今日はとあるメディアさんの新年会にお呼ばれしてきました。
社外ゲストはわたしひとり。スピーチまでさせていただきました。
そのあと、次から次へと名刺交換とか歓談なんぞいろいろ。
チヤホヤ、チヤホヤされてかなりいい気分で帰宅。
私には承認欲求という劣情はありませんが、それがある人に
とっては最高の気分になれたのではないかと思います。
さて、今日のお題は世界経済。イギリスでEU離脱案が否決。
あらかじめ折り込まれていたので株式市場はほぼ無反応。
でもね、これってけっこう大変なことだと思います。
仮に、このまま合意なき離脱になればユーロ圏は大混乱。
そうでなくても、ユーロ圏は経済が低迷しています。
その背景には政治の混乱があると思います。
イギリスはメイ首相、ドイツはメルケル首相、
フランスはマクロン大統領、そろってレイムダック状態。
ハッキリ言って、政治が機能していません。
一方で世界の中心であるアメリカのトランプ君は
世界第二位の経済大国・中国に喧嘩を吹っ掛けました。
政治が安定しているのは日本くらいなものです。
さて、このさきどうなることやら。
私は不動産市場を眺めてアレコレ言うのが仕事です。
今年に入って、特に大きな変化はありません。
個人向けの利回り物件が値崩れしかけているくらいですか。
中古マンション市場はかなり停滞しています。
特に湾岸エリアには暗雲が漂っています。
それが証拠に、市場関係者が根拠のない強弁を始めました。
こういうのは崩壊の前兆ですね。
まあ、マンション市場は新築も中古も遠からず崩壊します。
私は最長でもそれまで4年かと思っています。早ければ明日から。
普通に考えて10月の消費増税後でしょうね。
ただ、まだ本当に消費増税になるかどうか分りません。
私は日頃から内外のニュースサイトを見て回っています。
今年に入っての感触だと、昨年末に期待されていた
北方領土返還交渉と北朝鮮との拉致問題の進展は、
やや遠のいた印象を受けています。
つまり、安倍君の切れるカードは出てこない。
代わりに出てきたのは、経済の暗雲。特に欧州。
中国経済に関する変調も報道が多くなりました。
あの国の経済は10年前で日本の1990年時点の水準だと
私は勝手に理解しています。そこからひたすら
バブル崩壊を場当たり的な金融緩和で回避してきました。
まあ、バブルのマグマを膨らませただけです。
だからバブルが崩壊するとリーマンの2000倍の悪影響です。
中国経済のバブル延命策というのは、平明に考えて
世界経済史上の壮大な実験です。バブルを崩壊させない・・・
しかし、そんなことが未来永劫続くわけもなし。
問題は、いつ堪えられなくなるか、ということ。
傍から見ると、まだ四、五年は大丈夫そうな。
まあ、米中貿易戦争の行方次第というところもあります。
さて、日本の不動産です。
みなさん、見るべきは通貨(外国為替)と金利ですよ。
需要と供給の関係を考えれば、東京や大阪名古屋福岡の
都心以外はまったくの供給過多。今後も展望なし。
だから日本の不動産価格は本来下がるべきです。
しかし、都心のマンション価格は空気で高騰しています。
外国為替と金利は世界経済と連動しています。
日本経済も否応なく巻き込まれるのです。
今の日本の都心不動産価格は経済合理性を欠いています。
いずれ下がるのですが、そう簡単にはいきません。
中国では年収の100年分でマンションが売買されています。
中国の都心でマンションを1戸売ると、東京でビルを1棟
買えると言われています。多分、その通りですね。
これは東京のビルが安いのではなく、中国のマンションが高すぎ。
「意識高すぎ高杉君」では済まないレベルまで中国バブルが膨張。
バブルは、当局が潰そうと思わない限り、潰れにくいもの。
「平成の鬼平」と称した三重野君でも、バブル退治に数年を要しました。
中国は自らが膨らませたバブルを崩壊させる意思がありません。
むしろ、維持延長したい思惑が見え見え。
だから住宅価格が年収の100倍になってしまうのです。
今までの世界経済で、今の中国のような政策を採用した国は
ありませんでした。だから、これは壮大な実験です。
何度も書いていますが、今の中国のような専制国家では
経済の崩壊はすなわち政治体制の転覆を意味します。
共産党の一党独裁を終わらせるのです。
そうならないためにも、中国の共産党は
無理をしてでもバブルを存続させますわな。
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ちなみに、前回の参加者は2組様。
待ち時間はございませんでした。
次回も同じようになるかどうかは分りません。
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