このブログは、そもそも「マンションの値引き情報」が出発点だったのですが、
今は日本の住宅問題全般と、時々脱線して幅広い分野を取り上げています。
先日更新した「米軍駐留を拒絶するのなら核武装すべし」には、
すでに4件の賛否両論コメントが寄せられています。
なぜか、「拍手」も他の更新よりも多いですね。
この「核武装」については、
連休中にもう一度やってみたいと思いますので、乞うご期待。
さて、度々申し上げている通り、この2月に
「年収200万円からのマイホーム戦略」という本を出したのですが、
実は次なる著書の構想をいくつか描いています。
そのひとつは
「タワーマンションが危ない」
というものです。
「そら来た、いつものテーマか?」
と思われるかもしれませんが・・・・その通りです(笑)。
もちろんのことですが、今までブログで書いてきたことよりも、
さらに突っ込んだ内容に掘り下げるつもりです。
その新しい切り口は「健康」です。
タワーマンションの上層階に住むことは、
様々な面で人間の「健康」に影響を与えそうです。
そもそも、タワーマンションなるものを主たる住みかとした人類は、
その200万年の歴史の中でほとんどいないわけです。
つまり、タワーマンションが人体にどのような影響を及ぼすのか
未だにはっきりとした「結果」は出ていません。
ただ、いくつかの「兆し」はあります。
そのひとつは「流産の可能性が高い」というもの。
これは東海大学医学部の逢坂文夫氏がデータ的に裏付けています。
さらに、子どもの引きこもりや、鬱症状との関連も疑われています。
「健康」に敏感な北欧の国では、超高層住宅を規制しているそうです。
そして、もうひとつの切り口は、従来から私が言ってきたように「災害」。
タワーマンションは、地震に対してかなり脆弱です。
それは、耐震強度の問題ではなく、
地震後の生活再建上の制約が多い、ということ。
これについては4月23日号の「週刊朝日」でも取り上げられていました。
そして、最後は「資産」としての問題点。
機械式駐車やエレベーターなど、通常のマンションに比べて
管理とメンテナンスに費やされるお金はかなり高いのが現実。
それでいて、なぜか固定資産税も割高な場合が多いようです。
突き詰めれば、あのタワーマンションなるものは
「気持ちの良い眺め」が得られるのと引き換えに、
かなり多くの「人生のリスク」を背負い込まなくてはならないのです。
まあ、そういったことをさらに研究して、本にしてみたいのです。
困ったことに、まだ出版してくれそうな会社は見つかっていませんが(笑)。
さて、ヨーロッパ文明から最も僻遠の「極東」に位置するわが国では、
ミニバブルが弾けたにもかかわらず、多くのタワーマンションが建設中です。
そして今後、もっとも多くのタワーマンションが建ちそうなのが
いわゆる「湾岸エリア」です。
今、盛んにテレビで広告しているタワーマンションがありますね。
例の、オダギリジョーの「ブリリア有明スカイタワー」です。
お隣の「ブリリアマーレ」がマドンナを起用して、
結果的には「大失敗」しているはずなのに、性懲りもなく・・・・
私は、「豊洲」と「勝どき・晴海」そして、この「有明」に関する
マンションレポートを出していますが、
立地条件で最もハンディを負っているのは、他ならぬ「有明」です。
だからこそ、マドンナやジョーを起用して、
一生懸命「有明は素晴らしくいいところ」とアピールしたのでしょうね。
でも、そんなゴマカシプロモーションが、必ずしも成功しているとは思えません。
この度「有明のタワー3物件を明解に分析」という
マンションレポートに最新情報を盛り込んで更新しました。
もし、あのあたりのタワーマンションをご検討の方がいらっしゃいましたら、
ぜひとも読んでみてください。
お値段は3960円とかなりリーズナブルです。
ただ、湾岸エリアの中では「有明」よりも「豊洲」や「勝どき・晴海」の方が、
幾分おススメできるところがあります。
ですので、残念ながらあまり肯定的な内容は多くありません。
かなり赤裸々な「値引き情報」は入れておきましたが(笑)。
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