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榊 淳司オフィシャルブログ

ビックリしました。なにがって、黒田バズーガの威力です。
昨日(3日)、欧米の株式市場が冴えなかったので、
今日は暴落かと思ったら、暴騰。
ああ、「売っていなくてよかった」という感じ(笑)。

しかし、実に荒っぽいやり方ですね。
誰もが予想しなかったタイミングで、しかも5対4の評決。
民間出身の政策委員は4人とも反対。賛成は官僚と日銀と学者。
もう、財務省の意向が見え見えですね。
何が何でも消費税を10%に持っていきたい、ということ。
株価が今のように調子よければ、安倍さんは本音では
上げたくないと思っている消費税を、上げざるを得なくなりますね。
まさに財務省の思惑通り。

「金融緩和」自体は、我々庶民にとって遠い存在。
日本銀行と市中の金融機関との間で行われること。
しかし、株価の高騰は株式投資をしている一般人に及びます。
株式投資をしていなくても、株で儲けた人がお金を使います。
一部のお方は銀座や六本木、新地に繰り出すでしょう。
あるいはマンションを買おうという人も出てきます。
今はあまり投資家さんが買いたくなるような物件はありませんが。

今回の黒田バズーガは、まずは財務省の影が見えるのですが、
その向こうにアメリカ政府の意向もチラついている気がしますね。
QE3が終わって、世界的な景気後退が懸念されていましたから。
アメリカの景気も、回復しているような、いないような。
しかし、日本が金融緩和することで
「マネー」はアメリカ経済にも循環するはずです。

ただ、今回の黒田バズーガの先には、恐ろしい反動が待っているはず。
円が安くなると、分かりやすく株価が上がります。
輸出企業の業績が「よくなる」と世間に信じられているからです。
しかし、輸入企業の業績が悪化することはあまり言われません。

例えば、ソニーは円安がマイナスに働くと、どこかで読みました。
なのに、円安で株価は上昇しています。なんかヘンですね。
つまり、今の株式市場はかなりの割合でムードが支配しています。
来年3月期の輸入系企業の業績は、かなり悪化するはず。
中には「円安倒産」が出る可能性さえあるでしょう。
そうなれば、ムードで上がった分は一気に吹っ飛びます。

株価が上がれば、景気はよくなるでしょうか?
アメリカ経済は、分かりやすくそういう構造になっています。
だから、今のアメリカの株高は景気回復を導くはず。
ところが日本は・・・・

アメリカの場合、株式投資をしている国民の割合は
日本の3倍以上と言われています。だから株高は直接所得の増加。
日本は、株式投資をしている方が少数派。一部の人が儲かるだけ。
多くのサラリーマンが、過去に火傷をして撤退しています。
バブル崩壊後、一般投資家が設けられる機会は少なかったですから。

ただ、株価は下がるよりも上がった方がいいに決まっています。
でも今回の上がり方はかなり不自然。作為的な臭いがプンプン。
これが直接景気回復につながるなんて、私には思えません。

実際、人々の財布の中身は目減りしているはずです。
例えば、9月の消費支出は前年同月比5.6%も落ち込んでいます。
もうすぐ7-9月のGDPが発表されますが、予想以下だと・・・・
まあ、マイナスということはなさそうですがプラス1%台だと、
一気に不況感が高まる可能性があります。

そうなれば、当然株式市場も下落に向かうはずです。
株価も不動産価格も、自然に上がるのが一番。
株価なら企業の好業績、不動産価格なら旺盛な需要があって
上昇するのは大いに結構。
しかし「金融緩和」の場合、聞こえは普通の政策みたいですが
言ってしまえば「無用のお金を垂れ流している」だけのこと。
カンフル剤と同じですか、一瞬、景気が良くなったように見えますが、
その先にあるのは薬が切れた時の急激な脱力感。つまりはバブル崩壊。

12月の消費税10%決定。そして来年10月の実施。
近未来に景況感が悪化する2回のタイミングです。
すでに、マンション市場は冷えかかっていますが、
不景気が浸透すると、さらに冷やされるでしょう。
特に、郊外の売れ残り物件は来年の期末に向けて
「値引き大バーゲンセール」へ突入の予感。

