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※順不同・敬称略で掲載しています。

今日は暑いですね。
できるだけ外に出ないようにしようと思ったのですが、
CS局である日経CNBCへの出演があったので、
大手町の日経新聞本社ビルまで行ってきました。
ビルに入ったのが1時、出たのが2時半。
一番暑い時間に、照り返しの強い大手町をトボトボ・・・
暑いので、逃げるように事務所に戻ってきました。
しかも、いつもはポロシャツに短パンなのですが、
まさかそれでスタジオに入るわけにもいかないので、
一応ズボンに半袖ワイシャツ。だから、いつもより暑い!
それでも、私の事務所では冷房を入れずにやっています。
なぜなら、私は大の冷房嫌いだから。
まあ、それはどーでもいいのですが。
番組の中で見せてもらったVの中で、
モデルルーム来訪者数のグラフが出ていました。
なんだか、ここ最近は「急増」しているようですね。
いわゆる、消費税増税前の「駆け込み需要」という奴です。
それを見ながら、キャスターさんが私に尋ねます。
「どうなのでしょう榊さん。やはり、消費税増税前は買い時なのでしょうか?」
「いいえ。結論から言えば、まったく買い時ではありません。その理由は・・・」
このまま関連法案が参議院を通ったら、
2014年の4月から消費税は5%から8%に上がります。
ですから、2013年の3月引渡し物件は5%のまま。
「ええ、3%もあがるのなら、それまでに買わなくっちゃ」
と、モデルルームに行って購入契約を結んでしまう方は、
今日の夕方あたりから国会周辺で「原発ハンターイ」と
叫んでいる有象無象たちと同じくらい
自分のアタマがあったかいと考えましょう。
そういう方は、まずお家に帰って氷枕で頭を冷やします。
3晩くらいは、キンキンに冷えた枕を使った方が良いでしょう。
4日目にまだ考えが変わっていなければ、人生を諦めてください。
冗談はそれくらいにして・・・・
今頃、2014年3月引渡し物件を担当している不動産屋さんたちは、
「法案さえ通れば駆け込み需要でこの物件は大丈夫」とニヤニヤしています。
まあ、普通に考えればその後の反動減が怖いはずなのですが、
そんなこと全然考えていないはずです。
マンション業界で生きている人の98%は3年以上先のことなんか
「自分とは違う世界の話」としか思えない頭脳構造をしているのです。
だから10年先、20年先なんて、もう「別の星」の話ですね。
土地を仕込む事業部系の人で、せいぜい2年。
商品を作る企画系の人だと1年から1年半。
最もアタマのあたたかい人が集まる販売は、まあ3カ月。
彼らの想像力が及ぶ範囲はその程度。
だから、反動減なんて頭の片隅にあればいい方ですね。
まあ、それもいいとして。
ともかく、「駆け込み需要」という棚ボタで
彼らは当面「ラクして売れる」状況がやってきそうなのです。
本当にくるかどうかは・・・まだちょっと分かりません。
それは、どれくらいアタマのあたたかい人がいるかにかかっています。
では、なぜ「駆け込み需要」にのっかって買ってはいけないのか?
当たり前ですが、「駆け込み」が発生している時には
いつもよりも需要が膨らんでいますね。
すると、本来ならば値引きしなければ売れないようなダメ物件まで
定価で売れてしまう状態になるのです。
当然、まだ価格を決めていない物件なら、
駆け込み需要を睨んでちょっと高めの値付けになる可能性があります。
不動産屋サンというものは
「消費税が上がる前だからお客様に少しでも安く買っていただこう」
なんていう発想する人は皆無とは言いませんが、
限りなくゼロに近いと考えてください。
彼らは1円でも高く売って儲けようとする人種です。
だから、駆け込み需要期に慌ててマンションを買ってしまうと
「高値掴み」になる可能性が甚大。
その後の反動減が起こると、消費税分くらいあっという間に
ぶっ飛ぶくらいの値下がりが起こるはずです。
これって、ちょっと考えれば分かることでしょう?
「原発を停めたら代わりの電力はどうするの?」
と考えるよりは少しだけ複雑だけれど、まだまだ小学生レベル。
だから、駆け込み需要で買いに走る人は
「ゲンパツ、ハンターイ」と同じくらい
アタマがあったかいことになるワケです。
実は、この他にも「駆け込み需要」で買ってはいけない理由、
あるいは消費税増税なんて、本当は住宅購入にあまり関係ない理由、
買い方によっては、ほぼ関係ない理由・・・等々もあわせ、
これからの住宅購入について誰も教えてくれない
様々な見た方・考え方を分かりやすく説明しているのが、
現在好評発売中の「磯野家のマイホーム戦略」なのです。
こちらは買って損しませんから、ぜひ1冊!
