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※順不同・敬称略で掲載しています。

最近、暑くてちょっとサボっていますが、
私も「動画ブログ」なんてのをやっています。
昔は「テレビ」というご大層なメディアでしかできなかったことが
今ではインターネットでほぼほぼ誰でもやってしまえるワケです。
これは、考えてみれば恐ろしいことです。
何か情報やコンテンツを持っていれば、
誰もが低コスト(時に無料)で世界に向かってそれを発信できるのです。
世の中の既存情報メディア(テレビ、新聞、雑誌)が軒並み経営不振に陥り、
そこに依存していた広告代理店(電通など)が
苦しい経営を迫られている実態が、
この情報化社会の劇的な変化を如実に表しています。
先日、某編集者がこんなことを教えてくれました。
「ある人がタワーマンションを禁止しようと呼びかけたら、
6割が反対、3,4割が賛成した」
なんじゃそりゃ・・・と思って、そのサイトを覗いてみました。
ご紹介しましょう。
「ハ会」とか「ニッポン住宅維新会議」なんていう
カゲキな名前が付いています。
中身をみると、看板にたがわずかなりエキセントリック。
第2回のシンポジウムというのが先日あって、
その模様はネットで生中継されたようです。
今はその時の動画が誰でも見られるようになっています。
www.ustream.tv/recorded/8545563
最初に、さくら事務所の長嶋修氏が「新築住宅の総量規制」を提言。
次にリビタの内山博文氏が「タワーマンションの建設禁止」を・・・
どちらも過激でしょ?
ちょっと残念なのは、8人ほどのパネラーで討議するのですが
そこでの議論がうまく噛み合っていないこと。特に後半。
田原総一郎風のやや強引な司会進行は、テレビの影響?
各パネラーもあまり「討議」には慣れていないという感じでした。
また、参加者の中に一人もデベロッパーを代表する方がいなかったのも残念。
ただ、もしアノ場にいれば「袋叩き」にあったかもしれないので
怖くて参加できなかったのかもしれませんが。
それにしても、日本の住宅産業を「維新」しようとしている「専門家」が
こんなにたくさんいらっしゃって、熱く討議している姿を見ていると
何だかとても勇気がわいてきますね。
それに、問題意識のベクトルはみなさんさほど違っていないと感じました。
例えば「タワーマンションの建設禁止」についても、
タワー自体に大きな問題があることについては、
参加者の中の共通認識のように思えました。
それを抑制する方法論として「法律で禁止」するか否かになったので
議論の行方が迷走したのだと思います。
いきなり「禁止」云々の議論をせずに、
その手前の「タワーの何が問題なのか」をテーマにした方が
一般のエンドユーザーには分かりやすかったのではないでしょうか?
もちろん、専門家諸氏には物足りないかもしれませんが。
一方、長嶋修氏は「新築住宅の総量規制」を提言。
しかし、現実には「規制」できないので
「誘導」するしかないとも発言なさっていました。
それはその通りだと思います。
私としては、何につけても「お上」の力でどうしよう、
こうしようというのは反対です。
役人や政治家というものは、注意深く監視しておかないとすぐにズルをします。
例えば、最近の宇部三菱セメント問題も、国交省は業者側に立って
ひたすら問題の沈静化を目指しているとしか思えません。
「大臣認定」基準には達しなくても「JIS規格」にあっていたので問題ない、
というのなら、最初から「大臣認定」なんて不要なはずです。
いってみれば、ご都合主義。透かしてみれば、かなりインチキ臭い理屈。
ことほどさように、お上などというのはアテになるものではありません。
それに、連中の権限を増やすと、
逆にズルをしないように見張っておくという負担も増えます。
新築住宅もタワーマンションも、消費者が「くだらないものは買わない」という
賢明な判断ができるようになれば、自然に淘汰されていくと思います。
そのために「専門家」諸氏は、
さまざまな機会に「くだらない」住宅とは何なのかについて
自分の専門性に立脚した見解をエンドユーザーに対して
表明していくべきでしょう。
しかし、この「情報発信」というのは、かなりしちめんどくさいこと。
だからこそ、この「ハ会」のような活動に意義があると思います。
最後にちょっとだけ私の意見。
議論の最後の方で
「タワーマンションに限らず、マンション一般の話にしよう」
などという乱暴な展開になっていました。
