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※順不同・敬称略で掲載しています。

ここのところ、新宿余丁町コーポラ計画の
参加者募集のための仕事が多くなり、
毎日なにがしかそのために動いています。
一昨日も、現地近くで説明会がありました。
水曜日からブログで呼びかけただけなので、実質の参加者は2名。
それでも一生懸命説明させていただきました。
次回は10日の日曜、15日金曜、16日の土曜に予定しています。
いずれも、2,3名の参加者にじっくり説明させていただく会になりそうです。
募集のための案内書類も整いつつあるので、
そろそろ本格的な一般募集を始めようかと考えています。
現地周辺でチラシを投函しようと考えていますが、
何とかならないか、と悩んでいるのが東京女子医大。
あの辺りには女子医大の関係者が多くお住まいのエリア。
女子医大病院まで徒歩4分。国立医療センターへは徒歩6分です。
実際、女子医大の関係者にご案内できれば、
何人かはご参加いただけるのではないかと思っています。
一説によると、女子医大には職員の住宅を斡旋する部署があるようにも聞きますが
電話で問い合わせてもさっぱり要領を得ません。
組合が主体となるコーポラティブは、通常の分譲マンションよりも割安なうえ、
間取りや設備の自由度が高いのが特徴。
女子医大関係者でマンション購入をお考えの方には
一種の「朗報」になるのではないかと思うのですが、
情報をお知らせする手段がなくて困っています。
まあ、それはそれでよしとして・・・
昨日の松本君の発言にはビックリしましたね。
大臣ともあろう方があそこまで下司野郎だったとは・・・言葉を失います。
次回の選挙で彼は当選が難しくなるのではないでしょうか。
私は常々考えているのですが、人間というのは基本的に
「エラそうにしたがる」本能があります。
他人に対してエラそうにすることは、それなりに快感です。
他人が自分に気を使って右往左往したり、
オロオロする姿を見るのも気分としては悪くありません。
どこかの国の総理大臣の様に、うまくいかなければ
官僚や閣僚に怒鳴り散らすことでストレスを発散するのも
他人より「エバる快感」を楽しんでいるのだと思います。
人間が人間に対して必要以上にエラそうに振る舞うのは、
この「エバる快感」に浸っている部分が多分にあるはずです。
場合によっては半分以上「エバる」ためだけに他人に説教したりします。
こういうのって、傍で見ていると実に醜いものです。
その醜悪さは、住友不動産のタワーマンション並です。
逆に真に謙虚で慎ましやかな人の挙措は、見ていて清々しいもの。
素直に好感が持てるばかりか、リスペクトしたくなります。
今の若い方はどうだか知りませんが、
私の世代は親からしつこく教えられました。
「ちょっとくらいいいことがあっても絶対にエラそうにするな」。
100点取ろうが、一番になろうが、自慢してはいけないのです。
ましてや自分がうまくできないこと、よく分からないことについて
やかましく口舌を発したり、ホラや戯言を口にしてはいけないのです。
論語の三省にも「学ばざるを教えざるか」というのがあります。
こういう謙虚さの教えというのも、子どもの頃や
社会に出て駆け出しの時代は比較的よく守られていたりします。
自分自身が弱者ですから、エバる根拠がないのはもちろん、
そんな「出すぎた」ことをすれば袋叩きにあうからです。
でも、人間の「エバる快感」本能はいつまでもおとなしくはしていません。
自分が権力を握った時に、それがムキムキと表に出てきます。
つまり、「エバっても相手が決して反撃できない」という確証を得たとき、
その人の内面に潜んだこの醜悪な本性が姿を現すのです。
今の社会で典型的なのは、発注者と受注者。
「仕事を出す」「仕事を貰う」というのは、
ほぼ絶対的な支配・被支配関係にあります。
私の身の回りでは、広告を発注するデベロッパーと広告代理店。
そして広告代理店と我々のような外部クリエイター。
