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※順不同・敬称略で掲載しています。


昨日は、急成長中の不動産会社経営者からいろいろ取材。
ついでに食事をご馳走になってしまいました。
中古マンション価格は基本的に上がっていますね。
ワンルームマンションなんて売り物がないそうです。
まあ、これも小さなバブル現象ではないでしょうか。
昨日は、東京のマンション市場でひとつのトピックスがありました。
SKYZ TOWER&GARDEN(スカイズ タワー&ガーデン)という
豊洲駅から歩いて12分のところにできる1110戸のタワーマンション。
カタチがトライスター型。江口洋介がコマーシャルしています。
この物件の第1期販売戸数が発表されたのです。なんと、「470戸」。
少し解説すると、最近のでっかい新築タワーマンションは
第1期販売で大量の戸数を「即日完売」することが流行しています。
それだけ多くのお客さんを集めている「人気物件だぞ!」と、アピールする狙い。
野村不動産は「プラウドタワー東雲」で、この作戦がまんまと大成功。
一方、石川遼君を起用したザ・パークハウス晴海タワーズは
第1期を即日完売できずに、その後販売は失速。
アベノミクスでやや勢いを取り戻しましたが、最近になって
DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)などの
強力なライバルが次々に出現。前途が危ぶまれているのですが・・・・
まあ、晴海・勝どきはオリンピックで巻き返すでしょう。
問題なのはSKYZ TOWER&GARDEN(スカイズ タワー&ガーデン)。
この第1期470戸を即日完売できるのか?
登録受付は7月19日(金)から28日(日)まで。
こういう場合、ほとんど即日完売の目算があって始めるものです。
しかし、今回に限ってはどうでしょう?
広告を始めてすでに1年近くが経過しています。
資料請求10000件突破、なんてオフィシャルページには出ています。
しかし、1110戸もあるマンションですよ。
その10倍にも満たない資料請求は少なくありませんか?
また、来場は推定で3000組そこそこ。
こんな条件の悪い物件で15%以上の歩留まりが期待できる?
ただ、世の中わかりませんからね。
470戸出して300戸しか登録が入らなければ売主側は大恥。
気になるのは13,14,15日に「価格発表」をやるそうな。
価格なんて何か月も前からオフィシャルページに出ているじゃない!
それとも、そこから調整した価格を発表するのですか?
まあ、そういった興味は尽きません。
しかし、建物はあと1年で完成します。但し、入居は再来年3月。
消費税5%で契約できるのは、この9月まで。
だから今、登録なのでしょうが・・・・・
もし、この470戸が即日完売すれば、
それはバブル以外の何ものでもないと思います。
現在、平均坪単価は推定で250万円超。
私の予測としては、オリンピック後には中古の流通価格が
150万円くらいまで落ちるはず。
その頃は、有明も含めて江東湾岸エリアはタワーだらけ。
中古タワーマンション物件が常時何百戸も売り出されているはず。
そんな中で、外見はかっこよくても駅から遠いこの
SKYZ TOWER&GARDEN(スカイズ タワー&ガーデン)は
かなりハンディを背負った存在になっているはずです。
このミニミニバブルに乗っかって購入すると・・・・
6年くらい前でしょうか、マドンナに惑わされて
ブリリアマーレ有明の購入契約を結んだ方が
不動産のミニバブル崩壊でどうなったのか・・・
過去に何回かこのブログでも取り上げました。
21日には参議院選挙の結果が。
29日には「スカイズ タワー&ガーデン」の結果が分かります。
参議院選挙の結果はほぼ見えていますが、スカイズは分かりませんね。
すごく楽しみです。
さて、レポートの更新情報です。
杉並区もアベノミクスの影響が一部に出ていますね。
中小のスケールが多いのですが、駅に近い物件から完売しています。
新しく出てきたプラウド杉並上井やパークホームズ阿佐ヶ谷も
早期に完売しそうな気がします。
ザ・パークハウス浜田山、クラッシィハウス浜田山など
あるいはジオ杉並高井戸など井の頭通り沿い物件も
今後はひとまず競合関係が緩みそうに思えます。
パークホームズ阿佐ヶ谷、プラウド杉並上井草登場、
シティテラス西荻窪は長期戦突入?
