- GMO不動産査定
- 飲食店ホームページ制作のフードページ
- 買取査定.JP
- 太陽光発電と蓄電池おすすめナビ
- 給湯器の修理交換おすすめナビ
- くらしのベース
- 住まいの図鑑
- 住まいのヒント
- Stay & Life
- CASA NOTE
- 住宅LABO
- 住建メディア
- IETOKI
- 住まい発見隊
- MODERN HOME LIFE
- 住空間ラボ
- 暮らし百貨
- 建築リペア
※順不同・敬称略で掲載しています。

論語の中に「過ちを改むるに憚ること勿れ」というのがあります。
「しまった!」と思ったら、ためらわずにやり方を変えるべき。
それを実際にやってしまうと「君子豹変」となるワケです。
やりすぎると「朝令暮改」になって、周りに嫌われます。
さて、今年の話題物件のひとつに
「Brillia City(ブリリアシティ)横浜磯子」というのがあります。
横浜の磯子プリンスホテルの跡地。戦前は東伏見伯爵別邸。
横浜を見下ろす丘の上にあります。その丘は約60mの高さ。
まあ、マンション用地としてはかなり不適格。
20年くらいたつと、人は下から見上げて言うのでしょうね。
「昔はあんなとこまでマンションを作ったんだ。バカなことをしたものだな」
まあ、そういった場所です。
現に、その60mを昇るために専用のエレベーターが設置されます。
今年の2月、私はこのブログで取り上げました。
タイトルは「Brillia(ブリリア) City 横浜磯子はイリュージョンか?」。
一部抜粋します。
それでも、価格が適正であればよいでしょう。
磯子駅から徒歩10分以上のマンションなら、
坪単価160万円くらいが今の市場価格だと私は判断します。
ところが、伝え聞くところでは平均の坪単価は220万円だとか。
眺望はよいようですが、それはエレベーターと相殺すべき。
だから、何も「特別」ではないのです。
なのに、価格はかなりのレベルで「特別」。
これをイリュージョンと呼ばずして何というのでしょう?
結局、イリュージョン(幻覚)だったようです。
というのは、どうやら坪単価220万円を諦めたようなのです。
今月上旬に、大幅な価格改定を実施。
これから売り出す住戸の価格を見ると、
坪単価にして160~170万円あたりが中心と推測できます。
単純に考えれば25%前後のダウンです。
まあ、市場に合わせたと言えばそういう価格設定。
「そうでなければ売れない」と気づいたのでしょう。
しかし・・・バカな話です。
はじめからその価格で売り出しておけば、今頃は全1230戸のうちの
半分くらいは「売約済み」になっていたでしょう。
竣工は来年の8月と再来年の2月。
それまでには完売できる見通しもつけられたはず。
募集キャンペーンを始めたのは去年の秋。
1年近くやってきて、いったい何戸契約できたのでしょう?
おそらく、200戸はいっていないでしょう。
100戸くらいかもしれません。
しかし、100戸でも契約した方は大変。
価格改定によって、契約額を変更(値下げ)するそうです。
これから売り出す住戸と同レベルにまで誠実に値下げするのが本筋。
しかし、コミュニティサイトを覗くと・・・
「ウチは50万円」「いや私の住戸は100万円」みたいに
きちんと平等に値下げしているのかどうか疑わしい限り。
まあ、ここは売主の誠実さに期待するしかありません。
ただ、値段が下がったから「よかった」という問題でもありません。
「だったら別の住戸を選んでいたのに」ということもあります。
そういった方にも誠実に対応してほしいですよね。
それに「そんな安物だったら要らない」という方もいるはず。
そんな方の「白紙撤回」要求にも応じるべきです。
それやこれやの混乱の責任はすべて売主にあります。
売主は数社あるJVですが、トップは東京建物。
この会社、見ていると本当に事業センスがありません。
何を隠そう、有明の僻地に1000戸クラスのタワーを2つも事業化して
そのうちの1棟(ブリリア有明スカイタワー)は今でも「値引き販売中」。
最初のタワー「ブリリアマーレ」の時には、あのマドンナを呼んできました。
それで大失敗をこいだにもかかわらず、2棟目はオダギリ ジョー。
歴史に学ぶどころか、経験にも学んでいない会社です。
それで、出す物件出す物件、ほとんどパっとしません。
まあ、何とか調子がいいのは多摩ニュータウンくらいです。
去年の12月期には巨大な赤字を出して株価も低迷。
今期もこの分では下方修正ではないでしょうか。
ところで、この物件のJVに名を連ねているオリックス不動産は、
開発分譲事業を大幅に縮小しているようです。
ミニバブル期に仕入れて「塩漬け」になっているマンション用地を
たくさん抱えたままだと聞きましたが、どうするのでしょうね。
高値で出して、また途中で下げるのでしょうか?
