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榊 淳司オフィシャルブログ

マンション市場について「売れている」「売れていない」
という判断は、現場が一番早いものです。
毎週、月曜日に各販売会社では直前土日の
集客状況を踏まえた会議が行われます。
したがって、もっとも現場感覚を備えているのは販売会社。

しかし、そこがまた困ったところ。
マンションの開発事業において、もっとも有能な人材は
事業企画部門に配置される傾向にあります。
つまり、その土地にはどんなマンションが求められるのかを
考えて、現実化する役割を果たすポジションです。
設計事務所やゼネコンとの打合せ・発注を行います。
広告宣伝について提案を受けたり、結論を出すのもここ。

二番目に優秀な人材は、用地仕入部門に配されます。
仕入れはクセのある仕事なので、一度入ると中々動きません。
最後に、元気が良くても頭はそうでも・・という人材が販売部門へ。
販売部門や販売会社はいたって体育会系の組織です。
みなさんがモデルルームで接するのは、この部門の方々。
困ったことでしょ(笑)。

不動産業界というのは、そもそもあまり学生に人気がありません。
「インチキなことやってお金を儲ける」みたいなイメージもあります。
実際、そういうところは多々あります(笑)。
また「やたらと威張っている」というイメージもあります。
実際、かなりの割合でその通りです(笑)。

でも、儲かることは確かです。
新築マンションの販売手数料は3%から5%です。
仮に4%だとすると、5千万円のマンションを売ると200万円。
販売会社の社員は、1ヵ月に1戸販売していれば
十分に給料分を稼いでいることになるのです。
ところが、やり手になるとひと月に5戸も6戸も販売します。
販売会社はたいていが歩合給なので、
そういうスーパー社員の年収はすぐに2千万3千万。

20代でもそれくらいいってしまうので、たいていが勘違いします。
「俺ってすごい人間なんだ!」
だいたい、やることは同じ。キャバクラに通って高級車を乗り回す。
不動産業界というのは、人気がないと申し上げましたね。
中でも一番人気がないのは販売会社。だって、厳しいノルマ制ですから。
だから、あまり高偏差値の社員が集まりません。

マンションを販売するために、偏差値は必要ありません。
そのマンションのメリットを覚える程度の知的能力があればOK。
デメリットをカヴァーできるコミュニケーション能力があれば尚可。
そういった中から、スーパー販売社員が誕生します。
しかし、もともと知的なタイプではないので、
お金ができるとやることはワンパターンなのです。

儲かっていそうな不動産屋さんがなぜエラそうでいい車に乗っているか、
これでお分かりいただけましたか?
傍で見ていて愉快なものではありませんが、まあ仕方はありません。
販売手数料を下げると、販売代理業が成立しなくなります。
また、社員には歩合制で給料を払わないと熱心に売らなくなります。
年収2千万円や3千万円くらいは仕方がないでしょうね。
別に悪いことをしているわけではないのですから。

ただ困ったことに、彼らは往々にして本当のことを言わなくなります。
販売トークというのは「騙さなければOK」みたいなところがあります。
また、多少の嘘でも宅建業法違反でなければ大丈夫だと思っています。
そこで何が起こるかというと・・・「言った、言わない」トラブル。
これは日本全国の販売現場で日常茶飯事に発生しています。

さて、そういう一般的なことはよいのですが、
私にとって困ったことは「売れている」「売れていない」という状況を、
正確に知るには複数の情報源に確認しなければいけないところ。
しかも、全体を把握している幹部は、たいていが「嘘つき野郎」。
私が取材しても本当のことを教えてくれません。
みなさん機を見るに敏というか、頭の巡りに小回りが利いています。
だから、販売部門で出世できたのでしょうが(笑)。

そういった難問をクリアしながら把握したところによると、
どうやら都心の新築マンションの販売には失速の情況が見えています。
「売り物が少なくなった」というのが主因ですね。
あまりに売れすぎたので、いい物件はあらかた売れ尽くしました。
副因は経済の先行き不透明感。株価の迷走。