アレは「大規模マンション」と「タワーマンション」の違いを
最初に分かりやすく定義しなかったのが混乱の原因でしょうね。
私は「大規模マンション⊃タワーマンション」だと思っています。
ほとんどのタワーマンションは、それ自体が大規模コミュニティです。
ですから、「タワー」は「大規模」の問題点を全て含んだ上で、
さらに独自の様々なリスクを背負っているのです。
それだけ危険で不安定なモノなのに、どんどん作られ、売られています。
いわば無責任な「アワ踊り状態」。
「作る阿呆に買う阿呆、同じ阿呆なら儲けにゃ損損」
ということで、デベロッパーの儲けの道具になっています。
ただの「阿呆踊り」で済めば罪はないのですが、
タワーマンションは時に人の命を縮める危険性を孕んだ居住形態です。
この問題・・・日本社会の未来にかなり深刻な問題を
残すのではないかと予想します。
だからといって、法的に禁ずることには反対します。
最後は、自己責任の問題だと思いますから。
参考レポート
どう読むか? 住友・大崎 Vs. 三井・五反田 タワーマンション対決
嵐の前の静寂?「晴海」「勝どき」「月島」のマンション市場を分析
何度か書いたとおり、私は京都の「京大村」みたいなところで
育ったにもかかわらず、京都大学に入学できませんでした。
だから、「京大」には抜きがたいコンプレックスを持っているのですが、
どういうワケか「東大」についてはまったくありません。
とういうよりも、ジョークに使うためにはもってこいのネタです。
ちょっと申し訳ないのは、私の周りの東大君はいい人ばかりであること。
今、読みかけの本で「こりゃ、おもしろい!」というのが
立花隆氏の「東大生はバカになったか」。
東大で何年か講義した経験に基づき、自分が東大生だった頃に比べて
今の学生がいかにバカになっているかを滔々と語っておられます。
立花さんの本は割合好きなのですが、
「俺はこんなにいろんな事を知っているぞ」という
博覧強記ぶりを振りまく「臭さ」は随所に感じます。
この「東大生は―」も、そういった臭いがプンプンと漂ってはいるのですが、
まあご自身が仏文と哲学で学ばれた立派な「東大君」だけに、
身内に対して何の遠慮もないところが痛快です。
いろいろエピソードが語られているのですが、ピカイチに笑えたのが「教養」。
まず立花氏が「東大法学部卒には教養がない」と何かに書かれ、
それが世間でかなり評判になったそうです。
すると、現役の法学部学生が質問にやってきました。
「先生、教養ってなんですか?」
「教養とは、どうすれば身につけることができるのですか?」
いやあ、コレは立花氏ならずとも笑えますよ。
もし、高校で教えてくれる科目に「教養」というのがあれば、
優秀な東大生は間違いなく「教養」が身についているハズです 。
残念ながらそんな科目はありませんし、作れません。
また、東大には「教養学部」というのがあるそうですが、
ここで「全優」の成績を残しても、
多分「教養」が身についたとはいえませんね。
そして、もっと笑えるのは立花氏自身が「教養」だと思っていること。
まだ全部は読んでないのですが、彼のいう教養とは
1 欧米の教養人士が集うパーティで、対等の会話ができること
2 自然科学、特に物理学の基本的知識を有していること
「東大はんのいわはる教養ちゅうのは、そういうことでっか?」
なーんて言いながら、含み笑いをする京大教授の顔が何人も思い浮かびます。
このあたり、立花センセイも所詮はアタマの固い東大君ですね。
どうして毛唐どものパーティで、奴等の「教養」に
合わせた話ができなければならないのでしょう?
私らは日本人であって、そもそも文化的な成り立ちが連中とは違います。
わざわざ毛唐どもが「知識・教養」と称するものを、
猿真似のように身に着ける必要など、何もないと思いますよ。
例えば、印象派とポストモダンについて詳しく知らなくとも、
写楽と北斎の作風の違いについて、
一通りの説明ができればいいじゃないですか。
モーツアルトを2、3曲しかまともに聞いたことがなくても、
日本の弦楽器と支那のそれの類似と相違について
語れればいいじゃないですか。
ヘロドトスのヒストリアイ(歴史)を知らずとも、
司馬遷の「史記」がいかに面白いかを聞かせてやればいいのです。
アインシュタインの相対性理論の一般論くらいは
知っていなければいけないけれど、
今の先端の宇宙物理なんて、おとぎ話程度に聞いておけば十分です。
最新のバイオテクノロジーの話なんぞは、
新聞記事が理解できる程度以上の知識が必要でしょうか?
