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榊 淳司オフィシャルブログ

暑いですね。そして、いよいよお盆期間。
街には人がいなくて嬉しいのですが、暑いのが何とも。
マンション市場もお休みに入っています。
去年は消費税増税前の駆け込みがあったので
お盆も忘れてモデルルームは営業していました。
今年は軒並みお休みに入っています。
だいたい、都心のマンション市場は売りものがないので
無理にモデルルームを開けておく必要はなし。
本ブログも、調子に乗って脱線します。

本日の東京株式市場は352円高。1万5千円台を回復。
まあ、週末のニューヨーク市場が上がりましたから、順当な流れ。
アメリカと言えば、オバマ君がイラク限定空爆を表明。
この人、本当に軍事的なセンスがないですね。
「限定」なんて表明する必要は何もないのです。
空爆された方は「これ以上はないだろう」と安心します。
どうして、自分で選択肢を狭めて相手を安心させる必要があるのでしょう。
まったく喧嘩のやり方が分かっていないですね。

オバマ君はかつて「世界の警察官をやめる」的発言をしました。
それで喜んだのは、世界の「ならず者国家」たち。
つまりは、国際法を破ろうとしている国々。
ロシア、中国、北朝鮮、イラン、シリア・・・・
クリミア半島の併合や南シナ海での衝突事件、
「イスラムの国」によるイラク紛争、シリアの内線・・・・
こういったことは、あの発言以来激しくなっています。

日本国憲法の第9条及び前文というのは、
諸国民が国際法を遵守することを前提に成立しています。
ところが、日本を取り巻く国々の中で国際法よりも
自国の利益や願望を優先している国が4か国もあります。
言わずと知れたロシア、共産中国、北朝鮮、韓国です。
世界で、これほどまで敵性国家に囲まれている国がありましょうや。
なのに、日本には未だにこのバカげた憲法を必死に守ろうとしている
アホな国民、政党、学者、メディアがウジャウジャいます。
これではいつか、国が滅びますね。

今、世界は新たな秩序模索の時代を迎えています。
冷戦後、しばらくはアメリカという巨大なパワーが
世界の平和秩序を維持するために一定の貢献をしてきました。
オバマ君がその放棄を言明したことで、グラつき始めたのです。

さらに、中国が巨大な軍事力を持とうとしています。
その目標は「中国の夢」を実現するため。
「中国夢」って何でしょうね?
言うまでもなく、世界の覇権を握ることです。
かつて、世界の文明をリードしていた頃を再現しようとするのです。

ところで、中華文明が世界に先んじていたのはいつ?
まあ、唐の時代でしょうね。あの時代、支那は世界の先進国でした。
長安の都には、世界中から人が集まっていました。
その後、元の時代にも大都(北京)は世界の中心となります。
ただし、元はモンゴル人が打ち立てた王朝。
その後、清の乾隆帝の時にも中華帝国としては最大版図に広がります。
しかし、これもツングース系満州族の王朝。

現在の中華人民共和国の版図も、ほぼ乾隆帝当時に近いものです。
不足しているのはベトナム、沿海州、台湾、外モンゴルくらいでしょうか。
当時の版図と言っても、朝貢を行っているだけで
実効支配をしていたわけではありません。
しかし、今の支那政府がそこまで版図を広げることが「中国夢」?
それって、かなり危険ですよね。
朝貢関係だけなら、昔の遣唐使や足利義満も行っていました。
もちろん、江戸期の沖縄や李氏朝鮮も清朝に朝貢しています。
となると、最終的な「中国夢」には日本併合も入っている?
まあ、今の支那の横暴を見ているとやりかねませんね。

この前南シナ海でベトナムと支那の船が衝突した時、もしアメリカが
文句を言わなければそのままあの島々を占領していたでしょう。
日米安全保障条約が無ければ、今頃尖閣諸島は竹島と同じ運命。
「次は沖縄を寄越せ」と、真面目に迫ってくるでしょう。
習君の唱える「中国夢」とは、そういうものだと思います。

それにしても、日本人はのんびりしていますね。
ちょっと前の集団的自衛権行使の騒ぎの時に、
「徴兵制復活」なんて騒いでいた人々がいました。
あまりにバカバカしいので私は何も書きませんでしたが、
お盆休みでもあるので、このぬるい話を取りあげましょう。

まず、今時の軍隊は頭数をそろえることに大きな意味はありません。
2003年のイラク戦争を例にとりましょう。
守る側のイラク陸軍は100万人以上の勢力。多分、徴兵制を敷いていました。
これに対して、クエート国境から侵攻したアメリカ軍は主に次の3個師団。
海兵第一師団と第82空挺師団、第一機甲師団です。
といっても一般の方には分からないでしょうが、
アメリカ軍の地上戦闘部隊としては最精鋭です。
よくも惜しげもなく投入したなあ、というのが正直な感想。