さらに、多くのマンションデベロッパーは、
今の在庫を売ってしまっても、次に売るモノがない状態。
来年は「独立系専業」マンションデベの倒産が起こるでしょう。
「独立系専業」とは、どこか大手の子会社ではなく、
マンションの開発分譲を主体としている会社です。
例えば、前回の倒産ラッシュ時に潰れたアゼル、ニチモ、ゼファー、
モリモト、プロパスト、日本綜合地所などです。

逆に大手財閥系や電鉄子会社、他業種大手の子会社などは
いつもながらに生き残るはずです。
他業種大手の子会社というのは、大京やセコムホームライフ。
あるいは大成有楽不動産、伊藤忠都市開発等です。

株価とマンション市場は今まで、分かりやすくシンクロしていました。
しかし、今回は乖離しそうな気配を感じます。
財務省は日銀などを使って当面は高株価誘導を続ける気配。
少なくとも、年内は大きく落ち込まないはずです。
しかし、売り物がないマンション市場には、その効果が及びにくいですね。
賢明な投資家は、あまり湾岸には目を向けません。
しかし、都心周辺で未だに大量の戸数を販売し続けているのは湾岸だけ。
さて、この動き、今後はどうなることやら。

資産価値レポートの更新情報です。
最近いただいた無料相談に、「自分達も3年前にマンションを購入する際に最後はこのレポートに背中を押されて購入しましたが、とても満足しています」と書かれていました。
こういうの、とても嬉しいですね。励みになります。

今回は「京都市」を最新場情報に更新。
「御所バブル」が終わりかけたかと思ったら、
今度は「下鴨バブル」が発生しています。
どちらも私が十代を過ごした青春の街。やや複雑ですね。

しかし、京都市内のマンション供給がやたらと増えている印象。
それも、碁盤の目の内側で次々に新物件が登場。
よくみると、呉服系の事業所跡地が多いですね。
京都は観光と呉服関連が地場産業でした。
「勉強のできない奴は呉服屋に就職する」なんて、
意地悪な常識も合ったほど。でも、時代は変わっているみたいですね。

京都市の全34物件
価格 7,790

■ブランシエラ二条城、■イーグルコート京都御所梨木の杜、■ザ・パークハウス 御所西、■パークホームズ堺町御門、■クラッシィハウス御池柳馬場、■プラウド京都麩屋町御池、■サンメゾン京都二条月光町ゲート、■ルーシア今出川 油小路、■クレヴィア京都 二条、■クレヴィア京都 烏丸五条、■ブランズ京都四条烏丸 桜風庵、■ジオ烏丸五条、■クレヴィア京都 四条後院通、■リフレス京都五条、■プリオーレ京都高倉六角、■Brillia(ブリリア)京都五條院、■プレサンス ロジェ 烏丸五条、■リソシエ西洞院センシア、■グラン レ・ジェイド 京都河原町、■グランドメゾン京都岡崎、■エスリード京都洛南、■パークシティ桂ジオ、■オークプレイス京都北大路、■ジ・アーバネックス京都 松ヶ崎、■ローレルコート京都下鴨、■フォルム京都下鴨、■パデシオン桃山南口駅前、■エスリード伏見桃山グラセント、■パラドール伏見桃山グランプレイス、■パラドール嵯峨嵐山レジデンス・彩月花、■京都桂川つむぎの街 グランスクエアス、■オルフェアライフ伏見稲荷、■Aito、■ローレルコート嵯峨嵐山

実は、この京都市のレポートは、他のタイトルに比べて
内容のわりにかなり価格が抑えめ。つまり、
みなさんにとってはコストパフォーマンスが優れたタイトル。
それでかどうか、よく売れています。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

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「今のお奨めのマンションはありませんか?」
無料、有料に関わらず、みなさんからいただくご相談でよく聞かれること。
あるときは、あります。ないときは、ありません。
相談者の希望エリアはたいていの場合は限られているので、
どちらかというと、無い時の方が多いですね。
でも、しっかりある場合もあるのです。

