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榊 淳司オフィシャルブログ

路線価が発表になったようですね。
各メディアともに「下げ止まった」と表現しています。
なんか、毎年毎回同じじゃないですか(笑)。
各メディアとも「下げ止まって欲しい」から、
そう報道している節があります。

地価が下げ止まると、何かいいことあるのでしょうか?
それは、土地を所有している側にとってはいいことでしょう。
特に、大企業はたいていの場合大地主を兼ねています。
不動産をたくさん持っているお金持ちにもいいことですね。
お金持ちでなくても、住宅ローンで家を買った人でも
できればマイホームの価値は下がって欲しくない・・・
でもこれから買う人にとっては、価格は下がった方がいい。
にも関わらず、報道姿勢はたいてい「下げって欲しくない」側。
毎回思うのですが、それって偏っています。

さて、不動産は「一物四価」などと言われます。
普通、ひとつのモノにはひとつの価格しかないのに、
不動産(特に土地)だけは4つもあるのです。
その4つとは市価、公示地価、路線価、固定資産税評価額。
今回発表されたのは路線価。
相続税の評価を行うため、というのがこれを調べる名目です。
一方、公示地価は公共事業用地取得の基準づくり、というのが目的。
固定資産税評価額は説明するまでもないでしょう。
で・・・市価とは、当たり前ですが実際に取引される価格。

そもそも、土地の値段を全国一斉に2回も調べる必要があるのか。
また、2種類の地価を国が調べて発表する必要性があるのか。
そのあたりは大いなる疑問であります。
この制度があることによって潤っている既得権者のための制度でしょう。
両方無くすのが無理なら、ひとつに統一すべきですね。
また、いずれそんなものは無くなればいい。

さて、メディア実績に新しい情報を3つほど加えました。

●2013年6月28日
フジテレビ『とくダネ!』(全国ネット)に
マンション物件資料提供とくダネ
●2013年6月
プレジデントファミリー特別企画
「子育てが最高に楽しい
家」に
原稿執筆MK007266

●2013年5月23日
夕刊フジ第一面を執筆
「マンション活況
山手線内格安新築物件」20130701131749_00001
まあ、今回の『とくダネ!』は「複数の意見を聞いた」という
アリバイ作りにご利用いただいたみたいなもの。
プレジデントさんは、最近よく原稿の依頼をくださいます。

私がちょっといい気分になれるのは夕刊フジ。
毎週金曜日が連載日なのですが、その情報が
翌々日の日曜日に公式サイトzakzakにアップされます。
私の連載がカテゴライズされているのは「経済・マネー」部門。
そこでは、クリック数別でランキングされるのですが、
日曜の夜になるとよく私のコラムが1位になっています。
並み居る経済ニュースや、大前研一さんや高橋洋一さんといった
「超一流」どころの書き手を押さえて、私のコラムが「一位」。
これは瞬間風速でも気分がいいモノです。
まあ一位をキープしているのは長くて半日ですけどね(笑)。

また、5月には一度だけ夕刊フジの一面も担当させていただきました。
今月あたり、私の準備次第ですが・・・またあるかもしれません。
帰宅途中でキヨスクを眺める楽しみが増えるというもの。
ただ、夕刊フジの読者とこのブログのリピーターとは
ほとんど重ならないようで、これと言った反応がないのがちと寂しいですね。

レポート更新情報

中央区総集編です。
この中でイニシア築地とパークリュクス日本橋は
先日の『とくダネ!』で、シングル向けお勧め物件としました。
交通利便性がすこぶるいい割には、価格が高くありません。
その他、注目はやはりDEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)。
ザ・パークハウス 晴海タワーズよりも立地はいいのですが・・・
クロノレジデンスが苦戦しているのにティアロレジデンスもでてきました。
オリンピックで最もフォローを受ける晴海ですが、
そればかりでこれだけの戸数を捌けるのか?

