運動神経とかIQというのは、ほぼ遺伝で決まります。
まあ、それをどう活かすかは努力次第のところもあります。
最近思うのは、メンタルな強さ、弱さもほぼ遺伝かと。
子どもを育てて感じることがあります。
「3歳の頃から基本的に変わってへんやん」ということ。
ただ、知識教養を身に着けて、心掛けをよくすることで
心は多少強くなるのではないでしょうか。
そこは「生まれ・育ち」も関係あると思います。
しかし、基本は遺伝でしょうね。
つまり、どーしよーもないところがあります。
特にアタマの悪い人を見ていると気の毒です。
救いようがない、と思えますから。
始末に悪いのは、ちょっとだけ頭のいい人。
例えば、遠隔郊外の公立中学校でクラスの中で2番とか3番。
こういう輩は、下手に自信とプライドを持ちます。
しかし、所詮は二流以下のサラリーマンの遺伝子です。
それ以上でもそれ以下でもない人生が待っています。
決してエリートなどではないし、遺伝子的には無理でしょう。
でもプライドが高いので扱いにくい人間になったりします。
東京と言う街に住んで思ったのは「おもろない奴が多い」。
そういう人間は、だいたいが郊外の「面白くない街」育ち。
面白い、と思える人間はたいていが地方出身者。
身贔屓ではありませんが、関西人のおもろい率は、
他の地方を圧倒的に上回りますね。なんでやろ。
いちばんつまらないのが、東京の遠隔郊外人。
よくもわるくもとんがっていませんね。普通の普通。
まあ、環境に溶け込むのはお得意な方が多いようです。
考えてみれば、多摩ニュータウンで育った「天才」というのを
私は聞いたことがありません。
ノーベル賞や金メダルや総理の椅子を取った人、いましたっけ?
たけしやさんまやダウンタウンみたいなの、いました?
ああいうところで育つと、いろいろ標準化するのですよ。
「お隣さんと同じように」という意識も育ちます。
収入も大して変わらないので、同じような境遇の
子どもたちが地域の学校に集まるのでしょうね。
同レベルの子どもたち同士だから、刺激がありませんね。
また、ほとんどがサラリーマンの子だから従順な遺伝子。
日体大卒業でゴリラ並みの知能しかない体育教師が
行進の練習をさせても素直に従う子どもたちの学校。
私の通った公立校は違いましたよ。だいたい、私がいた(笑)。
まあ、蛙の子は蛙。サラリーマンの子はサラリーマン。
そういう学校のどんぐりの背比べで、多少なマシな成績でも
「それがいったいどないしたちゅーの」が厳しい世間。
社会に出ればニュータウンなんぞに住まなくても
大きな家を手に入れた親の子どもたちと競争するわけですよ。
家が貧しかったから学校へは行けなかったけど、実は有能・・・
みたいな親は、私の親世代まではいましたね。
でも、ニュータウンにはそういうのがいるはずもなし。
地方の多様な地域社会にある学校では、
ほぼサルから将来の東大生までが同じ中学の教室で学んでいます。
まあ、東大はいなくても学年に一匹くらいは早慶がでるでしょ。
そういう環境の方が、よほどに刺戟的ですよ。
多摩ニュータウンと千里ニュータウンは、それこそ壮大な
社会学的実験ではなかったかと思います。
まあ、港北や千葉のニュータウンも同系列にあります。
あと100年もしたら、あれらはどういう役割を果たし、
どういう歪みを社会にもたらしたかの学術的な研究成果が
出てくるのではないでしょうか。私は生きていませんが(笑)。
同時に、今のタワーマンションブームについても
どういう評価が下されるのか、大変興味深いですね。
それについても、評価が定まる頃まで私は生きていない。
まあ、どーでもいいといえばどーでもいいことですが。
アタマが固くて視野が狭い人間は、そういう視点よりも
「5年後の資産価値は」とか「買い時はいつですか?」と。
アハハハハ。まあ、それも大事ですけどね。
そういう下世話なお話しは有料の資産価値レポートに書いています。
そういえば、相談会や有料相談、セミナーでお会いする人の
ほとんどが「・・・のレポートを読ませていただきました」と。
ありがたい話です。数えてはいませんが累計1万数千本売れています。
日本のマンション市場に一定の影響を与えたはずです。
もちろん、今も更新し続けていますよ。
今を生きる我々にとっては「ニュータウンが」というヨタ話より、
10年後の資産価値の方がよほど興味深い話題でしょう。
私はそのどちらにも対応できるので、両方書いています。
この通り、ヨタ話はタダ。「10年後の資産価値」は有料です(笑)。
さて、早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校での
私の講座が、5月に再び開講されます。
なんと90分を1日に2回。それが2日間の集中講義。
5月12日と19日。いずれも土曜日。13時から16時30分まで。
ビジター受講料13,413円。みなさーん、ぜひご参加を。
3月8日(木)
榊淳司の不動産売却相談会
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:3月8日(木)17時30分~21時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
上記の時間、私が相談会場におりますので、
どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ゆもちんさん、こんにちは。
ニュータウンは人工的に作り上げた居住エリアです。
商業施設がほぼありません。あってもお仕着せ。
街というのは生き物ですから自然発生がいちばん強い。
東京も大阪も、京都ですらスタートは人工です。
しかし、商業と住居が化学合成的に
混じることで魅力を育ててきました。
人工的に住宅のみを作ったニュータウンは、
その基本が脆弱です。
田園調布や成城学園でさえ衰退の兆しが見えます。
豊洲の様に、人工的に商業エリアを作っても、
そこに人間的な魅力が宿らなければ、いずれ衰退します。
住みたい街、というあの調査には賛同しませんが、
他人が住みたくなるのは、やはり人間的な街です。
またコメントをお待ちしています。
ごきげんよう 榊淳司
2018/03/03 13:06 | by Sakaki Atsushi榊さま
SUUMOさんが出されている、住みたい街ランキングなどを見ると
ニュータウンというより、古くに開発されて・・・
一度、廃れて(高齢化)から、また、若者が戻ってきた・・・
みたいな感じの町が多いような気がします。
ニュータウンも、一度廃れるんでしょうが
町も住民も高齢化した後に、上手に世代交代ができるかどうかが、とても重要に思います。
マンションの老朽化の問題と根っこは一緒だと思います。
欧米のような、古いものは良いものという価値観が日本には、ほとんどありませんから
マンションも、ほぼ建替え一択でしょうし(笑)
なかなか、難しい問題ですね。
2018/03/03 10:13 | by ゆもちんRSS feed for comments on this post.