ただ、これは現段階での私の推測に過ぎません。
年度内の売上については、今週末が事実上の最終コーナー。
そして、デベ各社の今3月期決算は、それこそバブル期以上。
相当の数字が上がると思われます。問題はその後。
さて、4月以降はどうなることやら。
ビクビクと恐れているのは私だけではないと思います。

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22日は私のセミナーでした。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございます。
50人会場に参加者20名でゆったりのはずだったのですが・・・
最終的に23名ほどご参加くださいました。
その後、飲み会に参加くださった方も5名ほど。
実に楽しく、ためになる時間を過ごさせていただきました。

それにしても、みなさんのレベルが高すぎ。
まあ、不動産投資がひとつのテーマですから
それぞれに資金が潤沢そうなのは当たり前なのですが・・・
お持ちになっている知識やご経験、また社会的なポジション。
こちらがビックリするようなハイレベル。
いやいや、どちらがセミナーしてもらったのか分かりません(笑)。

今回、参加者の募集は完全に私のブログだけ。
だから、全員の方がこのブログの読者さんです。何ともありがたいものです。
改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

DSCF1808 - コピーさて、私はご存じの通り天邪鬼です。
世間で騒がれていることは、あまり取り上げたくありません。
4年くらい前、私は盛んに竹島のことをここで話題にしました。
韓国がいかに不当にあの島を占拠し続けているか。
また、占拠しているくせに「俺のモノだ」と大騒ぎするのが
いかに滑稽な行動であるか、などです。
でも、最近では韓国を批判するのは世の中の有力な論調。
私がここで孤軍奮闘する必要がなくなりました。

そこで、今日は久しぶりに北朝鮮のことを取り上げたいと思います。
最近、ほんとうに雲行きが怪しいのです。
まず、叔父である張成沢(チャン・ソンテク)を逮捕・処刑しました。
その後、その一派を何千人と捉えたり、労働キャンプに送っているとか。
まあ、よくある内紛と粛清と言えばそれまでなのですが、
今回の事件の最大の影響は支那との関係悪化でしょう。
北朝鮮国内へ支那の影響力がほとんど及ばなくなっているそうです。
ということはすなわち、北が暴走することを誰も止められません。

それでいて、北を支配しているのはあの若き暴君です。
オヤジの正日君は強度の怖がりだったそうです。
だから、口では「やるぞ、やるぞ」といっても、
大したことはしませんでした。
KALを爆破し、ミャンマーで暗殺を謀ったことくらい。

しかし、若き暴君は怖いもの知らずかもしれません。
それに、朝鮮戦争の記憶ももつ世代も第一線から消える時期。
一か八かの賭けに出たとしても不思議はありません。
北朝鮮国内では、生活の苦しさから「いっそ戦争になればいいのに」
という空気もあると聞いています。

アメリカのオバマ大統領が、訪日の日程を一日減らして
韓国に立ち寄ることにしたのは、北朝鮮の不穏な動きを
知ってのことだと書いているメディアもあります。
北朝鮮は、かつてのように閉鎖国家ではなくなっています。
中朝の国境はかなり緩い状態。
表立っては出入りを厳しく制限していますが、
どちらにとっても抜け道は必要なのです。
また、北の国境警備隊にも自分たちの生活がありますから。
国境沿いのエリアは携帯電話が使えるようです。

アメリカは衛星などで北の国内をモニターするのは当然として、
ヒューミントなスパイ活動も行っているのでしょう。
だから、北の国内情勢をある程度掴んでいるはず。
実は、日本も北の情報はかなり持っているようです。
それは、警察庁と警視庁には外事課があり
北を担当するセクションが置かれています。
そこは、基本的に防諜のためにあるのですが、
かなりの情報力を持っているといいます。