杉並区総集編全22物件
価格 5,690円
■パークホームズ阿佐ヶ谷,■ザ・パークハウス 杉並和田,■プラウド杉並上井草,■アトラスヴェール荻窪三丁目,■シティテラス西荻窪,■Brillia(ブリリア)西荻窪,■ルフォン杉並方南町,■ ザ・パークハウス浜田山,■プレミスト高円寺,■ブランズ西荻窪,■プレミスト高円寺,■プレサンスロジェ 荻窪桃井 THE PARK,■グローベル ザ・スクエア東高円寺,■プレシス杉並和田グランテラス,■ジオ杉並高井戸,■クラッシィハウス浜田山,■ヴィークコート浜田山,■パークシティ浜田山,■エコヴィレッジ杉並松庵,■エクセレントシティ杉並高井戸,■レジデンシャルステート中野富士見町,■パレステージ阿佐ヶ谷,■ローレルコート笹塚、以上の22物件です。
夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。
本日の日本経済新聞・朝刊の「M&I」面の記事、
「家の売却で後悔しない」に私のコメントが2ヵ所載りました。
しかし・・・いつも思うのは新聞記者ってタイヘン。
私の他にコメントが出ている人が二人。
多分、この記事を書くのに全部で5,6人以上の話を聞いているはず。
だって、私のところに取材に来たのは先月の半ば過ぎだったような。
それだけの手間暇時間をかけて半ページ分でしょうか。
担当の記者さん、ご苦労様でした。
まあ、書いてあることは業界の常識の範囲内。
特に不動産屋さんは読む必要ありません(笑)。
さて、では今日は中古マンションの取引について
初歩的な知識を語りましょうか。
夕刊フジに書くレベルの話です。
まず、新築と中古の大きな違いのひとつは取引相手。
新築マンションのというのは野村不動産や
三井不動産レジデンシャルといった企業から買うことになります。
いっちゃあ悪いのですが、連中は基本的に傲慢です。
どちらかというと「売ってやる」という意識が強いもの。
特に人気のある物件になると「客を選ばなきゃ」なんて
平気で嘯くのが大手デベロッパーの連中。
まあ、それはいいのですが・・・・
中古の場合、ほとんどが個人から買うことになります。
たまに、仲介業者が買い取ってリフォームしたような物件もあります。
はたまた、竣工して1年以上経過した新築マンションは中古扱い。
そういった場合は業者から買うことになります。
では、相手が企業と個人では何が違うのか?
いろいろあるのですが、タイムリーな話だと消費税。
個人が相手だと消費税が付きません。
それと、もっとも重要なことは保証。
新築マンションを企業から購入すると、2年間の保証がつきます。
正確な法律用語で言うと瑕疵担保責任というやつです。
これは法律で決まっているので、エラそうに言うことではありません。
また、竣工後10年間は構造部分にも瑕疵担保責任がおよびます。
「竣工後7年目に雨漏りが発生した」となると
もとの売主がこれを補修しないといけないのです。
もちろん、地震などの災害の場合は話が別です。
中古マンションの場合、これがありません。
ただ、売買契約で瑕疵担保条項を入れれば話は別ですが、
通常は「現況有姿」といって「あとで文句言わないでね」という取引。
そう考えると、新築の方がいいように思えますね。
ちょっと話をズラします。
私は、建築精度的なダメ物件(雨漏りがしたり、壁がはがれたり)を
買ってしまう確率は、中古よりも新築の方が高いと思います。
ある条件のもとに、ということですが。
なぜかというと、新築の購入は「ババ抜き」みたいなものだから。
欠陥住宅というのは、ほとんど工事現場の手抜きから生まれます。
あるいは、施工監理のずさんさから生まれます。
人間がやることですから、必ずどこかで発生します。
まるっきりなくしてしまうことはできないのです。
数年前に市川のタワーマンションで起きた「鉄筋が足りない」みたいに、
売主が大手企業、施工が一流ゼネコンでも発生します。
だから、確率は100分の1以下かもしれませんが、
新築マンションを買う限り「ババを引く」可能性はあります。
しかし中古マンションの場合は、よく注意するとそれを回避できます。
特に、築10年以上のマンションにおいてそうだと思います。
私は「最初の10年に大きな欠陥が発見されなければ、次の10年、20年も大丈夫である可能性が高い」と考えています。
雨漏りやタイルの剥落、コンクリートのひび割れといった