晴海にDEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)が新登場
「中央区・総集編」
全36物件を全て解説
価格 8,690

DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)
ザ・パークハウス 晴海タワーズクロノレジデンス
ザ・パークハウス 晴海タワーズティアロレジデンス
CAPITAL GATE PLACE
イニシア築地
勝どきビュータワー
パークホームズ人形町
オーベル明石町レジデンス
ウィルローズ東京EAST
オークプレイス月島
ウィルレーナ日本橋三越前
グレーシア勝どき
ジオ勝どき
プレシス日本橋三越前セントル
GREEN PARK 水天宮前
リビオレゾン人形町
リビオレゾン東銀座
アデニウム東京八丁堀
プレシス東京八丁堀
プレシス日本橋三越前mimuro
グレーシア日本橋馬喰町
ブランズ日本橋茅場町
パークリュクス日本橋
リビオ東京日本橋
アーリアシティ日本橋
パークリュクス銀座8丁目mono
インプレスト東京八丁堀
プレサンスロジェ八丁堀
ステージグランデ茅場町
THEパームス日本橋小伝馬町ヴィサージュ
シティハウス月島駅前キャピタルコート
シティハウス月島駅前ベイブリーズコート
シティハウス月島駅前エアーズコート
シティハウス勝どきステーションコート
グランドコンシェルジュ日本橋
セントラルレジデンス月島ステーションコート

日本橋と銀座。中小の物件の販売が進んでいます。
このエリアは街並みが窮屈なので
居住条件がイマイチの物件が多いですね。
でも、価格はそんなに高くありません。
豊洲でタワーを買うよりも安いくらいです。
それに、絶対的な近さがあるので資産価値は安定。
地震や供給過剰で暴落の可能性がある湾岸よりも
はるかに資産性はすぐれています。
注目はプレシス東京八丁堀とウィルローズ東京EAST、
イニシア築地、パークホームズ人形町、パークリュクス日本橋など。
今後、一時的にしろ価格は上がるでしょうから
今のうちに買っておくのもひとつの選択肢です。

パークホームズ人形町登場
「日本橋・銀座」
価格 5,980

ウィルレーナ日本橋三越前
プレシス日本橋三越前セントル
グランドコンシェルジュ日本橋
GREEN PARK 水天宮前
パークホームズ人形町
リビオレゾン人形町
THE パームス日本橋小伝馬町ヴィサージュ
プレシス日本橋三越前mimuro
グレーシア日本橋馬喰町
ブランズ日本橋茅場町
パークリュクス日本橋
リビオ東京日本橋
アーリアシティ日本橋
パークリュクス銀座8 丁目mono
インプレスト東京八丁堀
オーベル明石町レジデンス
プレサンスロジェ八丁堀
ウィルローズ東京EAST
ステージグランデ茅場町
リビオレゾン東銀座
アデニウム東京八丁堀
プレシス東京八丁堀
イニシア築地

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に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
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しかし・・・この先2年くらい、都心はタワーラッシュですね。
港区だけで21本も計画されているようです。
見えているだけで、それくらいありますね。
3年先、4年先もこの勢いは続いているかもしれません。
だって、今現在でもどんどん仕込んでいるはずですから。

また、タワーでないマンションもたくさん計画されています。
港区で今後2年くらいの間で供給されそうなマンションは、
タワーも含めて1万戸を超えます。大丈夫でしょうか?
港区内でタワーマンションを供給するとなると、
坪単価は軽く300万円を超えます。
まあ、安くても330万円くらいですね。
高いのになると600万円超というのもあるのです。
グロス価格にすると狭いものでも6000万円台から。
ちょっと広くて上層階は軽く1億円をオーバー。
そういうのを買う人が、今後2年の内に何千人も沸いてくる?
港区にはリッチ層が湧く泉でもあるのでしょうか?

