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榊 淳司オフィシャルブログ

一昨日だったでしょうか、事務所にやって来た大手デベの仕入れ責任者。
「もうマンション事業なんてできませんよ!」
真剣な面持ちでそうおっしゃっていました。
なぜかというと、建築費の高騰です。
軽々と戸当たり2000万円を超えました。
今や、ゼネコンが見積もりを出すことさえも渋っています。
地方専門の自社施工ができる某デベロッパーさえ、
1700万円かかるそうです。つまり、これは全国的な現象。
東京でまともな設備仕様のマンションを作るとなると
2300万円くらいかかってしまうのが現状。

もともと1400万円弱くらいでしたから、約1000万円上がった計算。
なぜそんなことになったかというと、前回でも述べた職人不足。
型枠工や大工さんみたいな方が、極端に不足しているようです。
「今から工務店をやると儲かりますよ」
なんて、私に言ってくれる人もいるくらい。
やれるものならやりたいですけどね(笑)。
私は白い手でキーボードを打つ人間。
建築現場からはもう何十年も遠ざかっています。

ここでひとつ耳寄りなお話をさせていただくと、
マンションの建築費は値上がりしているのですが、
戸建て住宅はちょっと下がっているくらいだそうです。
70とか80㎡のいわゆるミニ戸建の建築費はマンションの半分。
もちろん、業者間価格ですから一般の方はそんな値段で建てられません。
しかし、かつてはさほど変わらなかったのですから、
この差は際立っていますね。

だから、同じエリアでマンションと分譲戸建てがあると、
そのうち価格(面積割単価)が変わらなくなってしまいます。
80㎡の家に住むのに、戸建てかマンションを選べるようになるのです。
なんだかちょっと違和感がありますけど。

「賃貸VS分譲」とか「買うor 借りる」なんて特集を、
スーモなんかが良くやっていますね。
どこまでいってもハッキリ結論が出ない神学論争。
でも、今後は「マンションVS一戸建て」ということに
なるかもしれません。このままだと。

そもそもマンションは、限られた土地に
多くの住宅を作ることに意味がありました。
だから、昔は「団地」なんて言い方をしましたね。
一戸建てよりも一段劣る、と考えていたのが私の親の世代。

「近所付き合いがないから気楽」みたいなことも言われました。
いつも書いていますが、それって大きな間違い。
都会では戸建て住宅の方が近所づきあいはありません。
まあ、道で会うことが多いので挨拶くらいは交わしますが。
町内会への加入率も、かなり低いのではないでしょうか。

マンションの場合は、「管理」という、生半可な近所づきあいを
上回る義務と責任がついて回ります。
管理費や修繕積立金というコストもかかります。
一戸建て住宅には、基本的にそういうのはありません。
自身の判断でメンテナンスができます。
よくできた戸建てなら、20年や30年はほとんど修繕費がかかりません。

マンションと戸建て、どちらを選ぶのかはお好み次第です。
毎月何万円というコストを払っても、24時間ゴミ出しができて
セキュリティもしっかりしているマンションがいい、
という人の方が多いかもしれませんね。都会では。
管理組合のことなんか誰かに任せておけばいい・・・・
そういうスタンスでも、目先は何とかなりますからね。
いつかは大きなツケを払わされるかもしれませんが。

ただ、木造戸建ての建築費がマンションの半分となると、
郊外へ行けば行くほど価格差がなくなり、場所によっては逆転します。
日常のコストは戸建ての方が安いわけですから、
今後「マンションは諦めて戸建て」という選択も出てくるでしょう。
土地が狭いから・・・という理由によって日本の都会で増殖したマンションも、
この建築費高騰でいよいよ低成長期に入るかもしれません。
「都心回帰」とともに「戸建て回帰」という流れになりそうです。