小沢君の新党は「脱原発」というのを掲げていますね。
小沢一郎という政治屋が昔から「反原発」だったとは思えないから
誰がどう見たって選挙目当てのスローガンです。
まあ、放射能が怖くって地元に帰れなかった御仁なので、
そういった面での「脱原発」というのなら首尾一貫していますが(笑)。
先日、当事務所にやってきたライターさんから仕入れた話だと、
大阪の「維新」関係者には一斉に税務調査が入っているようです。
東京では「みんなの党」関係も軒並み税務調査でやられているとか。
ということはつまり、維新やみんなは霞が関を敵に回している、
という構図が鮮明に浮かび上がってきますね。
私は、今の日本をダメにしている要因の一つは
官僚支配だと思っていますから、これは望ましい傾向。
次回の総選挙で維新やみんなが躍進して政権を取ると、
それこそ本格的な公務員改革をやってくれるかもしれません。
相当の抵抗があるでしょうから、
途中でくじける可能性も高いと思いますが。
ところで、「みんな」は脱原発とは言っていません。
維新の橋下氏は最初再稼働に反対でしたが、
最近は容認に変わったようです。
政権を取ると、脱原発は非現実的で不可能なので
徐々に容認姿勢を強めていくように思えます。
私が最近の政治業界や言論界を眺めていて気付いたのとは
「脱原発」はちょっとしたリトマス試験紙になること。
「脱原発」を掲げる人士は
1 元サヨク、あるいは現サヨク
2 小沢一郎や鳩山由紀夫、古舘伊知郎のようなにわか「脱原発」派
3 単なる迎合派(「サイカドーハンターイ」と叫ぶ輩の大多数)
のどれかですね。
2の場合は「脱原発」に回ることで何らかの利益が得られる立場の人。
政治家なら「票」。小沢一派はまさにそれですね。
マスコミ人なら「人気」。あるいは「嫌われたくない」ため。
例えば、キャスターの古館なんかがマスコミ人の典型。
プロレス中継やっていた時から「反原発」だったなんて、
とても思えません。つまり、朝日に洗脳されているだけ。
3はもう、何も語る必要はありません。ただの有象無象。
そして、1,2,3に共通して言えるのは「無責任」であること。
私だって「脱原発」できれば、それに越したことはないと思いますよ。
それに代わる安価な電力供給が可能だったら、という前提で。
「脱原発」をほざいている輩の多くは、この最も肝心の
「だったらその代わりにどうするの?」ということについては
ほとんど何も言及していません。
酷いのになると坂本龍一の様に「たかが電気のために・・・」
などという無責任極まりない発言をなさっています。
お前の声も姿も、電気が無ければ誰も見ることができないんだって!
いってみれば、1,2,3とも「何にも考えていない」のです。
ただ世間の空気が「脱原発」だから、それに流されているだけ。
あるいは朝日や毎日、東京、あるいは古館のようなおっちょこちょいが
「脱原発」をあたかも正義のように報道するから、
「そういっておけば間違いない」と思い込むワケです。
私は3.11の地震の後に、余りにも整然粛々と行動する
多くの日本人を見て、素直に感動しました。
日本に生まれ、日本人として生きていることを、
心の底から誇りに思いました。
政府や役所は十全に機能したとは言い難いものがありますが、
それでも現場現場では懸命の努力が行われたことを疑いません。
自衛隊は、その総力を挙げて災害救助を行いました。
おそらく、自衛隊における「史上最大の作戦」だったでしょう。
米軍の「トモダチ作戦」も、誠にありがたく思いました。
援助金を竹島問題にすり替えて支払わなかった半島や、
たった40人でやってきて自衛隊のスパイばかりしていた支那。
ああいった非常時にこそ、国や人の本性がむき出しになりますね。
しかし、そんな素晴らしい日本人の多くが、
1年半たつと無思慮に「脱原発」を正義だと信じて
「サイカドーハンターイ」と叫んでいます。
本当にがっかりしますね。日本人って、アホですね。
まあ「脱原発」の連中が「何も考えていない」ようなので、
私が代わりにいろいろと思案してみましょう。
まず原発を稼働させない代わりにどうするのか?