マンション業界というのは、馬の群れに似ています。
誰かが威勢よく走り出すと、他も一斉に後を追いかけるのです。
「これからは都心だ!」と、走り出したのは7,8年くらい前。
猫も杓子も都心での用地確保に走りだしました。

かつて、首都圏のマンション供給は郊外型が主役。
1年間に8万戸も10万戸も供給していた頃は、
ほとんどが郊外の大規模ファミリーだったと記憶しています。
山手線内のタワーマンションなんて、年に10棟も出たでしょうか?
今は、各デベロッパーとも一斉に「都心回帰」。
大型案件はほとんどが山手線の内側になりました。

価格も一時よりかなり下がってきましたね。
ただ、2002年の「大底」時までは落ちていません。
あの頃、港区内でも坪350万円だったら「高いな」という空気でした。
それがジワジワとミニバブルになっていき・・・・

日本経済は、今より2002年の方が元気良かったと思います。
なのに、マンションの価格は今の方が高い・・・
ですから、ここ4年ほどずっとミニバブル崩壊後の調整が続いてきました。
つまり、少しずつではありますが、価格は下がっていたのです。
それが、アベノミクスで流れが少し変わりました。
今この瞬間、「下げ止まったかな」という感じがしています。
さて、これからどうなるのか?

何度も同じことを書きますが、これから出る物件は少し価格が上がります。
この半年で仕込んだ都心の用地は、ミニミニバブル価格。
建築費は依然高止まり気味で、あまり落ちてきません。
ですから、マンションの価格を上げざるを得ないのです。

ところが、エンドユーザーの客足はちょっと停滞気味。
ここのところ、株価が迷走したのが大きな原因ですね。
足元の景気は、以前ほど暗くもないけど
実際にお金のめぐりが良くなった感じはしていませんね。
東北地方の一部は別ですが。

この先、どうなるのか?
参議院選挙が終わると、政治の争点は憲法か、景気か、外交か?
支那の理財バブルの崩壊が世界にどう影響するのかも気になります。
尖閣諸島をめぐる緊迫も予断を許しません。

このままいけば、来年4月の消費税増税は間違いなさそう。
そのあとの反動減で景気は一気に冷え込むでしょうね。
今、都心のマンションは「品薄」状態にありますが、
来年4月以降は一転「在庫過剰」になりそうな・・・・
その1年半後には、さらに10%への増税があります。
8%への増税で、かなり経済が痛むでしょうから
その1年半後の10%はほぼ延期が確実だと予想します。

問題は増税後の反動減=景気悪化から何年で立ち直れるのか?
マンションの売行きも、そこに大きく影響されると思います。
心配なのは、ここ1,2年であまりにも多くの「都心物件」が
仕込まれ過ぎました。つまり、計画はいっぱい、いっぱい。
それが続々市場に出てくれば、かなり過剰感が高まります。

2008年のリーマンショックの時には、
マンションの在庫は都心にも郊外にも散らばっていました。
今度の「反動減不況」では、在庫の都心集中が予想できます。
ホント、この業界なんでも一斉にやるからこうなるのです。

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猪瀬知事のおバカな発言があったにもかかわらず、
やはりオリンピックは東京に決まりそうな気配。
それはそれでおおいに結構な話だと思います。
特に土建業者にとっては復興に次ぐ特需。
また電通が大儲けするのは気に入りませんが、まあ仕方ないですね。

このブログの読者というのは4分の1がニューカマーです。
1年もたてば常連さんの顔ぶれも9割がたが変わっているかもしれません。
そのあたり、無精な私は詳細なデータを持っていません。
だいたい、頻繁に更新されるブログを何年も読んでくださる方なんて
かなり奇特でいらっしゃるか、ただのストーカー。
ですので、時々同じ話を焼き直させていただきます。
今回も、ちょっと前にしたオリンピックとマンション市場の話。
「お、またか」と思われた方はスルーで結構ですよ。

2020年に東京でのオリンピック開催が決まると、
マンション市場にどういう影響がもたらされるか。
以下は私の「当てずっぽう」です。

1 勝どき・晴海エリアのマンション価格が新築・中古ともに上昇
2 有明エリアで販売されているブリリア有明シティタワーとスカイタワーが売れ出す
3 スカイズ タワー&ガーデン の広告で、オリンピック開催が声高に叫ばれる。そして、すこし売れる
4 住友不動産が近々売り出す有明ガーデンシティ(1750戸)が、メチャメチャ強気の価格設定になる(笑)
5 8月28日と29日に行われる有明北1街区の入札で、どこかのデベがオリンピック開催を見込んでメチャメチャ強気の入札をする(笑)

