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※順不同・敬称略で掲載しています。

東京に大妻女子大学というのがあります。
附属の高校や中学もあって、それなりの名を成しています。
その校訓は「恥を知れ」だそうです。
これは創設者・大妻コタカの嫁ぎ先「大妻家」の家訓のようです。
コタカ女史は広島県世羅郡の出だとか。
1884年の生まれといいますから、明治女ですね。
明治という時代は、濃厚に江戸を引きずっています。
人びとの心は、江戸期の道徳観に支配されていました。
「恥を知れ」というのを聞くと、ドキっとしますね。
でも、私なんぞは「さもありなん」と思います。
これって、武家教育の基本中の基本です。
別の言い方をすると「名こそ惜し」です。
自分の名誉に命を懸け、恥ずかしいことはするな、という意味。
人が見ていないから、といってコソコソ悪いことはするな、
と言えば分かりやすいでしょうか。
何回か同じことを書きましたが、これはキリスト教の
プロテスタントの考え方と非常に近いものがあります。
人間は誰も見ていなくても神様は見ています。
だから、人が見ていないところでも一生懸命働き、
悪いことをしないようにします。
ドイツ人やオランダ人がビジネスに長けているは、
彼らの道徳の土壌がプロテスタントだからです。
これに対して、カソリックは教会を通して神様と契約します。
教会は神様の代理人なのですが、全知全能の権限を持ちます。
中世には、道徳的な罪を許す「免罪符」までも売っていました。
だから、カソリック教徒は神父さんさえ許してくれれば、
「何をしてもよい」的な価値観をお持ちです。
あの教会の懺悔室で自分の罪を告白すればOK。
神父さんが「神はお許しになります」といえば、許されるのです。
だから、連中は基本的に真面目に生きようとはしません。
さらに厄介なのは、儒教的な価値観をもつ支那人や韓国人。
論語では君子の徳を説いていますが、それは功利のため。
カンタンに言えば、お金を儲けるため(昔は戦争に勝つため)の、
仁であり義であり、礼節なのです。
そこに善と悪という価値観が存在しません。
だから、今や仁も義もなく、礼節さえも吹っ飛びました。
支那や韓国は今、ただの道徳なき功利国家に過ぎません。
彼らの節操なき振る舞いや拝金主義は、道徳観の欠如が原因。
さて大妻家の「恥を知れ」というと家訓を聞くと、
何か悪いことをして責められているような印象があります。
でも、これは「恥ずべきことを行うな」ということ。
あとから自分で恥ずかしいと思うようなことはするな、
ということを短く表現したに過ぎません。
私の死んだ父は大正5年生まれでした。
幼い頃、私が悪さをすると、同じことをよく言っていました。
「恥を知る」ことは、自分を糺すことにつながります。
だから、大妻家の「恥を知れ」という家訓を知って
「ああなるほど」と思いました。実に馴染みのある表現。
今の日本、この感覚が徐々に薄れているように思えます。
でも、支那や韓国と比べると「恥を知る」人々がたくさん住んでいます。
だから国家としてまとまりがあり、発展もしてきました。
これからはどうなるのでしょうね?
