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榊 淳司オフィシャルブログ

最近、自分の職業を説明するのに苦労しています。
誰かに聞かれたときは、「住宅ジャーナリストです」と答えるのですが
業界関係者以外はぜんぜんピンとこないみたい(笑)。
典型的なのは、京都に住んでいる実家の母親。
「ところで、アンタ今は何してんの?」と、何回聞かれたことか。
その度に説明しているのですが、ちっとも理解できないようです。
数年前までは「広告作ってるんや」と言っていました。
「広告作るて、何を作ってんの?」
「新聞広告とか、チラシとかや」
「ふーん。新聞広告てどないしてつくるの。印刷してんの?」
とまあ、こんな具合でした。今はもっと複雑(笑)。
「今はワシ、もの書きや」
「もの書き? 何やそれ?」
「文章書いてるんや?」
「そんなんでお金稼げるんか。アンタ、ホンマに大丈夫かいな?」

母は1930年生まれ。
古本屋に嫁いで半世紀以上たつのに、
未だ「もの書き」という職業があることを理解できないようです。
そこのところが、息子でありながらかなり不思議。
「アンタが売ってきた本はなあ、みんなそれを書いた人が必ずおるんや。なんでそんなこが分からへんね!」
と、怒鳴りつけたくなることも度々。
でも、私は根本的に無駄なことをしない合理主義者。
京都のオバハン相手にモノの理を諭すなどという、無謀なことは致しません。

まあ、自分が書いた本を見せるのが一番なのでしょう。
だから、というワケではないのですが、
2月頃には一生懸命に新しい本の原稿を書いておりました。
今、その原稿の最終的な手直しを進めています。
題名は仮で「磯野家のマイホーム戦略」。

例えばサザエさんが今、マンションを買うとすればどうすればいいのか?
どんなマンションを探すべきなのか?
また、そもそも買うべきなのか?
波平さんとフネさんは、今後あの家に住み続けられるのか?
老後、身体が不自由になった時はどうすればいいのか?
20年後、カツオ君が結婚してワガママな奥さんが
「青山に住みたい」といいだしたらどうなるのか?
同じくワカメちゃんがアメリカ人の旦那さんと子どもを連れて
帰国したら、どんな住まいをえらぶことができるのか?
外資系に勤めたタラオ君が自分用のワンルームマンションを
銀座に買うとしたらどうなるのか?
一方、サザエさんたちは20年後どこに住んでいるのか?

サザエさん一家は永遠に歳を取らないけれど、
本の中では2012年を起点にして、年齢を加えていきます。
そして彼らの加齢・成長に合わせて日本の住宅未来図を語ります。
もちろん、全部シミュレーション。
サザエさんたちには、これからマンションを買う人々や、
老齢期を迎える夫婦、さらに今の子どもたちの住宅未来を語るために
各世代の「代表選手」の役を引き受けてもらったのです。

そんな本が、7月の初旬には書店に並ぶ予定です。
そこで、ちょっと大げさなのですが「新著出版記念」として
またぞろセミナーを開いてみようと考えたワケです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
榊淳司新著出版記念セミナー
「日本の幸せ住宅未来図 今、どのマンションを買うべきか?」

日時:7月7日(土) 午後1時30分より
場所:発明学会ビル3階セミナー室
参加費:1500
(ただし、参加者全員に1470円相当(予定)の新著書をプレゼント)
定員:80名(定員になり次第締め切り)
お申込:下記の申込フォームに必要事項を入力の上、お申し込みください。
お申込みはこちらから

当日の予定
第1部 講演 13:30~
講演「20年後の日本の住宅風景と今買うべきマンション」
講師 榊 淳司

第2部 講演 14:40頃~15:20頃
講演「購入から売却まで、不動産取引のA to Zノウハウ」
講師 大友雅敏(㈱ベストサポート代表取締役)
不動産業界での幅広い経験と該博な知識で、
エンドユーザー側にたった不動産購入をサポート。
物件選びや購入手続きなど、法務・実務面を中心に
マンション購入に関する様々な悩みにお答えします。