これが開催決定の9月直前から来年3月くらいまでの動き。
多分、江東区湾岸エリアでマンションを販売している業者は
二言目には「オリンピックが来ますから」と言うはずです(笑)。
そして、そのうち世間から飽きられます。

このまま消費税が増税されると来年4月以降はリセッション。
つまり景気後退は確実な情勢です。
そうでなくても支那では理財商品の破綻が迫っています。
あんまり関係ありませんが、シャープが合弁とはいえ
支那での生産を始めるというニュースを聞いて思いました。
「そういうことをしていると、本当に倒産するよ」
今や支那とは一触即発の状態にあることをなぜ理解できないのか?
まあ、私とシャープは何の関係もないからいいのですが。

話を戻します。
来年の半ばになると、オリンピック開催も新鮮味を失います。
ちょっと売れた「スカイズ タワー&ガーデン」や有明のブリリアも
またぞろ販売の倦怠期に入ると思います。
一方、すばしこい不動産業者が地道に晴海や勝どきの
土地やマンションを買い続けるでしょう。
そして2年が経過すると、リオデジャネイロでオリンピック開催。
日本選手の活躍にもよりますが、またぞろ世間の眼は
晴海・勝どきや有明などに注がれるようになります。
ここでまた、ちょっとした湾岸ブーム。
それまでに「スカイズ タワー&ガーデン」は売り切れているか?
まあトライデントのタワーは売れても、弟君はまだやっているかも。
それもこれも、景気次第ということですが。

オリンピックが開催されるとしても「湾岸嫌い」を「湾岸好き」にはできません。
私のところに相談に来られる方を見ていると、
知性的なほど湾岸嫌いでいらっしゃる傾向があります。
しかし、テレビなどで有明や豊洲、あるいは晴海や月島が
何度も何度も出てくることで普通の人が「湾岸好き」になる可能性は大。
だから、マンション市場にも影響を与えるはずです。

オリンピックが開催されるのは7年後です。
膨大な施設が建設されますが、大半は開催後に撤去。
有明にはバレーボールが開催されるアリーナが残るくらい。
ところが、晴海には17000人が収容された選手村が残ります。
東京都がそれをどう再活用するのか、まだよく分かりません。
「国際交流拠点」だというので、留学生受け入れ施設?
どのみち、住居が何千戸かできるのは間違いなし。
そうでなくても、住友不動産が1450戸の
「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」を建設中。
三菱地所レジデンスが「ザ・パークハウス晴海タワーズ」の
「クロノレジデンス」と「ティアロレジデンス」は合わせて1744戸。
この後も晴海では三井不動産レジデンシャル、
勝どきでは鹿島などの大規模な開発が控えています。

今後、東京でもっとも人口が増えて発展するのは勝どき・晴海エリア。
それも、裕福で知的な人々の人口が増えるのです。
街が変わらないはずないですね。
私は、銀座から橋一本隔てた勝どきは湾岸エリアの別格だと思っています。
そのうち銀座と結ぶ新しい交通システムが開設されそうです。

ひとつ、申し上げておきましょう。
その勝どきの徒歩数分圏で今販売されている「通常型」の新築マンションは、
豊洲の「スカイズ タワー&ガーデン」より部分的に安かったりします。
これは、勝どきでは市場が価格を決めているにもかかわらず、
豊洲の新築マンション価格形成がデベロッパーの恣意に
左右されていることで起こっている珍現象。
いずれは「市場」がゆがみを正すはずです。
つまり、勝どきの方が普通に豊洲より高くなって当たり前。
オリンピック開催決定というのは、市場にとって
侮りがたい変数ではありますが、
この位置関係をひっくり返すような力はありません。

レポート更新情報。

その「晴海・勝どき・月島」エリアのレポートを更新。
話題の「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」も収録。
このブログで語ったことと、新たな見解も加えました。
その他、「ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス」
も新たに加わりました。もっとも「クロノレジデンス」よりも
2分遠くなった、というだけの存在ですね。
瑛太が盛んに宣伝していますが「13分」は縮まりません。

