですよね。1971年の出来事。
アメリカのニクソン大統領が突然声明を発したのです。
「今からドルと金の交換を一時中止する」
その瞬間、ドルはただの共同幻想になりました。
実は1971年まで外国為替市場というものは、事実上存在しませんでした。
主要な通貨はみな、固定相場だったのです。今の人民元みたいなもの。
1ドルは360円でした。高いですね、ドル。
そして通貨の価値は、ドル建ての金本位制のようなもの。
360円で1ドル買うと、1ドル分の金をアメリカの銀行で受け取れる・・
世界で唯一金本位制を続けていたのはアメリカでした。
ところが、このニクソンショックによって、
外国為替はほぼ全部が市場取引となりました。
すべての通貨は幻想となったのです。
ドルはたちまち切り下げられ、320円になりました。
その後、どんどんドルの対円価値は下げ続け、ご存じの通り。
ニクソンショックによってドルは他の
全通貨に対して大いに価値を下げました。
その結果、アメリカは損をしたでしょうか?
いいえ、とてつもない大儲けをして世界経済への支配力を高めました。
冷静に考えてみましょう。
まず、もうアメリカの中央銀行は発行しただけのドルと
金を交換しなくてもよくなりました。
すると、保有している金は全部タダで貰ったようなもの。
すごいですね。莫大な金をドルという「紙のお金」と交換したのです。
次に、アメリカが金本位制でなくなっても、世界の基軸通貨はドルです。
そのドルを、ニクソンショック以降は自由にいくらでも発行できるのです。
世界の国々は、アメリカが発行したドルを喜んで受け取り
代わりに自国の資源や製品や労働力までも差し出します。
ドルを発行するアメリカ、すごいですね。神様みたい(笑)。
2008年のリーマンショックで、アメリカの景気は大幅に後退しました。
ところがFRB(連邦準備制度理事会)が3回にわたって
大量のドルを発行して債券や株式を買いまくったのです。
それでアメリカの景気は持ち直し、いまや5%成長へ。
金本位制が続いていれば、絶対に不可能なことです。
黒田君のバズーガは、このFRBのやったQE1~3の真似です。
1971年のニクソンショックは、本来ならドルを一瞬にして
紙くずにしてしまいかねない暴挙。でも結果的に成功。
ドルの価値は下がりましたが、大量の金と「通貨発行」という
「神のごとき」手段を手に入れました。
今私が「日銀保有の国債を消してしまえ」と言っているのは、
ニクソンショックに比べればどうということはありません。
それ以上にインチキなことを、過去にいくつもの国がやりました。
中にはハイパーインフレになった国もあります。
今の日本の場合は「毎年50兆円ずつ10年間にわたって消却」
みたいな法律を作って実行していけばいいんじゃないですか。
消費税を上げるよりも、国民は納得しやすいですね。
ただ、暴挙は暴挙ですよ。インフレが来るでしょう。
だから、その代わりに「国会議員を年に2人ずつ減らす」とか、
「公務員の賞与は民間平均以下にする」なんていう、
「自分たちも痛いのよ」という取引材料が必要でしょ。
しかし、そもそも管理通貨制度というものそのものが、
人間が作り上げた壮大な共同幻想じゃないですか。
幻想の中でちょっとくらいズルしたって大したことないはず。
そんなことを考えながら、天皇陛下誕生日後夜祭を祝います。
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現在発売中の週刊ダイヤモンドは「2015 総予測」
副題は「バブルがやってくる」。すごーい!