致命的な欠陥はたいていが最初の10年で発生するからです。
また、建物の傾きや工事精度の粗さからくる様々な現象も
10年もたてば如実に出てきます。
したがって、しっかりとそういう点をチェックすれば
そのマンションが買っていいかいけないか判断できるはずです。
チェックに自信が無ければ、信頼できる専門業者に依頼すればいいのです。
話を戻します。
中古マンションはたいていの場合、個人から買うことになります。
あるいは、個人を相手に売ることになります。
その間、仲介業者というのが介在します。いわゆる、街の不動産屋さん。
東急リバブルや三井のリハウスなんていう大手もありますね。
彼らは買い手と売り手からそれぞれから
売買価格の3%+6万円という手数料を取ります。
ちなみに、この手数料には消費税がかかります。
ある物件の売却を依頼された業者が、買い手も自分で見つけてくれば
いわゆる「両手」という双方からの手数料を独り占めができます。
当然、多くの業者がこれをやりたがります。
そのために、様々に歪な現象が発生します。
それについては、この日経新聞にも出ていますのでご参考に。
ここでは、記者には話したけれど、記事にならなかった話を書きます。
まず、中古マンションを買うにも売るにも
「業者選び」ということが最重要です。
なぜかというと、多くの業者は客よりも自分の利益を優先します。
例えば、売却を依頼された業者はなるべく早く、
自分で客付をしようと考えます。
ぐずぐずしていると誰かが買い手を見つけてくるかもしれません。
そうすると買い手側の手数料をもらえなくなります。
そこで「この物件なら0000万円くらいですね」と、
本来の市場価格よりも低めで売却するように売り手に迫ります。
なぜなら、安い方が売りやすいからです。
こういうことを、民法では「利益相反」といいます。
つまり、客と業者は「敵と味方」という位置づけになるのです。
それで「両手」をやるとなると、それぞれの敵と味方を演じ分け。
これは基本的に民法で禁止されている「双方代理」になって、
立法の精神に反する制度だと思います。
買い手の場合も同じ。
「そういう物件だったら0000万円出さないとありませんよ。それよりもこういう物件はどうです?」
こんな感じで、客の要望よりも「今ある」物件を売ろうとします。
なぜなら、その方が面倒臭くないからです。
さらに、客の値引き要請にも嫌になります。
値引きした額で売主が承知しないと取引が成立しなくなるからです。
彼らは取引が成立して初めて手数料が稼げるのです。
だから、値引きでゴネる買い手は嫌われます。
中古の値引きノウハウについては、こちらをご活用ください。
まあ、こういう悪癖は仲介業者全般にはびこっています。
むしろ「お客様の立場に立って」という業者の方が少数派。
だから、良心的な業者(担当者)に出会える確率は極めて僅少。
私のところに相談に来られる方がよく
「仲介業者さんって、どうしてああなのですか?」と
よく愚痴られますが、それはもう諦めるしかありません。
実は私とて、何度もイライラした経験があります。
よくアドバイスするのは
「売るのも買うのも大変です。カンタンだとは思わないでください。できるだけ多くの業者さんに会って『これだ』と思う人を見つけてください。そして、その人に任せてあげてください。そうすればきっとうまくいきます」
ただそういう人に出会うためには、
おそらく10人以上の業者に会う必要があるでしょうね。
あの業界は人材のレベルがかなり低いですから。
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たまには最新ニュースから統計の話でもしましょうか。
といっても私はネが私立文系のアホですから、あまり数字には強くありません。
あまり細かな突っ込みはご勘弁を(笑)。
ではまず、景気のバロメーターとして重視される新築住宅着工数。
先日、国交省から5月の数字が発表されました。
原文のまま引用すると
「5月の住宅着工戸数は、79,751戸(前年同月比14.5%増)、季節調整済年率換算値で102.7万戸(前月比9.4%増)。
・利用関係別にみると、持家、貸家、分譲住宅とも前年同月比で増加となっており、特に、分譲マンションについては、前年同月比33.1%増と大幅な増加となった」国道交通省発表資料
すごいですね。年100万戸というのはリーマンショック以前の数字。
これで日本もいよいよ本格的な景気回復?