それで、兵士の数なら1師団2万人としても6万人ちょっと。
これでもって、総数100万とも150万と言われたイラク陸軍を蹴散らし、
ほとんどたいした損害も受けずに短期間でバグダッドに到達しています。
その他、後方支援を含めてイラク戦争に投入された連合軍の総数は約26万人。
イラクの軍人は陸軍兵士100数十万人を含めて、
全部で200数十万の規模ではなかったかと推定します。
攻め込む側が、守る側の10分の1程度の「頭数」しかいなかったのです。
弓矢や槍で戦った戦国時代の戦いでは、ほぼあり得ない話でしょう。

現代の戦争とはそういうものです。
つまり、相手の国をガチガチに占領しようとでもしない限り、
兵隊の頭数なんてあまり大きな意味を持たないのです。
ましてや「日本を守ってくれる他国の軍隊にも協力しましょうね」的な
集団的自衛権を発動するからと言って、徴兵制が必要になるワケないでしょ。
もう、寝言も寝言。アホらしくてものも言えませんでした。
今、言っていますけど(笑)。

日本人の多くは、未だに自分たちが
「泰平の時代」に生きていると勘違いしています。
今は騒乱の時代です。世界の端々で軍事衝突が起こっています。
たまたま、日本のまわりでは顕著にそれが見られないだけ。
アメリカが目を光らせていることが大きいですね。

でも「世界の警察官をやめる」と言ったオバマ君の任期は、
まだ2年半弱残っています。
中国が今の「7%」程度の成長を続ければ、あと10年くらいで
経済規模ではそれこそ「世界一」。軍事予算も「世界一」。
兵士やミサイル、航空機の数も「世界一」になるでしょう。
もちろん、彼らには国際法を守ろうなどという発想が皆無。
日本に徴兵制を復活させる必要はありませんが、
我々はいい加減「泰平の夢」から目覚めなければなりません。

レポートの更新情報

埼玉の大規模マンション
価格 2,890

■シティテラス戸田公園,■オハナ ふじみ野上野台ブロッサム,■志木の杜テラス,■パークホームズLaLa新三郷,■グランドミッドタワーズ大宮,■グランセンス吉川美南ステーションコート,■シティテラス草加松原,■レーベン東鷲宮テラス(太陽光“カガヤキ”PROJECT),■サウスゲートタワー川口,■シティタワー上尾駅前,■ザ・シーズンズ グランアルト越谷レイクタウン,■浦和常盤 ザ・レジデンス,■武蔵浦和SKY&GARDEN、以上13物件の資産価値と商品バランスを詳細に分析・解説した渾身のレポート

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バリ島不動産投資セミナー

開催日時:2014年9月16日(火) 午後6時30分より
開催場所:ビジネストランスファー会議室(JR「東京」駅から徒歩1分)
(東京都中央区八重洲1-8-17 新槇町ビル6階)
参加費用:お一人様 1,000円(税込) 定員10名 定員になり次第締切

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2014/8/11 17:52 | ちょっと脱線 | Comments (2)

本日、日経平均は激しく下げました。454円安。
原因は何なのでしょう?
円高、イラク空爆決定などが囁かれていますが、
実際のところはよく分かりませんね。

株価というのは、かなりの確度で景気と連動します。
それはもう、怖いくらい。
それが、ここのところ15000円近辺でウロウロ。
今年になってからも完全なボックス相場ですね。
いったいどうしたというのでしょう?

政府というか財務省や日銀はかなり露骨に
「景気はよくなっていますよ」キャンペーンを行っています。
それを、大手のメディアはこぞって「追随」していますね。
事あるごとに「景気は上向いている」「反動減の影響は軽微」
みたいな情報を盛んに流しています。
今日も黒田総裁がそんな発言をしていました。
気持ち悪いですね。意図は見え見え。

今年の終わり頃だと言われる消費税10%決定への
ハードルを下げようとしているが財務省。
異次元の金融緩和を行った「結果」が出なければ困る日銀。
大手メディアは財務省のご機嫌取りでしょうか。情けない。

ところが、株価だけはどうにもなりませんね。
プレイヤーが多すぎするし、誰かの意向だけでは動きません。
多分、株式市場のプレイヤーたちは、日本景気が本当は
さほど良くなっていないのを見ぬいているのでしょう。
そう考えなければ、この半年の動きが理解できません。

それに比べれば、マンション市場というのはやや複雑。
何しろ、市場規模が小さすぎるのでちょっと資金が入り込むと
すぐにバブル化してしまいます。今がちょうどその時期。

東京株式市場一部の今日の取引額は約2兆5600億円。
首都圏の新築マンション市場の規模は、約3兆円程度。
東証一部の一日の取引額で、1年間に供給される
首都圏のマンションはほぼ買えてしまいます。

もしも、かの周君が不正蓄財していた1兆6千億円の2割くらいを
「東京のマンションを買おうか」なんて投入してきたら・・・
東京のマンション市場がたちまちバブル化してしまうのです。
実際、東京都心や湾岸のタワーマンションは
3割がたを外国人が買っている、という見方もあります。
すでにミニ周君たちが東京へも押し寄せてきているのです。