これはもう、火力発電に頼るしかありません。
私は3兆円だと思っていた費用、実は4兆5千万円だそうです。
みんなで負担するしかありませんね。
因みに、風力や太陽光だともっと高くなります。
希望はメタンハイドレート。
今、アメリカではシェールガスによってエネルギー革命が起きています。
原油価格がジリ安なのは、実はそのせいでもあるのです。
メタンハイドレートにはこれと同規模か、
もっと大きな変化をもたらす可能性があるでしょう。
でも、実用化にはまだ何年もかかりそうです。
ですから、当面は国民一人、年にして37500円を払って
火力発電に頼るしかありません。
さて、もうひとつ考えて差し上げましょう。
なぜ「脱原発」なのか、という理由。
「そんなこと危険だからに決まっているだろ」
頭の弱いサヨク君はそういうでしょうね。
そりゃ、危険ですよ。
今回の事故の様に、多くの人がある日突然故郷を失うこともあり得ます。
でもね、まだ原発事故が直接の原因で一人も死んでいませんよ。
放射能でガンや白血病になった人もいないようです。
こちらは、何年か経てば出てくるでしょうが、
因果関係をはっきり立証できるのは2,30年後でしょうね。
津波は、約2万人の命を奪いました。
2万人の遺族には、ほぼ何の補償もないでしょう。
原発事故は死亡者0。避難者は約16万人。
彼らには十分ではないにしろ、東電か政府が補償するでしょう。
では、今我々は最も緊急に何を考えなければいけないのでしょう?
「サイカドー、ハンターイ」と毎週金曜にパフォーマンスするよりも、
次の地震、次の津波で一人でも犠牲者を減らす対策ですね。
さて、「危険」ということについては、
原子力発電所に関わらず、いろいろなものがキケンです。
アホな教師はいじめを見過ごして生徒を自殺させます。
高速道路を走っているタンクローリーは、時に爆発します。
もうお忘れかと思いますが、あの地震の時に
千葉県市原市にあったコスモ石油のタンクが爆発炎上しましたね。
幸いにして死者は出ませんでしたが、可燃物はそれ自体がキケン。
お宅にある車にはガソリンが入っていますよね。
あれは立派な「爆発物」だということをご存じでしょうか?
ガソリンをガラス瓶に入れて持ち歩くだけで法律違反です。
でも車の燃料タンクならなんら問題なし。当たり前ですけど。
ガソリンという危険物は、庶民にいたるまでキッチリ管理されているのです。
てんかんを患う方が運転する乗用車は、時々人をひき殺します。
でなくても、毎年何千人もの人が交通事故で無くなっています。
自動車って、とても危険ですよね。
だから、日本では自動車を使わないようにしますか?
原発も、世の中に数多ある「危険」のひとつに過ぎません。
ところで、世界には何百という原子力発電所があります。
これからも増え続けていくことでしょう。
私が知る限り、今まで放射能漏れで死亡事故を起こしたのは
チェルノブイリだけだと思います。
もちろん、今回の福島でもまだ死者は出ていません。
支那人や韓国人でも人身無事故で原発を運営しているのに、
我々日本人にはそれができないとでもいうのでしょうか?
薬なるものは毒になるように、人の役に立つものというのは、
何がしかの危険が付いて回るものです。
よく効く薬は、時には猛毒になったりもします。
原子力は毒として用いれば核兵器に転じ
平和目的で使えば原子力発電となります。
人類は進歩しようとする限り、
原子力とも正面から向き合わなければいけません。
「危険だからやめてしまえ」というのは余りに幼稚な議論です。
上手に使えば、恐ろしく役立つのが原子力ではないでしょうか。
あの地震まで、電力会社や政府は原発の危険性を国民に知らせず
その安全性ばかりを強調してきました。
今回、我々はアレがいかに危険なものなのかを十分認識しました。
日本には世界のどこよりも「原発事故対応力」が養われたはず。
こんな貴重な経験を、どうして活かそうとしないのでしょう?