最近、週に一度地球の裏側とスカイプで話しています。
そこはインド人の旦那さんとイギリス人の奥さんがいて、
日本人と韓国人が寄宿し、ときどきスペイン人や
スイス人やドイツ人もやってくる、というおうち。
韓国人は食事のとき肘を付き、口を開けたまま咀嚼するそうです。
スイス人はマナーが良くて、しごく合理的だとか。
スペイン人は週末のパーティで大はしゃぎをします。
ドイツ人は好き嫌いが激しくて、食事が大変だそうです。
インド人の旦那さんは車好きで、その昔起亜のRVを購入しました。
新車が届き、嬉しくなって友だちを乗せて走っていたら、
なんか焦げ臭いのでいろいろ調べたらラジオが発火していたとか。
サムソンのテレビを買ったら半年で壊れて、何のケアもないとか。
それを韓国人に話すと口論になって、雰囲気が険悪に・・・
このインド人の旦那さんは日本のことが比較的好きみたいですね。
そこに住む日本人が、私が教えたパール判事とチャンドラ・ボーズの
ことを尋ねてみたら、大喜びされたとか。
インドやタイ、インドネシアというのは農業国であり、
宗教観(道徳観)が比較的日本とよく似ています。
バリ島に行った時に、僕らのガイドをしてくれたダオ君という
28歳の好青年がいました。奥さんに小さな子どもがひとり。
大変な美男子で日英、インドネシア、バリ語を話します。
そんな彼は絶対に「浮気をしない」と誓っているそうです。
なぜなら「カルマ」があるから。
つまり、罪を犯したら神様が報いを与える、と信じているのです。
ある意味、エライと思いました。彼は、敬虔なヒンズー教徒。
そして、インドはヒンズー教の国です。
「誰が見ていなくてもお天道様がみている」日本では、
悪事を働くと「因果応報」となって罰を授けられる。
まあ、必ずしもそうなるわけでもないのでしょうが、
「天網恢恢疎にして漏らさず」という具合にはなっているみたいです。
だから、これからも「恥を知れ」の感覚を大切にすべきですね。
さて、レポートの更新情報です。
今回は、人気の高い「神奈川県の大規模マンション」。
売れない物件は相変わらずながら、
調子よく完売したマンションもいくつかありました。
川崎市の湾岸エリアはバス便物件が2つ完売。
リヴァリエも中々いいのですが、戸数が多すぎますね。
大和市はちょっと供給過剰の危険水域へ。
「大和ナデシコ」なんて、ポエムを通り越してメルヘンですね(笑)。
■オーベルグランディオ横浜鶴見,■オハナ茅ヶ崎ガーデニア,■オハナ鶴間ガーデニア,■(仮称)カワサキミライク-川崎未来区,■クレストシティアクアグランデ,■ココテラス横濱戸塚ヒルトップ,■ザ・タワー横須賀中央,■ザ・パークハウス 追浜,■ザ・パークハウス横浜新子安ガーデン,■ザ・ミレナリータワーズ,■サンクタスシティ長津田みなみ台レジデンス,■シティタワー武蔵小杉,■ドレッセ二子新地,■パークタワー新川崎,■ヒルコートテラス横浜汐見台,■プラウドシティ新川崎,■ブランズシティ淵野辺,■ブリージアテラス淵野辺,■Brillia City横浜磯子,■ミソラシア横浜桜ヶ丘,■大和ナデシコプロジェクト,■ユードリーム横濱戸塚,■ライオンズ港北ニュータウンローレルコート,■リヴァリエ,■ルネ追浜,■ロイヤルタワー横濱鶴見,以上の26物件を収録
埼玉エリアの動きは鈍いですね。
この4カ月の間、新しい物件はゼロ。
いよいよ「郊外の市場萎縮」が始まった感じがします。
こういう時こそ、確かな選択眼は求められます。
■武蔵浦和SKY&GARDEN,■グランセンス吉川美南ステーションコート,■ザ・パークハウス 所沢,■浦和常盤 ザ・レジデンス,■パークホームズLaLa新三郷,■ザ・シーズンズ グランアルト越谷レイクタウン,■シティタワー上尾駅前,■シティテラス戸田公園,■オハナ ふじみ野上野台ブロッサム,■サウスゲートタワー川口,■シティタワーさいたま新都心,■志木の杜テラス,■グランドミッドタワーズ大宮,■レーベン東鷲宮テラス(太陽光“カガヤキ”PROJECT)以上の14物件
さて、13日開催のバリ島不動産投資セミナー。
現状、申込9名。確定7名。残席は僅かです。先週末と変わりません。
定員10名ですが、結果的に1名か2名増えるかもしれません。
増えても2名までとしますので、ご容赦を。
ブログよりも過激な発言をお求めの場合は
私のツイッターをご覧ください。
twitter.com/SAKAKIATS
夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
動物というのは、個体が増えすぎて種の存続が危うくなるのを
自ら感知すると、自動的に増殖を抑制して個体数を減らす・・・
という話をどこかで読んだような覚えがあります。
ひょっとして、今の日本人はコレを実践しているのでしょうか?
昨日の大きなニュースで、896もの自治体が2040年に
消滅の危機を迎える、というのがありました。
ずいぶんとハッキリいっちゃったものです。
2040年と言えば26年先。もしかしたら、まだ私は生きているかも。
豊島区が消滅の危機を迎えているところなど、
出来ることなら見たくありませんね。
国民が餓えているわけでもないのに「人口が減る」というのは、
生物的というよりは社会的な要因がほとんど。
非常に直接的なことを言えば「女性が子どもを産まなくなった」。
もう少し間接的な見方をすれば、若い人たちが結婚しなくなった。
あるいは、結婚しても2人以上の子どもを作らなくなった。
さて、久しぶりのそもそも論でも致しましょうか。
なぜ、女性が子どもを産まなくなったのか?
