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榊 淳司オフィシャルブログ

少し前、アメリカで「サブプライムローン問題」というのが
大きな問題となっていました。
結局、それが2008年のリーマンショックに結びついたワケです。
サブプライムローンって何かというと、
日本でいえばバブル直後の「住専問題」みたいなもの。
「そんな古い話、しらないよ」という方も多いでしょう。
カンタンに言えば、低所得者に対して住宅を担保に
ガンガンとお金を貸してしまったことの「後始末の問題」です。

本来、普通に審査をすれば「貸せない」方に貸したわけです。
例えば、年収300万円の人が3000万円の住宅を買おうとして
「自己資金ゼロなんだけど」といっても、まず無理でしょ。
でも、そういう方にも「ハイ、お貸しします」とやったわけ。
これは日本のバブル期もそうだったし、
アメリカでは2007年頃までガンガンとやっていたのです。

当然、高い比率で「返せなくなる」方が出てきます。
「焦げ付き率」なんて、軽く20%を超えるんじゃないでしょうか。
そうなるとどうなるのか?
返済が滞ると、当然「抵当権の実行」となります。
つまり、差押えを喰らって競売に掛けられてしまうのです。
もちろん、ローンを借りた方は追い出されます。
例えば、ローン残高が2000万円あったとして、
競売にかけると1000万円で売れたとします。
残りの1000万円はどうなるのでしょう?
もちろん、借金として残ります。
住まいは取り上げられたのに、借金だけが残るのです。

そうなると、たいていの人が「自己破産」を申請します。
借金をぜーんぶチャラにしてもらうのです。
日本はいい国ですね。これをやれば借金を返さなくていいのです。
他にも、「住宅ローンだけは払うけど、後は300万円しか返さない」
なんていう「個人再生」という方法もあります。
私のまわりにも、自己破産や個人再生をやっている人が
けっこうたくさんいたりします。
それも、大手企業に勤めるエリートも含まれていたりして(笑)。
まあ、自己破産しても会社はクビにならないのですよ。
しばらくクレジットカードが作れなかったり、
会社の役員になれなかったりはしますけどね。
そんなの、どうってことありませんわね。
本当に、日本はいい国でしょ(笑)。

以上は、日本の話です。
実は、アメリカは少し違います。
同じように、住宅ローンを払えなくなる方はたくさんいます。
現に、大量の住宅が差押えにあって、競売に掛けられました。
ところが、日本に比べれば自己破産にまで至る人はすごく少ないはず。
なぜなら、アメリカの住宅ローンは日本とちょっと違うのです。
いわゆる「ノンリコース」というやつ。

例えば、さっきの話のように
「ローン残高2000万円だけど、競売落札は1000万円」の場合。
日本では、残り1000万円の借金が残りますが、
アメリカでは「債務は担保不動産の価値の範囲内」という規定があり、
日本のように「借金だけが残る」ということはないのです。
つまり、住宅ローンが払えなくなったら
「じゃあ、出ていくから後はヨロシク」といって
バイバイしてしまえば、それでお終い。
これって、何だかお気楽でいいでしょ。
「だったらローン組んで家を買おうか」という気になります。

この日米の違いは何なのでしょう?
誤解のないように言っておきますが、日本では財務省あたりが
「ノンリコースはやっちゃダメ」なんていう
規制をしているわけでは全然ないのです。
単純に、日本の金融機関ではそういうローンの商品を
「作っていない」というだけです。
つまり、資産価値低下のリスクはすべて
住宅ローン債務者に負わせているのです。

このノンリコースローンという仕組み・・・
なぜアメリカの銀行には出来て、日本の銀行はできないのでしょう?
答はいたってカンタンです。
日本の銀行には、そういうリスクを取るだけの根性がないのと、
リスクを見極めるノウハウがないのです。
いってみれば、バンカーとして「能無し」なんですよ、日本の銀行は。
銀行の役割は産業を、企業を、実業家を、育てることです。
そのためには、相応のリスクを取らなければなりません。
また、リスクを正確に「計る」能力こそが銀行家に求められるスキル。
分かりやすく言うと、日本には「銀行員」はいても
「バンカー(銀行家)」はいないのです。情けなや。

もちろん、アメリカでは多くの銀行が
このサブプライム問題で倒産の憂き目にあいました。
しかし、最後にはFRBがサブプライムを組み込んだ債券を
大量に購入することで救済したワケです。
そして、住宅価格も回復基調になっているとか。
日本は『住専問題』で大きく躓いたバブル崩壊処理が
今になってもまだ尾を引いているような気がします。
「リスクを取る」ということを誰もがしなくなった結果、
世の中が随分面白くなくなりました。
当然、景気もパっとしないままの20数年。

銀行さんたちねえ!
ここらでそろそろ本来のバンカーらしい仕事をしなさいよ。
個人向けのノンリコースローンを打ち出せば
金利が5%でも借り手がいっぱい出てくると思いますよ!