ところで、海の向こうのアメリカでもこれはわりあい堅調に推移しているとか。
こちらはロイターのHPから引用します。
「5月の住宅着工件数は前月比6.8%増の年率91万4000戸となり、予想の95万戸に届かなかった。住宅着工10+ 件許可件数は3.1%減の97万4000件。予想の97万5000件を若干下回った」
アメリカは年率換算で91.4万戸。それでも、一応は「堅調」。
さて、もうお気づきですね。
「どうして日本の方がアメリカよりも年率換算の着工戸数が多いのか?」
中学生でも感じる疑問です。
国力をカンタンに比較してみましょう。
人口/日本 約1.2億人:アメリカ 約3.1億人
GDP/日本 約475兆円:アメリカ 約1568兆円(1$=100円)
人口は約2.5倍、GDPは約3.3倍。
なのに新築住宅着工数は日本の方が多い!
ちなみに、日本は人口が減っていますが、アメリカは増えています。
であれば、日本の新築住宅着工数はアメリカの半分以下でいいはずです。
どうしてそうではないのでしょう?
1 日本はまだ住宅が不足しているので多く作らなきゃいけないから?
1’アメリカはすでにたくさんあるからあまり作らなくていい。
2 日本の住宅は木造が多いので耐用年数が短いから?
2’逆にアメリカの住宅は頑丈だから長持ちする?
3 日本の住宅は狭いから戸数でカヴァーしている?
3’アメリカの住宅は広いから少なくてもいい?
まず、日本の住宅は全体で13%以上余っています。
数だけなら十分足りているので1番目の説明は的外れです。
あとのふたつは、少しずつ正解だと思います。
でも、それは一部で頷ける現象でしかありません。
近年の日本のあらゆる分野の住宅性能が
アメリカのそれに劣るとは思えませんから。
日本でこれだけ多くの新築住宅が毎年建設される最大の理由は、
単純に日本人が「新築好き」だからだと思います。
そして諸々の住宅産業が日本人の新築好きを煽っています。
住宅産業だけでなく、自民党政府や官僚組織も
企業や国民が新築住宅を建設したり購入することを奨励してきました。
その結果、日本全体では住宅が余っているにもかかわらず、
国力からすると分不相応ともいうべき数の住宅を毎年建設してきたのです。
もちろん、このバカな住宅大量建設のツケはいつか払わなければいけません。
というか、すでに地方や郊外住宅には住み手不在、買い手不在の
廃墟同然、あるいはその候補の家がウジャウジャあります。
今後、その「廃墟エリア」は徐々に都心に向かって進んできます。
今回の参議院選挙では、自民党が圧勝するようです。
株価もまた上がるでしょう。すると都心の高級住宅が売れます。
そして日本はまだ、高度成長期から引きずる持家優遇政策のままです。
もうそろそろこんな無駄なことはやめるべきです。
そのうち日本は、人の住まいない家ばかりが目立つ「空家の国」になります。
それでも今年100万戸、来年も70万戸くらいは作るでしょう。
そのうち、首都圏の分譲マンションは・・・・
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昨日の飲み会で聞いた話。
中年の日本人男性ふたりが、バリ島で車に乗っていました。
たまさか現地ガイドが乗っていなかったので、道に迷います。
運転しているのは、バリ島進出をめざす不動産業者のSさん。
同乗していたのはバリ島で事業展開を企画中の実業家Bさん。
道に迷った上に、ひどい渋滞に巻き込まれていました。
Bさんが地図を持って
「じゃあオレ、ちょっと道を聞いてくるよ」
地図をもって車を出ます。数百メートル前方にお店が見えていました。
それから十数分。Sさんの運転する車は渋滞で一向前に進みません。
一方、お店で道を聞いたBさん。Sさんの運転する車はとっくに
店の前を通って進んでいると勘違い。
前へ、前へと歩き出しました。
SさんはヤキモキするけれどBさんを見つけられません。
Bさんが持っているのは地図だけ。財布なし、携帯なし。みな車の中。
Sさんは車でそのあたりをぐるぐる回って必死にBさんを探します。
でも、ぜんぜん見つかりません。
4時間後、Sさんの携帯が鳴りました。
「ああ、Bだけど、ホテルに戻っているから」
「エエッ!」
急いでホテルに戻ってみると、ロビーでBさんがインドネシア人たちと
英語で談笑しているではありませんか!