いくら社内の稟議が通らないからといって、
市場を混乱させるだけのことはやめてほしいですね。
「Brillia(ブリリア) City 横浜磯子」もそうですが、
すでに販売活動を始めた時点で「過ち」なのです。
そんなこと、私が分かっているくらいだから、
当事者である売主は百も承知しているはず。
それを、社内事情か何かしりませんが、
1年近くも無謀な募集を続けて、挙句の果ては大幅値下げ。
振り回されたエンドユーザーはいい迷惑です。
東京建物君は、きちんと反省しなさい!
さて、26日の日曜日に開催予定だったオフ会は、
集まりが悪いので普通の「飲み会」に変更しています。
お申込みいただき、参加費をお支払いくださった方には
メールで案内を差し上げた通りです。
まだご連絡をいただいていない方は、早めに返信をください。
また、「飲み会」に参加なさりたい方は
8月26日(日)の午後6時に、直接東京渋谷の「米家」さんへ
umazakanayoneya.blog66.fc2.com/
来てください。予約は特に不要。
普通に飲んでワリカン。予算は4000円くらいの予定。
お店に入ったら、私を探してください。
このブログの写真と同じ顔のオッサンです。
酔っぱらっていない限り、ご購入の相談もさせていただきます。
マンションについて、世間の多くの人が誤解していることのひとつに
「大手だったらアフターフォローがしっかりしている」という
何の根拠もない思い込みがあります。
はっきりいって、この誤解はかなり危険ですね。
たとえ三井不動産や野村不動産などの大手デベロッパーでも、
すでに分譲したマンションで数えきれないほどのトラブルを抱えています。
それらすべてが、デベ側に過失があるとは言いません。
しかし、私の知るいくつかのケースでは、
デベ側に著しく誠意の欠く対応が見られます。
つまり、大手だからといって決して安心はできないのです。
マンションといえども、ひとつの商品です。
これに金銭で対価を払って取引をするワケですから、
法律的には民法が適用されます。
民法では、引渡しを受けた対象物に瑕疵が見つかった場合、
それを「見つけてから1年以内」であれば売主に修補や、あるいは
損害賠償や契約の解除を請求できることになっています。
ただ、これを闇雲に適用すると大変なことになります。
9年前に購入したマンションに配管ミスが見つかった場合、
「見つけてから1年以内」であれば「直してよ」とか
「契約はなかったことに」と要求できるなら、
デベはけっこう大変ですよね。
購入者にとってはありがたいことですが。
ですから、マンションに限らず大きな取引だと
「瑕疵担保期間は○年(あるいは○カ月)とする」という条項が
必ず契約書に盛り込まれることになります。
しかし、これもまた危険です。
不動産屋というのは十中八九が悪徳業者(?)と思った方がいい連中。
素知らぬ顔で「瑕疵担保責任は一切負わない」なんて契約書を作って
言葉巧みに購入者を騙してハンコをおさせたりしそうですね。
というか、ずっと昔にはそういうこともあったたようです。
でも、今ではそういう契約条項は無効になります。
宅地建物取引業法という不動産専門の法律で、
宅建業者(不動産屋)が自ら売主となる宅地や建物の
瑕疵担保責任は「引渡しの日から2年以上とすることができる」のです。
つまり、新築マンションの場合は最低でも2年間保証されるのです。
そこで、大手も含めたマンションデベロッパーのほとんどは
「当社ではお引渡し後2年間保証させていただきます」と
パンフレットなどで謳っています。
何のことはない。それが法で定めた最低ラインなのです。
正直に「当社では宅建業法の規定により、お引渡し後2年間保証します」
と記載した方が正直でいいですよね。
「あれ、10年じゃないの?」「うちのマンションは10年保証だよ」
なーんてお考えになっている方もいると思います。
10年保証というのは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の場合。
これは俗に「品確法」と呼ばれています。
ここでは、住宅の「構造耐力上必要な部分(マンションなら柱や梁)」や
「屋根など雨水の侵入を防止する部分」に瑕疵があった場合は、