今度、支那人や韓国人、ベトナム人が原発事故を起こした場合、
福島の経験を活かした援助ができるではないですか。
原発を悪者にして葬り去ったら、我々は数百年後の子孫から
随分と恨まれるかもしれません。
「我々を貧しい国に導いたのは、あの時の間違った判断だ」と。
新聞やテレビや政治家やキャスターの書くこと言うことを
丸のみにするのではなく、自分のアタマでゼロから考えてください。
「誰それが・・・と言っているから正しいのだろう」という思考は、
「私は何も考えていない、考えられないアホになります」と、
自分のアタマをアホにする訓練をさせているのと同じです。
そういう人の多くが街に出て
「ゲンパツ、ハンターイ」と叫んでいます。
ああ、やんぬるかな日本人。
拙著「磯野家のマイホーム戦略」が刊行されて1か月弱。
こういうイベントがあると、普段接触のない方と
コミュニケーションすることが出来るので、
思わぬうれしい出来事が起こったりするものです。
まず、学生時代の恩師。
私の同志社時代、ゼミの指導教授は麻田貞雄という大先生。
前回の拙著を出版した折もたくさん褒めてもらって励まされました。
今回はそれ以上にお褒め下さった上に、温かい直筆のお手紙まで頂戴。
卒業して28年以上も経つのに、こんなに「ご指導」いただけるとは
涙が出るほどに感激しています。
先日のメールでは、こういう励ましをいただきました。
ゼミOBに関する所感ですが、①ゼミの成績は結構良かったが、卒業後はあまりにパットしなかった。②ゼミの時間は、どうみても「秀才型」ではなかったが、卒業後は私がビックリするほど伸びた。
君は勿論②の典型です。
君の批判精神と道徳観。弱い方(入居者、借り手)に立ち、不動産業界を堂々と批判する。立派なものです。
先生、勝手に引用してごめんなさい。
わが麻田ゼミは、当時の同志社大学法学部の中では
まさに奇人変人の集まりと見られていました。
だって、就職にはまったくコネが効かないのに、
みんな必死になって勉強していましたから。
まるで修道院のようなゼミだったのです。
関東の方には分からないかと思いますが、同志社の学風は
東京でいえば立教、青学、慶応に近いものがあります。
要は、楽しく要領よく学生生活をエンジョイしようと、というのが主流派。
ゼミ同期である某田中君はフェイスブックで未だに
「アノ頃は河原町のミックジャガーと呼ばれて、合コンに明け暮れていた」
というのを自慢にしているようですが、これがまさに主流派。
しかし傍流の麻田ゼミ生の場合、1か月に1度回ってくる発表前は
自宅→図書館→教室→図書館→自宅という生活パターン。
デートや合コンどころか、バイトも出来ません。
先生のコメントにある「秀才型」も当然いて、
わが同期は外交官試験に受かったり大学教授になったり
国連の幹部に昇ったりと、かなり「パっと」しています。
某田中君も今は700人の社員を抱える大企業の経営者です。
そんな連中の中で、私はどちらかというとムードメーカー。
ゼミ同期はわずかに十数人。
麻田先生は発表者だけではなく、ほぼ全員に毎回最低1回は
「君は・・・についてどう考えるか?」とコメントを求めます。
昔から表層的なアタマの反射神経がまずまず。
しかも「口八丁」なもので、みながコメントに窮する質問も、
それなりに答える私は毎度数回は「ご指名」をいただいていました。
議論が停滞した時には、必ず当てられていたような記憶があります。
今から思えば「可愛がっていただいた」のでしょう。
だからこそ、発表がなくても準備は怠れませんでした。
もう20年近く前、日本の社会科学分野では最高峰といわれる
「吉野作造賞」というのを先生が受賞されたとき、
東京でOBたちが集まるささやかなパーティがありました。
諸先輩方の後に、私にもマイクが回ってきました。
「私は未だに勉強不足で吉野作造賞というのがどれほど権威のあるものか知らなかったのですが、此度先生が受賞されたと聞いて調べたところ、腰を抜かすほどにビックリいたしました。さすがはわが麻田先生、これならば次はノーベル賞だ、と思ったのですが・・・ノーベル賞には政治学分野がなかったのですね。誠に残念。しかし、もしノーベル賞に政治学があれば、必ずや麻田先生が受賞されることを私は誰よりも確信しております・・・」