もし、北が軍事的な冒険を仕掛けてくるのなら、
アメリカや日本は予め察知できるのではないでしょうか。
韓国は・・・独自の情報収集力があるようですが、
日本には教えてくれないと予想できます。
実は、韓国は北との統一を願っていません。
もちろん、支那もアメリカも同じ。
その理由は、単純に「めんどくさいから」。
2千万もの餓えた北朝鮮人の面倒を見たくないのです。
ただ、日本だけは「拉致被害者」を取り戻すために
北の体制崩壊を間接的に望んでいます。
拉致被害者が取り戻せれば、それ以外は・・・・

私から見ると、北の体制はもう持たないと思います。
少なくとも、支那が機を見て正恩君を引き摺り下ろすでしょう。
そして形の上だけは正男君を据え置いて、
完全な衛星国にするのではないかと予想します。
遠い将来は朝鮮自治区との併合もあり得ます。
そうなれば、東トルキスタンやチベットと同じ。
まあ、今のように餓死することはないでしょうが。
これに対し、アメリカは多分表面的な抗議をするだけ。
特に、オバマ政権の内にそれが起これば、
かなり「しらないふり」路線の可能性が濃厚です。

先日、私は耳を疑うようなニュースを聞きました。
アメリカのケリー国務長官が、何かの会議でこう発言したのです。
「シリア問題について、アメリカに軍事オプションはない」
つまり、シリアに関してアメリカは軍事行動をとらない、
と堂々宣言したのです。信じられませんでした。
そんなこと、内心そう思っていても口に出すべきではありません。
「やるかもしれない」と相手に思わせておいてこそ、
様々な交渉を有利に導けるし、心理戦でも優位に立てるのです。
それを自分から放棄するなんて・・・まるで外交の素人です。

北の正恩君が、このケリー発言をどう読み取ったか知りません。
しかし、「やるならオバマの間」と考えても不思議はないのです。

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あす開催する私のセミナーでは、当研究所が作るマンションレポートの
PDFデータをCDに焼きこんだものを廉価で販売します。
例えば、12900円で販売している「東京のタワーマンション全解説」が
5000円で買えてしまったりするのです。
参加費は2000円ですから、それ1枚買うだけで十分にモトが取れます。
まあ、そんなことはいいのですが。

それで、昨日そのレポートの一覧を作っていて感じたこと。
前回、レポートを販売するセミナーを開いたのは昨年4月。
その時の販売レポート一覧のデータをベースに、
中身を修正していたのです。
例えば、「千代田区総集編全26物件」というのを「全13物件」に・・・
都心の千代田区や港区、文京区などは物件数が大幅に減少。
千代田区は半分に。他もだいたい2割以上の減少。

どういうことかというと、去年はアベノミクスでマンションが売れに売れた。
ただし、都心だけ。神奈川も少し。千葉、埼玉はほぼ変わらず。
今、港区関連のマンションレポートを最新情報化しています。
赤坂エリアなんて、3か月前には5物件あったのに、今は2物件。
本当によく売れています。

ただし、中身にかなり差があります。
やはり完売が早いブランドは野村不動産の「プラウド」ですね。
野村は竣工が迫るとなりふり構わず値引きをします。
しかし、赤坂のプラウドなんて竣工のかなり前に完売。
多分、ほとんど値引きをしなかったはずです。

大和ハウス工業のプレミストとサンウッドのマンションが今も販売中。
大和ハウスは、関西風に言うと「どんくさい」会社です。
組織のガタイが大きすぎるのか、決断が遅い会社。
現場への権限移譲は進んでいるのですが、
価格の判断は上層部が握っているようです。
つまり、値引きへの舵を切るのが遅い会社。
だからかどうか、販売は長引く傾向にあります。

ブランズというブランドを展開する東急不動産、
ザ・パークハウスの三菱地所レジデンスや
パークホームズの三井不動産レジデンシャルも同様。
名門企業は値引きへの踏み出しに時間がかかります。
ブリリアで展開している東京建物は、
財閥系では一番判断が遅い会社ではないかと私は見ています。