完成引渡し後10年間の保証を義務付けています。
つまり、柱や外壁、屋根などの構造部分だけは10年保証。
その他は2年保証というのが原則。
さて、ここにも抜け穴はいろいろあります。
例えば、竣工後1年以上経過したマンションは「中古」になります。
売主企業は、法律上この10年保証を付けなくてもよいのです。
例えば、築3年もたってまだ完売しないタワーマンションが
市場ではゴロゴロしていますね。
ああいったマンションを買った場合、契約書に記載されている
「構造耐力上必要な部分」の保証は多分「7年」程度に短縮されているか、
あるいは条項ごと外されている場合があるはずです。
そのあたり、しっかり確認してから契約書にハンコを押すべきです。
さて、それやこれやをクリアしてマンションを購入し、
めでたく引渡しを受けたとします。
売主企業と購入者の関係は、ここで一旦切れてしまいます。
あるとすればアフターフォロー。
前述の「瑕疵」があった場合に修復してもらう関係。
しかし、それも2年までです。
昨年の3月11日、例の東日本大震災がやってきました。
首都圏での被害は、主に液状化でしたね。
浦安市の湾岸部分にある「プラウド新浦安」というマンションは、
あのエリアでもっとも大きな被害を受けました。
駐車場が泥のプールの様になってしまって、一時的に使用不能。
でも、このマンションは完成引渡し開始後3年が経過していました。
駐車場の地面の下は「構造耐力上必要な部分(マンションなら柱や梁)」でも
「屋根など雨水の侵入を防止する部分」でもありません。
したがって、売主企業には修繕の義務なし。
このマンションを買った方は大変にお気の毒。
「ディズニーランドの花火が見えます」なんて甘言に乗せられ、
買って住んでみると目の前にドカンと別の大規模マンションが
同じ野村不動産によって建てられてしまいました。
おまけに、地震では液状化の大被害。
まわりのマンションは軽微な被害だったのに、ここだけは泥の海。
当然、資産価値もジワジワと下がっていきます。
根本的な地盤改良をしていないようですから、
次に大きな地震が来ると再び液状化する可能性は大。
だったら「同じ中古でも他にしよう」ということになりますものね。
私は、ずっとこのマンションを「買ってはいけない」と
各種レポートで申し上げてきました。
それは、残念ながら液状化を心配してのことではありません。
このマンションは余りにも無謀な高値で売り出された結果、
販売スピードが途中で失速。
そこからはなりふり構わない値引きで完売にこぎつけました。
当初の「定価」で購入された方は大変な資産劣化に見舞われています。
そういう誠意のない企業が売主であるマンションは
できることなら避けた方がいいのです。
マンションは、基本的に「売りっぱなし」にされる商品です。
契約書にハンコを付いて、引渡しを受けてしまえば、
それはもう購入者側の巨大なリスクと化してしまいます。
資産価値が下がったり、地震で被害を受けたり、
管理組合がうまく機能しなかったり、管理会社が不誠実だったり、
共用施設が無駄であったり、ヤクザが住み始めたり・・・・
法律では、最低限のことしか保護してくれません。
例えば、あの液状化のように引渡し2年以上経過していれば、
しっかりと地盤改良をしていなかった、
という売主企業の不作為による瑕疵が認められたとしても
法律的な責任は問えなくなってしまいます。
もっとも、これを不法行為として裁判に訴えているケースはあります。
ただ、ちょっと難しいところもありますね。
だからこそ、契約はくれぐれも慎重に。
出来ることなら、専門家に立ち会ってもらってください。
不動産取引に専門家を介在させるのは
海外では当たり前のことです。
法律知識のない個人が、何千万円ものお金が動く契約書に
気楽にハンコを付いているのは日本だけです。
首都圏の方は、どうぞ
ベストサポートの大友さん
に依頼してください。
彼は、私が知る中でもっとも信頼できる
不動産取引の専門家です。
以上、公開講座「マンションって何だろう」24
マンションとは、基本的に「売りっぱなし」商品である
近畿圏のマンション市場が好調だそうです。
どうしてでしょうね?