私は、現在販売されている新築マンション各物件の
資産価値について、自分の考えを表した「資産価値レポート」を
エリア別に約40タイトルほど発行しています。
カヴァーエリアは東京都の港区、中央区、渋谷区、新宿区、千代田区、文京区、世田谷区、杉並区、江東区、目黒区、墨田区、品川区、北区、豊島区、江戸川区の全域。
さらに川崎市川崎区、武蔵小杉・新横浜。
変わり種では、京都市全域をカヴァーしたタイトルもあります。
タワーマンションについては東京23区全域と大阪市。
タワーも含めた200戸以上の大規模マンションは首都圏全域。

扱っている物件数は何百にも及びます。そのほとんどを現地調査。
マンションの資産価値は、その9割が立地で決まります。
これほど新築マンションの現地を見て回っている人間は
業界内でもおそらく私だけだと思います。

そんな中で、ごく少数ながら
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マンションにいくつか行き当たります。
みなさまにもお奨めできる物件です。
「まあ、悪くないかな」という程度なら、
ひと月に3,4物件ほど出てくるでしょうか。

しかし、そういうマンションはすぐに完売してしまいます。
あっという間に市場から消えてしまうのです。
私の資産価値レポートは、だいたい3、4ヵ月に一度の更新。
そういうマンションは一度も更新できないか、できるとしても2度。
まあ、戸数にもよりますね。大規模だと1年くらいはあります。

そういった私が考えるところの「優良マンション」の資産価値情報を、
タイムリーにみなさまにお知らせするシステムとして、
この度、有料のメールマガジンを発行することにいたしました。
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主に首都圏の新築マンションが対象となりますが、
関西方面へ出張した場合は、そちらを取り上げることもあり得ます。

料金は1ヵ月1,590円(税込)とさせていただきます。
まず、4物件程度を紹介する「資産価値レポート」の価格。
言ってみれば、美味しいところだけを配信するものです。
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2014/10/31 10:14 | ブログ | Comments (2)

どうやら、都心不動産のミニミニバブルは峠を越えたようです。
後からわかるのですが、ピークは今年七月だったのではないでしょうか。
新築マンションの売れ行きは、ハッキリと陰りはじめました。
オリンピックで沸いた湾岸エリアも、失速していますね。

今、京都市の資産価値レポートを更新しているのですが、売れていません。
大阪市のタワーマンションも動きが鈍くなりました。
どういうわけか、マンションの売れ行きには波があります。
売れなくなると、一斉に売れなくなります。

そもそも、今回にミニミニバブルの大きな原因は建築費の高騰。
そこにアベノミクスによる異次元金融緩和と株価の高騰。
円安による外国人の買いや相続税対策が重なりました。
オリンピック開催決定も、湾岸エリアには大きく影響しました。
しかし、何よりもその基盤が弱いのは、実需がほぼなかったこと。

住まいは人が住む器です。
実際に住む人間の需要がないのに、思惑買いが先行した今回の
ミニミニバブルは、過去2回のバブルよりも中身が脆弱。
これからやってくる反動は、粘り強く大きなものとなりそうです。
オリンピック需要で緩和できるかどうか、微妙。

私は首都圏や関西圏の新築マンション市場をウォッチングして
その分析を一般にリリースすることを生業にしています。
今回のこのうねりは、実に大きな教訓になりました。
日本人は、まだまだ土地神話の後遺症から脱していませんね。
不動産価格は「上がるときには上がる」と思っています。
また、相続税対策になりえる安全資産だと思っています。
もう、そういう時代は終わっています。

人は、自分の見たい現実しか見ません。
ネットで情報を探すときにも、都合の悪い情報は無意識に避けます。
読みたいニュースしか開きませんよね。
だからメディアも、万人受けする情報を流そうとします。
その方がアクセスを稼げて、広告収入が増えるから。

しかし、世の中には必ず「不都合な真実」が存在しています。
自分の買ったマンションの資産価値が、将来大きく下がる・・・
なんて話は、まあ歓迎されませんね。
でも、冷静に考えれば、それは避けられない真実。

田舎の不動産はどんどん値下がりしています。
首都圏でも、郊外の住宅は値段が付かない状態になっています。
住む人がいない・・つまりニーズがないものには価値が生まれません。
買ってくれる人がいない住宅には値段が付きません。