ブログよりも過激な発言をお求めの場合は
私のツイッターをご覧ください。
twitter.com/SAKAKIATS

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。




ここのところ、同じような話ばかりをしています。
新しい著作の企画として編集者に喋り、
打合せにやって来たテレビ番組制作会社のディレクターに喋り、
週刊誌記者の電話取材で喋り・・・・・
何の話かというと、日本の住宅の貨幣換金価値は
中長期で見れば下がり続けるでしょう、といういつものこと。

私はもう5年くらい同じ話を喋りつづけているのですが、
聞く方としてはそれぞれ新鮮みたいですね。
ところが、ここのところ東京でも大阪でも
新築マンションの販売価格は上昇気味。

地価が下げ止まり、建築資材費が上がり、職人の手間賃が急上昇。
マンションの主要な原価であるこの3つが上がるとどうなるか。
そこは、企業努力という点では流通業界の対極にあるディベロッパー業界。
カンタンに価格に転嫁してしまうのです。
だから、新築分譲マンションの価格は上昇します。

しかし、猿みたいな連中ばかりのデベ業界でも猿知恵は働かせます。
1住戸あたりの面積を狭くすることで、表面の価格はあまり上げない。
分かりやすい例を出すと、武蔵小杉。
駅徒歩1分で2つのタワーが短期完売。
ちょっと離れたところのプラウドタワー武蔵小杉もスッキリ完売。
その後に出てきたのが住友不動産のシティタワー武蔵小杉。
駅徒歩4分で戸数は800戸。竣工予定は約2年後。
例の如く、住友さんはながーい予告広告を行っていて
未だに価格は表示されていませんが、面積は55.23m2~72.35m2。
ファミリーの街なのに、明らかに面積を抑えていますね。
これは多分、販売価格を安く見せるためではないかと私は推測します。
まあ、姑息と言えば姑息なやり方ですね。

この先、前述の理由によって新築マンションの価格は上がります。
しかし、それで売れるかどうかは別の問題。
当たり前のことですが、買う側の懐事情が好転しない限り、
値上がりしたマンションがジャカスカ売れることはないでしょう。

2005年から2008年前半頃までミニバブルという現象がありました。
不動産価格が急上昇したのです。
しかし、エンドユーザーの動きはそれほど目立ちませんでした。
買いまくっていたのは海外と国内のファンドと、不動産業者。
リーマンショックで一気に弾けた後も、痛みを蒙ったのは
主にファンドと業者で、エンドユーザーはどちらかと言えば部外者。
まあ、乗せられて高いマンションを買ってしまった人はいるでしょうが、
あまり目立っていません。ひっそりとローンを払っているのでしょう。

そして今回のミニミニバブル。私はそう呼んでいるのですが、
この言い方は今後のメディアが決めてくれるでしょう。
動いた主体は個人です。主に株高で儲けた人。
そして支那系の外国人。あとは浮かれたエンドユーザー。
でも、そろそろ落ち着き始めた感じがします。

今回、アベノミクスに株高にオリンピック・・・・
考えてみれば、前回のミニバブルの時より材料は豊富。
なのに、踊りやすいエンドユーザーが今ひとつ冷めています。
前々回の平成バブルの時は、企業個人を問わずに
日本国中が踊りに踊っていました。

冷めている原因のひとつがネットの存在だと思います。
例えば、「オリンピックがやって来たから湾岸エリアの
マンション価格は上昇する」というのが普通の考え方。
ネット以前の情報社会なら、大半のメディアがその方向で情報を発信したはず。
冷静な見解もないではないけど、目にする機会は極端に少ないでしょう。
ところが、ネットがあまねく行き渡った今では、
私のような発言にも少しネットリテラシーがあれば辿りつけます。
メディアも、まずネットで調べてから情報発信の方向性を決めます。

今回、私はネット社会の成熟度に少し驚いています。
まあ、こういうのは日本ならではのことなのかもしれませんね。
お隣の韓国では汚染水騒ぎで国産の魚まで売れなくなっているとか。
まあ、あの国は特別そういうおバカなところがありますが(笑)。