そりゃあ、好きな人はどんどん踏み込んでいけばいいのでしょうが。
要は、立花センセイとしては自分の有している知識により近いものを
身についているのが「教養」だといいたがっているように思えます。
まあ、そこが東大君の限界なのでしょう(笑)。
「教養」があるかないかは別にして、
私の場合は「インテリ」かどうかをひとつの基準にしています。
ただ、別に「インテリ」であってもなくても、
その方の人間的な魅力には関係ありません。
好かん「インテリ君」よりも、好人物の「非インテリさん」の方と
ご昵懇に願いたいのはいうまでも無いこと。
ところで、私が勝手に定めている「インテリ」基準は
1 分野に偏らず、2000冊以上の本を読んでいる
2 幅広い分野に好奇心・向学心を持ち続けている
といったところでしょうか。
さらに、贅沢をいうのなら
3 物事に対する好悪の感情が薄く、合理的に価値判断する
この1,2だけでも、私は立派な「インテリ君」だと思います。
何にも難しくないと思うのですが、割合いないものです。
私が関わっている不動産業界、広告業界、新聞・出版業界の中では
やはり圧倒的に後の2つに多くいらっしゃいます。
残念ながら不動産業界で「インテリ君」は絶滅危惧種に近いかな。
あの業界では「インテリ」的要素はほとんど必要ないばかりか
かえって邪魔になるようです。
「何にも考えていない」というのが「一番強い」のですよ。
そんな不動産業界を相手に、日々悪戦苦闘しながら
生き抜いてきた「インテリ君」の一人が、
他ならぬ我が盟友・如月正雄さんです。
ここんとこ、しばらく違う業界を相手に活躍されていたようですが、
戻ってきてくれました、みなさんのために。
彼のヒットシリーズもはや第11作目。
今回取り上げてくれたのは
高級住宅街と庶民居住エリアが入り混じり、
錯綜する渋谷区のマンション市場を見事に分析・整理。
みなさんのこのエリアでのマンション購入に
欠かせない判断材料を提供してくれます。
毎度毎度のことですが・・・・暑いですね。
いったい毎日何リットルの汗をかいていることやら。
世間のニュースを見ていても、暑苦しいことばかりですね。
●辻元清美代議士の社民離党
コイツは福島党首と並んでもっとも落選して欲しいお方。
前科一犯ですから、おとなしくそのへんのオバハンになってりゃいいのに。
あの顔をみると、さらに暑苦しくなります。
●ロシア、対日戦勝記念日法が成立
これについては以前にも書きましたので、詳しくいいません。
日本の外務省はなぜ猛然と抗議しないのでしょう?
●「防衛白書」の閣議了承と発表を先送り
これには怒り心頭! 菅内閣は韓国の竹島領有を認めるのですか?
もしそうなら後世に残る「売国奴」内閣ということになります。
●中井担当相、金元死刑囚の来日を自画自賛
「アホか!」の一言。日本は法治国家かどうか疑いたくなります。
法を厳格に適用するなら羽田で逮捕して徹底的に取調べた上、裁判です。
それを捻じ曲げている民主党政権は、かなりインチキです。
●アメリカ軍の機密文書が漏洩
そもそもアメリカがアフガニスタンで戦争している意味が分かりません。
タリバンなんぞほっときゃいいじゃないですか。
たとえ奴らをアフガンから一掃できたとしても、テロはなくなりませんよ。
大英帝国、旧ソ連もアフガンに手を出した後、「帝国」が衰退しました。
アメリカもこの歴史の軌道を辿るのでしょうか?
●林葉直子、15年ぶりの棋戦を完敗
これは唯一笑えるニュースです。どーでもいい話ですが、
女性が一旦勘違いを始めると、長く尾を引くようですね。
私の大好きな人生幸朗さんはボヤキ漫才でしたが、
今日の更新は「ボヤキブログ」といったところですか?