今はまだ、通勤1時間圏以遠がそういう状態。
あと10年で、確実に1時間以内になってきます。
20年後は、ドアツードアで1時間かけている人は、ただの間抜けでしょう。
そういう意味で、ニュータウンは確実に衰退します。
ニュータウンに類する新興住宅地も廃れます。

今回のミニミニバブルで、もっとも危険度を高めたのは東京の湾岸ですね。
特に江東区の湾岸エリアには、大きな希望を抱けません。
「オリンピックが来る」ということで、多くの人に幻想を抱かせました。
現実は、豊洲の駅周辺を除けば、ただただ不便な埋立地です。
有明で参加すべきイベントがあると、みんなブーブー言っています。
新豊洲も少しは開けましたが、基本的に殺風景なところ。
あんなところへ築地市場は移転するのですね。同情します。

東京という街が、今後も拡大を続けるのならかなり希望のあるエリアです。
しかし、6年後に縮小を始めることが確実なこの街の湾岸埋立地。
かなり早い段階で人々から見捨てられそうなエリアです。
オリンピックの後で、急速な荒廃が訪れる可能性があります。
それこそ、ハリウッド映画が描く「人類滅亡後の世界」のように。

反対に、中央区の湾岸エリアは希望に満ちています。
晴海や勝どきという地域は、かなり交通利便性が恵まれています。
何といっても、銀座の中心まで歩いて行けます。
これから、多くの高収入な若年層が流入するでしょう。
隣接する築地では、市場の跡地が生まれ変わりそうです。
10年後には、街の様相が一変している可能性を秘めています。

ただし、駅から離れたマンションを買うべきではありません。
今でも「晴海タワーズ」や「ドゥ・トゥール」は実力以上の
販売価格が設定され、それで売られています。
これに納得して永住するおつもりなら購入する選択もあります。
しかし、資産価値としては何とも疑問。
今後20年のどこかの局面で、大きく値を下げる可能性が高いと思います。

しかし、今はマンション購入が難しい時期。
急ぐことないのですが、私への相談者はたいてい急いでいます。
不動産の購入は、急ぐとろくなことがないのですけどね。

さて、レポートの更新情報です。
大阪市のタワーマンションを扱ったレポートを最新情報化。
ハッキリ言って、あまり売れていませんね。
価格は少し上がり気味ですが、東京ほどではありません。
環状線の内側で、坪単価200万円未満でタワーが買えます。
もちろん、優良なマンションは300万円近くになりますが。

住友不動産が「梅田東」というプロジェクトを出してきました。
501戸という巨大なスケール。どうなるのでしょうね?
きっと市場価格よりも高く設定されると思います。
これはもう、完成在庫間違いなさそう。
私のレポートとは長い付き合いになりそうです。

大阪のタワーマンション
全12物件を開設
価格 4,980

■シティタワー大阪天満 ザ・リバー&パークス、■MEGA CITY TOWERS(メガシティタワーズ)、■(仮称)OSAKA高層邸宅プロジェクト、■ジオ釣鐘町、■クラッシィタワー淀屋橋、■阿波座ライズタワーズ フラッグ46(OMPタワー)、■クラッシィタワー南船場、■ロジュマンタワー梅田、■(仮称)梅田東タワープロジェクト、■ブランズタワー・ウェリス心斎橋NORTH、■ジオタワー南堀江、■ザ・セントラルマークタワー、 、以上の12物件を収録

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私の通っていた小学校の通学区域内には、同和地区がありました。
中学校にはなかったのですが、地域制だった公立高校にはありましたね。
それで、昭和40年代と50年代初めに「同和教育」というのを受けました。
あれは、クソですね。矛盾だらけで、偽善のかたまり。
少なくとも、私の内面とって「差別をなくしましょう」という
感覚を育てた形跡はありません。

去年の今頃、小学校の同窓会がありました。約40年ぶり。
同和地区の友人たちも大勢きていました。和気あいあいと昔話。
ものすごく懐かしかったですね。昔に戻ります。
子ども同士というのは、余計なことを考えません。
おもろい奴はおもろい奴。しょーもない奴はしょーもない奴。
それがすべてです。40年たっても変わりません。
そんな子どもに、余計なことを教える必要はないのです。