多くの女性は子どもを欲しいと思っています。
出来ることなら、2人でも3人でも育ててみたい、
という女性は全体の半分以上ではないかと想像します。
私が子どもの頃には3人兄弟以上はザラ。
むしろ一人っ子の方が珍しかったですね。
それが今では完全に逆転。一人っ子だらけです。
さらに、子どものいない夫婦もザラ。40代以上の独身者もザラ。
私が住んでいる東京では、なおさらこの傾向が強いはず。
まず、結婚や出産、子育てということを若者が避けています。
なぜなら、それってとても「しんどい」ことだから。
そんなことをしない方がラクに決まっています。
昔は、そういう「しんどい」ことを厭いませんでした。
また、さほどのお金もかかりませんでした。
貧乏を恥としない価値観も、世の中にある程度根付いていました。
日本全体が貧しかったので、あまり目立ちもしなかった。
小さな家に大家族が住んでいるのなんて、当たり前の光景でした。
今はそれがテレビ番組のネタになるくらい珍しいこと。
さて、出産や子育てが「しんどい」というのを、
カンタンに言えば「お金がかかりすぎる」。
つまるところ、これが一番の原因だと思います。
東京に限った話をしましょう。
小中を公立で、都立高校に進めば費用も格安。
今はほとんどタダみたいなものです。
問題は大学。国立や公立の大学は定員が限られています。
大学進学希望者の中で、上位数%分しかないはずです。
あとは、自分の偏差値にあった私立を選ぶしかありません。
文系なら4年間の学費がおおよそ500万円から600万円。
まあ、これだけなら普通のサラリーマンの家庭でもなんとか。
でも、二人までですよね。3人は無理。
ところが、高校と大学は受験しなくては入れません。
受験技術を磨くためには公立中学と都立高校の
授業だけではちょっと心もとないところがあります。
多くの生徒が予備校や塾に通うことになります。
この費用が年間100万円弱。中学2年間、高校2年間で計400万円。
つまり、普通のコースを経てマーチくらいの大学を卒業するのに、
安く上げたとしても1000万円はかかることになります。
世帯年収1000万円くらいの家庭なら2人が限度ですね。
もし、中学受験からやらせるとすれば一人がせいぜい。
塾も予備校も経ない場合、マーチレベルの大学に入るのは非常に困難。
個人の資質にもよりますが、ニットウコマセンに甘んじることになります。
因みに、世帯年収1000万円以上は全体の4%弱です。
その他96%超はどうしていらっしゃるのでしょう?
教育にお金がかからないようにすれば、出生率は確実に上がります。
そもそもは、そのために今の公立小学校と公立中学ができました。
都立などの公立高校も敗戦後の成長期に急激に整備されました。
だから、お金を掛けずに何とか都立高校までは可能です。
しかし、公教育は中身が良くありません。年々悪化している印象。
受験がある限り、受験産業が伸張し、高コストが強いられます。
受験をなくす方向は、70年代の革新都政で大失敗しました。
受験を経ないで大学に進んだ人間は、
社会人として脆弱だと指摘する声をよく聞きます。
超大手企業の人事担当者が「AOと推薦は採らない」と
明言しているのを実際に聞いたことがあります。
今、捏造事件で話題になっている理研のO嬢もAOだそうで。
この社会から競争を無くすことは、緩やかな自殺と同じです。
そのことは20世紀に社会主義国が多大な犠牲を払って
全人類に実験結果を示してくれました。
我々は、競争社会に生きることを避けられません。
社会に出るまでに、勉学で頭を鍛えることは必要で、
その上手下手で人間を振り分けることは、ある程度仕方のないこと。
今まで人類が編み出したもっとも効果的な能力判定法です。
ただ、私は常々思うのですが、今のように高校を出た18歳人口の
8割までもが大学や短大、専門学校に進む必要があるのでしょうか?
マンションや車のセールスマンになるのに、大学で学ぶ必要があるのか?