そして、ほぼ値引きしないのが住友不動産。
この前のミニバブル相場をそのままに、いつまでも
「昔の価格」で豊洲や大崎のタワーを販売しています。
しかし、時々そのバカ高価格で買う客がいるから成り立っています。
傍で見ていると、販売会社が可哀そう。

今や昔日の勢いがなくなったライオンズマンションの大京。
ここは元々専業なので「売れなければ値引き」が当たり前。
竣工前にほとんど完売させる会社です。
大成有楽不動産は長谷工と組むことが多いので、近年は苦行中。
中途半端な大企業病に掛かっているようにお見受けします。

今やほぼ大和ハウス工業の子会社化したコスモスイニシア。
ここはかなり「頭のいい」会社。高偏差値校出身者が多いのが特徴。
営業力もありますね。販売が長引いているのをあまり見ません。
それでいて、大胆な値引きをしている様子もなし。
なのに経営が傾いたのはミニバブル時に調子に乗りすぎたせいでしょう。

商社系では住友商事が展開するクラッシィ。
ここはほぼ専業化と思えるほどのノウハウを持っています。
住商建物という専業の子会社を持っていますが、アタマは商事。
商社としてはかなり良くやっていると思います。

マンション開発事業というのは、たいしたノウハウがありません。
長谷工コーポレーションにくっついている電鉄系のように、
ただお金を出していれば2年後に2割増しで返ってくる、
という感覚で事業を行っている会社も多いですね。

私はあまり外国へ出かける人間ではありませんが、
日本の街並みを見ていると、かなり「デタラメ」さを感じます。
それぞれのマンションが好き勝手にデザインされています。
それでいて、ほとんどが建造物として無個性です。
まあ、効率重視といえばそれまで。

この国は約70年前の敗戦によって、住宅がかなり不足しました。
数百万戸も足りない状態が何十年も続いたのです。
だから「できるだけ安く、たくさん作る」ということが必要でした。
ところが、それはもう昔の話です。
今は、逆に住宅が余っているのに、無個性なマンションを作り続けています。

多くの人が、必要もないのに大金を投じて住宅を購入します。
住むところ、というのは人間にとってかなり必要。
そこにお金をかけることは悪くないのですが、
そろそろ「量から質へ」という感覚を持つべきではないかと思います。

マンションも「容積率消化」から入るのではなく、
「造形物として美しさ」を基本とするプロジェクトが、
全体の10%でも出てくると、この国の都市風景は
随分と違ったものになるような気がします。
まあ、私が生きている内にはそんな光景には出会えないかもしれません。

これからの時代、新築マンションは広さや間取りだけでなく、
建物やコミュニティとしての「デザイン」を問われるのではないでしょうか?
やたらと共用施設を豪華にするのは、ただの成金趣味です。
業界のリーダー的な存在である三井、三菱、野村、住友、東建さんたちには
ぜひともそちら面で模範を示していただきたいものです。
多分、その先駆けになるのは野村さんだと思いますが。

どうなる、2014年の不動産市場?

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「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」事件の余波が続いています。
どうやら
・手付金は全額返済
・その他に迷惑料として物件価格の2割を現金で
・2年程度の賃料の支払い
といった条件で、売主側が解約を求めているそうです。
しかし、全員がそれに応じているわけでもなさそう。

民法上、契約というものはどちらかが「履行に着手」した段階では
「手付金放棄」あるいは「倍返し」での解約は不可能なはず。
購入契約者はすでに自宅を売却するとか、賃貸契約を解除する、
あるいは引越し屋さんに頼んでいても「履行の着手」になる
のではないかと、私は愚考するわけです。