さて、東京へはお金ほど人は押し寄せてきていません。
というか、人間がこの国に入りこむのは
お金よりも難しい仕組みになっています。
そりゃ、不正な方法ならいくらでもありますけど。

つまり、新築マンションをどんどこ作っても、住む人は簡単に増えません。
というか、日本全体では減っているのです。
東京では、まだあと6年ほど人が増え続けるそうです。
でも、それ以上のペースで住まいを作り続けているのも事実。
だから、この街の住宅は10.9%も余っているのです。

ここ数日、東京や神奈川、千葉、埼玉の大規模マンションを見ています。
どこもそんなに売れていませんね。ちょっと止まった感じ。
また、新しいマンションの売出しも少なくなりました。
郊外のマンションは、外国人はほとんど買いません。
買うのは、自分で住む人たち。つまりは実需。
その実需がちっとも奮っていないのです。

実は昨日と今日、紙媒体メディアの取材を受けました。
ひとつは日刊紙で、もうひとつは月刊誌。
テーマは違うのですが、同じようなことを聞かれます。
「これからマンション業界はどうなるのですか?」

答は決まっています。「細る一方です」。
20年後には今の1割規模になっていると思います。
我々のまわりでも「マンションはダメだ」と、
ビジネスフィールドを他の業界に移した人が何人かいます。

今でも、マンション開発事業はすごくやりにくい状態。
土地代と建築費が上がってしまって、事業が成立しません。
現に、都心部では新規売出し物件が激減しています。
もちろん、「高くても売れる」と読めば、事業化できます。
でも、かつてのミニバブル崩壊からまだ6年しかたっていませんから、
流石の不動産屋さんたちも忘れてはいないのです。

マンション市場を見ていて「これはいい物件だな」と思うマンションは、
販売開始から1年以内に完売してしまいます。
短いものだと、3カ月で市場から消えます。
そういう意味では、油断も隙もありませんね。
ちょっと前に「港区マンション購入セミナー」なんてのをやりました。
「この物件はいいですよ」と紹介すると、1ヵ月後になかったですね(笑)。
セミナー参加者もちゃっかり申込まれていました。投資用に。

だから、今販売されている新築マンションの
8から9割は「売れ残り」だと考えていいでしょう。
これを市場として捉えると、かなり危うい状態。
株価は景気が悪くなると分かりやすく下がります。
でも、新築マンションの価格は外から見ていても分かりません。
売れないと、陰で値引きをする物件が多いからです。

この分かりにくい市場で今、地殻変動が起きている可能性があります。
「売れない」という声が次第に大きくなってきました。
すでに、郊外の大規模物件の動きが鈍いことは申し上げた通り。
この夏前、都心でもまさに「新価格」物件がポツポツ出ていました。
それらの物件は売れているでしょうか?

マンションの価格というのは、原価積上げ方式で決まります。
土地代や建築費が上がれば、販売価格を上げざるを得ません。
でも、それで売れなければ値下げか値引きをするしかありません。
当然、予定の利益が得られなくなります。
中には、倒産する会社も出てきます。それが6年前の状況。
そうなると、今度は土地代や建築費は自然と下がり始めます。
ここ2年、建築費が上がったのは人手不足が原因。
これは2,3年で自然に解消すると思われます。
だって、一日4万円の仕事なら、みんなやりたがるでしょう。
外国人だってどんどん入ってくるだろうし。

結局、価格というのは需要と供給の関係で決まります。
短期的には外国人や相続税対策の「仮需」が影響しますが、
中長期的には「住む」というニーズを持った実需です。
「オリンピックが来るからって、人は増えませんからね」
ここのところのメディア取材で、いつも私が言うセリフです(笑)。

マンション価格は株価ほどビビッドには動きません。
でも中長期で見ると、必ず需要と供給の関係で価格が決まるのです。

さて、レポートの更新情報です。

東京と神奈川の大規模マンションを解説する
資産価値レポートを最新情報化。
注目物件もありますが、全般的に価格が上昇傾向。
それだけに「買ってはいけない」物件を、
冷徹に見分けることが大切です。

東京の大規模マンション
全解説26物件
価格 5,290円

■AQUA VISTA(アクアヴィスタ),■アトラス調布,■ヴィークグラン世田谷千歳船橋,■オーベルグランディオ吉祥寺Ⅱ,■オハナ八王子 オークコート,■グランドヒルズ三軒茶屋,■グランドメゾン仙川,■クレストガーデンレジデンス,■グローブアベニュー国立,■ザ・ガーデンズ西葛西,■ザ・パークハウス 上鷺宮,■桜上水ガーデンズ,■シティテラス加賀,■シティテラス吉祥寺南,■スカイティアラ,■ソライエ・プレミアムテラス,■パークプレミアム メイツ西新井,■東綾瀬公園ハイライズ,■(仮称)平井大規模プロジェクト,■プラウドシティ加賀学園通り,■プラウドシティ仙川,■プラウドシティ南山,■ブランズシティ品川勝島,■Brillia(ブリリア)ときわ台 Solaie Residence,■ミッドプレイス八王子,■
レジデントプレイス西葛西,以上26物件の資産価値と商品バランスを詳細に分析・解説