広告代理店の営業が大学卒である必要はほとんどないはずです。
居酒屋やラーメン屋を始めるのにも、大卒である必要はありません。
というか、ほとんどの大学はそもそも自校の学生に
キチンと学問を教えているのでしょうか?
「君の卒業論文の内容を5分で説明して」
面接でこの設問に上手に答えられる私立文系出身者は、
全体の何割くらいいるでしょうか?
国際的にみて、日本の教育費の個人負担はかなりの高水準。
教育にお金がかからないようにするには、これを下げるしかありません。
例えば、都立高校なら進学コースと就職コースに
もう一度はっきりと分けるべきでしょう。
進学コースなら、予備校に通わなくても受験技術が磨けるようにする。
偏差値50未満の私立大学へは、補助金を打ち切りましょう。
新設を認める必要もありません。18歳人口は減り続けますから。
学問をするつもりのない18歳の若者は、どんどん社会に出すべきです。
ダメ大から引き揚げた補助金を、キチンと学問を教える大学に回し、
学問をやりたい学生への奨学金にすべきです。
今の大学受験偏差値60以上で、家が貧しい学生には全額負担くらいの
積極的な奨学金制度を整えるべきです。
「子どもが勉学に励めば大学に行ける」という環境が整えば、
学費の負担を恐れる若い女性はもっと子供を産むようになります。
今の奨学金制度はあまりに硬直的で額が少なすぎ。
成績の上位15%くらいまでは「負担ゼロ」くらいの制度を整えるべきです。
教育面においての不安は、この強力な奨学金制度で何とか除去できます。
次は、いよいよ住宅です。長くなりますので、これはまた別の機会に。
レポートの更新情報です。
このレポートに収録されているマンションは、 ■AQUA VISTA(アクアヴィスタ),■アトラス調布,■ヴィークグラン世田谷千歳船橋,■オーベルグランディオ千住大橋エアーズ,■オハナ八王子 オークコート,■グランドヒルズ三軒茶屋,■クレヴィア豊田多摩平の森 RESIDENCE,■クレストガーデンレジデンス,■グローブアベニュー国立,■ザ・ガーデンズ西葛西,■ザ・パークハウス 上鷺宮,■桜上水ガーデンズ,■シティテラス加賀,■シティテラス板橋蓮根,■スカイティアラ,■ソライエ・プレミアムテラス,■パークプレミアム メイツ西新井,■東綾瀬公園ハイライズ,■広尾ガーデンフォレスト椿レジデンス,■フォレストヴィラ吉祥寺南,■プラウドシティ仙川,■ブランズシティ品川勝島,■Brillia(ブリリア)ときわ台 Solaie Residence,■ミッドプレイス八王子,■レジデントプレイス西葛西,以上の25物件を収録
前回は29物件でした。
「買ってもいい」カテゴリーが勢いよく売れています。
5物件減って、1物件増えました。
逆にダメな物件はダメ。
ただひとつ言えるのは、郊外はあまり変わらない、ということ。
アベノミクスでバブル化したのは都心とその周縁。
郊外の庶民層はちょっといいくらい。
このミニミニバブルも、そろそろ峠が見えてきた気がします。
さて、13日開催のバリ島不動産投資セミナー。
現状、申込9名。確定7名。残席は僅かです。
定員10名ですが、結果的に1名か2名増えるかもしれません。
増えても2名までとしますので、ご容赦を。
ブログよりも過激な発言をお求めの場合は
私のツイッターをご覧ください。
twitter.com/SAKAKIATS
夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
春は麗らかだというのに、株価は冴えません。
何度も同じことを書きますが、株価は日本経済を象徴しています。
日経平均に勢いがある場面は、日本経済が元気な時。
2013年はよかったですね。希望がありました。
オリンピック招致にも成功しました。
でも2014年に入ってから、どうもいけません。
悲観論ばかり書きたくはないのですが、このままではデフレ再来です。
黒田日銀総裁は「2%のインフレ目標」を掲げました。
経済学でいうところのリフレ論に従ったのだと思います。
安倍君は、この春の賃上げを大手企業に要求し、一部が実現。
しかし、消費税はキッチリ8%にあがりました。
今のところ、それについての大きな影響は報じられていません。
そろそろ、実際の統計数値が出てくるでしょう。
日本経済を元気にさせるために、アベノミクスの第一弾は大成功。
そのことについて文句を言うつもりはありません。
従来、私がこのブログで主張してきた通りの政策ですから。
でも、そのあとが続きませんね。
マネタリーベースの拡大や、一時的な公共事業は単なるカンフル剤。
そのまま経済がテイクオフできるようにイノベーションを促したり、
大胆な規制緩和が必要なのです。
世間で言うところの「第3の矢」です。
そもそも「2%の物価上昇」で誰が得をするのでしょう?