理由がよく分かりません。
ここ数年、ずっと不調だったと私は理解しています。
市場というのは、時々気まぐれな動きをするものです。
数年たつと、こんな変な動きもある程度説明できるようになるのですが、
そのさなかにあるときには分からないもの。
バブルの絶頂期には、そうとは認識できにくいのと同じ。
私のマクロ的な感覚では、大阪を中心とした近畿圏の経済力は、
はっきりとした長期低落傾向にあります。
この流れは、ちょっとやそっとでは止まらないでしょう。
「大阪vs.東京」の戦いはここ2、30年の間、ずっと東京側の優勢。
大阪はどんどんと衰退していっているはず、なのです。
この流れにちょっとだけさざなみをたてたのが、昨年3.11の大地震。
東京の極少数のおっちょこちょいたちが「放射能が危険」と早とちりして、
関西圏に移住していったのです。
私が知っているある不動産会社は、本社を京都市に移転しました。
京都というのは、天災がほとんどありません。
だから1200年も都が続いたわけです。
「だから、京都が一番安心」と考える方がいるとかで、
京都の不動産に人気が出ているそうなのです。
私のような京都生まれの人間にとっては「へえ、そうなん」という感じ。
今度東日本に大きな地震が来るのがいつかは分かりませんが、
それがなければこんな「けったいな」動きもあと1,2年で終るはず。
やや希望が持てるのが、橋下市長の一派である「維新」。
今後どうなるかは分かりませんが、彼はこれまで大阪を停滞させてきた
宿痾に対して果敢に挑戦し、一部で勝利を収めつつあります。
その宿痾とは、大きくふたつ
1 組合に支配された役所のナーナー体質
2 同和団体の不自然な役所支配
大阪から大企業が次々と逃げ出していく制度的な原因は、
行政の緩みと逆同和問題である、と私は推測しています。
この2つ頚木から解放されると、大阪の経済活動は少しマシになるはず。
橋下さんの活躍に期待したいところですが、
いわゆる「抵抗勢力」も相当に強力そうですね。
既得権を持った連中がこぞってそちらに回っています。
もし橋下さんの一派が衰退すると、またぞろ低落路線に逆戻りです。
大阪の経済が衰退した原因をもう2つほどあげるとすれば、
まず、彼ら独特のローカルな商習慣ではないでしょうか。
ウニャウニャと曖昧さを残した取引が多いこと。
交渉ごとでもウダウダ面倒くさいことをいう方が多いですね。
また、そういった曖昧さや迂遠さを「悪」とみなしていないのが大阪。
京都なんか、もっとそうです。
自分が京都人だからよく分かりますが、
話している言葉と双方の思惑が全然違うのが京都人同士の交渉。
ああいっためんどくささ、分かりにくさは現代社会では「悪」です。
私に知る限り、東京の商慣習は隅々までテキパキとビジネスライクに
決めていくことが「良」であり、曖昧な取り決めは「悪」。
また、日本人同士なら多少の曖昧さも許容範囲に入りますが、
外国が絡むとそんなことは全然通じません。
次に、大阪の場合は「適正な競争」が行われていない場合が多そうです。
つまり、ドロドロとした人間関係やズブズブの接待によって、
発注・受注が成立している場合が、東京に比べてかなりあるといいます。
アジア的といえばアジア的。昭和感覚といえばそれも然り。
経済規模は東京の数分の一にも関わらず、
夜の街の繁栄度はざっくり半分くらいではないでしょうか。
そういった方面に流れる無駄ガネ比率が高いということは、
それだけ商習慣が非合理的だとみなすことができます。
まあ、そんなことどもはいいとして・・・・・
最近近畿エリアで好調に売れたというマンションを見ていると???