神奈川の大規模マンション
全解説28物件
価格 6,190

■オーベルグランディオ横浜鶴見,■オハナ 鶴間ガーデニア,■オハナ茅ヶ崎ガーデニア,■グレーシアシティ川崎大師河原,■クレストシティアクアグランデ,■ココテラス横濱戸塚ヒルトップ,■ザ・タワー横須賀中央,■ザ・パークハウス 追浜,■ザ・パークハウス横浜新子安ガーデン,■ザ・ミレナリータワーズ,■サンクタスシティ長津田みなみ台レジデンス,■サンコリーヌタワー横須賀中央駅前,■シティタワー武蔵小杉,■シティテラス川崎鈴木町ガーデンズ,■シティテラス大和,■ドレッセ二子新地,■パークタワー新川崎,■ヒルコートテラス横浜汐見台,■プラウドシティ新川崎,■ブランズシティ淵野辺,■ブリージアテラス淵野辺,■Brillia City横浜磯子,■ミソラシア横浜桜ヶ丘(YOKOHAMA ミソラの森プロジェクト),■ユードリーム横濱戸塚,■ライオンズ港北ニュータウンローレルコート,■リヴァリエ,■ルネ追浜,■ロイヤルタワー横濱鶴見,以上28物件の資産価値と商品バランスを詳細に分析・解説

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暑いですね。
冷房の嫌いな私も、ここ数日は結構お世話になっています。
マンションというのは、気密性が高いのが大きな特長。
それに、中住戸だと風の通りも悪いですね。
勢い、夏や冬はエアコンに頼ることになります。
というか、エアコンなしには成立しません。

そんな我々も、エアコンが当たり前の暮らしを
するようになったのは、たかだかここ30年ほどのこと。
私が社会人になった頃は、マンションを借りても
エアコンが付いていないことが多かったですね。

27歳の時に会社を辞めて独立。
家賃16万円ほどの1LDKに引っ越した時、
「おお、エアコンが付いている」と喜びました。
ただ、それまでの人生でさほどエアコンに
親しんだことがなかったので、自分の身体があまり
エアコン好きでないのを知ることになります。
今でも、自分でエアコンを使うのは真夏の一時期だけです。
それが、ちょうど今。

ところで、私はいつも「最悪の事態」というのを考えます。
エアコンが無くても何とか夏を過ごせる私の体質は
「ありがたい」と思っています。
だって、これからの人生のどこかで真夏のエアコンを
取り上げられることがあるかもしれないでしょ。

例えば、今東京に大地震がやってきたら・・・・・
規模としては、阪神大震災級を考えましょう。
足立区などにある木造住宅密集地域では家屋倒壊が起こりますね。
火災も発生するでしょう。
でも、私の事務所のある中央区は基本的に
鉄筋コンクリートの建物が中心。
かなり老朽化しているビルもあるので、倒壊の可能性あり。
他ならぬ、私の事務所が入っているビルも築52年。

この前の東日本大震災がやって来たとき、
私はちょうどこのビルの事務所で原稿を書いていました。
あの時は「俺はここで死ぬのかしら」と一瞬思いましたね。
でも、非常に軽微な被害で済みました。意外と丈夫。

良く調べてみると、阪神大震災の場合は
鉄筋コンクリートのビルもたくさん倒壊しました。
でも、地震の時にバシャっと潰れたのではなく、
そのあとでだんだん壊れて行った例がほとんどです。
つまり、逃げ出すくらいの時間はありそうなのです。
だから、私も多少は安心しています。
実際はどうなるか分かりませんけれど。

マンションも同じです。
いきなりガシャっと潰れて、その下敷きになることはなさそうです。
よほどの地震が来れば分かりませんけれど。
少なくとも、阪神淡路大震災の場合で
鉄筋コンクリートマンションの下敷きなった例は聞きません。

地震の場合、その後の生活再建が大変です。
住む家が残っていれば、まずは一安心ですね。
でも、肝心なのはインフラです。
水道、ガス、電気。電気が停まれば、エアコンは使えません。

私たちの暮らしは、蛇口をひねれば飲める水が出てきて、
スイッチを入れれば電気がついてご飯が炊ける、
ということを前提に成り立っています。
大きな地震が来ると、その前提がひっくり返ります。

東京の場合、人が多すぎます。
この前の東日本大震災の場合、避難すべき被災者は数十万という単位でした。
でも、東京ではこれが数百万人に膨れ上がります。
水や食べ物、あるいは医療サービスはほぼ行き届かなくなるでしょう。
自宅や避難所で、最低でも1週間は生き延びられるだけの
食べ物や水を用意しておく必要があります。
多分、そこにはエアコンも暖房もありません。
毛布だって、全員に行き渡るとは限りません。