私のところに何度かやってきた元相談者。40代中盤の独身女性。
昭和50年代に大阪府のある街で中学時代を過ごされました。
そこでは、恐ろしいほど同和教育が行われていたそうです。
「差別」をしてはいけないから、成績表さえまともに作らなかったとか。
もう、ビョーキですね。狂っています。

人間の集団というのは、時に滑稽なほど愚かなことをやります。
行き過ぎた同和教育、解放運動などというのは、その典型。
20年ほど前の大阪の郵便局では、
幹部が毎日トイレの便器の裏を覗いたそうです。
そこに差別的な落書きが書かれてあったら、
同和の集団が糾弾にやってくるから、その予防。
もう、本当に狂っていましたね。
それが差別の解消に役立ったなんて、とても思えません。
むしろ、多くの人間に解放運動への怨念を植え付けただけでしょう。

少し前、安倍内閣で2人の女性閣僚が辞任しました。
「女性を活用しよう」というキャンペーンの元で行われた
ちょっと無理目の人選が裏目に出た感じがしました。
安倍さんも、やや勇み足だったかもしれません。

アメリカではマイノリティをサポートする制度がいろいろあるみたいですね。
例えば、大学の入学者の一定割合を黒人や女性にする、とか。
これをやることで本来入学できる能力があった白人がはじかれます。
いってみれば、逆差別。なんとなく、違和感があります。

生物というのは、本来は厳しい生存競争の中を生きています。
私の事務所では小さなプランターを置いて、2種類の植物を育てています。
油断をすると、背丈の高い方の植物がもう一方の上に
蔽いかかるように茎をのばして葉を広げています。
まさに、相手を死滅させて自らの種の存続を図っているのです。
凄まじいと言えば凄まじいのですが、健全と言えば健全。

人間は、サルの亜種です。生き物の一員。当然、お互いに競争しています。
ところが、人間社会というのは、運営の仕方によってかなり歪になります。
医学という魔法によって、本来なら生きていられない人間を生かしています。
社会福祉という制度によって、役割が終わった老人に穏やかな余生を与えます。
そして、戦争という愚かな行為で、死ななくてもいい人間を殺します。
時に、政治という魔物の世界が、多くの人間を不自然な死へと追いやります。

しかし、人間は自分たちの社会が「競争」を基本としていることを知っています。
それを否定したマルクス主義は巨大な悲劇を招いて破綻しました。
今、我々は「自由競争」というものが経済の発展をもたらすことを疑いません。
また、学校教育の過程で優秀な人間を選別することが、
概ね期待した結果を出すことにも、ほとんどの人が異議を唱えないでしょう。
つまり、高偏差値な人間に、より高い責任と地位と、
高収入をあたえることが、誰にとっても喜ばしいことではないけれども、
社会を効率的に機能・発展させるためには、
受け入れざるを得ないやり方であることを共通認識しています。

競争というものは、健全なルールで行われればそれなりの結果を出します。
そこに恣意的な操作が入ると、必ずその歪みはどこかに醜く現れます。
同和地区の方々を、言われなく差別する行為は言語道断です。
しかし、不必要に彼らを競争社会の片隅に保護する必要もないでしょう。

同じ次元で、安倍内閣は必要以上に女性を閣僚にする必要もなかったですね。
松島さんの答弁力の低さには唖然としました。
小渕経産相のずさんな会計処理にも呆れました。
これで「女性の活用」は、大きく後退するでしょう。醜い結果です。
安倍内閣の支持率にも微妙に影響しています。

私は「飄々としている」という言葉が好きです。
実は、いろいろなところでよくそう言われます。
私にとっては、とても嬉しい褒め言葉ですね。
この世は、近視眼的に見ればかなり不公平です。
でも、巨視的に見れば、まずまず公平です。
どんな人にも1日は24時間で1年は365日。
ある程度の睡眠を取らなければ、健康は維持できません。
つまり、そこのところは至って公平。
出世しないのも、世間から認められないもの、目先は誰かの責任。
でも、中長期で眺めれば、結局は自分に原因があるのです。