「責任者、出てこーい!」
さて、今日はお知らせがふたつほど。
テーマはズバリ「幸せな住まいと出会う」
内容は前回を基本に、最新のマンション市場情報を盛り込むつもりです。
ただ、今回の特長は
●多くの方がご参加いただけるよう、日曜の昼3時30分からです。
●講演は私の他に、前回好評だった大友さん、
そして今回はニューフェースとして建築家の大村龍一さんが登場します。

●さらに、十分に時間を取って、この3人が「無料相談」をさせていただきます。
●にもかかわらず、参加費は2500円に据え置きました。
※前回参加者に一部から「あの内容なら1万円でもいいんじゃないですか?」
という声もありましたが、あくまでもエンドさんのサポートのための
セミナーですから多くの方にご参加いただける価格設定にしました。
●前回「品切れ」続出となったマンションレポートの廉価販売も
今回は十分に取り揃えて、みなさんのニーズにお答えしたいと思います。
前回は突然にテレビの取材が決まったりしましたが、
今回はいまのところそういう予定が入っていません。
映りたくない方も、どうぞ安心してご参加ください。
くわしくはこちらをご覧ください。
非常に要望が多いので、今回試験的に販売させていただきます。
価格は税込み2500円で、ご送金は今のところ銀行振り込みのみ。

当日のレジメとホワイトボードに書いた「不動産流通」の図解を
分かりやすく手書きにした「資料」をお付けします。
但し、これは榊淳司の講演部分だけです。
大友雅敏さんの「契約で失敗しない基礎知識」については
後ほど別に販売するつもりです。
詳しくはこちらをご覧ください。
緊急告知
ご相談をいただいている方で、返信先をヤフーアドレスになさっている場合、当方よりのメールが「迷惑ボックス」に入ってしまうケースが多発しています。なるべく正規プロバイダーのアドレスをご指定ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
毎度同じことで恐縮ですが・・・暑いですね。
「もう勘弁してくれよ」といいたくなります。
しかし・・私はどういうワケか、冷房が好きではありません。
なるべくクーラーのスイッチを入れずに過ごそうとするのですが、
さすがにそれではグッタリして、人間として機能しなくなります。
しかたなく、ここんところはあの文明の利器のお世話になっています。
でも、よーく考えてみれば、昔はあんなものはありませんでした。
私の子どもの頃は、クーラーのある家は「うわ、お金持ち」という感じ・・・
社会人になって一人暮らしになりましたが、はじめの数年はクーラーなし。
私が冷房付きの住まいで暮らしだしたのは、やっと20年前です。
子どもの頃の冷房経験が貧弱なせいか、どうもアレが苦手。
遠い日々、まだ会社に勤めていた時には勝手なことができませんから
一日中冷房がキンキンに効いているオフィスにいました。
若造なんで文句も言えません。でも、イヤでした。
自分の会社を作って社員を雇うと、これまた勝手なことはできません。
仕方なしに適度に冷房を入れていました。
今は・・・ひとりの事務所なので、一日2-3時間程度。
それも7月に入ってからです。
日本の鉄筋コンクリート造の建物というものは、
エアコンがあることを前提に作られています。
昔の日本家屋みたいに、風がスースーと抜けるようにはできていません。
もし、エアコンがなければ大変なことになります。
夏はサウナのように蒸し暑い空間で過ごさなければ・・・
「エアコンなしでマンションなんかには住めないよ」
と、誰でも考えますよね。
でも、こういうのはアタマの固い方の発想。
実は、鉄筋コンクリートのマンションでも、
エアコンを使わずに快適に暮らす方法があったりします。
このブログでも何度か紹介している、東京都板橋区のリブランという会社。
エアコンに頼らないマンションでの暮らし方を提案しています。
かなりユニークですね。
そして、そういうライフスタイルに対応していたマンションを作って
一般の方々向けに分譲しているのです。
東武東上線という、狭いエリアが事業の中心なので
あまり世間で広く知られてはいません。
でもまあ、ああいうスタイルがあっていいと思いますし、
冷房嫌いの私からすれば「がんばってね」と応援したくなります。
さて、今日の本題はもう少し暑苦しい内容です(笑)。
このクソ暑い中、私は毎日何をしているかというと、主に2つ。
1 J-REITについての調査・研究
2 マンションレポートの更新
J-REITというのは、世間では「リート」と呼ばれているもの。
日本語で言うと「不動産投資信託」と呼ばれています。
なんで私がそんなものを調べて研究しているかというと、
この「日経マネー」の連載記事を書くためなのです。
前から、その基本的な仕組みについては一応知っていました。
そして、今はかなり「買い時」だな、
という漠然としたイメージを抱いていたのです。
そこで、日経マネーの読者に対して「不動産屋」的な視点で見た
J-REIT銘柄の選別法をご紹介すべく、さらに深く理解しようと考えたワケです。
幸いにして、望むべくないほどに適任の「指導教官」が、
私のリート研究を多角的にサポートしてくれています。
彼に導かれて、私の知覚が最短距離でリートの深部へと進んできました。
最初は半ば義務的に始めた研究も、今は自分の興味と好奇心がエンジン。
さらに、研究し始めて気づいたのですが、
J-REITには驚くほどの情報開示義務が課されているのです。
すなわち、運用不動産の取得価格はもちろん、入居率、諸経費、
半年毎の鑑定評価額など、実に細かなところまで開示されています。
変な話、投資用不動産の実物を購入する際でさえ、
ここまで資料がそろっている場合は少ないのではないでしょうか?