参考レポート

東京のタワーマンション
全解説59物件
価格 13,900

物件が増えて、なんと244ページに!
致し方なく、価格も上げさせていただきました。
ここで取り上げた物件は以下の通り(アイウエオ順)。

アークヒルズ仙石山レジデンスー
アトラスブランズタワー三河島
インプレスト芝浦 エアレジデンス
ウェリスタワー千代田岩本町
ウェリス愛宕虎ノ門
大崎ウエストシティタワーズ
OWL TOWER
勝どきビュータワー
CAPITAL GATE PLACE
クラッシィタワー東中野
グランスイート麻布台ヒルトップタワー
グランドヒルズ三軒茶屋
クレストタワー品川シーサイド
クレストプライムタワー芝
クロスエアタワー
コンシェリア西新宿TOWER’S WEST
ザ・グランアルト錦糸町
ザ・山王タワー
ザ・タワーレジデンス大塚
ザ・パークハウス 青砥
ザ・パークハウス浅草橋タワーレジデンス
ザ・パークハウス新宿タワー
ザ・パークハウス西麻布
ザ・パークハウス 晴海タワーズ
ザ 湾岸タワー レックスガーデン
SAION SAKURAZAKA
THE ROPPONGI TOKYO
シティタワー赤羽テラス
シティタワー麻布十番
シティタワー有明
シティタワー上野池之端
シティタワーズ豊洲 ザ・シンボル
シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン
シティテラス大井仙台坂ヒルトップガーデン
SKYZ TOWER&GARDEN
東京豊島区再開発プロジェクト
東京ベイシティタワー
パークコート麻布十番ザ タワー
パークコート千代田富士見 ザ タワー
パークコート六本木ヒルトップ
パークタワー山王
パークタワー高輪
パークタワー東雲
パークタワー渋谷本町
パークタワー滝野川
パークタワー西新宿エムズポート
パークタワーグランスカイ
二子玉川ライズ タワー&レジデンス
プラウドタワー東雲キャナルコート
プラウドタワー白金台
プラウドタワー高輪台
プラウドタワー千代田富士見レジデンス
ブランズタワー文京小日向
ブリリア有明シティタワー
ブリリア有明スカイタワー
ライオンズタワー目黒川
ル・サンク大崎ウィズタワー
ルフォン白金台 ザ・タワーレジデンス
ルミナリータワー池袋

このうち「買ってはいけない」26物件を抽出したのが

買ってはいけないタワーマンション
東京都心編 26物件
価格 6,980




俄かに信じられないことですが、
支那では不動産バブルが再燃しかけているそうです。
私のカウントでは、これで3回目。
過去5年で3度目のバブルが来るかもしれないのです。
信じられませんね!

今でさえ、都市部の住宅は年収の100倍と言われています。
こんなの・・・成熟した自由主義経済の国では考えられないこと。
日本のあの平成バブルの時だって、年収の10倍でした。
尋常ならざる状態になっているのです。
しかし・・・そこは「何でもアリ」の国なのでしょう。

いつかは必ず弾ける、のがバブルです。
永遠に続くことなど、あり得ません。
きっと、バブルが弾ける時が、共産党専制の終わりなのでしょう。
もし、そうだとするとそんなに遠い未来ではありません。
多分、数年以内。今年中に起こっても不思議ではないのです。

「そんなこと、あるワケないじゃない」
と、誰もが思っているでしょう。
そこは、一昨日書いた「尖閣で日支の武力衝突勃発」と同じく
私の目から見ると「今、そこにある危機」です。
「自分の見たい現実」だけを見ている方には、見えません。
だから、ここに書いているのですが・・・
これを読んでいる90%以上の方は本気にしないでしょうね。
まあ、いいですけど(笑)。

では、調子に乗って「起こりそうもないけど、確実に起こること」
というのを、あと5つほど上げてみます。

1 北朝鮮の崩壊
これは、明日起こっても不思議でないこと。
あの体制が今も続いていることすら信じられない世界史の珍事。
体制崩壊のキッカケは大衆暴動かクーデターでしょうね。
少なくとも、正恩君は普通の死に方はできません。

2 日本国債のデフォルト or ハイパーインフレ
このままインフレにならないと、政府の借金は返済不能です。
それこそ、消費税を50%にしても完済には20年位かかります。
まさか50%になんてできるワケありません。
言ってみれば「年収400万円なのに借金は1億円」なのが
今の日本政府の財政状態なのです。
しかし、そのへんのサラリーマンと日本政府の違いは、
その気になれば「政府はお金を自分で作れる」ところ。

日本銀行が保有する国債を消却する、なんていう掟破りも可能です。
それもデフォルトの一種ですが、誰も困りません。
日本銀行も、形式上は独立していますが政府の一機関です。
政府の借金の一部を、政府の一機関が担っているのですから、
お互いに「なかったこと」にしてしまえばいいだけ。
とってもインチキですね。でも、気にしない、気にしない(笑)。

そもそも、「貨幣」というものが共同幻想によって
成立している一種のインチキなのですから。
簡単にいうと1万円札に1万円の価値がある、
とみなが思っている(幻想)からそれが通用しているのです。
その幻想が消えると、あれはただの紙切れです。
メモもかけないし、トイレで使うには少し硬すぎますね。
だから、あれが1万円の価値をもって物品と交換できる、
ということ自体がインチキ。
円に限らず、ドルも人民元も、他の通貨もみな同じです。