「私は現在広告屋をやっております。広告屋と申しますのは、いわば嘘をつくのが仕事です。それらしい嘘でまずスポンサーをだまくらかし、その次に一般大衆を騙します。でも、嘘は嘘です。スポンサーが我々広告屋のプレゼンテーションに疑問を呈したときには、うまく言いくるめてごまかさなければいけません。この時、麻田ゼミで鍛えられた討論の力が非常に役に立っております。あの貴重な経験を、私のように生かすのは邪道かもしれませんが、麻田ゼミあっての私の今があると、常日頃から感謝をいたしております」
こういう間抜けなスピーチをしてヤンヤの拍手をいただきました。
卒業後も、私はムードメーカー以上でも以下でもなさそうです。
次は、顧問税理士の先生。60代中盤のご年齢。
その昔、儲かっていたことも僅かにあってお世話になりました。
もう20年以上のお付き合いになりますね。
ここ数年、体調を崩されたのでお会いしていませんでした。
事務処理は所員の方がしっかりしてくれているので支障なし。
ところが、昨日突然携帯にコール。
「ご本を読みましたよ。いや、私もほぼ同じ意見です。ウチの若い所員も35年ローンでマンションを買うのがいるのですがねえ・・・・」
久しぶりに電話で歓談。嬉しかった。
この先生、ただの税理士ではなく様々な啓蒙活動に取り組んでおられます。
そして、税務署に阿らない硬骨漢でもあります。さらには、
税制や税務行政の矛盾に関しても臆することなく発言される「硬派」。
そういう方からお褒めいただくのはいたって光栄。
某大手経済紙の記者さんからも久しぶりに電話。
「いやあ、マンションは売れてないですねえ。こんど、なんか仕事作って伺いますので、ぜひよろしくお願いします」
いろいろな方が私を覚えてくれていて、連絡を下さるのはありがたい限り。
人間は、他人との関係性で存在意義を確認するものだと改めて感じました。
フェイスブックがヒットしたのもそこにあるのでしょうね。
ヒロシ少年は唇をぎゅっと噛みしめ、悠然と流れる隅田川を、
そしてその向こうに見える佃島を睨んだ。
「ここで引き下がれば男がすたる」
先週、父ちゃんに連れられて出かけた有楽町の映画館。
清水の次郎長は子分である森の石松の仇をしっかり討っていた。
ところが・・・・
今、目の前で泣いているのは、
普段ヒロシが子分みたいにかわいがっているタケシ。
「川向うの公園で遊んでいたら、おっきい奴にやられたんだ」
聞けば、親と一緒に渡った佃島。
親が用事を済ませている間に公園で遊んでいたら、
「お前、どこのガキだよ」と、背丈の大きい悪ガキたちに取り囲まれ
さんざんに小突き回されたという。
「オイラもやられたよ。そいつ、佃幼稚園で有名なガキ大将だってさ」
そうすると「俺も」「僕も」も、と2,3人が言い出した。
「ナニ、お前らもやられたのか!」
(ここで引き下がっては、俺のオトコがすたるぜ)
それは、東京の街がようやく戦災から立ち直った昭和32年の秋の出来事。
「よし、野郎ども、10円もって渡しに集まれ。エモノを忘れるんじゃねえぜ」
そういうと、ヒロシも家にすっ飛んで帰った。
「かあちゃん、10円おくれ」
「おう、ヒロシ。飴玉でも買うのかい?」
「おうさ、ちょっとチャンバラやるからユカタとサラシも出してくれよ」
「おや、今日はやけに気合が入っているじゃないか」
スパっと服を脱ぐと、サラシを腰に巻きつけた。
そして、祭りの子ども神輿を担ぐ時に着た浴衣を羽織り、
帯代わりの縄を腰に巻きつけ、そこへ竹竿の「刀」を差す。
「ヒロシ、そういう時は尻をはしょるんだよ」
かあちゃんが浴衣の後ろを上げて帯に留めてくれた。
「止めてくれるなおっかさん。男にはいかにゃあいけねえ時があるんだ」
ヒロシがそういうと、かあちゃんは笑った
「ったく、変な能書き垂れてないで、とっとといっといで。日が暮れたら帰ってくるんだよ」
「それじゃあ、行ってくるぜ、おっかさん」
ヒロシは家を飛び出して、渡しに向かって駆け出した。
当時、今の東京都中央区の築地・八丁堀側と
佃・月島側を結ぶ「佃大橋」はまだ建設されていない。
両岸の行き来は「佃の渡し」と呼ばれた、
ポンポン蒸気の小さな船を利用するしかなかった。
その船着き場に集まった明石町幼稚園の男子園児は、ヒロシを入れて7人ほど。
みな、示し合せた通り揃いの浴衣に鉢巻をキリリと巻き、
腰には竹竿の「長ドス」を指した立派な喧嘩支度。
「おう、野郎ども。気合を入れて行くからな!」
「オウ!」
まだまだ男たちの気が荒かった時代。