つまり、購入契約者は迷惑料を受け取って契約を解除するのではなく、
あくまでも「契約の履行」を求めることもできるワケです。
契約の履行とは、購入契約を結んでいるマンションの引渡しです。
しかし、三菱地所レジデンスにはそれが不可能です。
あるいは、全部ぶっこわしてもう一度同じものを
キチンとした設計で作って引き渡すしかありません。
または、今の建物を完全な状態に補修してから引き渡す・・・・

どちらにしても、最低でも2年くらいかかりそうです。
その間、購入契約者は三菱地所レジデンスに
同等の住まいを提供してもらうか、同等に賃貸住宅の
家賃を払ってもらうことになるのかもしれませんね。

さて、これは「購入契約者 VS. 三菱地所レジデンス」の話。
次に、施工発注者である三菱地所レジデンスと、
こういう欠陥工事をしてしまった施工受注者である鹿島の問題。
ここはかなり微妙です。
報道などによると、三菱側は鹿島に対して
「それなりの責任は取ってもらう」とコメントしていたりします。

ところが、どうやらこの欠陥工事の原因は設計段階にありそうなのです。
設計は天下の三菱地所設計だとか。
これは憶測ですが、鹿島は「設計通りにやりました」と
開き直れる余地が少しはあるのではないかと思えるワケです。

または、現設計図と施工図とのすり合わせを行う
打合せのミスという話も出ているようです。
そうすると、鹿島の過失が大きいことになるのですが
100%となるのかどうかも分かりません。
このあたり、どういう解決法をなさるのか興味津々。
まあ、すぐには結論の出る話でもなさそうです。

もうひとつ、私がすごく興味を持っている点は、
前から書いている通り
「もしネットへの書き込みが無ければどうなっていたのか?」
購入契約者にとっては、「寝耳に水」の話だったようです。

仄聞するところによれば、鹿島サイドでは昨年の夏ごろには
すでにこの問題を把握していたといいます。
当然、施主である三菱地所レンジデンスにも何らかの報告をしたはず。
いつ、どのレベルで、どんな報告をしたのかに凄く興味があります。
三菱地所レジデンスの責任ある立場の人間に、
いつこの問題の全容が伝えられたのか?
そして、彼はどのような対応を行ったのか?

もし、昨年の9月頃にこの問題を把握していたなら、
「これは引き渡しをできる状態にない」ということが分かってから、
3カ月以上も一方の当事者である
購入契約者に伝えなかったことになります。
もしそうだとしたら、あまりにも不誠実であり
「バレなければそのまま引き渡していたのか?」
という疑惑を抱かれても仕方ありませんね。
そのあたりは、購入契約者だけでなく広く世間に公表すべきです。
だって、三菱地所レジデンスのマンションを購入しよう、
と考える人は世の中にたくさんいるワケです。
すでに契約して、引渡しを待っている人だって千の単位でいるでしょう。
彼らに対して「私たちは不誠実なことはしていない」と
宣言すべきだと思います。もし、そうなら。

しかし、三菱地所レジデンス、鹿島、三菱地所設計という
日本のマンション業界では一級品のブランド企業たちが
こんな事件の当事者になってしまうことに驚きます。
まあ、かなりいい加減な業界であることは私もよく知っていますが、
この3つの組織はいかにもエリート然とした人々がいるところ。
非常に残念です。

こういうこと、他でも起こっていないのか、といった質問を受けます。
それは分かりませんが、十分にあり得る話です。
非常にまずい欠陥があるにもかかわらず、
ダマテンで引き渡されたマンションも数多くあるはず。
建物というのは、見えないところがどうなっているのか、
それこそ壊してみないと分からないところがありますから。
今回のように「内部告発」でもないと、外からでは分からないのです。

さて、今週土曜日(22日)は私のセミナーです。
ご存じの通り、私という人間はかなりの天邪鬼。
みんなが向いている方向は違うところを見るのが大好き。
今のところ、以下のようなお話をする予定です。

1.今、日本の不動産はどういう状態にあるのか?
2.2014年のマンション市場はどうなるのか?
3.ミニミニバブル「新価格」は定着するか?
  (高止まり、あるいは上昇傾向が続くか?)
4.住宅価格の下落はいつから始まるか?
5.不動産・住宅の購入は基本的に中・長期投資の発想で
6.人口減少の時代を甘く見ない
7.買うならどこにすべきなのか?
8.買ってはいけないマンションとは?
9.不動産投資では何を買うべきか?
10.私がなぜバリ島不動産投資をお勧めするのか?