サラリーマンだったら、下っ端時代には卑屈にならず、
ふてくされず、軽挙妄動せず。
多少の出世をしてもエバらず、セクハラ・パワハラに走らず。
常にニコやか、爽やか。他人を謗らず、上司をこき下ろさず。
他人の眼を気にせず、必要以上の欲望をかきたてず。
見栄を張らず、うそを言わず、他人を妬まず。
淡々と目の前の仕事をさりげなく標準以上にこなすこと。

私が「飄々としている」と思えるサラリーマン像は、こういうお方。
まあ、ごくたまにいますね。100人に一人いるかどうか、ですが。
私はサラリーマンではありませんが、そういう風にありたいと思っています。
ただ、まだまだ修行が足りず、日々心を迷わしていますが。

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2014/10/27 15:06 | ちょっと脱線 | Comments (3)

今週は早かった・・・・
来客に電話取材、飲み会、そして不意の来客2組、
また来客、さらに飲み会兼メディア取材・・・・
今日の来客も初対面。かなり面白い話を聞きました。
向こうも「こんなに話が進むとは思わなかった」。
私「みんな私のことを怖い人だと思ってくるみたいですよ」。
客の1人「はい、私はそう思っていました」。正直!
でもまあ、みなさん帰る時はいつもにこやかです。

こんなことをしているので、ルーチンは一向にはかどらず。
この分では土日のどちらかは出社でしょうかね。

今日は思いっきり脱線しようと思います。
お題は「キリスト教 VS イスラム教」。
まあ、何回かこういう話題は書かせていただきましたが、今一度。

最近の「イスラム国」の動きやナイジェリアでの女性誘拐の
ニュースを見ていると、つくづくと両教の和解不能を感じます。
何よりも、イスラム教の過激派の持つ「反キリスト教文明」の
根強さというか、怨念というか、憎しみが伝わってきます。

一方、キリスト教側(欧米先進国)は、イスラム教という
異教徒文明に対して、少し寛容さが足りないようにも思えます。
彼らもかつては異教徒をむやみに殺したり、奴隷化してきましたから。
我々から見ると「どっちもどっち」というところもあります。

しかし日本は明治維新以来、キリスト教文明にたいする
「文明開化」政策をとってきましたので、感覚は欧米に近いですね。
誘拐した女性を「奴隷にして売り飛ばす」とか、
人質の欧米人の首を切って殺す・・・というのは違和感があります。

ただし、日本では戦前まで人身売買まがいの行為が横行していましたし、
軍人の間では「自決」という習慣がありました。
戦争中は、捕虜を処刑する行為があったのも事実です。
今でこそ「きれいごと」だけの世界に住んでいるので、
ああいったイスラム過激派の行為は、著しく野蛮に思えます。

さて、私が懸念しているのは、最近のイスラム側の動きが
抜き差しならないほど宗教対立の様相を見せていることです。
女性を奴隷として売りとばしたり、女子学校を破壊する。
あるいはこれ見よがしに欧米人を殺すのは、
明らかにキリスト教徒を意識した行為です。
彼らはキリスト教を憎むだけでなく、イスラム的なもの以外は
すべて否定しようという感覚ですね。

困ったことに、このイスラム原理主義的な発想や行動は、
徐々に世界中のイスラム教徒に広がっていることです。
とうとう、北大の学生までが「従軍」しようとしました。
その内、日本から何人もそういうのが出てくるでしょう。

私が暗澹としているのは、アメリカやイギリスと言った
先進国に住むイスラム教徒が過激派に合流しようとしていることです。
この快適で清潔な暮らしを知ってもなお、
イスラム原理主義に共鳴するということは、
欧米先進国のキリスト教文明は彼らにさしたる影響を与えられない、
という風にも考えられるからです。
つまり、ふたつの宗教の半永久的な対立と抗争。

イスラム教の原理主義者は、世界中のイスラム教国にいます。
インドネシアやマレーシア、トルコといった、
国の運営とイスラム教に距離を置いている国にも出てきています。
彼らが徐々に増えている、というのは何とも不気味な現象。