というか、不動産市場は一部ですでにバブル化しています。
2013年春の黒田バズーガ1発目で株価がドドンと上がり
ミニミニバブルの号砲が放たれました。
ところが1年後の消費税5%→8%への増税で、
やや萎みかけた気配が漂い始めたのですが、
10月30日の2発目ドカーンで再び盛り返しました。
決定打は安倍君の消費税先送り解散。
増税のプレッシャーが遠のいたことで、世の中明るい気分に。
株価もズンズンと上がりました。そのあとストンと落ちましたが。
それで、来る2015年は「バブル」なのだそうです。
その理屈は理解できます。現に都心の不動産市場はバブル。
いつものことですが、経済学徒でもないトーシローである私が
理解しているところを超カンタンにご説明しますね。
まず、黒田バズーガ2は80兆円のマネタリーベース増加が柱。
マネタリーベースなんてこむづかしいい方をしていますが、
要は日銀が「円」を80兆円新たに発行するのです。
そのお金はどうするのかって? 世の中にばら撒くのですよ。
私としては日本橋の高島屋かスカイツリーあたりから
「1時間に1億円」くらいのベースで諭吉君を
ばら撒いてくれると嬉しいのですが、そんなはずはありませんね。
実際はどうするかというと、市中の銀行が保有している
国債を半ば強制的に買い上げます。
市中の銀行は困ったことになります。
なぜかというと、銀行というのは利ザヤで稼ぐ商売です。
みなさんから集めた預金には雀の涙ほどの利子もつかないでしょ。
いわばタダ同然。しかし、それをもう少しましな金利がつく
運用を行って、そのサヤを抜いているワケです。
分かりやすいところでは住宅ローンの貸付ですね。
定期預金につく金利が0.2%。住宅ローン金利が1%とします。
定期預金を住宅ローンで貸し付けるだけで0.8%抜けますね。
1万円なら80円ですが、1000億円なら8億円です。
三菱東京UFJ銀行単体の資産は160兆円ほどありますから、
それが全額0.8%で回れば1兆2800億円ですね。
メガバンクの行員があれほど高給取りなわけがコレ。
しかし、世の中それほどうまくはいっていません。
というのは、160兆円も住宅ローン需要はありません。
日本全体でも住宅ローン需要なんて4兆円程度。
三菱東京UFJ単体なら数千億円程度かと推測します。
では他の資産はどこに回っているかというと、
大半は大企業に対する融資だと思います。
それも、これだけの資産をすべて有効には回せないはず。
てっとり早く資産を回す方法は、国債の買い入れ。
何といっても日本の国債発行残高は1100兆円規模。
三菱東京UFJ銀行の総資産7倍分。
長期国債の利回りは0.5から0.3%。
定期預金の金利が0.2%とすれば楽に0.3から0.2%は抜けます。
発行元は日本国ですから、とりっぱぐれの心配なし。
だから何十兆円でも喜んで国債を買っていたわけです。
ところが、黒田君のバズーガは銀行の資産残高に
組み込まれていたそういう国債を、
半ば強制的に買い取ったワケです。
日本銀行が保有する国債は今や200兆円に迫ります。
今後、これはもっと増えるでしょう。
それで各銀行は資産の運用先に困ります。
余った金を借りてくれる「融資先を探せ」ということになりますね。
不動産担保融資は、銀行にとっては簡単に大きく貸せて便利。
いざとなっても抵当権を実行して不動産を分捕れば何とかなります。
だから、各銀行は不動産業者に
「資金のニーズはございませんか? 今なら低利でのご融資が可能ですよ」
なんて、猫なで声で近づいているのです。
不動産屋というのは、基本がイケイケどんどん。
「おう、貸してくれるのなら貸してもらおうか」となります。
グロテン(グロスで10%以上回る)のビルを
年利1%の融資で購入できれば、
全額借入で購入しても日々の収益が得られます。
そういう物件が多くもっていれば日銭を稼げたうえで
15年か20年後には純然たる資産になっています。
「低金利で借りられる今がチャンス」とばかりに
ビルやマンションを買って資産を膨らませます。
また、今のようにバブルの気配が濃くなると、
不動産業者でない企業や個人までビルやマンションを買いだします。
むしろ、今はそっちの方が多そうですね。
何といっても銀行の融資はアマアマになっています。しかも低利。
こういう時こそ、優良な不動産を資産に組み込むチャンス、なんて。
本当は「高値掴み」のハイリスクシーズンに入っているのですが(笑)。
これが今の状態。バブルでしょ。
バブルは、いつか弾けます。今回はいつでしょうね。
私としては、最長で2017年の4月ではないかと。
そこで、消費税が10%に上がります。
その時、日銀の総裁はまだ黒田君のままです。
彼は自分のとった政策が誤りでないことを示すために、
このバズーガ金融緩和を縮小するとは思えません。
またぞろバズーガを撃つでしょうか?
もし、それをやっちゃったら円はいよいよ暴落ですね。
2015年、不動産市場のバブルは膨らみます。
引き続き、住宅を購入するには難しい時期です。
都心の場合、どれを選んでも資産低下リスクを孕んでいますから。
さて、レポートの更新情報です。
東京都北区は、「近いのに高くない」というエリア。
質実さを求める合理主義者に向いています。
このバブルの影響は少し及んでいますが
まだ「山手線内側で坪単価200万円台」という物件があります。
有料メルマガの会員にはすでにお送りした通りです。
■Brillia(ブリリア)山手 動坂 GRAND-SUITE、■ザ・パークハウス 北赤羽、■イニシア赤羽志茂、■ザ・パークハウス 東十条フレシア、■AZEST東十条、■(仮称)Tokyo7colorsProject、■クレストガーデンレジデンス、■王子飛鳥山ザ・ファーストタワー&レジデンス、■パレステージ王子シャインコート、■ナイスエスアリーナ赤羽、■ザ・パークハウス田端
山手線の「大塚」「巣鴨」「駒込」「田端」周辺の
新築マンションを解説したレポートがコレ。
今回は「田端」エリアを追加して再編集。
■セントラルプレイス南大塚、■ブランズ駒込六義園、■ガーデングラス駒込染井、■G/CLASSIC 山の手PJ、■シティハウス東池袋、■ブランズ六義園アヴェニュー、■エクセレントシティ文京大塚、■ザ・パークハウス田端、■Brillia(ブリリア)山手 動坂 GRAND-SUITE、■プレシス西ヶ原
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注目物件だけを抽出してお送りします。
では、今日の本題です。
ルーブルは対ドル60台で踏みとどまっていますね。
昨日、プーチンは会見でそれを表明していました。
しかし、市場というのは制御しようと思ってもそう簡単ではありません。
ロシア人の富裕層が国外に逃げ出せば、
ルーブルは紙屑のように売られてしまいます。
あの国はいつになった国民の福利を第一に考える政府を持てるのでしょう。
まあ、他人事ですから眺めているだけですが。
さて、今日の主題は久々にマンションに回帰します。
昨日、港区のマンション現場を回ってきました。
見てきましたよ、グランドメゾン白金レジデンスの現場。
1年くらい前に見た時と比べて、あまり進んでいませんが
きっちりと工事はなさっていました。
計画自体がなくなったワケではなさそうですね。
しかし、オフィシャルページは閉じられたまま。
一体どうなっているのでしょう?