物価が上がると、我々は高いものを買わされます。これはマイナス。
それ以上に所得が増えていればOK。本来の目標はそこでしょ?
実際、「個人所得」は増えているのでしょうか?
それについての統計数値はまだ出ていません。
個人所得が増えるためには、企業の業績が良くなることが必要。
ただ、インフレになっただけではダメでしょう。
株価が冴えないのは、企業の業績がイマイチだからではないですか。
パナソニックは黒字転換しましたがソニーはまっかっか。
多分、ソニーは5年以内に身売りか倒産でしょう。
御殿山のビルを全部売ったところで試合終了だと思います。
ところが、今の日本経済を眺めると、表面上は需給ひっ迫。
例えば、求人倍率が1倍を超えて5カ月超。
建設現場やサービス業では明らかな人手不足。
その割には、巷に失業者がウジャウジャしています。
需要と供給が完全にミスマッチしています。
都心のマンションは価格が高騰して下がる気配がなし。
これも、私から見れば実需による値上がりではありません。
支那人や相続税対策の需要がかなりの部分を占めます。
湾岸は、単純にオリンピックによるイメージ買い。
共にかなり歪な値上がりと見做すことができますね。
アベノミクスにより、マネタリーベースは拡大しました。
カンタンに言えば、銀行の融資基準がかなり甘くなったのです。
住宅ローンやその他事業融資も、いっときよりも甘め。
でも、イケイケドンドンではありません。
銀行も2回のバブル崩壊を体験して、多少は学びました。
日銀は「どんどん貸せ」と言っていますが、
ジャブジャブに融資を付けるところまでは行きません。
結局、今の不動産の値上がりや人手不足は、
かなり一時的で歪な現象の顕在化ではないか、と私は思います。
どこで終わるのか、という正確な予測はできません。
でも、こういう不自然な現象はいつか終わります。
私程度の人間にも、こういう歪さが見えています。
世間の賢い人はもっと分かっているはず。
現に、株価は冴えません。
いつもいうように「相場は何かを知っている」のです。
そして、モノが売れない状態が続けば物価は下がります。
円安であろうが、売れないものは価格を下げるしかありません。
結局、個人所得を上げられなければ「悪い物価上昇」。
またぞろデフレへの逆戻り、ではないでしょうか?
日本経済は全体的に縮小均衡へと向かっています。
そういう情勢の中で、従来型の景気刺激策は従来ほど効果がない、
のではないかと最近考え始めました。
1億2千万人の先進国が衰退した例は、世界史にありません。
我々は未知の領域に足を踏み入れているのです。
過去の事例はどれも参考にならない、と考えるべきでしょう。
ところで、小学館のネットメディア「NEWSポストセブン」に
第2弾の記事が出ました。どうぞ、よろしければ読んでください。
www.news-postseven.com/archives/20140506_254214.html
さて、13日開催のバリ島不動産投資セミナー。
今のところ、参加料をお振込みいただいた参加者は5名。
申込ベースでは6名なので、あと4席は余裕があります。
当日は、私と現地代表の八神氏でみなさまとの
コミュニケーションを重視しながら進行する予定。
終了後は、軽く飲み会も開催しますので、よろしければご参加ください。
ブログよりも過激な発言をお求めの場合は
私のツイッターをご覧ください。
twitter.com/SAKAKIATS
夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
まったりとしたゴールデンウィークを過ごしています。
ツイッターで報告したのですが、夕刊フジ公式サイト
zakzakの経済・マネー部門で、私の連載コラムが現状ランキング1位。
www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20140504/ecn1405040830002-n1.htm
これって実は毎週日曜日はいつものことなのですが、
月曜日も続いていることはめったにありません。
きっとゴールデンウィークでほかの記事がないからですね。
www.news-postseven.com/archives/20140503_254212.html
