大地震後、マンション住民が困ること

最近、マンションに浸かっています。
昨日はTVカメラの前で2回もマンションの話をしました。
一回は、そのままオンエアでした。
まあ、みなさんが普段は見ないマイナー局でしたが。

今日はちょっと違う話でもしましょうか。
北海道の地震にはビックリしましたね。
久しぶりにテレビに食い入りました。
しかし、どうしてどこの局も同じような映像と、
同じような報道しかやっていないのか、不思議。

私が知りたいことは以下の3つ。
1 この地震の原因は?
2 北海道にいたインバウンドはどうした?
3 ニセコの在住白人たちの感想

まず、この地震を予見していた地震学者はいたのでしょうか?
なぜ、今にも「くるくる」という南海地震よりも、だーれも
予想していない北海道でこんな地震が起こったのでしょう?
そもそも、阪神淡路も東日本も熊本も、
地震学者たちにとっては「想定外」ではありませんでしたか?

「想定外」ばかりなら一般人と同じなので、
地震学者の存在意義がありませんね。研究予算も不要。
東京にも震度7が・・年以内に来る、なんて本当ですか?
それは関東エリアには過去の実績があるからくるかもしれませんが、
それってかなり当てずっぽうぽくないですか?
私は地震学者の言うことなんか、なーんも信用しません。

さて、どのテレビも被災した人や自衛隊員、役人などの
インタビュー映像を流していましたが、インバウンドは?
北海道には今の季節、それなりの数のインバウンドがいたはず。
彼らはいきなり空港が閉鎖されてとっても不安だったでしょ。
特に言葉がまったくわからない人は。

そういう彼らの映像を私は見ませんでした。
誰か見た人はいますか?
日本に来て怖い目に遭って、さらに帰国便が止まった人は
さぞかし心細い思いをしたことかと想像します。
そういうところもぜひ取材して欲しかったなあ。

3つめは単に野次馬根性。
「ほら、日本ってすごい地震が来るでしょ」「怖いでしょう」
「もう住みたくなくなりました?」「だったらご提案、
あなたの素敵なホテルを即金で買い取る業者を紹介しますよ」
それはただの不動産屋やろ! という声が聞こえてきそう(笑)。
まあ、冗談ですよ。

ヨーロッパ人やオーストラリア人というのは地震を知りません。
だから震度3くらいの地震で「世の中がひっくり返る」と大騒ぎ。
あれは不思議でなりませんね。彼らは飛行機に乗って日本に来ています。
日本の震度3なんて、「只今気流の悪い場所を通過しております」
というのと比べて、全然大したことないと思いますよ。
飛行機の床とちごて、地べたが動いとるだけですやん。

天災と言えば地震と台風と火山噴火、豪雨に竜巻、雷。
日本にはすべてありますね。無いのは砂嵐くらいでしょうか。
あるいは超寒波。その代りにこの夏みたいな灼熱地獄。
まあ、無いのを探すのが早いくらいに天災多発国家。
ただ、もっともたくさんの人が死ぬのが地震ですね。

今回の震度7、仮に札幌の真下で起きたら死者は千人単位。
東京の真下で起こったら、死者は10万人単位だったでしょうね。
被災者は数百万人に達したと思います。
それこそアメリカ軍が本気で救援に駆けつけてくるはず。

最後に、話をマンションに戻します。
鉄筋コンクリートのマンションは地震の揺れには耐えられるはずです。
しかし、今回の北海道のようにインフラの遮断には最弱。
キーワードは「水と電気」。

飲み水や食べ物は蓄えておけば何とかなります。
しかし、トイレとエレベーターが使えないとアウトです。
電気が来なければ、最低限、トイレに流す水が必要です。
「そういう時は避難所に行く」という選択肢はありません。

東京のような人口密集エリアでは、周辺住民の何割かでさえ
収容できる公共施設は十分でないのです。
だから、東京都は「マンション民は避難所に来るな」と
考えているはずです。はっきりとは言いませんが。

となるとマンション住民は自分の住戸で生き延びねばなりません。
そして、エレベーターが使えないと外出がままなりません。
そこで必要なのは水ですね。飲み水ではなくトイレ用。
これって、かなり大変な条件だと思います。
2011年の新浦安は大いなる経験ではないですか。
トイレが使えなくなった場合はどうすればいいのか?
日頃から考えておく必要があります。

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2018/9/9 11:30 Comments (1)

1件のコメント

最後に、話をマンションに戻します。
鉄筋コンクリートのマンションは地震の揺れには耐えられるはずです。
しかし、今回の北海道のようにインフラの遮断には最弱。
キーワードは「水と電気」。
>>阪神震災以降、マンションの耐震性が問題になっています。とりわけS56年以前のものは特にそうで、おまけにこの時代の物件には手抜き工事があり、本来の設計上の強度すら不足しているものもあるそうです。震度6でガレキと化すとかで恐怖をあおり、建替え建替えとなるわけですが、しかし、この手の物件は五万とあるにもかかわらず北海道や東北をはじめとする最近の震災でそれほど深刻なダメージはあまり聞きません。むしろ、六本木ヒルズに代表される最新鋭のビルのほうがいろいろと問題が指摘されているくらいです。計算上の強度と実際の震災時のダメージは相当の乖離があると考えるべきで、危険と診断されていても実は建て替えには及ばない。むしろ、仕事が欲しいゼネコンに翻弄されているだけではないでしょうか?

東京のような人口密集エリアでは、周辺住民の何割かでさえ
収容できる公共施設は十分でないのです。
だから、東京都は「マンション民は避難所に来るな」と
考えているはずです。はっきりとは言いませんが。
>>マンション住民は、自治会など地域や近所づきあいをいやがることを理由に住む人も少ないないでしょうから、災害時だけ助けてくれは虫がいいということでしょうか?実は私の住む町も10年前に大規模断水があり市から給水車がきましたが、自治会に入っていない人にはあげなかったところを目撃しました。

となるとマンション住民は自分の住戸で生き延びねばなりません。
そして、エレベーターが使えないと外出がままなりません。
そこで必要なのは水ですね。飲み水ではなくトイレ用。
これって、かなり大変な条件だと思います。
2011年の新浦安は大いなる経験ではないですか。
トイレが使えなくなった場合はどうすればいいのか?
日頃から考えておく必要があります。
>>だから、マンションは下層がいいわけです。納得。
しかし、景観は別としても繁華街や駅に近いなど、
立地によっては居住環境上下層階では嫌な場合もあります。めったに起こることのない震災のために下層階がいいかは難しいと思います。

2018/09/09 13:29 | by マンションより一戸建派

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