「白金台」の駅から徒歩5分。いいところです。
周辺は主に戸建ての瀟洒な住宅が立ち並んでいます。
積水ハウスという会社は、東京では安いマンションを作りません。
いいものを作って高く売る、という路線を守っています。
それはそれでいいと思います。
しかし、消費者に対して誠実かというと、ちょっと疑問。
このマンションの近くでグランドメゾン白金の杜ザ・タワーという
かなりいいタワマンを現在も建設・販売中です。
施工は大成建設が行っているのですが、
今年の初めにちょっとした騒ぎがありました。
「計34本あるRC柱のうち19本で、主筋を固定する補強筋(拘束筋)の一部が設置されないままコンクリートが打設されていた」(日本経済新聞2014/3/27)
最初に報じたのはブルームバーグ。
積水の担当者は「訴える」と息巻いたそうな。
実はこのマンション、私のお奨めです。
場所がいいのと、まわりにタワーが少ないので眺望もいいはず。
価格はちょっと高めでしたが、今となっては普通。
だいたい、こういうマンションは価格が安いとか高いとか
議論しても仕方がないところがあります。
そこは一般人にも手が出る湾岸エリアとの違い。
特にこのマンションは「玄人好み」の要素が強いですね。
このちょっとした騒ぎの中身は、ただの施工ミス。
いくらでも「やり直し」が効く範囲だと思いました。
現に、竣工時期を引き延ばすことなく工事は続いています。
しかし、一度味噌がついてしまったので販売にはブレーキがかかった模様。
なんともお気の毒なことです。
ただグランドメゾン白金レジデンスの方は、
ちょっとヤバいことがあったように窺えます。
そんなこと、積水の広報に聞いても答えてはくれないでしょう。
早々とオフィシャルページを閉じてしまいましたから。
でも、マンションとしてはなかなかよい物件かと思います。
こちらも、どちらかというと玄人好み。
筋のいいお金持ちが住むために買いそうな感じがしました。
しかし、まわりの反対運動が凄まじいですね。
現地に行くと、反対看板が林立している感じです。
マンションというのは、法令にかなっていれば建設を阻止できません。
建築確認が下りてしまえば、もうあとの祭りです。
よほどのことがない限り、元の計画のまま建ってしまいます。
今回、この「グランドメゾン白金レジデンス」は
その「よほどのこと」があったのだと推測できます。
どなたか、ご存じの方はこっそり教えてください。
あと、工事が続いている以上、その内に販売が始まるのでしょうね。
どんな内容で、いくらで販売されるのか興味があります。
というか、港区は私の資産価値レポートのカヴァー範囲です。
しっかりと内容を見極めて、レポートに書くつもりです。
今年は、こういう「事件」が多かったですね。
あのヒューザー・姉歯騒動以来だったのではないでしょうか。
あの時、私はまだ住宅ジャーナリストをしておりませんでした。
ただの広告屋。それもマンションが専門の。
まわりの人が「これでマンションが売れなくなると仕事が減るか」
なんて心配していましたが、私は笑い飛ばしていました。
実際、新築マンションの販売にはほとんど影響なし。
デベロッパーと打合せをしていても、ただの笑い話。
ヒューザーの社長が業界内でいかに評判が悪かったか、
というお話をたくさん聞かせてもらいました。
来年はどうなるでしょうね。
建設現場での人手不足は多少緩和しているようです。
今年起こったいろいろな事件の遠因は人手不足にある、
と私は勝手に想像をめぐらせています。
そこが多少なりともゆるくなれば、
事故は少なくなるのではないでしょうか。
そう願いたいものです。
積水さんも「グランドメゾン白金レジデンス」の販売を
再開するのなら、早めにいきさつを公表すべきですね。
内々に販売できるのなら話は別ですが。
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