今回のセミナーは参加費が1500円(コーポラティブ説明会は無料)ですが、
1470円相当の新著を参加者全員にプレゼント。

だから、セミナーに参加する方は本屋さんやアマゾンで買わずに来てください。

もちろん、いつもの通り私のレポートの割安価格販売も実施。
今回は簡易製本版ではなく、CD(PDFデータ)になりそうです。

どうぞみなさん、ふるってご参加ください。

◆同じ会場で引き続いて開催 15:30~
「新宿余丁町コーポラティブ計画」説明会(参加無料)

お申込みはこちらから
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

会場は、前回と同じ新宿余丁町コーポラティブ計画の現地の近く。
セミナーに引き続いて、余丁町の説明会を開催します。

こちらにもぜひご参加ください。
今、「買ってもいいマンション」に出会えます。




まだバブルだった頃、私は広告代理店の制作部門で
ヒラのコピーライターをしていました。
もちろん、マンションの広告が専門です。
あの当時、制作部門でもやたらと海外出張がありました。
ただ、私は1回も行ったことがありません。
そういう美味しいところはぜーんぶ、
ちょっと小狡い先輩や上司が持っていきました。
中には、海外出張がありそうになるといきなり首を突っ込んでくる
「分かりやすい」方もいて、かなり笑えたものです。
その会社を辞めて自分で制作会社を始めると、
他の代理店からもお仕事をいただくようになりました。
そして知りました。
そういう「海外出張かっさらい上司」というのは
どこの会社にでもフツーにいるのだ、ということを(笑)。

まあ、そんな話はどーでもいいのですが・・・
あの当時、海外出張があるような仕事は、だいたいが「リゾート」。
熱海や苗場や沖縄にリゾートマンションができるとなると
ハワイやロスやカナダにいって「視察」や「撮影」をするのです。
まあ「撮影」は分かりますが「視察」って、なんなのでしょうね?
クライアント(広告主)もいっしょなので、99%はお遊びでしょう。
まあ、それもどーでもいい話です。

私が不思議で仕方なかったのは、そんなことよりも「リゾートマンション」。
はっきりいうと「何でそんなものが必要なの?」という感覚。
例えば、熱海にリゾートマンションを買うことに、
どういう意味があるのかサッパリ理解できなかったのです。
というのは、私のような貧乏人の感覚からすると
どう計算してもコストパフォーマンスが合いません。

50㎡くらいの新築リゾートマンションを3000万円で買ったとします。
仮に、25年使うとすると1年あたり120万円。
管理費や修繕積立金が月に7万円くらいかかります。
温泉の維持費などで、リゾートマンションの管理費は高いのです。
固定資産税も熱海はかなり高いそうです。
まあ、仮に年間20万円としておきましょう。
すると、1日も使わなくても年間224万円かかります。
1日使うとシーツ代とか何とかで3000円くらい取られるのが普通。
それでは2週間に1回ずつ、一度に2泊したとしましょう。
年間26回の利用で、15.6万円の費用がかかります。
さきの224万円と合わせると約240万円。

さて、リゾートマンションなんぞ買わずに
年間240万円の費用で熱海を楽しもうとすると、
どれくらいのことができるのか?
夫婦二人、1泊5万円の豪勢な熱海小旅行が年間24回楽しめます。
しかも、こちらは飲み食い付。
年間24回というと、ほぼ2週間に1回です。
しかも、こちらは忙しければ行く必要はありません。
熱海でなくても一人5万円の予算なら、かなり豪遊できるでしょう。
ところが、リゾートマンションを所有していれば、
年間ある程度利用しないと1回あたりのコストがバカ高になります。
例えば、年に4回しか利用しないと、1回60万円です。
だったら、海外へ行った方が安上がりですよね。
そして、何よりも同じところに年間20回も行くと、飽きませんか?
それを25年間も続けるなんて・・・とても考えられませんね。
旅行なら、好きな時に好きな所に行けますよ。

そんなこと、ちょっと考えれば誰でも分かること。
だから当時から私は口をとんがらせて
「リゾートマンションは商品として成立しない」と言ってきました。
あのギンギラバブルの時代に、駆け出しの小僧コピーライターが
そんなことを言ってみたところで、
みんな「フン」と鼻で笑って相手にしてくれませんでした。
「ガタガタ抜かさないで、黙ってコピーを書け」
ということで、書きましたよ。
熱海や湯沢やその他諸々のリゾートマンションのコピー。
生涯で20物件くらいは書いたかもしれません。
私の書いたパンフレットを読んで「この物件いいね、買おう」
なんて思った方も、中にはいるかもしれません。