日本でも今、お魚の値段がかなり安くなりました。
でも、私のような人間はここぞとばかりに買っています。
汚染水などたとえ全部海に流しても
我々の健康に影響があるとは思えない、
という専門家の見解をどこかで読んだからです。
だいたい、事故から2年半も経っているのに放射能で死んだ人ゼロ。
近辺でガンが多発しているという科学的データさえ見かけません。
騒ぎすぎ、ですね。

日本という国は、騒ごうとする人間に寛容です。
付和雷同する輩も多いのですが、冷めている方が多数派ですね。
「気にしない」「ただ見ている」という人が大半。
前回の参議院選挙で山本某というアホタレが東京選挙区で当選しましたが、
せいぜい有権者の10%が票を入れた程度。
つまり、9割は冷静な判断をするか、何もしないかなのです。

今後、今回のようなバブルの芽が出てきても
日本人の大半は同じように冷静に構えるのではないでしょうか?
日本の株価が、他国の株価より「踊りにくい」のも
多分にネット後に培われたリテラシーと冷静さに
よるのではないかと、最近愚考した次第です。

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さて、マンションレポートの更新情報です。
今回は葛西と船堀・一之江の2タイトルを最新情報化。
この江戸川区南部エリアにはまだアベノミクスは来ていません。
というか、無縁に近いかもしれませんね。
しかし、西葛西エリアはちょっとすごいことになっています。

レジデントプレイス西葛西(459戸)とザ・ガーデンズ西葛西(358戸)という、2つの大規模マンションが、ほぼ同時期に販売開始。
敷地はほぼ隣接。駅徒歩も7分と8分。
レジデントプレイス西葛西は大和ハウス工業がチャンピョンで、なんとなく長谷工プロジェクトの臭い。明治安田生命の研修施設跡地、だったら何で地所じゃないの、という疑問。
一方、ザ・ガーデンズは地所と三井の連合。なぜか直床で、いつもはそれに苦しんでいるレジデントプレイス西葛西の販売会社・長谷工アーベストに叩かれているとか。そして、こちらはNTTデー社屋の跡地。だったらなんでNTT都市開発じゃないの、という疑問。

まあ、余計なことはいいとして、合わせて817戸ですよ!
西葛西エリアでの年間供給なんて、300戸程度ではないでしょうか。
その3年分が一気に出てきているわけです。
当然、他にもオーベル西葛西などの競合物件があります。
しかも、このレジデントプレイス西葛西とザ・ガーデンズ西葛西は
共に高値挑戦を仕掛けようとしています。
多分、建築費高騰の影響もあるのでしょうね。
しかし、私から見るとかなりの無理筋。
何だか悲惨な結果が待っていそうな気がします。

隣接の一之江・船堀エリアは順調に健全市場を形成中。
遠くて安くない物件は売れず、駅近の優良物件は順調。
葛西エリアのような波乱要因は今のところ見られません。

両エリアのどちらかで「マンションを買いたいのだけれど」と
お考えの方は、ぜひ私のレポートをご活用ください。

レジデントプレイス西葛西VSザ・ガーデンズ西葛西
葛西・西葛西エリア
価格 4,690

このレポートに収録されているマンションは、■アーデル西葛西,■オーベル西葛西,■クレストラフィーネ西葛西,■ルネサンス葛西ザ・レジデンス,■スカイクレストビュー西葛西,■アルファグランデ西葛西,■プラウド葛西,■ファーストシーン葛西elise,■アーバンパレス葛西,■プレシス葛西臨海公園アスール,■レジデントプレイス西葛西,■ザ・ガーデンズ西葛西,■グリーンホームズ南葛西リーフコート、以上13物件