「なんであんなんが売れるの?」
といいたくなるものがたくさん混じっています。
また、何が何でも無理クリ「人気化」させることが営業手法になった
某デベロッパーの物件が含まれていたりもします。
つまり、需要が本格的に回復しているとは思えないのです。
私としては、これは一時的な現象だと見ているのですが・・・
ただ、マンション業者はそう見ない人が多いはず。
これから1年チョイは「駆け込み需要」も見込めます。
それを取り込むためにイケイケドンドンで事業を進めるためには、
この1ヶ月くらいで土地を仕込む必要があります。
きっと今頃、関西エリアでは中規模以下のマンション用地は
「争奪戦」の様相になっているのではないでしょうか。
まあなんといっても懲りない連中ですから。
昨日の朝日新聞にも私のコメントが出ていましたが、
消費税増税前の駆け込み購入は、おバカな購買行動です。
「高づかみ」の可能性が高くなると考えてください。
増税後の需要「反動減」で、価格が低落することが予想されます。
そうでなくても、マンションの価格は毎年2-3%ずつ下がっていくはず。
なーんにも慌てることはないのです。
これは、関西でも関東でも同じ。
大阪の人は東京人よりも少しおっちょこちょいな所があります。
「今はマンションの買いどきでっせ」といわれたら、
「そうかいな。ほな、かわなあかんなあ」となる人も多いはず。
その点、京都人は決断が遅い分、少し落ち着いています。
「ほんまですかいな。そんなに慌てることはあらへんのちがいますか」
とまあ、こんな感じ。
でも、今はこれで正解だと私は思います。
本日、敗戦記念日。
あの「容赦なき戦争」で散華した幾百万の方々に、黙祷。
最近、読み終えた本に「きけ わだつみのこえ」というのがあります。
いつかは読まねばならない、と思っていた本でした。
やはり、そこに重たいものを感じ、どことなく「もう少しあとで」と
思い続けているうちに数十年の時を過ごしてしまっていました。
読むまで私は、この本のことを「学生出身の特攻隊員の遺稿集」と、
やや勘違いしていました。
実際は特攻隊に限らず、あらゆる兵科の戦没学生の
様々な遺稿が収められておりました。
感想を一言でいうならば「痛ましい」でしょうか。
何といっても、それらを書かれた人々は、
一人としてあの戦争を生き延びられなかったのですから。
一人ひとりが残した文章を読みながら、
「この方々はみんな亡くなった。何と惜しいことか・・・」
出身校の如何を問わず、それぞれに立派な文章です。
今の感覚では、とても20歳前後の方が書かれたとは思えぬほど、
しっかりした精神と知性を感じさせるものばかり。
そして、それらに共通して感じられるものは「死の影」。
自分は命を落とすかもしれない、否、十中八九は生きて還れない・・・
そういう気持ちが、直接間接に各人の文章に滲んでいます。
日本は、あの戦争で何と多くの有為なる青年たちを失ったのでしょう。
実は、私の叔父も陸軍上等兵としてニューギニアで戦病死。
幹部候補生試験の受験が間に合わず、兵のまま南方へ送られたと聞きました。
もちろん、戦後生まれの私は彼にあったことがありません。
10年ほど前、靖国神社で調べてもらったら、
ちゃんと祀っていただいておりました。感謝!
その叔父さんへの気持ちもあって、機会があれば靖国に参ります。
私の本を2冊出版してくれたWAVE出版が市ヶ谷にあり、
打合せの前後にお参りできたので、都合もよかったですね。
今日もたくさんの方が参っていますね。
私は群集の中に身をおくことが苦手なので、数日後に参るつもりです。
野田君は早くから「参拝しない」と明言していますね。
情けないことです。
それだけでも、総理を辞めてもらう理由になります。
この67年、日本は国を挙げて隠忍自重してきました。
外国、特に周辺の国家に対しては低姿勢に徹してきたといえます。
「謝れ」といわれれば誤り、「金を出せ」といわれれば出しました。
さらに「技術をよこせ」と、いわれれば惜しみなく与えました。
その結果、どうなったでしょう?