で、そうやって買ってしまったリゾートマンション、
今はどうなっているのでしょうか?
築22年くらいの熱海のリゾートマンション。広さ50㎡前後。
今は高いものでも800万円くらい。安いと100万円程度。
でも、熱海はまだましなのです。
悲惨なのは苗場とか湯沢といったスキーリゾート。
かつて2000万円くらいで売りだされた物件が、今はせいぜい100万円。
競売なんかにかかると10万円とかになっています。
もう「買ってくれるのならいくらでもいい」という状況。

では、「リゾートマンションは使えない、割高」ということを
世間の方もようやくお分かりになってきたのでしょうか?
数年前、熱海でやたらと大きな事業を仕込んで
倒産してしまったジョイントコーポレーションという会社がありました。
この会社、私から見ると倒産すべくして倒産した、といえます。
熱海に何百戸ものマンションを計画して、広告に起用したのが矢沢永吉。
確かハワイの海岸を走らせて「Re-Life」なんて叫ばせていました。
私の英語感覚だと、これは一度死んだ人間が蘇るという風に受け取れます。
だから初めてアレを見た時、私は腰を抜かすほどビックリ。
これほどの時代錯誤に、何億円もつぎ込む企業があったのかと・・・
よほど品川あたりにあったモデルルームに行って、
矢沢の出ているパンフレットをもらおうかと思ったくらいです。
行ってもらっておけばここで紹介できたのに・・・残念。

というように、まだまだリゾートマンションについて
世間では大きく誤解している人がいます。
あれは、せいぜい社員がキッチリ有給休暇を取れる
ヒマな企業の保養所程度にしか使い道がありません。
個人で所有するには、コストパフォーマンス的に
まったく成立しないシロモノなのです。
それでも欲しいという方がお買いになるのは勝手です。
でも、資産価値は先に説明した通りですので、
あとはご自身の財布と相談しながらお決めください。

さて、レポートの更新情報です。

ミッドランドアベニューという私が注目した物件が、いよいよ竣工。
しかし、まだかなりの完成在庫が残っていて販売現場ではいよいよ・・・
さらにイーストゲートスクエアという、かなりスベッた
広告展開をする大規模物件も登場しました。

「新宿線・深川エリア」
マンション市場レポート
価格 3,980

しかしこのエリア、価格が落ちて物件も多くなってきました。
湾岸に比べればかなり狙い目ですね。
取り上げた物件は以下の通り

パークフロントテラス亀戸
グランアジール大島パークサイド
シティハウス東京森下
ザ・ミッドランドアベニュー
ルネリバースタワー東大島
ザ・グランアルト錦糸町
イーストゲートスクエア
ブランズ大島
グローリオ清澄白河
シティインデックス錦糸町




人間の抱えている多くの「問題」は大概の場合、
それを「問題」だと思わなければ「問題」ではなくなることが多いもの。
そして、「問題」だと騒いでいることよりももっと深刻な本当の「問題」は
深く静かに潜行していて、ある日突然ドバッと噴出したりします。

その昔、日本とアメリカが「安全保障条約」を改定するときに、
これを「大問題」だと大騒する猛烈な反対運動が起こりました。
連日のごとく徒党を組んで街中で騒ぎを起こし、
警察の機動隊と衝突して死人まで出したと記録に残されています。
彼らが「大問題」だと大騒ぎした口実は、
「安保条約を結べば、日本は戦争に巻き込まれる」というもの。

日本はアメリカと安全保障条約を結んですでに半世紀以上。
その間、アメリカはあっちこっちで散々戦争をやらかしました。
今も戦争をしている、といえばそういえなくもない状態ですね。
まあ、必要な戦争もあったのでしょうが、随分くだらないのもありました。
その是々非々はまたの機会に触れるとして、
日本は一度でも戦争に巻き込まれたでしょうか?