また、意外に忘れがちなのがトイレ。
水が来ないから、流せません。これが一番大変。不衛生です。
臭いのなら我慢するしかありませんが、病気の元になります。
しかも、普通に医療を受けられない状況が、
最低でも数週間は続くと考えるべきです。

不謹慎かもしれませんが、東日本大震災での被害地域はほとんどが過疎。
「2日間何も食べていません」という避難民が
おにぎりを貰って喜ぶ映像を、みなさんもご覧になったでしょう。
我々も、2,3日我慢すれば誰かが食料と水を持って
助けに来てくれる、と考えるのは甘いかもしれません。
何といっても、数百万人が罹災するのですから。

マンションの売り文句に「災害備蓄庫」みたいなのがあります。
あれって、マンションの全住民の何食分を貯めているのですか?
そういった記載を見たことがありません。私も書いたことがありません。
2食や3食なら、ただの気休め程度ではないですか?

緊急用のトイレセットもよく謳われていますね。
いざという時、誰がそれを組み立てるのですか?
一杯になったら、どこへ、誰が捨てに行くのですか?
まさか、隅田川や海に流してしまう?

600戸くらいのマンションに、緊急用のトイレが
3つか4つあるくらいで足りるのでしょうか?
1500人の住民用にトイレがいくつ必要なのか、ご存じですか?
新浦安が液状化した時、トイレの順番待ちは2時間以上でした。
彼らの場合、車に乗って上下水道が壊れていない
公共施設に駆け込むことができました。
川を渡れば、東京都のホテルはほぼ完ぺきに機能していました。
で、東京が丸ごと上下水道使えなくなったらどうしますか?

震災以降に売り出されたマンションには「災害対策」が必須。
タワーマンションの自家発電は24時間から72時間に伸びましたね。
備蓄倉庫は当たり前。トイレも用意もありふれてきました。
でもねえ、そんなものはなってみないと
うまく機能するかどうか分かりません。
自家発電機は、誰が操作して稼働させるのですか?
操作方法を知っている管理員さんがいなければ?
重油を燃やす操作を、誰に教えてもらうのでしょう?

いざ備蓄倉庫の食糧を配給する時、
隣のマンションの住民が混ざっていればどうするの?
あるいは、それを見分ける方法は?

私は、地震で直接亡くなるよりも、その後の健康悪化で
結果的に寿命を縮める人の方が多いような気がします。
エアコンが効かない猛暑は、それだけで死ぬ高齢者もいそうです。
赤ん坊だって、衰弱しますね。

もちろん、自衛隊もアメリカ軍も必死で救援してくれるでしょう。
でも、基本的には自分で生き残る方法を模索すべきと思います。
まあ、私はほとんど何も準備していませんけど(笑)。
しかし、本来なら自分と家族を守るために、
出来ることはしておくべきでしょうね。
そんなことを考えながら、暑い夏を耐えています。

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若い頃は暑さにも寒さにも強かったのですが、
この頃はどうもいけません(笑)。
今年の冬は「早く春が来ないかな」と真剣に待ち焦がれました。
今また「早く夏が終わらんかな」と日々を過ごしています。
昔は「夏バテ」なんて、まるで他人事だったのですが。

目先、マンション市場もダレていますね。
都心では売りモノが少なくなったのと、買いの勢いも萎みました。
一方、建築費は高止まりしているので新規も出せません。
この秋の急回復を期待したのですが、それも無理そうですね。
マンション市場は当面、低空飛行を続けそうです。

ということで、今日も脱線します。
他のブログであまり取り上げない話題を書きたいというのが、
ここの基本的精神。ただの天邪鬼ともいいますが。
そこで、今日はガザ地区(パレスチナ)での殺戮問題について。

ここのところ、ガザ地区では双方の攻撃が続き、
多くの犠牲者が出ています。死者の数はパレスチナ側が圧倒的。
報道によると、イスラエルが53人でパレスチナは1100人以上。
当たり前ですが、イスラエルの方が軍事力は断然強力。
パレスチナがロシア製のロケット弾くらいしか持っていないのに、
イスラエルは大抵の最新兵器を使うことができます。

今回の紛争は、パレスチナの少年がユダヤ系過激派に殺されたのが発端。
ハマスはガザからロケット弾を撃ち、イスラエルは空爆。
先日は地上軍を侵攻させました。今は撤退。
停戦協定が結ばれたかと思ったら、2時間で崩壊。
ガザ地区を支配するハマスが「降伏」でもしない限り、
戦闘は今後も頻発するでしょう。抜本的な解決策はありません。

さて、日本人にとってパレスチナ問題って分かりにくいですね。
パレスチナって何? という基本的なところから。
カンタンに言えば、今のイスラエルの領土がある地域の名称。
そこに住んでいるアラブ人をパレスチナ人と呼んでいるのです。
エジプトに住むアラブ人をエジプト人と呼ぶようなもの。