半島南半分のダイトーリョーであるアキヒロ君が、また妄言したそうです。
「日王はひざまずいて(土下座して)謝れ」ですって。
先日のブログで書いたとおり、本人もかなり苦境にあるとか。
あの国のダイトーリョーは任期終盤になると、
いつも「反日」で求心力を維持しようとします。
どうしようもない、といえばどうしようもない連中です。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」といったのは
プロシアの鉄血宰相といわれたビスマルク。
日本人もわりあい「歴史好き」が多いようですが、
実は支那や半島では半端ないそうです。
歴史自体が、国のアイデンティティになっているといっていいでしょう。
歴史に対する捉え方がだいぶ違います。
日本では、歴史というと昔話の親戚であり、ドラマの対象。
どちらかというと、自分とはほぼ関係ない「世界」。
でも、彼らは違うのです。
それは明解に彼らの現在につながるものです。
例えば900年も前の南宋時代、国を売った秦檜という人物は
今でも多くの支那人から憎まれ続けています。
浙江省杭州の岳飛廟にある秦檜夫婦の像は、
訪れる支那人たちに棒で頭を叩かれたり、唾をはきかけられているとか。
秦檜の子孫たちは、900年後の今も肩身を狭くして暮らしているそうです。
半島では、自分たちのあまりにも惨めな歴史を
ありのまま受け容れることができないので、
荒唐無稽な「改竄」を平気で行っています。
竹島が自分たちのもの、という国際司法裁判所では絶対に
通じない主張も、そういった「改竄」の一部分でしかありません。
そして、日本統治時代に官側にいた人々の子孫を公職から追い出したり、
現在の資産を取り上げるといった野蛮な法律を平気で作っています。
そういった人々に、いったい何の罪があるというのでしょう?
翻って日本。
日本に敗北をもたらす一因を作ったゾルゲ事件に連座した
朝日新聞記者・尾崎秀美(ほつみ)は、言うなれば「売国奴」。
では、その一族はどうなったでしょう?
日本人は、こういうことは忘れっぽいものですね。
かれの異母弟・尾崎秀樹氏は作家にして文芸評論家。
日本ペンクラブの会長もおつとめになりました。
この方の文章、私はなかなか好きです。
ちょっと話は変わりますが、今読んでいる本は、東條由布子さんの
『祖父東條英機「一切語るなかれ」』。
67年前の8月15日以降、東條の家族たちは当局の逮捕と、
周りからの「白い眼」に脅えて各地を彷徨います。
著者である孫の由布子氏も、幼い時は相当辛い目にあったようです。
しかし、それが何十年も続くことはありませんでした。
今では、東條英機の名誉もある程度は回復しています。
彼の一族に危害を加えようとする日本人など、皆無でしょう。
ちなみに、東條英機氏は刑場の露と消えましたが、
それは「公務死」とされ、靖国神社に祀られています。
支那や半島は、そこに文句をつけているのです。
「死なばみな仏」あるいは「神」となるのが日本。
死者に対して鞭打つことをしないのは、わが国の美風だと思います。
対して、支那も半島も、死者さえ許してくれません。
900年後の子孫も同じ。
ましてや67年前に終った戦争なんて、
彼らにとっては「現役」みたいなものでしょう。
したがって支那や半島の連中に対して、おとなしくしていれば
「和解できる」などというのは幻想に過ぎません。
我々は今後何百年も、決して心から分かり合える友好国にはなれません。
では、どうすればよいのか?