オリンピック開催で大変貌の予感
「晴海・勝どき・月島」
価格 4,490

収録物件
勝どきビュータワー
シティハウス月島駅前キャピタルコート
シティハウス月島駅前ベイブリーズコート
シティハウス月島駅前エアーズコート
シティハウス勝どきステーションコート
DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)
ザ・パークハウス 晴海タワーズクロノレジデンス
ザ・パークハウス 晴海タワーズティアロレジデンス
セントラルレジデンス月島ステーションコート
CAPITAL GATE PLACE
グレーシア勝どき
ジオ勝どき
オークプレイス月島

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私は自分が広告屋なので当たり前にしていることですが、
一般の方は違うのではないでしょうか?
何のことかというとネットで新築マンションの
オフィシャルページから必要な情報を得る場合のやり方。

最初にどこを見るかというと、それは・・・地図(現地案内図)。
不動産は場所で9割の価値が決まります。
何よりも大切なのは「どこにあるのか?」ということ。
だから、最初に地図を見に行くワケです。

ところが・・・マンションによっては地図がどこにあるのか分からなくて、
アッチコッチ探し回らなければいけないようなHPもあります。
そういうマンションは、かなり「買ってはいけない度」が高いですね。
イライラして、ヤフー不動産に戻ったりします。
ヤフーやスーモなら、「地図探し」に迷うことはありませんから。
この傾向、比較的三井不動産レジデンシャルに多いのです。

地図の次はどこに行くかというと・・・・「概要」です。
マンションによっては英語で「OUT LINE」となっている場合もあります。
概要を見れば、そのマンションのおおよその外形が見えてきます。
また、そこには価格が出ている場合があります。
例えば、オフィシャルページのトップには「2600万円台より」みたいな表示を
デカデカと表示していると「へえ、俺の検討住戸も2000万円台で買えるのか?」
と誤解してしまう場合があります。まあ、慣れればすぐ分かりますが。
こういう場合、例えば概要には
「2600万円台~5900万円台(100万円単位)」と表示されています。
結局、自分の買いたい住戸は5000万円台だったりするのです。

また、外観もパースでみると10階建てに見えるマンションが
概要には「地上8階地下2階建て」なんて表示されている場合もあります。
「いつ販売されるのか?」といった重要な情報が、
概要にしか表示されていないケースもよくみかけます。
要は、オフィシャルページのトップなどには売主側が「見せたい情報」が
目立つように出ていて、見せたくない情報は概要に出ていたりするのです。
概要の位置が分かりにくいのは、野村不動産のケースが多いですね。

もちろん、私とてトップページは見ますよ。たいていはニヤニヤしながら。
トップページを見ながら判断できることはけっこう多いのです。
その第一は、売主がその物件をどう捉えているのかが良く分かります。

例えば「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」という
わりあい話題になっている湾岸のタワーマンションでは瑛太という
タレントがトップページに出ています。
コンセプトは「晴海ストリートライフ」だそうです。
瑛太のセリフとして「ここに建つマンションがザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンスです」という文字が大きく出ています。
しかし名前が長い! もっと使い勝手を考えて欲しいですね。
瑛太にそんなことを言わせるのは、売主がエンドユーザーに
「晴海っていいところだからね」
というイメージを刷りこもうとしているのです。

この「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」
というマンションは、「勝どき」駅から徒歩13分です。
タワーマンションの立地としては、ほぼ失格。
でも瑛太を出してきて
「13分も歩くけど、晴海自体はいいところですよ」
とエンドユーザーに思わせようとしているワケですね。
まあ、気持ちはよく分かります。やり方も上品です。
でも、この「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」を購入する人は「晴海に住みたくなって」契約するのでしょうか?
私はもっと他の魅力にひかれるのではないかと思うのですが。

2番目の例です。
物件名は「TOKYO FIGHTER(東京ファイター)プロジェクト」。
なんか、物件名だけだとよく分からないでしょ。
このマンションができる場所は「東京都足立区千住橋戸町」。
京成電鉄の「千住大橋」駅から徒歩3分・・・というと近いようですが、
これがわりあいに「使えない駅」です。
というのは日暮里で山手線に乗り換えなければなりません。
まあ、直線距離はそこそこ近いのですが。
他に南千住や北千住の駅も使えますが、いずれも徒歩15分以上。
この時代に駅から徒歩15分以上というのは、資産価値がかなり脆弱。
ただ、このあたりはニッピという会社の工場跡地か何かで複合開発されています。
大成有楽の「オーベルグランディオ千住大橋」なんて物件も
ほぼ同時期に販売されるようで、強力なライバルに。