さらに、今週はNEWSポストセブンという小学館系のサイトにも
私のコメントを中心にした記事が露出中。
こっちは3日に出たのですが、今のところランキング総合10位。
両方とも「住宅価格は必ず下がる」ということがテーマです。
こういう切り口って、世間のウケがいいみたいですね。
何といっても今はミニミニバブルの渦中ですから、
こういう時に世間の流れと真逆のことを発言するような
勇気(ただのバカでもある)を持った人間はそういないのでしょう。
アッハッハ。こんなことでよろしければ、いくらでも書くし喋りますぜ。
だいたい、私は天邪鬼です。
東から昇る太陽が気に入らないから
「お日様はそのうち西から出てくる」とまでは申しません。
根拠のないことを言うのは、それこそホントの馬鹿。
でも、住宅の価格が下がる、なんてことは普通に考えれば当たり前。
現に、地方都市や遠隔郊外での下がり方は凄まじいものがあります。
この流れが、そのうち東京に押し寄せることは自明。
ちょっと物事をまともに考えられる人間なら分かること。
「東京はオリンピックがあるから大丈夫」
なんて、頓馬に豚を乗せたことをおっしゃる方もいます。
その通りですよ。あと6年は。
あなたの人生が6年後に終わるのなら、それでいいでしょう。
でも、私は7年後も10年後も生きていいそうです。
平均寿命通りだと、あと30年弱は生きそうです。
別にそれを望んでいるわけではありませんが(笑)。
だから、オリンピックの先のことまで考えてしまいます。
人間というものは、自分の見たいものしか見ません。
聞きたいことしか聞きません。頭に入りません。
自分が大金をはたいて買った家が、あるいは無理目のローンを
払い続けているマンションが、そのうち二束三文になるなんて、
そんなことは「あり得ない」と思っているし、なってほしくもない。
でも、残念ながらそうなります。
地方の郊外出身の方は、すでに身近にその現象が起きています。
自分が子どもの頃に、父親が張り切って新築した実家の
今の不動産価値はおいくらか、調べてみた人は多いでしょう。
25年前のバブルの時はウン千万の評価があったでしょうが、
多分今は数百万円。下手をすれば100万円とか200万円。
それでも、買ってくれる人が現れれば幸運でしょうね。
バブル期あたりに、所沢や八王子、稲毛や保土ヶ谷あたりから
バスで20分も揺られたような場所で行われた戸建て住宅の中規模開発。
今はどうなっていると思いますか?
場所によっては半分くらいが空家です。
もちろん、不動産としての価値も激減。
数百万円でも買い手がつけばいい方です。
そんなに遠くへ行かなくても、ちょっと郊外では人口減を
肌身で感じさせる現象がすでに現れています。
商店街のシャッター化です。
専門量販店やネット通販の普及によって、
「お買い物」の習慣や文化が変質したことも大きいですね。
でも、それだけでは説明できないほどシャッター化は進んでいます。
この国は好むと好まざるに関わらず、縮小均衡に向かっています。
「コンパクトシティ化」「里山資本主義」「マイルドヤンキー」
最近目にするこういった用語は、ほぼすべて縮小均衡に収斂されます。
そのことは、もっと声高に語られてもいいと思います。
なぜ、あまり話題にならないのでしょうね?
多分、先行きの明るい話ではないからでしょう。
しかし・・・日本の大半のエリアで不動産価格が下落しているのに、
ほんの数か所で「ミニミニバブル現象」が燃え盛っています。
東京の都心とその周辺。そして京都の御所周辺と仙台の都心周辺。
このうち、本当の需要があって価格が上がっているのは仙台だけ。
京都の御所周辺は説明不能。東京の人間が高値でも買うから上がっている、
としか思えません。あきらか、ヘン。
都心のミニミニバブルはまだ少し説明できます。
最初に株で儲けた人が買いに走り、建築費の高騰が始まり、
そのうちに地主が強気に転じ、リートと支那人が買いに来て、
オリンピックが決まり、相続税対策の買いも入った。
このうち、株高の影響はほぼなくなりました。
建築費はまだ上がっています。リートと支那人も買っています。
相続税対策の買いは今年いっぱいがピーク。
オリンピックの影響は今のところいたって気分的なモノ。
さて、お気づきでしょうか?