幼稚園児といえども、中々に侮れない。
「おいちゃん、帰りの分もいっしょだよ」
ヒロシを筆頭とした園児たちは、握りしめてきた10円玉を船頭さんに渡す。
当時、渡し賃は大人が10円、子どもは5円。
したがって、ヒロシたちの場合は往復で10円。
船頭は「常陸の源さん」と呼ばれていた寡黙な五十男。
常州から出てきて若い頃には浦安あたりでヤンチャをしていたという話だが、
今は毎日黙々とポンポン蒸気を操船している。
その源さんがヒロシたちをジロリと睨みつけた。
その眼光の鋭さに、ヒロシたちはちょっとたじろぐ。
「おい、小僧ども」
源さんは「お前たち」とか「坊主たち」というのではなく
「小僧ども」とヒロシたちに呼びかけた。
「な、なんだい、おいちゃん」
「その恰好は・・・殴り込みか?」
「その通りさ。佃島幼稚園の奴らに仲間が泣かされた。仇を討ちに行くんだ」
そこで源さんはニヤっと笑った。
「そうかい、そりゃあしっかりやんなくっちゃな。さあ、のんな」
ヒロシたちは喜んで渡し船に飛び乗った。
「利根の流れの、流れづき。昔わろうて眺めた月を ♪ ・・・」
ポンポンポン、と音を立てて水面を進む渡し船の舵に肘をつきながら、
源さんは遠くを見つめながらどこかで聞いたような歌を口ずさんでいる。
そして、煙管を吹かすと、逆さにして欄干でトントンと灰を落とした。
乗り合わせた大人たちがヒロシたちの格好をみて、声をかけてくる。
「ほう、殴り込みかい」
「仲間の敵討ちねえ、ちいせえのに見上げたもんじゃねえか。しっかりやるんだぜ」
「そうだそうだ、負けんじゃないよ」
みんな面白がっているのか楽しんでいるのか、
ヒロシたちを盛大に励ましてくれた。
船がいよいよ佃島の船着き場に入った。
「小僧ども。しっかりやってきな」
源さんはまたニヤリと笑いながら、ヒロシたちを送り出した。
「野郎ども。ここはもう敵の地だ。ぬかるんじゃねえぞ」
「おう!」
ヒロシたちはあたりを警戒しながら、タケシが泣かされた公園へと向かう。
「いた、あいつだ」
タケシが指差した先に、幼稚園児とは思えない体の大きな悪がきがいた。
「ようし、やっちまえ」
ヒロシたちは腰から竹竿の長ドスを引き抜き、一斉に襲い掛かる。
「な・・・殴り込みだー。は、はやく・・を呼んで来い」
不意を襲われた佃島勢は、さすがに分が悪い。
ヒロシたちは竹竿でさんざんにボス格の悪がきを打ち据える。
その内、敵に2,3人の加勢がやってきた。
「川向うの奴らに負けるんじゃねえ」
相手も必死である。一瞬、ヒロシたちが守勢に回る場面も見られた。
「かまやしねえから、やっちまえ!」
しかし、喧嘩支度で乗り込んできたヒロシたちの気合が勝った。
「やめてくれー」
タケシを泣かせたという大きな悪がきは泣きじゃくって逃げ出した。
「逃げやがったぜ。残りも片付けろ!」
ボス格が逃げ出したので、残党たちもわれさきにと走り出した。
「やったなー」
見渡すと、多少コブを作っている仲間もいたが、
大きなケガをしたものはいなさそうである。
「よし、長居は無用だ。引き揚げるぜ」
ヒロシたちは、泥まみれになりながらも意気揚々と船着き場に向かった。
「おう、その様子は勝ったみていだな」
源さんは口元に少し笑みを浮かべながらヒロシたちを迎えた。
「あたぼうよ。あんな奴らに負けるワケねえさ」
ヒロシは精いっぱい肩をそびやかせてそういった。
「そりゃよかったな。さあ、はやくのんな。しっかり送ってやるぜ」
ヒロシたちは源さんの船で無事に明石町に帰り着いた。
もちろん、親には内緒・・・のはずだった。
しかし、数日後なぜかバレてしまった。
そして、ヒロシたちはコッテリと油を搾られた。
「子どもだけで船に乗って勝手に島へ行くんじゃないよ。誰か大人を一緒に連れて行かなきゃダメじゃないか、このバカタレが!」
殴り込みに行ったことは、何も言われなかった。
下町の親たちである。
本当は「よくやった」ぐらい言いたかったのかもしれない。
そして、明石町幼稚園と佃島幼稚園の先生たちも知るところとなる。
「ケンカをしてはいけません」
日本国憲法にも戦争はいけないと書いてある、
といったかどうかは知らないが、戦後日本は平和ニッポン。
子ども同士の喧嘩とはいえ、
いつまでもほっておくわけにはいかなかったらしい。
両幼稚園の仲介に入ったのは、何と「常陸の源さん」。
ある日、佃島の悪がき一行が先生に伴われて明石町に渡ってきた。