この幻想がだんだん怪しくなってくるのがインフレ。
ほぼ完全に崩壊するのがハイパーインフレ。
その価値が減少していく(物価が上がる)ワケです。
今、円が安くなって多くの人が喜んでいます。
でも、円が安くなると物価は上がります。
だって、我々が日常消費しているモノは、
ほとんどが輸入品か、輸入した原料を基に作ったもの。
その輸入費用が高くなるわけですから、当然製品価格に転嫁されます。
でも、みなさんのお給料はそう簡単に上がりません。残念ながら。

だから、ここ数年以内にインフレか国債デフォルトのどちらかが起こります。
多分、インフレでしょうね。その方が自然ですから。
同時に、実質的な日本国債「日銀引き受け」も加速するでしょう。

3 韓国経済の混乱と社会不安の生起
あの国は、やることなすこと考えていること、ちょっと変。
経済面では、異様なほど財閥優遇を行っています。
その一番は、積極的なウォン安政策。
これで、輸出企業(主に財閥グループ)が無茶苦茶儲かっています。
逆に、物価が高いので庶民の生活はどんどん苦しくなり、
家計が過大な借金を負っているのです。
その内、破産する市民が急増するはず。
また輸出企業が儲かっても、国内の雇用にはつながっていません。
韓国でも日本同様、生産拠点はほとんどが海外です。
つまり、財閥だけ儲かって庶民は実質的に貧しくなって
国には外貨がいっぱい溜まっている・・・というイビツな状態。
国内は失業者で溢れているそうです。
新大統領の朴氏はウォン高を誘導するとか。
財閥が困るその政策を、どこまで実行できるのか・・・

あと、円安になると韓国企業は途端に苦しくなります。
というのは、韓国財閥の輸出品はほとんど日本企業の
技術を真似るか盗むかして作ったものだからです。
本家の日本製品に価格競争力がつくと、大きな脅威になるワケです。
韓国経済はほぼ財閥経済ですから、円安は韓国の経済を
マイナス面に混乱させる、というワケです。

4 老朽マンションの社会問題化
まず、住む人がいなくなる郊外のバス便マンションから始まりそうです。
今でも、ほとんどタダ同然の価値しかありません。
それでも、所有者が管理費を払っている内はいいでしょう。
半分くらいが空家になって、管理費も徴収できないと
もはや「どうしようもない」ということになります。
野犬や浮浪者が住みつくかもしれません。
そんなマンションがこれから数年でたくさん出てきそうです。
10年後、20年後なんて・・・考えただけでも恐ろしい。

5 インフラ事故の多発
先日の笹子トンネルみたいな事故が頻発します。
安倍政権では「国土の強靭化」なんて言っていますが、
インフラ整備よりもゼネコンが分かりやすく儲かり、
役人と政治屋どもが利権をむさぼって美味しい汁を吸える
「ハコモノ」づくりへと内容をすり替えているそうです。
道路や橋梁、トンネル、ダムなど、1950年代から60年代に
建設されたものを重点的にメンテナンスすることが急務。
実は、同様の問題はアメリカでも起きているそうです。

今日のところは、これくらいで。
目先、絶対に面白いニュースになるのは、新政権の予算案です。
もうそろそろ出てくるのではないでしょうか。
きっと、それによって株価と為替は乱高下しますぜ。



2013/1/17 20:37 | ちょっと脱線 | Comments (0)

「こだわる」というのを漢字で書くと「拘る」。
「拘泥(こうでい)」なんていう言葉と同義語になります。
辞書的な意味だと「必要以上に気にする」となり、
どちらかというとマイナスの意味合いが強いですね。

ところが近年、「こだわる」「こだわり」を
プラスに捉える使い方が増えたように思います。
私も20数年コピーライターをやってきましたが、
この言葉はプラスの意味で使ってきました。
もちろん、本来の意味は分かっていながら・・・・

「こだわりの逸品」
「本物にこだわった設備・仕様」

いつの頃からか、世間に「頑固おやじ」が少なくなったので
却ってそういった「こだわる」人々を讃えようという風潮になったのです。
「こだわりがあるって、悪いことじゃないじゃない」
まあ、そんな風な空気が世間に蔓延したわけです。

しかし、物事にはたいてい二面性があります。
否、二面どころから5面も10面もある場合だってあります。
「多面的」なんて言葉もあるほどですから・・・
まあ、それは置いておいて。

「こだわる」ことにはプラス面も多いのですが、
私はどちらかというとマイナス面の方が大きいと思っています。
即ち「過ちて改むるに憚ることなかれ」が、
うまくできないことが多いからです。
つまり「アレ、間違っちゃったかな」「まずいんじゃないかな」と
気付いた時に、即座に「それでは、方針変更。みなさんごめんね」
ができなくなってしまうのです。