ここで、少し用語解説。
イスラム原理主義というのは、イスラム教の教えに対して
とことん従おう、というちょっと極端な考え方。
例えば、「女は男に肌を見せてはならない」という教えを
完全に守ろうとすると、全面的な外出禁止。学校へも行けず、となります。
仮に外に出る時でも、目以外は黒い衣装に包みます。
「肌に刃物を当ててはならない」という教えを守ると、
一生髭はそれません。だからアラブ人の老人は髭ぼうぼう。

そしてそういったイスラム原理主義者の一番の敵はアメリカ。
彼らからするとアメリカは最もイスラム教から遠い存在。
そして、同胞であるパレスチナ人を毎日のように殺している、
あの憎むべきイスラエルに手を貸している国。
欧米先進国は「アメリカの仲間」ということになります。

2001年の9.11事件の後、アメリカは「テロとの戦い」を決意。
アフガニスタンに侵攻し、イラクにも侵入。
テロリストの後ろ盾であると誤解したフセインを捕えて処刑。
ビンラディンを追い回し、最後は爆撃で殺害。
それで、彼らの勢力は弱まったでしょうか?
いいえ、私の見るところますますイスラム教徒の憎しみを買っただけ。
逆効果だったような気がします。

何度も書いたように、アメリカという国がイスラム教徒に憎まれ、
テロの標的にされないための決定的な政策があります。
それはカンタン。イスラエルへの支援を止めることです。
武器を売らないことです。
戦争になっても、援助しないことです。

1973年の第4次中東戦争のとき、イスラエルは崩壊しかかりました。
崩れかけるイスラエル軍を助けたのは、アメリカ。
補給物資を大量に送り込んで戦況を逆転させました。
エジプト軍が勝利すれば、イスラエルのユダヤ人は
何十万人も殺され、再びあの地を追われたはずです。

ところが、イスラエルが逆転勝利したおかげで、
その後の40年で逆にパレスチナ人が何十万人も
イスラエルに殺される悲劇が起こり、今も続いています。
アメリカがなぜイスラエルを助けるかというと、
アメリカ国内にいるユダヤ人があの国の中枢を支配しているから。
金融はもちろん、主要なメディアの半分以上がユダヤ系。
ただただ、彼らの影響力によってイスラエル支援を続けています。
真剣にアメリカの国益を考えれば、イスラエルなんてどうでもいいはず。

私が学生の頃は、イスラム原理主義者なんて話題に上りませんでした。
多分、数も無視できるほどに少なかったのでしょう。
しかし、ソ連がアフガニスタンに侵攻したことで勢力を拡大。
第一次湾岸戦争で、イスラムの聖地にアメリカ軍が
大量にやってきたことは、彼らを大いに刺激したはず。
そして、9.11事件。

イスラム教 VS アメリカ(キリスト教側)の対立は
まさに負のスパイラルにはまってしまっています。
そして、これを和解させることは、ほぼ不可能。
これから何十年、何百年も両教徒は戦争を続けるはずです。
アメリカがイスラエル支援をやめればある程度緩和するでしょうけど。

かつて、冷戦時代は「自由主義 VS 共産主義」の争いでした。
共産主義はまったくのインチキだということが証明され、崩壊。
しかし、イスラム教がインチキだと誰もが納得することなんて、ありえません。
もちろん、キリスト教側も同じこと。
もう千数百年、この2つの宗教は血なまぐさく戦い続けています。
ある意味、お互いを憎み合っています。

理想主義的にいえば「お互いに理解し合って・・・」となりますが、
もはやその域を超えました。特にイスラム原理主義者は。
世界をアメリカ的な価値観が支配することを、彼らは嫌悪します。
特に、宿敵イスラエルを支援しているアメリカは「神の敵」です。
さらに、アメリカ的な文明が世界を支配することは
イスラム教徒としての生活を脅かすことになる、と考えているのです。

今世紀は「中国の時代」なんて言っていますが、違います。
あの国は、そのうち自壊して混乱の渦で世界に迷惑をかけるでしょう。
でも、支那人には思想的な世界性がありませんから、ただそれだけ。
それよりも、今世紀の最大のスペクタクルは
「キリスト教 VS イスラム教」の争いですね。
2001年の9.11は、まさにそのゴングだったのかもしれません。

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2014/10/25 0:00 | ちょっと脱線 | Comments (2)