で、アラブ人って何かというと、アラブ語を喋る連中のこと。
西はモロッコから、東の端はカタールとかドバイあたりでしょうか?
イラン人は見た目よく似ていますが、違います。
彼らはペルシャ語を喋ります。アレクサンダー大王の時代からそう。

パレスチナにあるエルサレムという都市は、古代ユダヤ王国の首都。
そして、イエスキリストが生まれて死んだところ。
さらには、イスラム教の創始者マホメットが死んだ場所。
いってみれば3つの強烈な一神教の聖地なのです。

この場所、長らく国がありませんでした。
ユダヤ王国やイスラエル王国があった時代はユダヤ人が住んでいました。
でも、ローマ時代のある時期に追放されてしまったのです。
その後、オスマントルコの長い支配を受けましたが、
パレスチナ人や一部残っていたユダヤ人、キリスト教徒などが混住。
第一次世界大戦の結果、イギリスの勢力圏に組み入れられました。
そこで、イギリスは何度かユダヤ人たちに甘言を弄します。
「戦争に協力してくれたら、この地にユダヤ人の国をつくる」

一方、世界各地に散ったユダヤ人にも、悲願があります。
「いつかカナン(パレスチナ)の地に帰る」
そして、近代になってからシオニズム運動が起こります。
世界各地のユダヤ人たちが、「シオンの丘(エルサレム)に帰ろう」
という民族運動を起こしたのです。

ところで、ユダヤ人とは何でしょう?
そのことについて、多くの日本人が誤解しています。
ユダヤ人とは民族名ではなく「ユダヤ教を信仰する人」のこと。
肌の色は関係ありません。純粋に宗教なのです。
だから、今のイスラエルにはエチオピアから移住した
ネグロイド(黒人種)のユダヤ人もいます。
彼らは世界中に散り、迫害と流浪の千数百年間、
自分たちの宗教を捨てなかったのです。
「神は最後に自分たちを救済する」という選民思想をもって・・・

正直に申し上げると、気持ち悪いですね。
「ユダヤ的なもの」が世界で嫌われたわけですから、
普通ならとっととキリスト教なりイスラム教に宗旨替えするはず。
そうなさった方もいたのでしょうが、大半は信仰を守り通したのです。
ただ、支那に住みついたユダヤ人だけは、
いつの間にか消滅した、といわれています。
恐ろしや、支那文明(笑)。

さて、第二次世界大戦でユダヤ人たちは受難します。
ヒットラーは600万人ほどユダヤ人を殺したそうです。
残った人々は、嫌な思い出に満ちたヨーロッパから逃れ、
2000年前の故郷であるパレスチナに向かいました。

当たり前ですが「2000年前には俺たちの土地だった」なんて、寝言です。
当然、地元に住んでいるパレスチナ人にとっては大迷惑。
周辺のアラブ諸国も「同胞を助けよ」ということになります。
これがいわゆる「第一次中東戦争」。
その後「第4次」まで中東戦争があるのですが、
イスラエルが負けそうになったのは1次と4次。
その内、1次はほぼ独力で何とか勝ちを収めました。たいしたもの。
その間の事情をさくっと知りたい方は「栄光への脱出」がお奨め。

その後70年近く、戦争のない時でもパレスチナ人は
侵略者のユダヤ人たちへの抵抗を続けます。
PLO(パレスチナ解放機構)なんていうのも、昔はニュースの常連。
今のガザ地区はPLOファタハではなく、ハマスが支配しています。

1993年には「オスロ合意」といって、今のガザやヨルダン川西岸を
パレスチナ側に引き渡す条約まで締結されました。
この時の当事者にはノーベル平和賞が贈られています。
オバマと同様、この受賞者選定も「早まった」というしかありません。

イスラエルは、この条約はもちろんいくつもの国連決議に反して、
パレスチナを占領したまま、彼らを殺し続けています。
これほどの無法国家も珍しいですね。
他国人を殺す、という悪行を働き続けているにも関わらず、
国際社会ではかなり大きな顔をしています。国連にも加盟中。
イスラエルのやって来たこと、今やっていることに比べれば、
北の正恩君やロシアのプーチン君なんて可愛いものです。

数百年後、イスラエルが消滅した後で歴史家たちは、
今の時代の国際世論が、あまりにもイスラエルに対して
寛容なことに気づくでしょう。
イスラエルの所業は、世界中から非難轟轟を浴びた上に
最も厳しい経済製剤を課されてしかるべきものです。
何といっても、彼らは建国以来の60数年にわたって、
パレスチナの無辜の民を累計数百万人は殺したのですから。

現在、ハマスはガザ地区の学校や病院の中に武器を隠しています。
イスラエルはそれを疑うと、容赦なく空爆を仕掛けます。
毎日のように一般市民の病人や子どもが殺されています。
完全な国際法違反です。ホロコーストと同じ。
これをロシアがウクライナでやれば、それこそNATO出動?