人間というものは、基本的に保守的です。
今までやってきたことを、学んできたこと、
「正しい」と思ってきたことを、自分の中で意識を改め、
別のやり方や考え方に変更することを嫌がるのが普通。
それは、新しいやり方に変えるには一から訓練し直す必要があります。
めんどうくさいし、うまくできない恐れだって考えられますね。
また、「そうだと思っていたことが違っていた」という場合、
アタマの中で無意識に防衛本能が働き、
「そんなはずではない」と思い込もうとするのです。

こういった「保守性の罠」にはまらず、
常に新しい手法や価値観を受け容れられる状態に
自分の意識を保っておくにはどうしたらよいのか?
実にカンタンです。
「こだわるのはよくない」ことを忘れなければOK。

それは、時には「こだわるべき」こともあるでしょう。
でも、多面的な価値観に照らせば「さほどでもない」ことが大半。
私は、世間で騒いでいる有形無形の問題の99.99%に
「絶対」の解決法なんてないと思っています。
つまり、何かに「こだわった」ところで、
それが100%の正解であることなど、「あり得ない」のです。
ただ、一見したところの成功か失敗かの分かれ道はあるでしょうが。

さて、身近な問題に話を転じます。
私のところには、基本1時間10500円という
安くない費用が掛かるにもかかわらず、
マンションの購入に関する相談に見える方が増えています。
例えば「10年後に売却したいのですが・・」なんていうケースが
ここのところ特に増えています。
こういった場合、厳密に計算していくと
同様の住戸を借りて住んだ場合と比較して
費用がほとんど変わらなくなることが多いものです。
10年後の売却価格が予想以上に下落したり、
途中でローン金利が上昇するとマイナスになるケースもあります。
賃貸ならば、予定が変わって「5年後に海外転勤」となっても、
さっさと身軽に家族で引越しができます。
しかし、購入してローンを払っていると、
売却や名義変更、各種届出等しちめんどうくさいことがいっぱい。
また、コストだって多分賃貸よりも高くつきます。

「買った値段よりも高く売れるかも・・・」
なんて期待はなさらない方がいいでしょう。
都心のマンション価格は2002年が底でした。
その前後の時期に購入された方は、今でも買値より高く売れます。
しかし、それは「ミニバブル」という特殊な現象が招いた、
極めてレアなケースでしかありません。
国内の景気も個人所得も、2002年よりも今の方が下がっています。
都心のマンション価格もいずれ2002年の水準まで落ち、
景気がすごく上向かない限りは、さらに下降するでしょう。
だから、これからマンションを買おうとする方が
「値上がりを期待」することは愚かなことだと思います。

「賃貸になさればいかがですか。その方がリスクは少ないですよ」
結局、私はそのようにアドバイスをすることになります。
「買って住む」ことで「借りている」状態から脱却し、
心理的にすごーく満足できて毎日が楽しく暮らせる・・・
そういう方なら、多少コストがかかっても買うことに意味があります。
ただ、それは各個々人の内面や価値観の問題。
私のような他人が立ち入ってアレコレいうことではありません。

こういった場合、結局どうなるかというと・・・・
「方針を変えて賃貸に」という方はごくごく少数です。
たいていは「なるべく値下がりしないマンションを選ぼう」となります。
購入することに「こだわる」方があまりにも多いですね(笑)。
ただし、私に相談された方はコスト増を理解された上で
「それでも買いたい」とされるので、まだよいかと思っています。
5年後、10年後に売却して賃貸より結局高くついたとしても
現時点であらかじめ予測した範囲に収まるワケですから。
しかし、そういったことを理解しないまま同じ結果になると、
売却時に相当のショックを受けることになります。
ご夫婦の間で意見が割れていたりすると・・・考えたくありません(笑)。

もう一度、視線を転じます。
いつものことで恐縮ですが、原発事故の問題です。
世間には頑なに「原発再稼働反対」を叫んでいる人がいます。
もちろん、原発の新設なんてもってのほかでしょう。
確かに、ああいった危険な発電システムに頼らなくても、
低コストで安定的に電力を生み出せれば言うことはありません。
しかし、残念ながらそんなもの「何もない」というのが現状。
今のところ、メタンハイドレートの活用が実用化しないかぎり無理。
それでも、CO2を排出することには変わりありません。
ところが、反原発派はどこまでもそれに「こだわり」ます。

今回の事故では、放射線被曝を直接の原因として
ひとりの死者も出していません。
それどころか、因果関係を明確化できる一人の発癌者も発見されません。
事故から2年近くも経つので、一人や二人は見つかってもよさそうですが。
これは、「原発を目の仇」にしている東京新聞や朝日新聞などの
有力メディアが血眼になってネタ探しをしているにもかかわらず、です。
また、民主党は原発事故の危険を必要以上に喧伝しました。
「国民の不安を煽った」ところも多かったと思います。
チェルノブイリでは、旧ソ連という情報閉鎖型専制国家が、
その総力を挙げて事故の隠ぺいを図りました。
その後、ロシアやウクライナも決して情報公開に熱心ではありません。
しかし、様々なメディアや調査機関が事故の被害を調べ、
およそ4000人以上の死者を出したことは、多方面から異論のない所。
だから、本当はもっと多いかもしれませんね。
これに対して、福島での事故は完全ではありませんが
チェルノブイリとは比べようもなく情報が開示されています。
そして、福島周辺のほうが著しく文明度の高い社会を形成しています
また、当時と比べて医療技術も格段に進歩を遂げています。
つまり、福島の方がチェルノブイリの時に比べて、
いっそう被害の実態を細かくあぶり出して報道しやすい状態。
であるにも関わらず、いまだに一人の発癌者の発生さえ報じられません。
これはいったいどういうことでしょう?

