尖閣諸島の武力紛争、歓迎します

はや、12月になってしまいました。
今年の春先に交わした、とあるミリタリーマニアとの会話を思い出します。
「今日こそは戦争になっていないかと、毎日家に帰るのが楽しみなんだ」
彼は61歳でスマホを持ち歩かないから、家に帰ってみるテレビが最新情報。
春頃は、毎日のように尖閣諸島に押し寄せる支那の船が話題でした。
最近、新聞を注意して読んでいるのですが、少なくなったみたいですね。

ところが先日、支那が防空識別圏を設置したのにはややビックリ。
その直後に米軍機や自衛隊機、海上保安庁の飛行機が飛んだけれど、反応なし。
あれほど面子を大事にする国にしては、期待外れ。
米軍機と丁々発止の模擬戦闘でもしでかしてくれれば面白かったのに。

戦争というのは、最初の一発をどちらが撃つか、ということが結構重要。
ちょうど72年前の今頃、アメリカは日本に戦争を仕掛けて欲しくて、
あの手この手で挑発をしていました。
ルーズベルトは海軍の小艦艇を日本の「防海識別圏」みたいなところに
送り込み「あわよくば撃沈してくれないかな」と考えていたようです。
そうこうしているうちに、帝国海軍が真珠湾を奇襲。
第二次世界大戦は、太平洋に戦場を広げてしまったのです。

支那はどうするのでしょうね?
最近は悪い話ばっかり伝わってきます。
国内には問題が山積の様子。
周辺国からは忌み嫌われ、国際社会でも孤立気味。
ひとり擦り寄っていた韓国とも、やや微妙になってきました。

結局のところ、共産党政権が自ら招いた矛盾を
制御し切れていないところが、問題の本質ではないかと思います。
共産党の指導部はそれを対外的な危機を煽って誤魔化そうとしています。
その標的にされる日本にしてみたところが、かなりの「いい迷惑」。

そもそも、尖閣諸島にさほどの価値があるのでしょうか?
あのあたりに天然ガスがあるから、と囁かれていますが、
日本との関係を悪くして、さらには世界中の顰蹙を買ってまで、
あんな小さな無人島を奪い取ったところで、
それに見合った対価が得られるとも思えません。
つまり、きわめて政治的な価値しかないわけです。
逆にいうと、だからこそ「一歩も引けない」のでしょう。
合理的に考えれば考えるほど、バカバカしい問題です。

しかし、こういうおバカなことは一度始めてしまえば
「引くに引けない」のが面子にこだわるあのお国のやり方。
今のところこぶしは振り上げるばかりで、下ろす気はないようですが。
ただ、油断はできません。

困ったことに、あの国では下々まで統制がとれていないようです。
「最初の一発」は、わりと低いレベルで判断され、
撃ち放たれてしまうかもしれません。
そうなれば、行くところまで行くのではないでしょうか。
つまりは、武力紛争。小さな戦争と言ってもいいかもしれません。

日本も支那もアメリカも、政府首脳で戦争をやりたがっている人はいません。
しかし、歴史を紐解くと国のトップの判断で起きる戦争よりも、
偶発的に始まったり、現場が勝手に起こす戦争や武力紛争の方が、
多いのではないかと思えるほどです。
ただ、そういう戦争や武力紛争は大きくはなりません。
ちょこまかとやりあうと、だいたいは話し合いで休戦。
尖閣で何かが起こるとすれば、そのパターンでしょう。
だって、日米支3国とも本音では「やりたくない」のですから。

私は、この際だから起きてしまった方がよいと思います。
その理由の一つは、今なら勝てる可能性が高いからです。
海上自衛隊、航空自衛隊の装備と練度は、
人民解放軍の海空軍に勝っているはず。
それに、アメリカ軍の支援も期待できます。

2つ目の理由は、それによって国内が目覚めること。
「平和」と唱えていれば戦争が起こらない、と信じているバカどもも
少しは現実というものが理解できるでしょう。
何よりも、憲法改正の機運が高まるはずです。

3つ目の理由は、日米間の絆が深まること。
1回でも友軍として戦争をやってみると、味方意識が強まります。
日米安保条約の有効性を確認できる良い機会ではありませんか。

同時に支那の孤立が鮮明となり、共産党政権の崩壊が早まるでしょう。
支那の混乱は必ずしも日本の利益ではありませんが、
今のように無用の圧力を受けることは少なくなります。
また、北朝鮮の崩壊にもつながり、
拉致被害者の救出機会が得られるかもしれません。

それやこれやで、尖閣での武力紛争はいいことづくめ。
だから「ぜひ起こって欲しい」ところなのですが・・・
ひとつ、忘れてはいけないリスクがあります。
それは尖閣周辺で支那の海空軍がボロ負けに負けると、
トチ狂った軍部が暴走するかもしれないこと。
山東あたりにあるという、日本向けのICBMを発射してしまう・・・
なんてこともないとは言えません。
何といっても、下々まで統制がとれていない国ですから。

もちろん、支那にある日本企業はことごとく焼打ちに会うでしょう。
殺される人も多くなるでしょう。若い日本女性はレイプされます。
誰も助けてくれません。日本人同士で助け合うしかありません。
1945年の夏に、満州で起こったことが再現されるのです。

しかし、今回ばかりは同情できません。
だって、支那という国がそういう無法国家であることが
十分に証明されているにもかかわらず、
あの国に資本を投下したり、居残ったりしているのですから、
すべては自己責任です。
暴動が起こった(起こされた?)昨年の秋から今まで、
1年以上も猶予があったのですから、
日本に引き上げる時間は十分にあったはずです。

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2013/12/2 22:20 Comments (2)

2 Comments

坂之上さん。
コメントをありがとうございます。
アメリカは基本的にどこにも軍事介入したいとは思っていません。ましてや世界第2位の大国と事を構えたくはないでしょう。しかし、重要な同盟国である日本を見捨てると、国際秩序は大混乱に陥ります。支那は遠慮なく周辺国を侵略し始めるでしょう。だから、気が進まなくても日本を助けざるを得ないのです。

2013/12/03 11:01 | by Sakaki Atsushi

アメリカは本当に日本を助けてくれるのでしょうか? 土壇場ではしごを外さないか心配です。榊さんはどう思われますか?

2013/12/03 06:46 | by 坂之上

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