なぜ、世界はイスラエルを非難しないのでしょうか?
それは、バックにアメリカが付いているからです。
アメリカの世論は、ユダヤ人が動かしています。
NYタイムズやワシントンポスト、3大ネットワーク・・・
すべてユダヤ系の資本が入っているとされています。

一方、ヨーロッパはホロコーストの引け目があります。
あれを主導したのはヒットラーのナチスですが、
占領地で協力したのはフランス人やポーランド人等々。
イギリスは3枚舌外交でユダヤ人を騙した前歴があります。

ということで、イスラエルはパレスチナでやりたい放題。
それでいて、自分たちは「選ばれた民」だから、
パレスチナの地に住む権利がある、と思い込んでいるのです。
無辜の市民を殺すことにも、何の躊躇もないようです。
かつて、ナチスがユダヤ人虐殺をためらわなかった様に。

パレスチナ問題というのは、アメリカがイスラエル支援を
止めない限り、おそらくあと何百年も続くでしょう。
しかし、いつかは終わります。
ユダヤ人が再びパレスチナを追われることになるはずです。
歴史上、ここまで無理を突き通している例はほとんどありません。
世界中の全イスラム教徒の恨みを買っているわけですから、
いつかはその報いを受ける時が来るはずです。

また、アメリカはイスラエル支援を止めることで、
大方の「テロの脅威」から逃れることができます。
多くのアメリカ人がそれに気づけば、世論も動くはず。
今のところ、そんな動きは微塵もありませんが。

さて、長くなりましたのでこれくらいにします。
最近、セミナーの参加者でバリ島を訪問される方が多くなりました。
徐々にバリ島不動産の魅力が伝わってきましたね。
そこで、来る9月16日(火)にも開催することにしました。
みなさん、ぜひご参加ください。

追記 開催日が変更になりました。ご注意ください。

今、最も有利な海岸不動産を

バリ島不動産投資セミナー

昨年APECが開かれたインドネシア・バリ島では今、不動産価格が上昇中。年々海外からの観光客・長期滞在者は増える一方。物価が安く、治安面でも 良好な環境にあるため、日本人のリタイアメント&ロングステイアーが増加傾向。さらに、世界の好景気エリアから投資が集まるので、値下がりリスクも僅少。

日本でも注目されはじめたこの「バリ島不動産への投資」と「不動産取得による長期滞在」について、その初歩的な現地の不動産事情の説明から、実際の物件紹介までA to Zで行うセミナーを開催します。

今回は10名様限定。東京駅から徒歩1分の会場で参加費はお一人様1000円。定員になり次第締切です。当日は少人数でのコミュニケーションを重視した内容にしたいと考えています。

開催日時:2014年9月16日(火) 午後6時30分より

開催場所ビジネストランスファー会議室(:JR「東京」駅から徒歩1分)

(東京都中央区八重洲1-8-17 新槇町ビル6階)

主  催:榊マンション市場研究所,バリ悠々倶楽部

参加費用:お一人様 1,000円(税込) 定員10名 定員になり次第締切

セミナー内容

1 講演「今なぜ、バリ島への不動産投資&定住なのか?」 30分程度
講師 榊淳司(榊マンション市場研究所代表)

2 講演「バリの不動産事情」 30分程度
講師 八神誠(バリ島悠々倶楽部・現地法人 代表)

3 質疑応答、その他ご相談 1時間程度

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    日時

    2015年5月16日(土)(開場午後1時15分)

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    俗に「白髪三千丈」といいますね。
    支那人は物事を大げさに言いすぎる、ということの喩。
    しかし驚きました。
    私はまったく知らない周という大物が取り調べを受け、
    一族で蓄えた裏金1兆6千億円を押収したとか・・・・

    1兆6千億円ですよ!
    日本国の一般会計予算・真水部分の約3%もの巨額な資金を
    かの国のナンバー9にあたる高官が蓄えていたなんて!
    過去に、日本の疑獄事件で取りざたされた収賄額なんて、
    たかだか5億やそこらでした。
    その3千倍ですからね。まさに「白髪三千丈」。

    今の中国は、GDPで日本の約2倍。すげえ経済大国です。
    そのうち、アメリカを抜いて世界一になるはず。
    それにしても、一人の権力者が不正に蓄財できる額が
    1兆6千億円とは卒倒する額です。

    そして、彼は単に権力闘争に敗れたことで摘発されました。
    不正蓄財の額が多いから、という理由ではないと思います。
    権力闘争に負けなければ、のうのうと1兆6千億をせしめたまま。
    つまり、権力闘争に勝っている側には1兆6千億以上の
    不正な蓄財をしている高官がゴロゴロいる、と見做せます。

    もしかしたら、そういう不正蓄財の総額は500兆円くらいに
    達しているのかもしれません。
    それは、公表されている中国のGDPの約半分。日本の1年分。
    あの国では十分にあり得るお話ですね。
    しかし、とても先進国の常識では推し量れません。