私は、こういった点を平明な視点で眺めてみると、
「低レベルの放射線被曝の影響は、世間が騒ぐほどではない」と考えます。
世間には、声は大きくないけれど私と同様の考えの方が多いはずです。
それが証拠に、原発の危険をガナリたてた某政党には、
前回の総選挙で大方の予想以下の票数しか集まりませんでした。

つまり、原発というのは「最悪」の事故が起こっても
現状レベルの被害で収められるシロモノなのです。
それは「一人の死者もなく、2年後の発癌者もゼロ」というレベル。
もちろん、放射能汚染地域から避難されている方のことを
疎かに考えているわけではありませんが。

今回の事故は、原発への電力供給システムが途絶えたことで、
より被害を深刻なレベルに高めた、と私は理解しています。
これは、大きな教訓です。
一度犯した過ちは、二度と繰り返してはなりません。
原発を管理する各電力会社は、そのことを肝に銘じて
今後の安全操業のために『万全の備え』をすべきでしょう。
そうすればもし、次回同じような津波が原発を襲っても、
今回以上に「最悪」になることはないはずです。

こういう平明な見方・考え方を、なぜ多くの方ができないでしょう?
特に「原発は何が何でも悪」と決めつけている方は、
自分の中の「こだわり」が超マイナスに働いていますね。
あの方々は、自分の「こだわり」が愚かなことだということを
一生気付かない(認めない)ままで棺桶に入るのでしょう。
その昔「アンポーハンタイ」とやっていた連中のほとんどが、
未だに自分たちの不明を認めないように。
でも、結局そういうレベルの人々の愚行が、
国家の力を削いでいくのではないでしょうか。
だから「こだわり」ということを肯定的に使う今の風潮は
やっぱり改めた方がいいと思うのですが、いかがでしょう?

参考レポート

東京のタワーマンション
全解説59物件
価格 13,900円

物件が増えて、なんと244ページに!
致し方なく、価格も上げさせていただきました。
ここで取り上げた物件は以下の通り(アイウエオ順)。

アークヒルズ仙石山レジデンスー
アトラスブランズタワー三河島
インプレスト芝浦 エアレジデンス
ウェリスタワー千代田岩本町
ウェリス愛宕虎ノ門
大崎ウエストシティタワーズ
OWL TOWER
勝どきビュータワー
CAPITAL GATE PLACE
クラッシィタワー東中野
グランスイート麻布台ヒルトップタワー
グランドヒルズ三軒茶屋
クレストタワー品川シーサイド
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クロスエアタワー
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ザ・グランアルト錦糸町
ザ・山王タワー
ザ・タワーレジデンス大塚
ザ・パークハウス 青砥
ザ・パークハウス浅草橋タワーレジデンス
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ザ・パークハウス 晴海タワーズ
ザ 湾岸タワー レックスガーデン
SAION SAKURAZAKA
THE ROPPONGI TOKYO
シティタワー赤羽テラス
シティタワー麻布十番
シティタワー有明
シティタワー上野池之端
シティタワーズ豊洲 ザ・シンボル
シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン
シティテラス大井仙台坂ヒルトップガーデン
SKYZ TOWER&GARDEN
東京豊島区再開発プロジェクト
東京ベイシティタワー
パークコート麻布十番ザ タワー
パークコート千代田富士見 ザ タワー
パークコート六本木ヒルトップ
パークタワー山王
パークタワー高輪
パークタワー東雲
パークタワー渋谷本町
パークタワー滝野川
パークタワー西新宿エムズポート
パークタワーグランスカイ
二子玉川ライズ タワー&レジデンス
プラウドタワー東雲キャナルコート
プラウドタワー白金台
プラウドタワー高輪台
プラウドタワー千代田富士見レジデンス
ブランズタワー文京小日向
ブリリア有明シティタワー
ブリリア有明スカイタワー
ライオンズタワー目黒川
ル・サンク大崎ウィズタワー
ルフォン白金台 ザ・タワーレジデンス
ルミナリータワー池袋

このうち「買ってはいけない」26物件を抽出したのが

買ってはいけないタワーマンション
東京都心編 26物件
価格 6,980円

 




今日(1月7日)の日経平均は下がりました。
ただ、今年株価が上昇することを大方のエコノミストは予想しています。
私はただの住宅ジャーナリストですが、これに同意します。
一番高いメリルリンチの予想で12700円台。
今年に入って大幅に上方修正したそうです。
私から見れば、それでも随分「遠慮がち」に思えます。
これまでの株価が弱すぎたので、慎重になっているのでしょう。