それで「TOKYO FIGHTER(東京ファイター)プロジェクト」の方は
「35歳の高校生」主演の米倉涼子をイメージキャラクターに起用。
トップページでは、米倉涼子に「TOKYO FIGHTER」と言わせています。
そして「7  3  2  1」という4つの数字を大きくアピール。
それだけ見ているとワケが分かりませんね。
それぞれ「東京駅7キロ圏」「駅徒歩3分」「ショッピングモールへ徒歩2分」「リバーサイドへ徒歩1分」を表すのだそうです。
まあ、それが販売側として一番伝えたいことなのでしょう。
いかにも長谷工アーベスト的な単純化アプローチですね。
別に米倉涼子を起用する必要は何もありません。
4つの数字をうまく表現すれば、十分に伝えられるでしょう。

最後にもうひとつ。もっともワケが分からん広告を紹介します。
物件名は「グランアルト越谷レイクタウン」。
まあみなさん、検索してオフィシャルページを開いてください。
鈴木福君が4角帽をかぶってポーズをとり
「地球を遊ぶ! 世界に学ぶ!」。
とてもマンションの広告コピーには思えませんね。
なぜこうなったかというと、街の環境作りにおいて
聞いたこともない国際的な賞を取ったのだそうです。
まあ、これから住む人にはほとんど関係ないし、
10年後に中古で売る時にも何の役にも立たないと思います。

トップページで大きく表示していることが、
物件の商品内容と離れれば離れるほど、売主はそのマンションを
「魅力の乏しい、売りにくいマンション」だと考えている証拠です。
3つ例を上げましたが、もっとも商品内容に近いのは・・・
まあ「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」でしょうか。
「TOKYO FIGHTER(東京ファイター)プロジェクト」は
「東京ファイター」といってから「7 3 2 1」の数字を出し、
その後でやっとそれが何なんなのか分からせるストーリー。
現実から遠いと思われませんか?
そんなの、最初から分かりやすくそういえばいいのです。
最後の鈴木福君に至っては論外ですね。消費者を舐めています。

新築マンションの販売用オフィシャルページというのは
それぞれに個性があってそれなりに楽しいものです。
でも、基本的には「情報を伝える」というのが一番の目的のはず。
その情報は、エンドユーザーの知りたいものであって、
売主が一方的に伝えたいものではないはずです。
まあ、お金をかけて作るワケですから、売主の言いたいことを
キレイに盛り込むことに異論は唱えません。
しかし、エンドユーザーが知りたい情報を隅に追いやったまま
言いたいことばかり言っているオフィシャルページが多すぎ。
多くのエンドユーザーはオフィシャルページでなく
ヤフー不動産やスーモで物件を比較検討しているのも頷けます。

参考レポート

「TOKYO FIGHTER(東京ファイター)プロジェクト」
については、こちらで詳しく解説
東京の大規模マンション
全解説29物件
価格 5290

「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」
についてはこちらで分析。
オリンピック開催で大変貌の予感
「晴海・勝どき・月島」
価格 4,490円

「グランアルト越谷レイクタウン」
については、こちらで解説
オハナふじみ野が新登場、浦和常盤ザ・レジデンスは・・
埼玉県の大規模マンション全17物件
価格 3,290

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。




4月から始まった毎週金曜日の夕刊フジ連載、
予想以上に好評の様で編集部やzakzakに喜んでいただいているとか。
私的には「超初心者向け」の内容を発信しているので、
初期の頃のブログネタの焼き直しがほとんどです。
だから、書くのはわりあいラク。いつも締め切りの一日前に上げます(笑)。
それで、さっき駅のキヨスクを見たら、またまた
「マンション、10年で7割減に」というタイトル。
私のコラムを広告の呼び文句にしていただいていたようです。
なんともこそばかゆいけど、気分は悪くありません。