それでいて、投資利回りは銘柄にもよりますが5-6%程度。
一口数十万円で買え、ネット証券を利用すれば手数料も僅か。
大枚なお金で新築のワンルームマンションを買うよりも
はるかにお手軽に「ミドルリスク、ミドルリターン」という
不動産投資のメリット(?)を味わえます。
といって、別に私は何でもいいからJ-REITを「買え」とはいいませんよ(笑)。
私が、J-REITの銘柄をどういう視点で選別すべきと考えているかは
今発売中の「日経マネー」から始めて、3,4回のシリーズで紹介します。
ご興味のある方はそちらを読んでください。
一般の証券アナリストなどと違うところは、
あくまで「不動産屋」的な視点でJ-REITを眺めているところです。
さて、J-REITを研究しつつも、手を抜かずにせっせと書き上げて、
みなさまのための「情報提供」を目指しているのが、マンションレポート。
先週は以下の2つのレポートを更新しました。
嵐の前の静寂?「晴海」「勝どき」「月島」のマンション市場を分析
価格 3,960円(据置き)
これは、もともと「晴海・勝どき」エリアのみを対象としていたのですが、
今回は「月島」エリアにまで対象を拡大して、内容を拡充。
アノ住友不動産が、豊洲の「シティタワーズ」と比べて
「そりゃ、安いんじゃないの?」と思えるマンションを月島で売っていた・・・・
なーんていう情報を盛り込んでいます。
乱戦&混戦 江戸川区・葛西エリア ファミリーマンション市場
価格 3,960円(据置き)
こちらの注目は「サンクタス西葛西」。
「ヴィーナスシティ」なんていう、わけのわからない広告が目立っています。
どうやら、予想以上の人気で気をよくした事業主が
「高値ギリギリ」を狙った価格政策を採用した模様。
ロケーションのポテンシャルはエリア随一ながら、
近接の創価学会施設が資産価値に与える影響は予想できないし、
現状の価格には当然織り込まれていません。
ここは「買い」か「待ち」か・・・の判断材料を提供。
その他、オーベル葛西ベイマークスなど全6物件を分析しています。
こういう「一般」のマンション分譲市場を眺めていて、
つくづく感じるのは、その情報開示の不透明さ。
「いったいいくらで、どれくらい売っているのか?」
「実際は何戸が販売済みで、何戸残っているのか?」
「本当は、いつ販売するのか?」
こういった基本的な情報が一般消費者に開示されない、という現状は異様です。
多くのエンドユーザーは、
販売サイドからの「トーク」しか情報が得られません。
まさに暗黒の世界。
J-REITと比べてみると、その「情報閉鎖度」は驚くばかりです。
例えば、先ほどの住友不動産。
豊洲で販売中のタワーマンション、「シティタワーズ」の3棟が
実のところ何戸販売済みなのかは、決算書の隅から隅まで目を通しても
まったく分かりません。
単純に「販売は好調に推移し」などという抽象的な表現にとどまり、
あとは全体としての数字が並んでいるだけ。
まあ、投資家に対してはそれでもいいかもしれません。
でも、一般人に対して誤った情報を与えたり、
誤解を招くような手法を使って販売活動を行った場合は
「消費者契約法」に違反する恐れがあります。
例えば、その第4条にはこう記されています。
次の各号に掲げる行為をしたことにより当該各号に定める誤認をし、それによって当該消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をしたときは、これを取り消すことができる
一 重要事項について事実と異なることを告げること。 当該告げられた内容が事実であるとの誤認
二 物品、権利、役務その他の当該消費者契約の目的となるものに関し、将来におけるその価額、将来において当該消費者が受け取るべき金額その他の将来における変動が不確実な事項につき断定的判断を提供すること。 当該提供された断定的判断の内容が確実であるとの誤認
つまり「将来、当社は絶対に値引き販売はいたしません」とか
「このマンションはすでに9割の住戸が販売済みです」とか