なぜ株価が上がるのか?
それは前にも述べたように安倍政権の経済政策。
俗名「安倍ノミックス」なんていわれています。
経済学用語で言えば「リフレ政策」。
分かりやすくいえばインフレ誘導政策。
「輪転機をジャンジャカ回せばいい」とおっしゃったとか。
私がこの2年くらいこのブログでずっと言ってきたことです。
やっと安倍君の耳に届きましたか・・・なんて(笑)。

ただ、現在のところ安倍さんは何にもしていません。
極端な話、1円も使っていないのです。
だから、現在の円安も株価上昇も「期待」先行に過ぎません。
ただ、これからいろいろやるでしょうね。
私は、株価は年内の遅くない時期に15000円まで行くと予測します。
株価は年内に1ドル100円に達するでしょう。
したがって、電機や自動車などの輸出関連企業の業績は来期V字回復。
株価もそれにつられて急速に回復すると思います。
ただ、本当に景気が回復するかどうかは??
国内はインフレに伴って個人の実質所得が減少。
国内経済の6-7割を占めるといわれる個人消費は伸び悩みます。
原発を本格的に再稼動させないことには、
常にGDP2%マイナスの基本構造は残りますので。

さて、今後の政治関連も経済に大きく影響します。
まず、安倍君の腹の中。
7月の参院選までは安全保障外交面では安全運転に徹して波風を立てず、
景気回復を目指した経済政策に専念。
参院選に勝って国会運営に安定感が出てきたところで、
憲法改正や尖閣問題に対しての取り組みを具体化させる目論見でしょう。

注目すべきは、来年度予算です。未だにどうなのかサッパリ。
これが一番重要なのに、主要メディアは全然取り上げません。
こういうところ、メディアの怠慢、傲慢を感じます。
きっと、各省庁とも記者クラブと狎れ合っているのでしょう。

というのは今、各省庁とも徹夜徹夜で予算編成をしているはず。
本来なら、昨年の11月くらいに終っていなければいけない作業。
それを今頃やっていて3月上旬とも予想される
予算成立にギリギリ間に合わせようとしているのです。
おまけに、10兆円程度の補正予算も組んでいる模様。
財務官僚はもとより、各省の予算担当キャリア官僚は共に
今年のお正月はなかったんじゃないでしょうか。
まあ、いい給料を税金からもらっているわけですから、
あいつらが何人過労死しても私はまったく同情しませんが。

さて、目先のマンション市場の行く末です。
首都圏の場合、今年は高額物件が売れそうですね。
7000-8000万円から1億円クラスの物件は、
株価が12000円を超える頃からジャカスカ売れるでしょう。
ただ、一般人が買う5000万円未満の物件は不調のまま。
大阪の場合、首都圏ほど動きは活発化しません。
株価が上がって収入が増える職種の方は
ほとんど東京に住んでいるからです。
ただ、少しはよくなるでしょう。
また近畿圏のファミリーマンションは、
今後少々景気がよくなっても売れ行きは低迷したまま。
例外は、京都のブランド立地物件。
現在でも「御所バブル」ですが、あと数年はこの傾向が続きそうです。

ところで、とても不思議なことにこのブログの読者は知的にも経済的にも
私が当初考えていたよりもかなりハイレベルなようです。
セミナーに参加される方や、有料相談でお会いする方と接していると、
みなさんビックリするようなポジションや学歴です。
ここではかなりアホなことも書いているし、
専門であるマンションについてはもちろん、政治経済の話でも
ごくごく初歩的なところまでしか踏み込みません。
私の教養の浅さがそれ以上深入りするのを拒んでいるのです。

まあ、それはいいのですが・・・要はみなさん、
5000万円以上のマンションをお買いになるような方が
このブログ読者の7-8割以上ではないかと思えるのです。
だからあえて申し上げるのですが、安倍ノミックスがうまくいって、
株価や収入が増えたとしても、慌ててマンションを買うことはありません。

安倍ノミックスは、景気にとってカンフル剤のようなもの。
根本的な日本経済の体力を強化できるわけではないのです。
だから、これで永遠にインフレになるとは限りません。
インフレというのは無責任な通貨増発で起こる「悪性」種と、
経済成長を伴った「良性」種があるのですが、
安倍ノミックスはどちらかというと前者です。
ただ、うまく使うことによって経済成長を促す
キッカケになるかもしれない、というだけのことです。
アメリカは「悪性」インフレを招くQEをやりすぎて
その帳尻を合わせる「財政の壁」に直面。
支那はそれをやりまくっているのですが・・・あの国の経済は
どうも今までの経済学の知見を越えるスタイルのようです。
だーれも「共産党独裁市場経済」なんて今まで想定しませんでしたから(笑)。

おいおいこのブログでも詳しくお伝えしてきますが、
東京の湾岸エリアマンション市場は、
とうとう目に見える価格下落が始まった模様です。
この動き、溜まっていたマグマの噴火みたいなものですから、
安倍ノミックスの浮ついた空気だけでは冷ませません。
マンションデベが「自分で自分の首を絞め」始めているのです。
まるで蛇の共食いを見ているようにグロテスクです。
このことについては、近々レポートの更新告知と共に
もう少し具体的に語って生きたいと思います。