冷静に、あの条約の条項をひとつひとつを読めば、
日本が戦争に巻き込まれる要素は極めて少ないと分かります。
日本が戦争の当事国になるような時には、
世界中で大戦争が起こっているような状態の時だけです。
あの時代、街中で「アンポー、ハンタイ」と叫んでいた学生や、
「わが子を戦場に送りたくない」と金切り声で叫んでいた
ヒステリックなおばさんたちは、
あの条約の条文をすべて読んでいたのでしょうか?
私は、まずそういうことはないと思います。
きっと、「○○さんがこういっているからきっとそうなのだ」と思い、
そんな「空気」に流されてああいう騒ぎに加担したのではないでしょうか?
アンポに対する賛成と反対の意見をキチンと精査した上で、
自分がいかに行動するのか決めたのでしょうか?

今年の夏、関西方面では電力が15%程度不足するといわれています。
ご存知の通り、原子力発電所が動かせなくなっているからです。
多くの人が原発を「問題」だと騒いだせいです。
福島第一原発で起こったことが、他のすべての原子力発電所でも
起こると考えた人々がこれを「大問題」だと騒ぎ、
世間の有象無象が付和雷同しています。
日本人大方の知性は「アンポー、ハンタイ」の時代からまったく進歩していません。
本当に情けないことです。

私は自分が日本人であることを常に誇りに思っています。
世界でもまれに見る聡明で高潔な民族であると信じています。
しかし、我らの最大の弱点は政治的な冷静さに欠けること。
別の言い方をすると、合理主義的な発想と行動が足りないのです。

もっとも、日本人よりもこのセンスに欠ける民族は多々あります。
というより、日本人より合理主義精神で勝っているのは、
唯一ゲルマン系諸民族だけかもしれません。
国でいえば米、英、独、豪、スイス、オランダ、スウェーデン、ノルウェー等々。

この国の政治屋どもも、そのことをよく承知しています。
理論的に理解しているというよりも、肌身に染み付いているのです。
なにせ、彼らは数年に一度は選挙区の隅々を走り回って、
情緒的にしか物事を考えられない有権者に頭を下げ、握手をしまくりますから。

私は、福島第一が引き起こした史上まれに見る人災を軽んじるつもりはありません。
しかし、同じ津波がもう一度やってきたら、また同じことが起こるのでしょうか?
いくら東京電力が不誠実な企業だとしても、そこまでバカではないでしょう。
福井県の原発も、当然海際にあります。
日本海側では大きな津波がやってきたという記録はあまり聞きません。
でも、この大人災が起こったことで、20メートルや30メートルの
津波がやってきたことを想定した対策を立てるはずです。
関西電力という会社をよく知りませんが、それをしないほどバカではないはずです。
なのに、原発を停めなければいけないのでしょうか?

「アンポ」の時もそうだったようですが、
多くの日本人は一部の扇動者の言辞をそのまま無邪気に信じています。
「アンポ」は日本を戦争に巻き込むのではなく、
むしろアメリカの庇護の下に平和で過ごせる条約だったことについて、
今の大方の人々は異論がないはずです。
つまり、同じ条約でも見方を考えれば見え方も180度変わるということ。
この原発問題も、今の「アンポ」みたいなものです。
見方によっては危険極まりなく見えますが、実際はひどく有用なもの。
それを「アンポ」の時には何とか良識的な結果(条約改定の実現)となったのに、
今回は非常に愚かしい結果(原発停止)になってしまいました。
この誤った選択によって、日本は衰亡の速度を速めるのではないでしょうか?

現在、日本の「原発停止」と同様に愚かしい
国民的判断をしようとしている国があります。
それは、他ならぬギリシャ。
すき放題に出鱈目をした挙句、借金を踏み倒す準備をしています。
次の選挙で緊縮反対派の党が勝利すれば、ユーロ離脱となりかねません。
まあ、ユーロ自体が多分に政治的な打算の産物なので、
今回もECBはギリシャのワガママを聞いてごね得になる可能性あります。
しかし、最悪のシナリオはユーロ離脱、あるいは追放。
そうなれば、ギリシャ国内の通貨はドラクマに逆戻り。
もちろん、これまでECBが貸したお金は全部踏み倒し(デフォルト)。
国内ではハイパーインフレが起こるでしょう。
すでに「取り付け」状態に入ったという報道もあります。
ユーロ離脱は結局、あの国の経済の著しい衰亡を招きます。
まあ、中長期的には回復するでしょうけれど。
ギリシャの例は民主主義というものが時にただの集団発狂になることを示す
格好のケーススタディではないでしょうか。