営業マンにいわれて契約してしまったけれど、
実はそれがウソだった場合、契約を取り消せるのです。
まさかそんなことなさっていないと思いますが、
もう少し本当の情報を開示されてもいいんじゃないですか。
せめて、J-REITの半分くらいは・・・
暑いですね。
もう、溶けてしまいそうに・・・
今年の東京は梅雨らしい雨も降らなかったので、
よほどに暑く感じます。
こういう暑い時に、マンションのモデルルームに出かけて、
暑苦しい身なりの営業マンから
熱いセールスなんてかけられたくありませんよね(笑)。
と・・・勝手に解釈して、今日もやや脱線話。
先日来2回のセミナーでみなさんに申し上げたことですが、
今後日本の不動産価格が上昇するとすれば
その原因はひとつしか考えられません。
支那人が買いに来る・・・
前回のミニバブル(2004年から08年頃)で、
日本の不動産を買い漁ったのは、世界を席巻した「投機マネー」。
もちろん、その動きに大いなる「勘違い」をした
日本のファンドマネーや不動産会社も一役買ってはいますが。
かれら「青い目」の投機マネーが去った後、
今度日本にやってきそうな・・・というか、もう来ているのが
支那大陸からやってきた切れ長の眼をした人々。
彼らの国のGDPは、すでに日本を超えたといわれています。
つまり、国全体として、
すでに日本と同程度の経済規模があるということ。
もちろん、「一人当たりの」ということになれば、
まだまだ日本の方が上ですが、
とにかく経済の「高」は同じになったのです。
しかも、向こうは急成長中。日本は衰退の途上。
5年後には、アチラは日本の倍になっている可能性さえあります。
まあ、それ自体は別にかまわないといえば、かまわないこと。
問題は、そこで派生する様々な「困ったこと」。
何といっても、世界史上初めて「文明国ではない経済大国」が出現するのです。
●連中が買い漁ることによる世界的な資源価格の高騰
●公害垂れ流しによる地球規模の環境破壊
●軍事力増強による、周辺国への威圧
そして、身近な問題としては、連中の日本不動産への「投資」。
巷では、「中国人に買われた」という不動産が
ボチボチと目立ち始めています。
何といっても連中、お金をもっていますからね。
まあ、彼らが文明国人として振舞ってくれるのなら、
むしろ歓迎すべきことなのでしょう。
不動産の資産価値が上がるということは、
国の富が増すことでもありますから。
ただ、今上海などで見られる無軌道なバブル現象だけは
持ってきて欲しくないものです。
この支那人の日本不動産への投資・・・確実に拡大します。
要は、程度の問題です。
近々、支那のバブルは弾けるでしょうから、
一旦連中の経済は失速するかもしれません。
しかし、共産党政権が転覆して内乱でも起こらない限り、
あの貪欲な連中の経済発展はしばらく続くでしょう。
かつて勘違いした日本人がハワイのホテルをはじめ、
コンドミアニアムやコテージを買い捲ったように、
日本に対して憧憬と侮蔑の入り混じった感情をもつ支那大陸の人々が、
我々のマンションやビルを無分別に買い漁ったとしても、
何の不思議もありません。
もし、そうなればミニバブルの再燃です。
ただ、本当にそうなるかどうかは分かりません。
ここ5年以内に日本の不動産市場が「チャイニーズバブル」に
見舞われる可能性は50%くらいでしょうか。
私は、支那大陸で収拾のつかなくなるほどの「政治的な混乱」が
5年以内に起こる可能性も50%くらいあると思っています。
ついでに言ってしまえば、
朝鮮半島の北側のオカルト政権が3年以内に崩壊する可能性は
もっと高くて80%以上だと思っています。
さらに調子に乗って書いてしまうと、
住友不動産が1年以内に都心のタワーマンションの
「大幅値引き」を始める可能性は70%前後。
2年以内なら80%。3年以内なら90%・・・・
つまりは、いつかは始まると思っています。
もちろん、私は「神」ならぬ「榊」ですから、
こんな「当てずっぽう」が実現すると保証するものではありません。