レポート更新情報

ウエストシティ、グランスカイも未完売
「大崎・五反田」
価格 3,890

1 大崎ウエストシティタワーズ
2 パークタワーグランスカイ
3 リビオ目黒リバーサウス
4 ザ・パークハウス アーバンス 東五反田
5 ル・サンク大崎ウィズタワー
6 グランスイート不動前シティテラス
7 ザ・パークハウス 池田山
8 オークプレイス目黒リバーテラス
9 ライオンズタワー目黒川

プラウドタワー武蔵小杉の販売価格を予測!
「武蔵小杉+元住吉」
価格 2,980

1 エクラスタワー武蔵小杉
2 パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワー
3 クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート
4 プラウドタワー武蔵小杉
5 プラウド元住吉アベニュー
6 パークホームズ元住吉テラス

首都圏マンション立地エリア別総合評価集008
「目黒区」編
価格 5,290




靖国神社に放火して韓国に逃げ、ソウルの日本大使館に
火炎瓶を投げ込んだ支那人の劉某を、韓国の裁判所は
「政治犯」だとして日本に引き渡さず、支那へ帰るに任せました。
一方、安倍総理の特使である額賀氏の訪韓に反対する韓国人が
「自分の腹部を刃物で切って病院へ運ばれたり、強硬な反日団体が横断幕を掲げて大声を上げたりする騒動があった」そうな。
つくづく韓国人というものの愚かさを感じます。
それぞれの事象に関する云々かんぬんは、他のサイトに譲りましょう。
ここでは、いつもの「そもそも論」です。

公平に見て、日本は世界中のほとんどの国から好感をもたれています。
イギリスのBBCが昨年調査したところによると
「世界で最もよい影響を与えている国」のナンバー1が日本です。
実際、大東亜戦争に負けて以来、日本の軍人や官憲が他国において
無為に人を殺したり乱暴狼藉を働いたなどということを、
私は寡聞にしてひとつも知りません。
それどころか、道徳性の高い国民性や上質な文化、良質な工業製品、
果てはオタクやアニメに代表されるサブカルチャーが
世界から高く評価されています。
にもかかわらず、支那と朝鮮半島2国はまるで日本を蛇蝎のごとく嫌います。
なぜでしょう?

カンタンに言えば、コンプレックスとひがみ・ねたみ・そねみでしょう。
支那は歴史上一度として日本に軍事的な勝利を収めたことがありません。
だから現在、彼らは映画やテレビドラマの中だけでも
「八路軍(共産軍)は日本軍を破った」と虚しい喧伝を繰り返します。
朝鮮は19世紀の後半までずっと日本に対して優越感をもってきましたが、
江華島事件以来日韓併合に至り、36年に渡り日本の支配を受けたことを
耐え難いほどの屈辱と捉えています。

私は明治維新から日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦を経て
大東亜戦争にいたるこの国の歴史を何度もつぶさに調べてみて、
日本の指導者が大きな過ちを犯したとはどうしても思えません。
その時々の判断は、それぞれに明治の外交政治家・陸奥宗光が言った
「他策なかりしを信ぜむと欲っす」という状態であったように思えます。
1941年にハルノートを突きつけられての日米開戦の決断も、
東京裁判のパール判事が断じたように
「これと同じ通牒を受け取った場合には、モナコ公国か、ルクセンブルグ大公国のような小国でさえも、アメリカに対して武器を手にして立ち上がったであろう」
というものであったと思えてなりません。
まあ、その前に「支那から手を引く」という英断的な選択肢が
100%なかったとは言いませんが。

私が見るところ、日本は朝鮮半島や支那大陸と関わって、
「結果的にいいことはない」と思います。
そこからいくらかの恩恵は受けるでしょうが、
結果的には「大損を蒙る」ことになるのではないでしょうか?
1895年の下関条約から始まった日本の大陸進出は
1945年の大東亜戦争敗戦によって「元の木阿弥」どころか
多くの同胞を失い、はたまた塗炭の苦しみを強い、江戸時代以来の
固有領土である北方4島や竹島まで失うという損失を蒙りました。
実は、それどころではありません。
今、支那や半島からいわれなき中傷非難を受け、
領土の侵害を受けているのもすべて1895-1945年の歴史に
その遠因を辿るといっても過言ではありません。

私は、「歴史を反省しろ」などというつもりはまったくありません。
無知蒙昧の朝鮮を文明化し、支那大陸の一角に進出したのは、
我が民族栄光の歴史の一部でありましょう。
しかし、今後我々は歴史から大いに学び、
半島や支那大陸との関りに対して冷徹であるべきです。
ハッキリいって支那や半島に深入りすると、ロクなことになりません。