ヒロシたち殴り込みの一党も先生に付き添われてそれを迎える。
「さあ、仲直りですよ。みんなで握手しましょうね」
先生に促されて、ヒロシたちが渋々手を出そうとすると・・・
「おっと、先生方。出入りの手打ちはそうじゃねえよ」
と、握手を停めたのは他ならぬ源さん。
「いいかえ、小僧といえども男は男。ここは決まり通りやりましょうや」
そういって源さんはヒロシたちを見渡した。
「それじゃあ、小僧ども。三段締めで決めるぞ」
みな(わかったよ、おいちゃん)という顔をしている。
「では、お手を拝借」
源さんが手を広げて「ヨーオッ」と声をかけると、
そこは下町の小僧たち。要領を心得ている。
シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャンッ・・・・
と、女の先生たちがあっけにとられる中、
キレイに三段締めを決めて見せた。
「はい、ありがとうごぜいます。これにて明石町・佃島両幼稚園の小僧どもの出入りは手打ちと相成りやした」
そこで、みんなニッコリ笑ってパチパチと拍手したそうな。
以上は今年60歳になった不動産業のヒロシ君から
ついこの間に聞かせてもらった話。
多少脚色が入っているかもしれないけれど、ほぼ実話。
もちろん、今は渡し船の船着き場はなくなっています。
ヒロシたちが殴り込みをかけた佃島はタワーマンションがニョキニョキ。
その隣の月島、ほぼ地続きといっていい勝どき、そして晴海も
マンションの建設ラッシュといっていい状態。
今回、「晴海・勝どき・月島」のマンションレポートを更新していて
ついヒロシたちのエピソードを思い出したというワケです。
パークハウス晴海タワーズは失速!?
「晴海・勝どき・月島」
価格 3,990円
取上げた物件は以下の通り
勝どきビュータワー
シティハウス月島駅前キャピタルコート
シティハウス月島駅前ベイブリーズコート
シティハウス月島駅前エアーズコート
シティハウス勝どきステーションコート
Brillia WELLITH 月島
THEパームス月島ルナガーデン
ザ・パークハウス 晴海タワーズクロノレジデンス
プラウドタワーの値引き開始はいつ?
「東雲・辰巳」
価格 3,790円
取上げた物件は以下の通り
ブランズ東雲
ザ 湾岸タワー レックスガーデン
ブリリア辰巳キャナルテラス
プラウドタワー東雲キャナルコート
バンベール ルフォン 辰巳
クレストスカイウイング
パークタワー東雲
民主主義社会というものは国民のレベル以上の政府は持てない、
と言われていますが、やはりその通りだと最近つくづく思います。
少し前、大飯原発を再稼働させた「事件」がありましたね。
その時、再稼働時間際まで原発の近くで鳴り物を打ち叩きながら
「サイカドー、ハンタイ!」と叫んでいた有象無象たち。
そして、最近東京でも金曜夜のデモや昨日の代々木公園の集会。
ああいうのを見ていると、本当に「日本人ってバカだよね」と思い
何とも悲しい気分になってしまいます。落ち込みますね。
日本人って、本当のところは支那人や半島人並みの
バカかもしれないと思えてしまいます。
そりゃあ、原発は危険なシロモノです。
放射性廃棄物などというやっかいなゴミも出してくれます。
今回の事故みたいに、多くの人が故郷を追われる原因も作ります。
だからといって、稼働させなければどうなるのでしょう?
その代りの電力は、どうやって賄えばいいのでしょう?
「サイカドー、ハンタイ」や「原発ゼロ」と叫んでいる人は、
「代わりにどうしろ」「どうしたらいい」ということは
ほとんど何にも言っていません。考えがないのです。
ただやみくもに「ハンタイ」「ヤメロ」といっているだけ。
もう、駄々っ子以下の精神性しか持ち合わせていませんね。
であるにも関わらず、それをチヤホヤしているメディアが多数。
坂本龍一のような有名人まで加わっています。
彼はこの前まで「CO2削減」を真剣に叫んでいたのではないでしょうか?
原発をやめれば火力に頼るほかありません。
CO2が激増する火力発電をふやしていいと宗旨替えをしたのでしょうか?
あのような集会やデモに参加している人は、
自分たちは「正しいこと」のために行動していると思っているでしょう。
私からいわせれば、小学生以下。安手の正義感に高揚しているだけ。
原発に一切頼らないで、この国全体の隅々まで途絶えることのない
十分な電力を供給する方法があるというのでしょうか?