Bさんは「はぐれたな」と思った時点で、道を聞いたお店に戻って待っていたそうです。
3時間・・・本当に困ったそうです。
「どうしてここに戻ってこないのか? 普通は出発地点に戻るだろう」
ヤキモキしても解決しません。ホテルのある街からは車で1時間の場所。
道路でいかにも「道に迷いました」という感じの日本人に
車に乗った多くの現地人が声をかけて来たそうです。
でも、かなり怪しい連中が多かったみたいですね。
Bさんは、見た目に善良そうな風貌をしたインドネシア人に
困っている事情を話したそうです。
ちなみにBさんの英語力は流暢と言えるほどではありません。
すると、そのインドネシア人の家族は「いいよ、送っていってあげる」。
本島からバリへ家族旅行の最中にBさんと出会ったようです。
途中「お腹すいてない?」と聞かれて、「ウン」とこたえると
ビッグマックをおごってくれたそうです。
それで、Sさんが慌ててホテルのロビーに戻った時には、
Bさんはすっかりその家族と仲良しになっていたとか。
こういう能力というのは、「危機管理」とでもいうのでしょうか。
有能な経営者ほど臨機応変の能力を備えているようです。
Bさんというのは日本で宿泊業の会社を経営する他、
教育や不動産など様々な事業を手掛ける有能な実業家。
今回のバリ島滞在でも朝は10時から夜は日付が変わるまで、
ずっと視察や見学、面談を繰り返していたそうです。
もちろん、ビーチでのんびりなんて一切なし。
Bさんの会社にいたバリ人に紹介してもらった青年がガイド役。
バリに来て数日後「明日はお前の家に飯を食いに行く」と
Bさんがその青年に宣言したそうです。
「バリ人の暮らしぶりを見てみたい」というのがその理由。
しかし、まだ会って数日の人間に対して、いきなりそれを言える・・・・
そういった申し出を平然とできるのも有能な経営者らしきところ。
しかし、その青年はウエルカムの意思表示。
行ってみると、53歳のお父さんと同い年くらいのお母さんが
カツオの丸焼きと様々な料理を作って大歓迎してくれたとか。
BさんとSさんは自分たちで飲むビールを持って行っただけ。
飲んで食って楽しい時間を過ごしたとか。
翌日、Sさんが「昨日は本当にありがとう」とその青年にいうと
「いいえ、うちの父はみなさんのような外国人に来てもらって、本当によろこんでいました。ありがとうといっていました」
なんとバリ人の優しさ、謙虚さ。
その青年も、ガイドの謝礼は一切受け取らなかったそうです。
最後に受け取ったのは、僅かなガソリン代だけ。
きっと赤字だろう、とSさんは言っていました。
しかし、Bさんの行動力というか危機対応力というか、
「すべてを自分の利益に結び付ける」能力はすごいですね。
成功している人というのは、たいていそういう能力を持っています。
本当は自分本位でありながら、けっこう繊細で怖がり。
それでいて、目的を達成するためのあくなき気力と欲望は充実。
結局、まわりとの関係も悪くしません。
私は数年前まで何人かの社員を雇っていました。
しかし、「向いていないのだろうな」とつくづく思っていました。
成功している同業者は、決まって社長が恐ろしく身勝手。
社員を死ぬほど働かせても全然平気。
多分、Bさんはそういうタイプではないと思いますが・・・
私は、それほど面の皮が厚くないので、ついつい仕事をセーブします。
社員を守ろうとして会社を守れなかった、というのがダメ経営者の私。
「もう一回やるか?」いわれても、まっぴらですね。
今回はちょっと脱線でしたね。
次回はいよいよ・・・・
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まもなく参議院選挙が始まりますね。
結果は自民党の圧勝でしょう。で、そのあとどうなるのか?
まず、投票日の数日前に各メディアの予測が出ます。
その頃から、株価はブイブイ上がり始めるのではないでしょうか。
日経平均は15000円を超えて16000円をめざすと思います。
まあ、円安基調であることが前提条件ですが。
そして9月7日にオリンピック開催地が東京に決定?