竣工迫るザ・パークハウス一之江、サンクレイドル船堀II 登場
船堀・一之江エリア

価格 2,980

このレポートに収録されているマンションは、■デュオ船堀,■サンクレイドル船堀,■日神パレステージ江戸川船堀,■ウィルローズ一之江,■ワザック江戸川・船堀,■クリオ一之江親水公園,■プレイズ船堀,■アルファグランデ一之江六番街,■ザ・パークハウス 一之江,■ブランシエラ 一之江,■サンクレイドル船堀II、以上11物件

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先ほど、某テレビ番組制作会社の方と打合せで
「40歳くらいで子どもがいるのなら、住宅は買った方がいいのか借りた方がいいのか、なんていう質問をされたらどうなのでしょう?」
私の答え。「それは神学論争みたないもので・・・」

駅に置いてあるSUMOの表紙が「賃貸VS分譲」
みたいになっているのもよく見かけますね。
ああいうタイトルを度々つけるのは、引きがあるからなのでしょうね。
つまり、家を買おうとする人は迷うのだと思います。
「果たして今買った方がいいのか・・・・」

しごく単純にいうならば、待てるものなら待った方がいいでしょう。
首都圏も関西圏もマンションの販売価格は上昇確実。
それに対して需要がついて行かないだろうから
1年後の実質下落もかなりの確度で予想されます。
今は「買い時」ではなく「売り時」というのは大方のプロの見解。
焦っている素人さんが湾岸のタワーを買いに走っています。
それ以外は目立った動きがありません。

しかし、世は平穏ですね。
各省庁の来年度予算の要求額の合計が99兆円だとか。
そんなお金、いったいどこにあるのでしょうね。
GDPの5分の1もの税収が得られると役人どもは考えているのでしょうか?

アメリカではオバマ政権が立ち往生しています。
もしかして、本当にデフォルトになったりして。
そうなれば、債券市場と株式市場が大混乱。
債券は暴落して株価が上昇?
日本国債の信認も一挙に揺らぐかもしれません。

支那では習君と李君の権力闘争が凄まじいみたいです。
太子党と上海閥と団派、三つ巴の争いで三すくみ?
そこへバブル崩壊の足音が近づいてきています。
あの大気汚染の中で、いったい何が起こっているのか?
日本人も日本企業も「避難」を始めているというのに、
これから支那へ向かおうというおバカさんもいるから呆れますね。

お隣の韓国でも経済が不振の様ですね。
それに、何から何まで反日の材料にするビョーキも相変わらず。
朴大統領の「告げ口外交」は一向に成果が上がらないのはお笑いです。
北の正恩君も一時の軍事恫喝は息を潜めています。
海外子女の帰還命令撤回など、権力の緩みも見え始めました。
正恩政権もそう長く続かないと思いますよ。

日本を取り巻く情勢はかくも不安定なのに、国内は平穏。
オリンピック開催決定の熱気はようやく冷めはじめたようです。
ただ、もうすぐ国会が始まりますね。
福島の汚染水問題が一番のツッコミどころでしょう。
安倍さんがどう切り返すのか見もの。

それに、もうすぐ靖国神社の例大祭が始まります。
安倍さん、行くでしょうか?
支那や韓国との関係なんて、これ以上悪くなりようがないので
ぜひキチンとお参りして欲しいですね。

まあ、そういったことは目先のマンション市場とは関係ありません。
「第一次湾岸ブーム」が終わりつつある今、
市場の方向性はどちらに向かっているのか?
ちょっと見えにくくなっているのが現状かと思います。
現場は吹いてきたそよ風にのってイケイケで走ろうとしていますが。

今回、「東京の大規模マンション」というタイトルのレポートを更新。
中でも興味深いのは「桜上水ガーデンズ」という物件。
京王線の「桜上水」駅から徒歩3分。
前回のオリンピックの時期にできた「桜上水団地」の建替え。
だから、全878戸のうち362戸が非分譲住戸。
分譲後は旧住民と新住民が完全に二層化しますね。