このミニミニバブルの原因にはひとつも「実需」がないことを。
実際に住みたいから、使いたいから、というニーズによって
ミニミニバブルが発生しているのではないのです。
だから、このバブルは弾ける時には一瞬だと思います。
ただ、それがいつかは分かりません。
早ければ7月、というのが私の考えです。
さて、レポートの更新情報です。
欠陥工事で話題になったパークタワー新川崎を含む
「武蔵小杉~新川崎」の資産価値レポートを最新情報化。
シティタワー武蔵小杉は坪単価300万円超で表向き「好調」。
もし本当なら、これも完全にバブル。
このエリアは、都心以外でもっとも危険な臭いがするところ。
今は慎重に、というのが私の見方です。
■パークタワー新川崎,■シティタワー武蔵小杉,■プラウドシティ新川崎,■シティハウス平間ステーションコート&レジデンス,■ルフォン武蔵小杉 今井仲町,■ローレルコート武蔵小杉 今井仲町,■Musako ソラパワ Project,■レーベン新川崎デュアリズム,■ナイスサンソレイユ日吉,■ディアスタ平間,■シャリエ新川崎,■クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート,■クレストレジデンス新川崎,以上の13物件を収録
ブログよりも過激な発言をお求めの場合は
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夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
麗らかな春の晴れ日。
いつもならランチにひと缶あけるビール飲料を2缶やっちゃいました。
そのあと、コーヒーを飲みながら送られてきた掲載誌をパラパラ。
普段は週刊誌なんて読みませんからね。
でも、この歳になると露出度の高い女性たちの写真には違和感。
まあ、記事はそこそこ面白かったですね。
もちろん、私のコメントが出ているところが一番でしたが(笑)。
このFLASH最新号で取り上げているのは
「タワーマンション」がいかに健康に悪い住処か、ということ。
大手財閥系を広告スポンサーにもつ主要メディアでは不可能な内容。
ご興味のある方はぜひお読みください。
この雑誌、主要購読層の年齢は50代なんですって。
「スパ!」という週刊誌も読み手の中心は40代から50代。
紙の雑誌の購読者はどんどん「高齢化」していますね。
私はその渦の中に巻きまれています(笑)。
さて、こんな麗らかな日に無粋なマンションの
話をするのも何ですから、今日も脱線していこうと思います。
今日はTPPについて。
この前、オバマ君がやって来たときに、
彼は安倍君にTPPの話ばかりしていたそうです。
よほどTPPをまとめたいのですね。
でも、まとまった話を議会が飲むかどうかは別問題。
つまり、政府間で妥結してもアメリカの議会が拒否ればお終い。
それでもオバマ君はTPPをまとめたいのですね。
なぜでしょう?
これは想像するしかないのですが、今のところ
オバマ君は大統領として何の実績もありません。
イラクとアフガニスタンから米軍を撤退させたことくらい。
しかし、それは必ずしも良い結果を招いていません。
あとはビンラーディンをぶっ殺したことでしょうか。
なんとも悲しい実績です。そして、今やレイムダック。
巷の噂によれば、ミッシェル夫人とも離婚寸前だそうですね。
現役の大統領が在任中に離婚するなんて、聞いたことがありません。
まあ、そんなことにはならないでしょうが、
あの浮気者のクリント君も在任中に離婚の危機がありました。
でもクリントン夫人は耐えましたね。それが彼女の人気の源泉の一つ。
話しをTPPに戻します。
揉めているのはアメリカからの豚肉と牛肉、米の輸入関税。
そして自動車の輸入基準。日本は厳しすぎるって。
ハッキリいって全部譲歩してもいいのでは、と私は思います。
少なくとも、東京に住む私のような一般消費者には
メリットはあるけど何のデメリットもありません。
豚肉や牛肉が安くなるのは歓迎すべきこと。
かといって、時々は国産の美味しいお肉を食べる習慣が
ゼロになるとは言えません。多分今と同じ比率で食べるでしょう。
安くったって、アメリカの米なんか買いませんよ。
20年ほど前の米不足の時、外来米を食わされて
「こんなもん不味くて食えるか!」と思ったことを
今でも鮮明に記憶しています。
今くらいの価格で日本のお米が買えるのなら、断然そっちです。
それに、アメリカの車なんか買いたい人が買えばいいじゃないですか。