そこからまた不動産、建設、運輸関連がけん引してさらなる株高へ。
ところが、この頃に消費税増税を見直すか否かが決まります。
今の勢いだと、十中八九はそのまま増税になるでしょうね。
そこで、やや株高の勢いは削がれますが年末までは上がり続けるでしょう。
18000円から20000円を覗くあたりまで行っているかも。
年が明けて来年初頭、各企業の決算予想が修正されます。
まず7割がたは上方修正でしょうね。
これで1月中くらいはまだ上がり続けるのではないでしょうか。
2月に入ると消費税増税に向けての準備が忙しくなります。
各メディアでもそういう報道が多くなるでしょう。
なんだかちょっと暗いムードになりますね。
そして3月。
マンションだけでなく、いろいろなものの駆け込み需要が発生。
4月・・・まちがいなく反動減で全国的に消費が減退。
モデルルームには閑古鳥が鳴くでしょう。
まあ、普通に考えると以上のような流れになります。
ただし、これは強力な外的要因がなかった場合の話。
もっともありそうなのは支那経済の失速による影響。
日本経済は支那よりもアメリカの影響の方が5倍くらい強いと思います。
しかし、支那で大きな動きがあると何らかの力は働きます。
支那政府はハードランディングを嫌がっているようですが、
バブル潰しにソフトランディングって可能なのでしょうか?
それに成功した例を私は知りません。
どなたかご存じなら教えてください。
支那経済のバブル崩壊は、きっと「劇的」に起こると思います。
もうひとつ、ありそうなことは尖閣での武力衝突。
今のところ、支那は尖閣で面子を失ってばかり。
菅内閣時代に衝突船長を取り戻して以来、ポイントはありません。
ここらで一発、なんらかの方法で「武力上陸」を仕掛けるかも・・・
そうなると、支那国内でまたぞろ反日暴動を演出?
支那関連企業の株は、暴落する可能性があります。
アサヒやキリンH、セブン&アイ、花王、資生堂などです。
アメリカ経済が回復基調にあることは、日本にとって幸いです。
またQE3を縮小するのもよいこと。
「金余り」は株や資源の相場を不自然に歪めますから。
日本の今の異次元金融緩和はまだ「金余り」といえるほどの
症状を見せていませんね。お金は金融機関に滞留したまま。
不動産の価格は一部で値上がりしていますが、
それはほぼ都心エリア限定の動き。
本式のバブルとは言えません。
前から言っているように「ミニミニバブル」です。
不動産屋さんたち、今回はわりあい慎重です(笑)。
今回の景気回復が本物かどうかを考えると、
やはり焦点は来年の4月以降をどう乗り越えるか、です。
今年度は政府も派手に公共事業をやっていますが、
来年度以降は緊縮財政に戻りそうです。
また、今年度は税収も増えるでしょうが、
来年度は消費税増税にも関わらず激減する可能性大。
消費マインドが冷え込んで企業業績が悪化すると個人所得も減少。
またぞろデフレ不況への後戻り、なんてことにもなり得ます。
まあしかし、参議院選挙から9月のオリンピック開催決定まで
当面の間は「浮かれていられる」のも事実。
「そんな先のことは考えずに、今を楽しくやろうぜ」
そういう考え方で生きている方がよほど楽ですね(笑)。
最後に、マンション市場に話を少しだけ戻します。
首都圏のマンション市場で7月の注目は何といっても
「スカイズ タワー&ガーデン」の販売動向。
本当に「7月中旬」に販売を開始するのか?
また何戸を即日完売させるのか? 今からかなり楽しみです。
あの「異次元価格」がどの程度世間に受け入れられるのか?
「路線価発表」の話題では、各メディアとも豊洲をべた褒め。
置いて行かれた有明が可哀そうなくらいでした(笑)。
まあ、有明住民にはオリンピックの楽しみが待っていますが。
参考レポート
湾岸タワー総集編
「晴海・勝どき・月島/豊洲・有明・東雲」
価格 5,490円
■中央区/勝どき・晴海・月島エリア
1 勝どきビュータワー
2 ザ・パークハウス晴海タワーズクロノレジデンス
3 CAPITAL GATE PLACE キャピタルゲートプレイス
■江東区/豊洲エリア
1 SKYZ TOWER&GARDEN スカイズ タワー&ガーデン
2 シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン
3 シティタワーズ豊洲 THE SYMBOL
4 パークタワー豊洲
■有明エリア
1 シティタワー有明
2 ブリリア有明スカイタワー
3 ブリリア有明シティタワー
■東雲エリア
1 ザ 湾岸タワー レックスガーデン
2 プラウドタワー東雲キャナルコート
3 パークタワー東雲
PS.近々私に対する名誉毀損事件に対する重大発表を行うかもしれません。
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