お席はまだ十分に空いています。
50人は入れる会場でまだ20名に達していませんから(笑)。
今からでもどうぞお申込みください。
例えば、私のレポート1万円分が5千円で買えたりします。
参加費は2000円ですから、それだけでもお得ですよ。

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どうも、「嫌な感じ」が広がってきました。
まず、日本の株価。年初来、冴えません。
15000円には、いつ戻るのでしょうね?
今日もわりあい大きく下げてしまいました。
このまま消費税アップに突入すればどうなるのか心配。
株価と都心のマンション市場は、かなりの連動を見せますから。

さて、一部大企業は業績好調ですが、賃上げは小幅。
それに、日本の給与所得者(サラリーマン)の6割は
中小企業に勤めています。
また非正規雇用者は給与所得者の3分の1超。
不況脱出のゴールは個人所得の伸張であることは
多くのエコノミストにとって異存のないところ。
安倍総理が財界に賃上げを要請しているのも、それが理由。
ところが、実際の個人所得は全体的に下がっている気配。
足元で物価が小幅ながら上がり、消費税も増税されるのに
みなさんの財布の中身は減り気味、ということ。
これじゃあ再び景気が悪化するのではないでしょうか?

せめて株価が上昇していると株を持っている人は潤います。
彼らが使うお金が世の中を巡れば、景気回復につながるのです。
しかし14,000円台というのは、去年の5月頃の水準です。
これでは経済に元気が出ません。
ファンダメンタルズはそう悪くないと思うのですが、なぜ?

また、足元の指標でも経常収支の赤字や輸出の伸び悩み。
企業の設備投資等も落ち込んでいます。
やはり、アホどものせいで止まっている原発のせいで
燃料の輸入が高止まりしていることもジワジワ効いている様子。

さらに、国外の情勢も油断ができません。むしろ、そっちの方が不安定。
特に、支那の理財商品がどうなるのか?
「謎の投資家」が現れてデフォルトを防いでいるようですが
そんな椿事がいつまで続くものやら。
これからの支那は何が起こっても不思議ではありません。
むしろ、何も起こらないと考える方がヘンだと思います。

アメリカのオバマはすっかり「事なかれ」の馬脚を現して、
国際情勢への介入について優柔不断の繰り返し。
中東ではイランやシリアが中途半端のままでどうなることやら。
北朝鮮の若き暴君は何をしでかすか分かりません。
韓国では再び金融不安が起こりそうな気配。

そんな中で、4月にはオバマ君が日本にやってきますね。
韓国がごねて「こっちにも来い」といったらフラフラ日程変更。
たった1泊の短期滞在で「国賓」ですか。
このオバマという人物、ここ最近の大統領の中では
日本と世界にとって最も危ないタイプだと思います。
ラジカルで危ないのではなく、その反対。仕事をしない。

彼の外交方針は「確たる方針がないこと」ではないでしょうか?
イラクやアフガンから撤退して情勢を不安定化させた以外、
これといって何かをしたという印象がありません。
「核なき世界を」とほざいてノーベル平和賞を貰ったくらい。
彼が大統領になってから、アメリカは核弾頭を減らしたのでしょうか?
むしろ世界が不安定化して平和を乱していませんか?