ひるがえって、日本。
原発を停めれば、確かに事故が発生する確率は低下するでしょう。
その代わり失うものは3兆円以上の国富。
みなさんの家庭の電気代も平均で15%程度は値上げになるはずです。
もちろん、全国一律一斉にそうなるわけではありません。
しかし、いずれきっちりとツケは払わされます。

人間というのは、基本的に安易な選択に走りがちです。
とりあえず、原発を停めておけば事故は起こらない、と無邪気に考えます。
でも、停止中の原発にテロを仕掛けられればどうなるのでしょう?
それこそ、福島第一以上の放射能漏れを招くことも十分想定できます。
では、原発をテロから守る対策は取られているのでしょうか?
原発に対してよく訓練されて重火器を供えた武装集団が襲ったとして、
自衛隊はどれくらいの速さで駆けつけられるのでしょう?
また、自衛隊の現場の指揮官の判断で発砲は出来るのでしょうか?
もし、その時にあのトンマなイラ菅みたいなオッサンが
首相だったらどうなるのでしょう?
実は、今の日本では原発をテロに襲われても、自衛隊の武装出動は総理の判断。
いかなる場合に発砲できるかの規定も曖昧。
北朝鮮の特殊部隊が原発を襲っても、自衛隊は有効に防衛出動が出来ないでしょう。
日本海側で30メートル以上の津波が発生するよりも、
北のゲリラが原発を襲う確率のほうが何万倍も高いと考えるべきです。
何といっても、彼らは国を挙げて核兵器を作ろうとしているのです。
自然の脅威も侮れませんが、害意を持って武装したゲリラ部隊の方が
我々にもたらす厄災はもっとひどいものになりそうです。
いってみれば、これは多くの日本人が理解していないけれど、
深く潜行していて、そのうち噴出する大「問題」です。

大阪の橋下市長は原発の安全性などをうるさく追求するよりも、
大飯原発が武装ゲリラに襲われた時の対処法を政府に求めるべきです。
その方が大阪市民の安全を守るためにはより重要なこと。
もちろん、福井県民、滋賀県民、京都府民、大阪府民などの
安全すべてにかかわる重要事項ですが。

大事なことを見逃して、些細なことで大騒ぎして無駄なエネルギーを使う。
国民が賢くなれば回避できることです。
誤解のないように書いておきますが、
私は原発も安保ももろ手を挙げて賛成しているワケではありません。
その時々に必要なものを上手に使っていけばいいのです。
原発よりも安全で経済的な発電手段を早急に開発すべきだし、
自国の防衛はあくまでも自国軍で行うべきです。



2012/5/19 0:02 | ちょっと脱線 | Comments (1)

今日は、私の愚著を出していただいているWAVE出版の25周年パーティ。
次の本も7月初旬には店頭に並ぶ予定なので、
こんな私でも賑やかしの端っこに加わるべく、お祝いに駆けつけました。
行ってみてビックリ。なんと300人も集まる盛大なパーティ。
もちろん、立食。
誰か知った顔はいないものかと水割りのグラスをもって
会場を一巡りしたけれど、一人も見つけられず。
そりゃ、私が普段いる業界とは違うってw。
「こりゃあ、飯食って帰ろう」
脚も痛いことだし、ということで料理を取ってきては座ってパクパク。
もう一度ビックリしたことに、美味しい。
立食パーティの料理なんて数ばっかりでちっとも旨くない、
というのがこれまでの経験値でしたが・・・今日のは美味しかった。
ちなみに、会場は「アルカディア市ヶ谷」。