警戒心を緩めずに、是々非々で付き合っていくしかありません。
我らの力が弱まれば、必ず付け込まれて酷いめにあいます。
お金や領土や、あるいは人をむしり取られるのです。
現に今、竹島は不法占拠され、尖閣を狙われ
横田めぐみさんたちは囚われたまま帰ってこられません。
これが67年、隠忍自重してきた結果です。
もし、日米安全保障条約がなければ、
もっと酷いことになっていたでしょう。
毎年、この季節になるとマスコミは戦争を取り上げます。
ほとんどが「過った戦争で多くの人々が犠牲になった」という視点。
違います。
確かに、負けると分かっている戦争を始めたのは、
けっして賢明とはいえないことです。
しかし、もっともいけないのは戦争を始めたことではなく、
「戦争に負けた」という結果です。
たとえ勝てなかったにしろ「負けない」程度であの戦争が終っていれば、
今のように周辺国から罵倒され続けることはなかったでしょう。
反省すべきは「なぜ負けたのか」「どうしたら負けなかった」ということ。
また、「なぜ日本がそこまで追い込まれたか」というのも大切。
だからこそ「歴史に学ぶ」ことが必要です。
8月15日がやってくると「いけない戦争だった」、
「平和を守ろう」「二度とあんなことはやってはダメ」と繰り返すのは、
なんら「歴史に学ばない」おバカなサヨク君たちの発想です。
歴史に学べば「戦争をしないためにはどうすればよいのか」、
「平和を守るためには何が必要か」という現実的な思考が生まれます。
「戦争はダメ」「平和を守ろう」と叫んでいるだけでは、
けっしてそういった願いは実現しません。
「ゲンパツ、ハンターイ」とどれだけのバカどもが叫んだところで
1ワットの電力さえ生み出せないのと同じこと。
8月15日は、「終戦」を記念して犠牲者を弔うのではなく、
「敗戦」を噛み締めて英霊たちに謝意を表する日であるべきです。
お知らせ 新作レポートのリリース
みなさんからご要望の多かった
千代田区・総集編
全24物件をすべて解説
価格 5,290円
現在、千代田区内で販売されている
ほとんどの物件を取り上げています。
ご参考のため、コンテンツを出しておきます。
神田エリア(東)
1 ウェリスタワー千代田岩本町
2 リビオレゾン千代田岩本町 ザ・レジデンス
3 リビオレゾン千代田岩本町 ザ・マークス
4 アデニウム東神田
5 クリオ東神田
6 ルネ神田和泉町
7 シティインデックス秋葉原
8 プレシス東神田
9 CONOE(コノエ)秋葉原 岩本町
10 ウィルローズ小伝馬町
神田エリア(西)
1 ポレスター千代田御茶ノ水
2 CONOE(コノエ)秋葉原 万世橋
3 GREEN PARK 千代田淡路町
4 アンビックス神田
5 パレステージ神田
神保町エリア
1 レフィール千代田神保町
飯田橋・水道橋エリア
1 ライオンズ千代田三崎町
2 グローベル ザ・ステーション水道橋
3 クラッシィハウス千代田富士見
4 パークコート千代田富士見ザ タワー
番町・麹町エリア
1 ザ・パークハウス 四番町レジデンス
2 CONOE(コノエ)三番町
3 CONOE(コノエ)一番町
4 プレシス半蔵門
オリンピックが終って、日本はお盆休みに突入。
なんかこう、ちょっと間抜けな数日になりそうな感じですね。
まあ、こういうときにマンションの話をするのもなんなので、
今日も少し脱線をしてみたいと思います。
先日、やっとこさ消費税増税関連法案が成立しました。
またぞろ自民党の谷垣君が野田君にうまくだまくらかされたみたいですね。
ああいうアマチャンが野党第一党の党首でいることに、
今の日本の政治の貧困が象徴されていますね。
覚えていますか、もう2年近くも前になりますが、
尖閣諸島周辺のわが国領海に不法侵入して
海保の巡視船に体当たりした支那人の船長について、
谷垣君は「早々に帰国させれば問題にならなかった」と発言していたのですよ。
当時、あのドサクサであまり大きな問題になりませんでしたが、
アイツはダメ菅以上にダメダメなおっさんですよ。
まあ、谷垣君への批判は今日のテーマではありませんので、このくらいに。
本日の主題は「公明党」です。
自民と民主の陰に隠れてコソコソと動いていたので目立ちませんが、
あの「日本経済自殺法案」である消費税増税法案は
いわゆる「三党合意」でめでたく成立の運びとなりましたね。
なぜ、公明党が賛成に回ったのか?