まあ、その間日本も政治はちっとも安定せず、
支那の増長を許して東アジアの不安定化を招いたのは事実。
あんまり彼のことを批判できる立場にはないのですが・・・・

ただ、日本がフラフラしているのと、
アメリカがオタオタしているのでは
地球全体に対する影響力がまったく違います。
約四半世紀前にソ連が崩壊して以来、
世界の秩序を保ってきたのはアメリカの軍事力なのです。
それが今、かなり危うい状態になっています。
アメリカという国全体が、少し自信を失っているのかもしれません。

そもそもの始まりは2001年の9.11テロ。
あれでアメリカは「テロとの戦い」を宣言しました。
イラク戦争やアフガン戦争は、すべてその延長線上にあります。
しかし、結果としてうまく行ったとは言えません。
アメリカは未だにテロの脅威にさらされています。
イスラム過激派の主敵は今でもアメリカ。そしてイスラエル。
身体に爆弾を巻きつけて「自爆テロ」敢行を厭わない若者は、
今でも次から次へと湧いて出ていることでしょう。

つまり、アメリカは「テロとの戦い」に勝っていないのです。
これからも完全に勝利することはないと思います。
こういう状態・・・実はベトナム戦争後のアメリカと似ています。
1970年代の終わりころ、アメリカはいかにも自信なさげでした。
ソ連の方が一見元気があるように見えましたね。

今はアメリカよりも支那の方が元気そうに見えます。
確かに、経済成長の勢いが全然違いますから。
でも、支那もよく見ればソ連と似たところがあります。
国内のシステムや国民のマインドがかなり脆弱なのです。

こういうバランス・オブ・パワーの過渡期に、
アメリカの大統領がオバマであることは世界の不幸です。
また、彼が大統領であることで、冒頭に申し上げた
「嫌な感じ」を世界中に振りまいています。
あと3年弱、世界はこの不安定化装置を付けたままです。
何とも心もとないことです。
その間、アメリカの軍事力を必要とするようなことが
起きなければよいのですが・・・どうでしょうか。
私としてはとっても不安です。

結局のところ、株価もマンション価格も、
政治や経済が安定している時の方が上昇しやすいはずです。
世界のどこかで戦争や大きな暴動が起きている、
あるいは起きそうな時というのは
人間の心をどこか不安に導きます。
そういう時に、大きな買い物は控えるもの。
手元に現金を残しておきたいですから。
何だか今年はそういった不安をずっと抱きながら過ごしそうな。
まあ、いつもの私の取り越し苦労ならいいのですが(笑)。

レポートの更新情報です。

富久クロスが好調に売れている新宿エリア。
スカイフォレストレジデンスやザ・ヒルズ市谷薬王寺といった
注目物件も新たに加わっています。

新宿区総集編
全19物件
価格 5,980

■スカイフォレストレジデンス,■Tomihisa Cross (富久クロス),■マジェスティハウス新宿御苑パークナード,■ザ・ヒルズ市谷薬王寺,■ピアース高田馬場,■オープンレジデンシア新宿余丁町,■セントラルレジデンス外苑西通り,■プレシス市谷台町坂,■ミッドタウンコンド四谷,■ジオ四谷坂町,■コンシェリア西新宿TOWER’SWEST,■セントラルプレイス新宿御苑前, ■セントラルレジデンス西早稲田橋,■ザ・レジデンス早稲田,■シティハウス新宿戸山,■ブランシエラおとめ山公園,■アピス西新宿三丁目,■プレミアスイート外苑の杜,■グローリオ新宿夏目坂以上の19物件を収録

来週末、22日の土曜に行うセミナー、
参加申込み者はまだ20名に達していません。
いつもの通り、こぢんまりと開催しますので、
よろしければご参加ください。
終了後は、自由参加・ワリカンの飲み会もあります。

当日、アンケートにお答えくださった方に差し上げる
人気のココナッツソープが届きました。
ミニサイズながら「バリ悠々倶楽部」のオリジナルです。

石鹸004

どうなる、2014年の不動産市場?

榊淳司が熱く語る

2014年の不動産市場バリ島不動産投資セミナー

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2014/2/14 15:39 | ちょっと脱線 | Comments (2)