    まず、1兆6千億円は、すべて裏のお金であること。
    日本では、1億円の裏金を洗浄するのも大変です。
    つまり、政府のエライさんが1億円くらいの賄賂を貰っても、
    それを表だって使うというのは大変危険なことです。

    ちょっと前に、みんなの党の渡辺喜美が化粧品会社の経営者から
    8億円の裏金をもらってエライ騒ぎになっていました。
    税務当局が動く、なんて噂も出ていましたね。
    もし税金を掛けられたら、それこそ何億円も払うことになります。
    8億円でもあの騒ぎでした。周氏はその2000倍です。

    今、東京都心や湾岸エリアのタワーマンションを、
    支那系の外国人がやたらと買っています。
    彼らにとっては、まだ東京の不動産は割安に見えます。
    実際、香港やシンガポール、台北などと比べて、
    日本の不動産はしっかりと所有権が保護されている割には格安。
    中国国内の不動産は、基本的に100年の借地権みたいなもの。
    政府が「出ていけ」といえば、涙金で召し上げられます。
    それに比べて、日本の不動産は完全な所有権。
    私有財産権は世界のどこよりも保護されています。

    1億6千万円という金額は、5千万円のマンションを3万2千戸買えます。
    2013年に首都圏で供給された新築マンションは約5万戸。
    その6割以上を買い占めることができるのです。
    もし、本当に買いに来られたら、それこそ大バブルになりますが(笑)。

    中国というのは恐ろしい国ですね。
    そういう裏金みたいなお金が500兆円くらいあって
    その運用先をアレコレと探し回っているのです。
    カナダやアメリカには支那人の「愛人村」が点在するとか。
    バンクーバーは支那人の建てる趣味の悪い大豪邸
    「モンスターハウス」だらけだそうです。

    日本にもそういう資金が流れ込んでいます。
    首都圏のマンション市場なんて、1兆円分の資金が流れ込んできても
    すぐにバブってしまいます。現に今がそうですね。
    ここ1年くらいは、多分それくらいのお金が入ってきているはず。

    中国人が、日本の不動産を買うのにはほとんど規制がありません。
    お金さえ出していただければ、所有権はきっちり確保できます。
    管理費や固定資産税を払っている限り、ほとんど問題なし。
    日本の税務署は、日本に住んでいる中国人でない限り、
    税金を課す権限を持っていません。出所も問いません。
    だから、中国の経済拡大が続く限り、今後も資金は流入します。

    さて、マクロで考えましょう。
    支那の政府高官その他が不正な蓄財をしている通貨は、まず人民元。
    この人民元は基本的に支那国内でしか使えません。
    東京でマンションを買う場合は円に替える必要があります。
    日本の銀行に持ち込めば、特に問題なく両替できます。
    もちろん、USドルにも替えることができます。

    そのレートは、アメリカによると著しい人民元安。
    支那は輸出競争力を高めるのに、人民元を不当に安くしているそうです。
    まあ、それはいいのですが、問題は外国通貨に換金できる
    人民元を発行しているのは、中国人民銀行だということ。
    もちろん、共産党の支配下にあって、その注文通りに発行します。

    支那は、人民元の価値を担保するためにアメリカの国債を
    全部で1兆7千億ドルくらい保有していると言われています。
    日本円にすると170兆円くらいでしょうか。
    日本の銀行が喜んで人民元と円を交換する元は、コレです。
    そして、支那がテキトーに人民元を増発しても、
    世界に不安感を与えない安心材料もコレ。

    リーマンショック後、アメリカもヨーロッパも通貨を増発しました。
    もちろん、中国政府も強力に人民元を垂れ流しました。
    多分、西側の調査機関が考えている以上に発行しているはず。
    でなければ、一高官が1兆6千億円もせしめることはできないはず。
    私が思うに、人民元は潜在的な通貨の危うさを含んでいます。

    ところで、アベノミクス以後の日本も「異次元の金融緩和」で、
    遅ればせながら通貨大量発行に追随しています。
    しかし、世界の流れはどちらかというと手じまいへ向かっています。
    今ようやくアメリカがQE3終了のタイミングを測り始めました。

    ただ、ちょっと手遅れかもしれません。
    今や世界中で「カネあまり」が目立ってきました。
    東アジアでは、全般に不動産がバブル化しています。
    東京都心もその流れの末端に加えられつつあります。
    さて、この先どうなるのか?
    私には見当もつきません。

    ひとつ言えることは、バブルは長くても3,4年です。
    特に、衰退国家の首都である東京の不動産バブルは、
    どう見ても3年は続かないと思えます。
    私から見ると、今でちょうど1年経過。

    そして、消費税増税による反動減の影響も見え始めてきました。
    実際、日本国内でバブっているのは都心の不動産と
    建築作業員の人件費くらいのものです。
    一般の消費者はいたってクール。というか収入は実質減。
    財務省主導でいくら好景気を装っていても、
    そろそろ地金が見え始めてきている時期ではないでしょうか。

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    ぜひ、ご参考になさってください。

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