あらかたの日本人は日本車の方が安くて壊れにくいことを知っています。
有り余るほどのお金がある人はドイツ車を買っています。
変わった好きもので、お金がある人がアメリカ車を買う。
それで結構。トヨタや日産やホンダに、何の害もありません。
そんなもの、ぜーんぶアメリカの言い分を聞いてあげましょう。
自民党は、いまだに農協という票田を大事にしています。
しかし、農協関係の表なんて全体の1割もないでしょう。
はっきりいって、創価学会票よりも少ないと思います。
そんなものを守るために多大のエネルギーを使う必要なし。
都市住民の大半にとって、お肉が安くなる方が歓迎。
「自民党よくやった」で、次の選挙にも勝てますよ。
ま、しかし・・・前述の通り政府間交渉がまとまっても
アメリカの議会は難物です。だいたい、今年は中間選挙。
政治家が合理性よりも票を優先するのはアメリカも日本と同じ。
選挙民相手に耳触りのいいことを言いたいがために、
アメリカの政治屋どももTPPに反対するでしょうね。
オバマ君はすしを食べながらもずっとTPPの話をしていたそうです。
何とも愛想のない男ですね。ジョークも言わないみたいだし。
6年前に初めて大統領選挙に勝った時、かれは理想主義者に見えました。
アメリカにいる多くのリベラル(サヨク)どもが熱狂しました。
日本人の多くは、アメリカ政治の内部事情に通じていません。
私も、アメリカには一度も暮らしたことがないし、
英語もロクすっぽ読めませんが、長年ウォッチしてきた経験から
ある程度のことは分かるようになりました。
まず、オバマの属する民主党というのは、分かりやすく言えば
日本の民主党にやや近いものがあります。
どこかサヨク的、理想主義的、エエカッコシイでひ弱。
まあ、日本の民主党に比べれば千倍くらいマトモではありますが、
その政治的な体質というのはかなり似ています。
マスコミも、7割は民主党びいきといっていいでしょう。
ニューヨークタイムズやワシントンポストなどの主要紙は全部民主党好き。
テレビの3大ネットワークもほぼ民主党寄りといっていいはず。
日本で言えば朝日新聞やテレビ朝日、NHKが反日的なのとよく似ています。
それでも、共和党候補が大統領になることはよくあります。
日本の自民党には読売と産経、フジテレビという味方がいますが、
その他ほとんどの主要新聞はほぼ朝日や毎日と論調が同じ。
これは地方紙に至っても同じ。中日(東京)なんてひどく偏向しています。
それでも、自民党は長く政権を維持しています。
アメリカで共和党候補が大統領になるのも似たような構造。
国民は大方においては賢明な選択をするものです。
そうでないと民主主義というシステムが崩壊しますから。
そして、自民党は伝統的に共和党と相性がいいみたいですね。
古くは中曽根とレーガン、小泉と息子ブッシュの関係は良好でした。
この二人の大統領はもちろん共和党。それも、やや右派。
クリントンは日本にちょっと意地悪。オバマは冷淡。
このふたりとも民主党の大統領です。それもリベラル系。
さらに古くは、日本を戦争に追い込んだローズヴェルトも民主党。
原爆投下を命じたトルーマンも民主党。民主党は基本、日本嫌い。
さらに、アメリカの民主党は伝統的に支那びいきです。
日本と支那を比べると、日本は悪者で支那が被害者・・・
というイメージをずっと抱き続けているフシがあります。
これは、長年の支那の対米プロパガンダのもたらした成果。
昔々の蒋介石の時代からやって来たことです。
そんな民主党のオバマ君ではありますが、
日本としてあと2年半は付き合わねばなりません。
まあ、彼が唯一の実績にしたいTPPでは、
適当に譲ってやってもいいと思いますよ。
もちろん、見返りは十分にいただきながら。
さて、レポートの更新情報です。
忙しい如月さんが「文京区」を更新してくれました。
彼のレポートは「立地評価」が主体です。
どのエリアなら坪単価いくらが相場なのか、
そういったマーケティング的視点を中心に書かれています。
■シティハウス文京小日向,■ディアナコート小石川竹早,■グローリオ小石川,■ブランズ六義園アヴェニュー,■インペリアルガーデン,■ディアナコート本郷弓町,■ザ・パークハウス湯島龍岡町,■ブランズ本郷真砂,■ザ・サンメゾン文京本郷エルド,■ガーラ・レジデンス本郷三丁目,■イニシア文京根津,■オープンレジデンシア文京千駄木,■リビオ文京本駒込レジデンス,■ルフォン文京本駒込,以上の14物件を収録
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