また、電気料金を今の2倍払ってもよいと思っているのでしょうか?
もし、原発を一切動かさなければ、毎年3兆円もの燃料購入費が必要となり、
それは結局我々国民が負担しなければいけないのです。
国民ひとりあたり約24000円。4人家族で年間約10万円です。
年収500万円の方なら、消費税が2%上がるのと同じ額。
その「ハンタイ」の連中は、そういうことを一切考えていないでしょう。
我らは民主主義国に暮らしています。
言論の自由がありますから、原発反対を唱えるのは自由です。
もし、原発に頼らない国を作ろうとするならば、
そういうことを政策にしている政党に投票すればいいだけです。
ただ、民主党も自民党もそうは言っていません。
大阪維新も原発反対を唱えているようですが、どうも腰砕け。
デモや集会をするよりも、投票行動の方がよほどに有効です。
既成政党で自分たちの意に沿うところが無ければ
自分たちで新たな政党でもお作りになればいいでしょう。
街中で大声を上げるエネルギーがあるのなら、
そういう「実」のあることをする方が、実現に近づくはずです。
でも、あの連中ときたら、そういう「現実的」なことよりも
街角を威勢よく練り歩きながら大声で叫んだり
プラカードを掲げるパフォーマンスを好みます。
彼らはそうすることによって、自分たちが
正義の側に立っているという気分を味わいたいのでしょう。
あの方々はたいてい「現実」を直視することが苦手の様です。
最近、話題になっているオスプレイの問題もしかり。
そもそも、飛行機というのは空を飛んでいる限りは時々墜落するものです。
特に軍隊の飛行機(軍用機)は安全性よりも、機能面を重視しています。
旅客機のような「万が一」の事故も許されない精度ではないはず。
アメリカ空軍の基準としては、1万飛行時間につき
2機が墜落することを基準として想定するそうです。
そりゃあ、たまには事故も起こるでしょう。
おかしいのは、米軍基地のある地方自治体の首長が、
あたかも「拒否権」があるが如く振る舞っていることです。
日米安全保障条約にはそのような文言は何もありません。
つまり、米軍がいかな装備を持ち込むかは彼らの自由。
日本は国としてせいぜい文句を言うことくらいしかできません。
沖縄県や山口県の知事には法制上、拒否権のカケラもないのです。
ですから私に言わせれば、ただの「騒ぎすぎ」。
だいたい、尖閣諸島で軍事衝突が起こったら
最も頼りになるのは沖縄に駐留するアメリカ軍の海兵隊です。
残念ながら自衛隊は敵前上陸の訓練が不十分。
そして、海兵隊の兵士物資を運ぶためにはオスプレイが必要。
沖縄の住宅街に墜落する危険があるというのなら
さっさと基地を辺野古への移転を勧めればいいだけです。
そのための日米同意ができたのは10年以上前の話。
とっとと実行していれば、今頃普天間に
オスプレイが舞い降りることもなかったはず。
それを国際的な慣行をやぶってウジャウジャやっているから、
こういう問題が急浮上してしまったワケです。
政府もモタモタしていましたが、沖縄の官民もゴネすぎです。
2年前に米軍の高官が発言した通り、沖縄県側は
「ゴネ得」を狙おうとして結局は何も得ていません。
これも「現実」を直視しないことによる結果。
原発もオスプレイも、旗振り役になってワイワイ騒いでいるのは
旧サヨクの連中である場合がほとんどです。
彼らは、社会主義というものが「非現実的」であると
世界的に常識化したことで自分たちの身の置き所に困っていたのが、
原発問題が浮上したことでにわかに蘇ってしまいました。
とりあえず、多くの人にとって耳障りのいい「再稼働反対」を拠り所に、
降ってわいたオスプレイ問題でもさらに騒ぎ立てようとしています。
旧サヨクの特長は、いうまでもなく「非現実的」であること。
「絵に描いた餅」や「ありもしない危機」を人々に焚きつけて騒いでいるだけ。
かつては「アンポー、ハンタイ」や「成田闘争」を
盛んにやっていたことを思い出してみてください。
結局、ああいった運動は歴史的には何ら評価されない徒労でした。
それを、彼らはもう一度やろうとしているだけ。
冷静な眼で眺めれば、彼らの主張にはなんら現実性がないのです。
であるにも関わらず、多くの人々が流されてしまっています。
この国には、民主党政府に統治されるにふさわしい
おバカな人々がかなりの数いることだけは確かなようです。
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