これって、ほとんどメディアに取り上げられていません。
みなさんはなぜだと思いますか?
●公明党は真面目に財政の健全化を考えている
●公明党は社会保障破綻の回避をめざしているから
ノー、ノー、ノー。
そんな理由では絶対にないと思います。
そもそも、公明党って何のために存在しているのでしょう?
これっていつか取り上げたテーマなので、ここでは手短かに。
結論を言えば「創価学会を守るため」。ただそれだけです。
あの党は政党でありながら、なんらの政治な目標を持っていないのです。
もっとも、これは今の民主党も綱領がないので同じようなものですが。
ですから、「宗教法人への課税」とか「宗教法人の規制」などが
国会で取り上げられそうになると、それこそ「党を挙げて」反対します。
それ以外の問題は、基本的に彼らにとっては「どーでもいい」のです。
消費税が多少上がろうが、景気が悪くなろうが平気。
むしろ、世の中に不幸な人が増えるほど、
支援組織である創価学会への加入者も増加するはずです。
では、今回はなぜ自民と民主の尻馬に乗ったのでしょう?
民主党政権以前の「自公連立時代」のよしみ?
いいえ、これも違います。
理由は、小沢君たちが民主を脱党したのと同じ。
要は「選挙」です。
カンタンに言ってしまえば、公明党は来年の6月頃に
「衆参」と「東京都議会」のトリプル選挙になることを
悪魔が神を忌み嫌うがごとく、恐れおののいているのです。
その理由は?
新聞などには「トリプル選挙だと組織がもたなくなる」
といった、いたって曖昧な表現がなされています。
一見すると「学会に負担がかかる」とも受け取れますね。
公明党の選挙は、言わずと知れた「学会総動員」。
学会員以外で公明党の候補に投票する人なんて、限りなくゼロ。
したがって、学会員をどれだけ投票所に行かせるかが勝負。
選挙運動もすべて学会におんぶに抱っこ。
だからむしろ、3つの選挙を1回で済ませられれば
学会への動員が一度で済むので「負担が軽くなる」はず。
総選挙、東京都議会選挙、参議院選挙と3度の選挙をやれば、
東京地区では3回も学会組織をフル稼働させなければなりません。
学会員をいくらタダ同然で使えるからといって、3回は3回ですからね。
なのに、同時選挙を忌み嫌う理由は・・・・投票率です。
衆議院、参議院、都議会のトリプル選挙になると、
やはり投票率は自然に上がりますね。
投票率が上がると、学会の固定票しか持たない公明党は
当然のことながら苦戦となります。つまりは落選が続出。
それで「組織が持たなくなる」のです。
だから、公明党としては野田君が粘って満期解散になるよりも
なるべく早期解散で投票日を分散させたいのです。
そうすれば、国民の関心もさほど高まらず、投票率も普通。
それでやっと衆議院に議席が確保できるのが公明党なのです。
結果、消費税増税法案を成立させれば、野田君が早期解散を約束する・・・
という自民党の戦略にのっかったというワケです。
でないと、民主党は輿石幹事長の「負ける選挙は先延ばし」戦略で
かぎりなくトリプル選挙の可能性が高まるからです。
それにしても、投票率の上昇を望まない政党なんて、
民主主義の精神に反していませんか?
そんな政党が、日本の政治のキャスティングボードを担っている。
それが今のこの国の政権を不健全にしているのです。
その点、固定票比率の高い共産党は消費税増税反対、不信任案賛成と
自党にとって不利になる決断をやすやすとやってのけています。
私は、そういう点で共産党は公明党よりも「政党」だと思います。
みなさん、選挙に行きましょう!
自分の支持する政党を探して、投票してください。
民主主義は、そういう「基本的」な国民の行動がなければ成立しません。