マンション復調??? そんな馬鹿な!

最近、夕刊紙も週刊誌もマンションの話題を取り上げれば売れるみたいですね。
先日は週刊文春の記事を紹介しましたが、昨日は夕刊フジ。
ここはよくマンションを取り上げているので、
時々キヨスクで見出しの張り紙を見て「おお」と思っていました。
「どーせくだらないだろ」と想像していたので買いませんでしたが・・・
昨日は気になって、ネットで調べてみました。
なんと、夕刊フジの記事はネットで読めるのです!
「100年に一度」の買い時で…マンション復調の兆し
少し抜粋すると
「厳冬状態の業界では市況の本格回復を期待する声も出ているが、この“春の陽気”は一時的なものとの見方がもっぱらだ」
その通り!
これはあくまでも一時的現象です。
さらに不動産経済研究所(東京)福田秋生企画調査部長は次のように分析
「(中略)・・・100年に一度の大不況は、マンション市場にとっては『100年に一度の買い時』ともいえるだろう。ただ、再販による値引きは在庫がなくなれば終わる。昨年12月は61.9%だった契約率が70%を超えてくるようだと、在庫は徐々に減っていく(大幅値引きの物件も減っていく)ことになるのでは」
私もその通りだと思います。
業界情報をひとつふたつ
●メジャー7がメジャー6に
自分たちで勝手に「メジャー7」だと名乗っていた
マンションデベロッパー7社の内のある1社が、
別の1社の完全な子会社になりました。
そうなるとメジャー6に?
そんなことは実はどーでもいいのですが、
困るのは一般のエンドユーザー。
「当社はM社の完全子会社になる予定ですので、
今までの話はなかったことに・・・」
値引き交渉がある程度進展していて、
重要事項説明まで終わっていたにもかかわらず、
そんなことをいわれたこのブログの相談者がありました。
これは100%売主企業の都合なのに、勝手な話です!
榊としてはそういう不実なデベに厳しい目を向けざるを得ません。
今後、相談があった場合には警戒を促します。
●民事再生法でも経営者は悠々自適!
この話を聞いていると、腹が立ちますね。
自分たちの個人資産だけはチャッカリ確保してから、再生法でドカン!
申請ギリギリまでその会社の仕事をさせられた下請けさん、
あるいはいいことばっかりいって貸し出した金融機関などは
いってみれば詐欺にあったようなもの。
世間を騒がせ、債権者に恐ろしい迷惑をかけたわけですから
素寒貧になってしかるべしなのに、悠々自適。
ほとぼりの醒めたころにまたぞろ世間に出てくるつもりです。
みなさん、そういう輩は決して許してはなりません!
●プロパスト、ストップ安張り付き
ここで度々取り上げているプロパスト。
本日はストップ安838円で張り付いたまま動きませんね(15:00現在)。
こういう値動きは何かの予兆かと・・・ついつい勘ぐってしまいます。
この値で換算した時価総額は約2億9千万円。
一般的な新築マンションにして、たったの10戸分。
ここが売主になっているうちの何分の1なのでしょう?
民事再生法または会社更生法を申請した企業、
または申請しそうな企業が売主となっている
マンション購入についてのご相談が多くなっています。
基本的には避けるべき選択です。
もう契約してしまった方については、
履行の段階によって対処法が異なります。
売主の説明を聞くだけでなく、
ご自身でよくお調べください。
迷われたら、コメントでお尋ねいただければ
できる限りお答えします。
●ご相談をいただく方へ
こちらの「コメント」から送信してください。多少長くなっても構いません。
「拍手」のコメントでいただくと、見逃したり、遅くなったりすることがあります。
また、再度のご相談もこちらのコメントからください。
私のメールアドレスへの返信だと、やはり見逃したり
遅くなったりすることがあります。
あと、私のアドバイスメールはヤフーのフリーメールを使っています。
相談者によって「迷惑メールに入っていました」ということがあります。
だいたい、3-5日以内にアドバイスメールを送りしていますので、
その間に私からのメールが届かなければ、
迷惑メールのボックスにも注意なさっておいてください。


2009/2/17 15:00 Comments (21)

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