それにしても、様々な点で注目されます。
例えば、容積率を38%も余らせていますね。
これって、業界の常識から大きく外れたやり方。
よく、ゴリゴリの野村不動産がこんな案を受け入れたと感心。
だって、得られる利益をみすみす逃がしているようなもの。
多分、旧住民の強い意志だったと思いますが。

この「桜上水ガーデンズ」、坪単価は330万円と予想されています。
なんと、山手線内の「富久クロス」と同レベル。
普通に考えれば「高い」ということになります。
でも、最初は売れるでしょうね、330万円でも。
その後、この資産価値が維持されるかどうかは分かりません。

パークシティ浜田山という物件がありました。
周辺の市場を破壊するような価格設定で売り出されました。
最初は行列ができるほどの売行き。
しかし今は、竣工後何年も経っているのに完売できません。
怒涛の値引き販売が行われています。

「桜上水ガーデンズ」は果たしてどうなるのか?
私は300戸くらいなら330万円で即日完売すると思います。
問題は、最後の1戸まで売り切れるかどうか?
総販売戸数は516戸。少なくはありません。

ひょっとしたら、330万円より安く出すかもしれません。
ここのところ、野村不動産のマーケティング力はかなり正確・・・
になったのではないかと、私は勝手に評価しています。
ちょっと前の野村さんだったら、富久クロスは
最低限350万超ではなかったでしょうか?

まあ、こんなことを予想してもせん無いことですね。
野村がどう考えているかなんて、外から窺い知れないこと。
モデルルームでチラ見せしている価格も、
本当の売り出し価格になるのかさえ、ハッキリしません。
スカイズ タワー&ガーデンのように、最初のチラ見せ価格から
実際の売り出し坪単価は約20万円下がっていたなんてこともあります。

それで、私の立場はこうなります。
「330万円で桜上水ガーデンズを買っていいですか?」
と聞かれたら「まあ、買ってもいい範囲内ですが、富久クロスにした方がいいですよ」と答えるのです。
なぜか?
当たり前ですが、富久クロスは山手線の内側。
桜上水ガーデンズは渋谷から7駅も離れています。
同じ価格なら山手線の内側にすべきでしょう。

これが、もし300万円未満で出てきたらいい勝負です。
280万円だったら、「買ってもいい」度は
「富久クロスと同等」かそれを超えることになります。

しかし、これはあくまでも私個人の見解。
現在の市場がそれに合わせてくれるかどうかは分かりません。
しかし、10年後20年後には、富久クロスと桜上水ガーデンズの
価格差は、坪単価で2割程度あってもおかしくないと思います。
しかし、それは10年単位で調整されるもの。
ここしばらく先を睨んでいうなら
坪単価330万円の「桜上水ガーデンズ」も買っていい内に入ります。

レポートの更新情報

東京の大規模マンション
全解説28物件
価格 5,290

このレポートに収録されているマンションは、 【東京23区】■ザ・神宮前レジデンス,■アトラス池尻レジデンス,■桜上水ガーデンズ,■パークホームズ品川ザ レジデンス,■ソライエ・プレミアムテラス,■ヴィークグラン世田谷千歳船橋,■スカイティアラ,■オーベルグランディオ千住大橋エアーズ,■AQUA VISTA(アクアヴィスタ),■Brillia(ブリリア)ときわ台 Solaie Residence , ■レジデントプレイス西葛西 ,■ザ・ガーデンズ西葛西,■グランドメゾン狛江,■クレストガーデンレジデンス,■シティテラス板橋蓮根,■ザ・パークハウス 一之江,■広尾ガーデンフォレスト椿レジデンス,■パークシティ浜田山,■グランドヒルズ三軒茶屋,■常盤台ガーデンソサエティ,■イーストゲートスクエア,■シティテラス加賀,■東綾瀬公園ハイライズ,【東京都下】■プラウドシティ仙川,■アトラス調布,■クレヴィア豊田多摩平の森 RESIDENCE,■プラウド府中マークス,■ミッドプレイス八王子,以上の28物件