一通り食ったところで、さて、トンヅラかまそうかと思ったら・・・・
会場の中に前から一度お話したいと思っていたH氏を発見!
ズズっと御前に進み出て自己紹介で行こうかと思ったのですが、
ああいったパーティでは失礼かなと思ったので、
とりあえず担当編集者を探しにもう一度会場を一巡り。
首尾よく見つけて「ねえ、Hさんに紹介してよ」と頼むと、
「は、はい・・・ちょっと待っていてくださいね」
と、その場で紹介されたのが某女子大の女性教授。
名刺を交わして話し出したら、けっこう面白くて・・・
しばらくすると、その教授先生と一緒にH氏に紹介してもらいました。
そこでまた3人で楽しく歓談・・・しているうちにパーティは締めのあいさつに。
あれれ・・・大道芸人のパフォーマンスはないの?
なんて落胆していると、なんと「5年後は主役」と紹介された
名物編集長の小田明美さんがご登壇。
いつも格好がサプライズな方なので、ハレのこの日には小林幸子バリの
衣装で派手にご登場かと期待したのですが・・・・
「アレ、きょうはおとなしめだねえ」
なんて、つぶやきが周りから聞こえてくる程度に「普通」。
そして、爆弾発言もなく無事終了。
なーんだ、結局最後までいてしまったよ、ということに。

しかし、今日みたいに私にとって異業種の方々が集うパーティに出ると
いつもつくづく思うのは「この人たちはカタギだなあ」ということ。
不動産業界や広告業界のパーティとは、随分ちがいます。
何がいちばん違うかというと、集まっている人々の「顔」。
典型的なのは、創業社長の「顔」でしょうね。
写真ではよく分からないかもしれませんが、
玉越社長の「顔」は随分引き締まっていて、まずまずのイケメン。
それに、やり手のビジネスマンを感じさせます。
でも、私から見れば十分にカタギの範囲内。

不動産業界の創業社長の「顔」なんて、あんなもんじゃございません。
ほとんどの方が、警察の4課や4係が担当の世界に横滑りしても
ほぼ違和感のない顔相をなさっています。
それに、登壇される来賓諸兄やビデオでメッセージを
送ってこられたお歴々の顔立ちが知的で上品なことにも驚き。

考えてみれば不動産業界も広告業界も、仕事の何分の一かは相手を騙すこと。
そんなことを何十年も続けて荒波をくぐってくれば、自然と顔相も悪くなります。
それに比べれば、出版業は「中身で勝負」が基本の
かなりマットウな世界のように私からは窺えます。
加えて、あるレベル以上の知性がなければ出来ない仕事。
不動産業界や広告業界では、あるレベル以上の知性は
どちらかといえば仕事や出世の足を引っ張る方向にしか働きませんw。
そんな業界、やっぱりカタギじゃありませんよねw。

「2次会のご用意もございます、どうぞよろしければ」
なんてお誘いもいただいたのですが、今回は脚も痛いので遠慮いたしました。
5年後には30周年のパーティをなさるそうですが、
その時には「100万部のベストセラーを書いていただいた榊さんです」
なんて紹介を受けて壇上に上がってみたいもの。
まあ300%無理でしょうけど。
そんな夢物語より、まずは次作がスムーズに売れて
「増刷」また「増刷」となることをささやかに願うばかりです。




世の中、就活のシーズンだとか。
私も30年近く前に紺のスーツを着て大手町辺りをウロウロしていました。
当時もマニュアル本みたいなのがあったようですが、
私は1冊も読んでいませんでした。
まあ、世間をナメていたわけですねw。

そもそもは、政治家になろうと思って
松下政経塾を受けたのですが、一次でチョン。
入っていれば6期か7期。高市早苗のひとつ後輩かと思います。
でも、あの方々の評判は相当に悪いですね。
それに、こんな時代に国政の中枢を担うなんて、
この歳になって冷静に考えてみれば
「絶対にやりたくない仕事」だと思います。
こうやって傍から文句を言っているほうが1億倍ラクw。

まあ、そんなことはどーでもいいのですが・・・
社会をナメていた私は結局、就職活動にも失敗して、
ロクな会社から内定をもらえませんでした。
でも、今になって眺めてみれば、それも塞翁が馬。
私がめざしていた企業は、この20数年でほとんど名前が変わったり倒産したり。
はたまた苦しい経営環境で喘いでいたり。

しかし、よく考えてみると私に最も向いていないのは「宮仕え」。
自分よりもアホだと思える上司への許容範囲が狭い人間なのです。
当時、私を面接してくれた方々は「見る眼」があったというべきですね。
そういう私の驕慢な性格を見抜いて「コイツはダメ」にしてくれたワケです。