さて、今日の話題は江戸川区の葛西エリア。
割合都心に近いにもかかわらず、マンション価格は庶民レベル。
公園も多いので「狙い目」エリアではあります。
ところが、この先とんでもないことになりそうなのです。
最寄り駅は「西葛西」、アドレスは西葛西2丁目。
今、「レジデントプレイス西葛西」という物件の販売が始まろうとしています。
駅からは徒歩7分。なんと459戸のスケール。
葛西エリアでは近年にない規模です。売主は大和ハウス工業。
もともと、明治安田生命の研修所でした。
実に立派な施設だったのですが、ご近所からのクレームが凄くて
手放したという噂になっています。
まあ、それはどうでもいいと言えばどうでもいい話。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

問題は、このすぐ北側で三菱地所レジデンスが
同規模のマンションを建設し始めているということ。
おそらく400戸前後ではないかと推測できます。
現在、その三菱のすぐ北側で「オーベル西葛西」という
42戸のマンションが販売中です。
広告を始めて数カ月が経過しましたが、まだ「予告」状態。
実際は販売しているのでしょうが、足はかなり遅い方。

葛西周辺というのは、住みやすいのですが人気エリアではないでしょう。
何百戸もマンションを供給しても、川崎のように
「どこからか」人が集まってきて売れてしまう、特性はありません。
駅に近い「クレストラフィーネ西葛西」や「アルファグランデ西葛西」、
「スカイクレストビュー西葛西」や「グリーンホームステージア」も
戸数は少ないのに中々完売できないで残っています。
そんな場所に、これから800戸以上が出てくるのです。
しかも、いずれも大手ですから市場より安く出すとも思えません。
どうなるのでしょうね?

葛西の北側は新宿線の船堀と一之江駅の徒歩圏エリア。
こちらには東急ストアの跡地に「ザ・パークハウス一之江」という
239戸のマンションが販売中です。一之江駅徒歩10分。
駅からは少し離れていますが、悪くない物件です。
価格も、まあ市場並み。消費税増税前に「駆け込み」たいのなら
選択肢となり得るマンションでしょう。

一之江駅徒歩11分の「ブランシエラ一之江」は長谷工プロジェクト。
どちらかというと「買ってはいけない」系ですね。
「ザ・パークハウス一之江」とは1分しかちがいませんが、方向は逆。
静かないいところなのですが、日常生活がいかにも不便そうです。
中古で売却する時には、明らかに「ザ・パークハウス一之江」の方が有利。

船堀エリアでは、ちょっと前までプラウドが怒涛の値引き販売をしていました。
それをかいくぐってルフォンなども上手に売り抜け。
今は「デュオ船堀」と「プレイズ船堀」という物件が出ています。
「デュオ船堀」はわりあい駅に近いのですが、近くに嫌悪施設があります。
「プレイズ船堀」は小ぶりですが、かなり「買っていい」度は高いですね。
少し前に完売したプラウドのすぐ傍。

まあ、船堀・一之江エリアのマンション市場は凪ですね。
葛西エリアの西葛西2丁目は、これから嵐が吹きます。
この先、何年も販売が続くことになるでしょう。
そこで価格がどうなるのか、注意深く見守りたいところです。

レポート更新情報

葛西レポート

レジデントプレイス西葛西が嵐を呼ぶ?
「葛西・西葛西」
価格 4,390

アーデル西葛西
オーベル西葛西
クレストラフィーネ西葛西
グリーンホームズステーシア
スカイクレストビュー西葛西
アルファグランデ西葛西
アルファグランデ葛西臨海公園
ファーストシーン葛西elise
アーバンパレス葛西
プレシス葛西臨海公園アスール
レジデントプレイス西葛西

船堀

ウィルローズ一之江は苦戦?
「船堀・一之江」
価格 2,890

デュオ船堀
サンクレイドル船堀
日神パレステージ江戸川船堀
ウィルローズ一之江
クレストフォルム船堀サウスステージ
クリオ一之江親水公園
プレイズ船堀
アルファグランデ一之江六番街
ザ・パークハウス 一之江
ブランシエラ 一之江

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。