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最近、メディアによく出るのでここで紹介するのを忘れます。
このブログのメディア実績には入れるようにしているのですが、
それも時々忘れたりして(笑)。
なので、今回は忘れずにに今ご報告しておきます。

本日発売の夕刊フジ一面は、私の署名記事です。

untitled

上の写真の一番右。
東西のタワーマンションを6つ選びました。
みなさん、別にタワーマンションは買わなくていいです。
夕刊フジを買ってください。130円だったと思います。
私が一面を飾った日に売り上げが落ちると困るので(笑)。

実はこれで都合3回目なのですが、2回目は一面を飾ったことさえ知らず、
送られてきた掲載誌を見て知った次第。
2面か3面用に、と言われた書いた記事が
朝の編集会議で急遽1面に差し替えられたそうです。
担当デスクが休暇中で当方に連絡なし。
今回は3日待たされましたが、やっと出ました。ちょっと嬉しい。

それから、現在発売中の「週刊SPA!」に
私のコメントがわりあいたくさん載っています。
「マンションのスラム化がヤバすぎる」という
とっても地味な記事の中ですが。

スパ2013-10

「週刊SPA!」は、もう何回も取材を受けているのでお馴染みさん。
逆に、最近私のところに取材に来てくれる週刊誌はスパだけになりました(笑)。
「マンションのスラム化」なんて寒いテーマを語る人は
きっと私しかいないと思ってくれたのでしょう。

しかし・・・オリンピック開催決定直後はメディアの取材が相次いだのに
ここのところは少なくなりましたね。
次は消費税が増税される来年4月の直前でしょうか?
当面、静かに仕事ができそうなので、シコシコと次作の原稿書きに励みますか。

前にも書きましたが、こういうメディアに露出しても
このブログへのアクセスはあまり変わりません。
メディアとしての特性がまるで違うので、ターゲットも分かれているのでしょうね。
ただ、日本経済新聞だけはブログ以外に凄い反応がありました。
あれだけは別格ですね。

ではみなさん、今日の夕刊フジ、買ってくださいね!

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今日の話はマンションとまったく無関係です。
そちらをご期待の向きには、スルーなさってください。

ある時、タクシーに乗っていて運転手さんと世間話をしていました。
その話の内容は忘れたのですが、アクセントが妙に懐かしい。
「運転手さん、ひょっとして京都のご出身ですか?」
そう尋ねると、意外な答えが返ってきました。
「私は島根県の隠岐島出身です」

ほっほうー、という感じでしたね。
「よく言われますね。でも隠岐の島の方言は京都に近いそうなんです」
その昔、後醍醐天皇も一時流されていたという隠岐の島。
京都から罪を得た公家が流されることが多かったそうな。
もちろん、1人で行くわけがなく一族郎党が一緒。
その人々の言葉が広がったのでしょうね。

ある時、仙台に行きました。
スナックとかで飲んでいて、ママに「仙台弁を聞かせてくださいよ」と
お願いしたのですが「仙台の言葉は東京と同じです」といって
まったく話してくれませんでした。
仙台に方言が無いはずはなく、ただ嫌だったのでしょう。

関西や九州の人間以外は、あまり東京で方言を使いたがりません。
標準語で話すのがカッコいい。あるいは方言を使うのがカッコ悪い、
と思っていらっしゃるのでしょうね。ちょっと残念。
実は私、方言を真似するのが大好きです。
まあ、それはいいとして・・・・

隠岐の島の人は時たま流されてくるお公家さんの京言葉を
「カッコイイ」と感じて真似したのでしょう。
それが土着して隠岐の島の言葉はどことなく京都っぽくなった。
どうやらそうらしいのです。

もうひとつ、同じような例が阿波(徳島県)。
四国は土佐(高知県)以外概ね関西弁です。
中でも、阿波の言葉はすごく京都弁に近いのです。
京都人の私にも、ほとんど違和感を抱かせません。
なぜか?