「君、筆記試験の成績がやけにいいみたいだけど、何かあるの?」
よく面接官からこんな質問を受けました。
「何かあるの?」と聞かれても答えようがありませんw。
当時の筆記試験って、今でも同じかどうか知りませんが
リクルートが作っている同じフォーマットのもの。
どこの会社に行っても同じものだったので、
「またこいつか」と思いながらやっていました。
中身は小学校高学年か中学校くらいの数学と国語の基本問題。
やたら量が多くて時間内には全部やりきれないのです。
何度かやっているうちに、コツを覚えてしまいました。
「よーし、全問答えてやる」
まだ若かったので、そういう馬鹿げたことにも必死になれるもの。
ドーパミンだしまくりで超集中、全問答えを書きこんだことが何度かw。
すると、とある出版社の常務が
「君の筆記試験の結果はありえないほど高い点数なんだけど、どうして?」
そうでっか、ちょっと脳みその寝てるとこまで叩き起こして働かしたんですがな・・・
なーんていえればよかったのですが、当時22歳のうぶな私。
「はい・・あ、そうですか・・・別に普通にやっただけですが」
と、チョー普通に答えていました。
それで、内定出してくれるかと思ったら・・・ダメ。

自慢ですけどw、中学生の頃に測った私のIQは
東大生の平均を20ほど上回って、上位1から.0.5%以内に入るそうです。
だから、あの手のペーパーテストは大得意。
でも、就職試験の結果には全然結びつきませんでしたw。

それで、紆余曲折はあったのですが、私も20代の後半に
人を雇う立場になってしまいました。
今度は、逆にこちらが面接をします。
変なものですね。
自分は面接される側でちっとも成功なかったのに、
数年後には採用の全権限を握って就職希望者と会うのです。
ただ、私の経営していた小さな会社にやってくるのは
中途採用か専門学校、あるいは美大系の新卒者。
自分が就活をしていた時とは、様相は全然違います。

小さな会社でしたので、社員と一緒に飲み会をやります。
「社長、どうして僕(私)を採用してくれたのですか?」
ちょっと和むと、だいたいこういう質問をされます。
困りますねw。キチンと説明できません。単純な勘と好き嫌いですw。
「そういえば面接のとき、僕は君に何を尋ねたんだっけ?」
「えーと・・・なぜ○○したの、とか意外なことを聞かれました」
「へえ、そうだったの。悪いけど覚えてないよ」
「社長って、面接のときに聞くことを決めているのですか?」
「いや、全然。ただね、できるだけ君たちが答えを用意していないことを聞くようにしているんだよ。自分の経験やデザインについては考えてきているだろ。でも、予想していない質問をされたら、その場で答えを作らなきゃいけなくなる。別に君たちの答えの内容なんか聞いてないんだよ。どれだけまともに答えられるかを確かめているの。それで『コイツは臨機応変にやってくれるかな』てことを見るワケよ。ウチって、君らに仕事任せること多いからさ。何といっても僕のいないときでもスムーズに仕事が流れているのが理想なのよ。そうすると、僕がラクでしょ・・・」
そういうと、若い社員諸君は妙に納得するのです。
実際にその通りでしたから。

まあ、そんな『社長時代』も今は昔。
今の社員に対して責任がない、という立場は実に気楽です。
逆に、私が『宮仕え』になることなんてとても考えられません。
最近の経済ニュースを見ていると、
自分の人生のというのがどこでどう変わっていたのか、
思い返しても「変数」の大きさに驚愕します。
政治家になることはなかったと思いますが、
まかり間違ってNECに入っていれば、今頃リストラか・・・・
なーんて考えると頭がフワンとしてしまいますね。

そして、かつて私の会社で働いてくれた諸君がどうしているのか?
順調にキャリアアップしてくれていることを願うばかりです。

マンションレポートの更新情報です。

如月さんの「港区」が久方ぶりで最新情報に更新。
湾岸の「人気偽装」がバレると、やっぱり『港区』。
しっかりと選ぶ『眼』を盛ってください。

首都圏マンション立地別総合評価集
『港区』 価格5,980