ところが、半島はまだしも現に支那大陸には
一朝一夕では解消できないほど企業進出が進んでいます。
何万人もの日本人が、支那大陸で暮らしているそうな。
これは、かなり危険な状態です。
日本企業の多くは今、鞭声粛々と引き揚げに入っているようです。
大いに結構。
そして、この期の及んでまだかの大陸へ投資・進出しようなどという
企業もあるようですが、そういった愚昧の輩は、
近々「自己責任」の意味を深く噛み締めることになるしょう。

それにしても・・・明治前期の日本は大陸への進出なしに
独立を全うし、近代化と国勢の伸張を図ることができなかったものかと、
今さらのようにアレコレと考えてしまいます。
あの頃、古代国家のままであった朝鮮が独立を全うできない事は自明。
日本の勢力圏に入らなければ、ロシアの植民地になっていたでしょう。
ロシア人は道路や鉄道を作ったり、上下水道を整備したり、
土地の登記制度を整えたり、小学校を全土にあまねく作ったり、
ましてや朝鮮土民の文明化のためにハングルを掘り起こして
奨励するようなことをしたとは200%考えられません。
ロシア人は朝鮮人を奴隷化し、ひたすら収奪したでしょう。

日本がロシアと戦って満州を勢力下におかなければ、
あの広大な荒野もロシアのものとなっていたでしょう。
きっと今の沿海州のように、当たり前にロシア領ですね。
日本が「満州国」を経営したわずか14年弱の間に移植した
工業設備やダム、鉄道などのインフラを基礎にして、
支那の東北3省(旧満州)は今でもかの国有数の工業地帯です。

「もし、日本が中国に勝っていたら」という本があります。
日本のウヨクが書いたのではなく、著者は大陸支那を拠点とする開明派。
この本によると、支那事変当時の日本は全力を傾ければ
十分に支那全土を占領して戦争に勝てていたと断じます。
そして、むしろその方が支那にとってよかったかもしれない・・・
なぜなら、かつて支那を征服した異民族は、
必ず支那と同化して消えてしまったといっているのです。

支那の歴史を見ると、元王朝を打ち立てたモンゴル人以外の
異民族はほとんどが支那に飲み込まれて消えてしまいました。
典型的なのは、清王朝を打ち立てた満州人ですね。
今や、満州語を母国語とする人はゼロに等しい水準。
支那のなかにすっかり飲み込まれてしまっています。
満州国の皇帝であった愛新覚羅溥儀でさえ、満州語を話せたかどうか。
その大叔母さんである西太后くらいまでは満州語を話したそうですが。

日本が支那を支配したら、日本の優れた資質を支那が受け継ぐとともに
何十年か後には日本を支那化できるので、結局は領土拡大につながる・・・
この本の著者はそう主張しているのです。
あな、おそろしや。
まあ、私は中華料理が好きなので、食べ物だけはOKですが(笑)。

私は、平均寿命並みだとあと30年も生きることになります。
予定では、寿命をマットウするのは2043年です。
2030年に、支那のGDPがアメリカを抜くといわれています。
算盤勘定だけでいえば、世界一の経済大国になります。
嫌ですねえ、あんな国が世界一の金持ちになるなんて。
わりあいお人よしのアメリカでさえ結構鼻についたのに、
あんなに野蛮で夜郎自大な連中が世界一の金持ちですよ!
そんな不愉快な世界に、私は晩年の十年余りを生きるのですか?
ああ、勘弁して欲しい!

みなさん笑っているかもしれませんが、これは結構リアルな話。
まあ、今現在のあの連中はいたって脆弱な政治体制を基本に、
物まね生産と流通主体の経済基盤しか持っていません。
ただ、着々と力を蓄えているのも事実。そこは正視すべきです。
さらに、道徳面では世界史に登場した経済大国の中で
「最低」といっていいレベルです。
16世紀のスペイン・ポルトガル以来の「野蛮人支配」時代の到来。
つまり我利我欲を力で押し通して、支配地区からは奪い尽くす方式で、
彼らは世界一の大国として振舞いそうなのです。

ただ、この先一本調子で彼らが成長するための前提は、
今の共産党一党独裁という「脆弱な政治体制」が継続すること。
それは、まずありえません。
早ければ、今年中にも終焉を迎える事だってあります。
どのような政治体制にも、必ず「終わり」があるのです。
あのような無理に無理を重ねた体制は、そう長く続きません。
少なくとも、今の共産党一党独裁が今後30年も続くことはないでしょう。
近い将来、それは終焉を迎え、混乱期に突入すると思います。
問題は、混乱期がどれくらい続くか?
次の政権が、どの程度強力か? あるいは聡明か?
その混乱を短期間でうまく乗り越えれば、
彼らの成長軌道はさらに強固になるでしょう。

その混乱期に、日本の進出企業は甚大な被害を蒙るでしょう。
もし、今の共産党政権が続いていても日本企業は冷遇され続けます。
どちらにしろ、日本企業は早々と大陸から引き揚げて、
「安全な取引」のみを行う体制に転換すべきです。
ただ、まだ大陸に幻想をいただいている企業は多いようですね。
もっと現実を直視しましょう。
日本と支那は、今年中にも武力衝突にいたるかもしれないのですよ!