これは多分、戦国時代の三好党の影響だろうと思います。
戦国末期、織田信長が足利義昭を奉じて京の都に入ります。
それまで、京を占領していたのが阿波の三好一族。
彼らはしょっちゅう本国阿波と京を往復していました。
京で住み暮らしていた者も多かったでしょう。

彼らは織田信長によって追い払われました。
その後、本願寺勢などと組んで何度か巻き返しを図りましたが、
結局阿波へ逃げ帰ってしまいます。
その後、土佐の長曽我部に攻めたてられたりして、消えてしまいます。
ただ、彼らが持ち帰った京のアクセントが、その後も残ったのでしょう。
当時、みやこと同じ言葉で話せるのは一種「カッコイイ」感じがしたのも
彼の地に京言葉が残った原因ではないかと思います。

もうひとつ。
私のよき理解者で飲み友達のあるお方は広島の尾道ご出身。
闊達な広島弁を聞かせてくれる、魅力的な人物です。
この方の奥さんは名古屋ご出身。
当然、親同士のコミュニケーションが行われます。

双方の親御さんは、それぞれほとんど出身地から離れたことない方。
素のままの広島弁と名古屋弁が交わされるわけです。
「それでは、会話が成立しないだろう」と誰もが思います。
実際はどうだったか?

意外なことに、いたってコミュニケーションは滑らかだそうです。
彼にいわせれば、広島弁と名古屋弁は似ているのだそうです。
「本当ですか?」の世界ですよね。
特に違和感がないのはアクセントだそうです。
意外でした。私らアウトサイダーからは全然違うように聞こえますが。

以下は、私の勝手な想像です。
ご存じの通り、安芸広島は関ヶ原の戦いまで毛利家の本拠でした。
戦のあと、毛利家は防長二州に押し込められました。
代わりに広島に入ったのは、福島正則。
この人は豊臣秀吉の正妻寧々の親戚筋だと言われています。
つまり、尾張名古屋近辺のご出身。
広島に引きつれた大勢の家来も尾張出身者が多かったでしょうね。

広島の「福島時代」は短期間で終了します。
その後、改易になった福島家に代わって広島に入ったのは浅野家。
そのまま明治まで続きます。
忠臣蔵で出てくる播州浅野家の本家です。
この浅野家の元は、秀吉の正妻寧々の実家。もちろん尾張出身。
つまり、浅野家の家中も尾張出身者が多かったはず。
改易になった福島家の家来にも、広島に土着する者がいたはず。
当時の侍たちは支配階級ですか、下々はそのアクセントを
真似たとしても不思議ではありませんね。
だから、広島弁と名古屋弁は似ている・・・という仮説が成り立つのです。

私は「あまちゃん」を見ていませんでした。
あれだけ評判になっていましたからね。少々残念。
でも、東北弁が使われていたのでしょう。
実は私、東北弁が大好きです。
少々インチキながら、真似ることができます。

とおおぐのことばあ、あっだけえがら、オラずきだ。
東北の言葉はあったかいから俺は好きだ、と言っているつもり(笑)。
まあ、こんな具合です。
井上ひさしの「吉里吉里人」を読むと、使えるようになります。

今後、ぜひ覚えてみたいのが名古屋弁、土佐弁、鹿児島弁です。
鹿児島には近しい親せきがいて何度も訪問しているのですが、
まったく上手になりません。ほとんど外国。
老人同士の会話なんてまるでチンプンカンプン。
まだ英語を聞いていた方が分かるくらい(笑)。
しかし、まだあきらめていません。
残り少なくなった人生の中で、何とか鹿児島弁をモノにしたいものです。

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2013/10/9 14:04 | ちょっと脱線 | Comments (0)