もう、ご主人様と奴隷。無理が通れば道理が引っ込む世界。
あるいは、会社の中では上司と部下。
行政機関の中の命令権者と命令遂行義務者。
今回の松本君の場合がこれにあたるかもしれません。
教師と生徒、親と子も、広くはこの関係です。
やたらと生徒にエバる教師は、日教組ばかりじゃございません。
また、外でヤなことがあると家で子供に当たり散らすお馬鹿な親も多いもの。
面白いのは、人間の器が小さければ小さいほど、
「小さな権力」をもった途端に「エバる快感」本能を露出させます。
課長になって部下にエバりちらす人間は、一生課長で終わる率が高いもの。
部長になって安心してエバりだす人間。重役まで我慢する人間。
社長になって「人変わり」したようにエバり出す人間。
まあ、人によって様々です。
そういった意味では、松本君は大臣になってから
にわかにエバり出したそうですか、
まあ「大臣までの器」だったと言えなくもありませんね。
そして、この「エバる快感」本能を発散できない地位にある人は
ひどい酒乱であるケースもよく見かけます。
隠された本能を、お酒の力を借りて出してしまうのです。
これも困ったものですね。
私も、あんまりエラそうなことは言えませんが(汗)。
逆に、誰に対しても柔和に接し、およそ「エバる」ことなど
ないような人徳者もごくたまにでありますが、世間にはおられるものです。
そういった人に出会うと、いつも救われた気分になります。
そして、彼らを生み育てたこの国を誇りに思うのです。
ただ、そういった人徳者が社会的に高い地位についておられる例は稀有です。
だいたいは社会の片隅でひっそりと生きておられます。
この競争社会で出世するためには「エバる快感」本能とは親戚筋である
「俺が、俺が」的な自己アピールの資質が必要だからです。
さて、私は時と場合によっては「俺が、俺が」的なことをやります。
今回の「新宿余丁町コーポラティブ」計画では、
参加者や多くの協力者、関係者のためにも、
ぜひプロジェクトを成功へ導かなければならないと考えており、
それがためには多少厚かましいアピールはしていこうと思います。
現在、申込者4組。残り15区画となりました。
設計の大村さんが各住戸の中身について「柔軟すぎる」対応を
してくれたおかげで、全18戸が19戸に増えそうな感じです。
プロジェクトのHPもだんだん内容が濃くなってきました。
よろしければ、こちらもご覧ください。
なお次回以降の説明会は以下の通りです
7月10日(日)17:40~
7月15日(金)17:40~
7月16日(土)17:40~
説明会参加のお申し込みは こちら からどうぞ
私が27歳で会社を作った年は、バブルの最後の1年でした。
まあ・・・今から思えばなんと易々とお金が入ってきたことでしょう。
「世の中は甘い、俺は偉い」と、半ば本気で思い込んだもの。
一生懸命努力せよ、と教えてくれた親がバカに思えました。
ただ、あのときのバブル崩壊は実に緩慢でした。
ダラダラと景気が悪くなるのを感じながらも、
目先は結構贅沢な日常を送っていました。
あの頃、誰も持っていなかった携帯電話を片手に
ネオン街へ出かけて見せびらかしていたのも懐かしい思い出。
今から考えれば、実に子どもっぽいでしょ(笑)。
夜の世界の一端を垣間見たのもその頃。
時代物風に言えば「花街の作法」とか「流儀」というのも
20代の後半でおおよそ真似できる程度にはなりました。
当時の遊び仲間で、その世界にズブズブと沈んでしまった
人間は一人や二人ではありません。
私は幸い向こう側に落ちることはありませんでしたが。
広告の世界から離れるとともに、そっちとも縁遠くなりました。
不思議ですね。広告、不動産、建設といった業界は、
なぜかネオン街と縁が深いようです。
昨日は久しぶりにやや場末のネオン街に出かけて
コーケシアンの美女を侍らせて安い焼酎を飲みました。
まあ、それはそれで「苦しゅうない」ひと時を過ごしたのですが
自分の感覚がすっかり変わってしまっていることを実感。
もう、あの若くて愚かな頃の自分には戻れないと思うと
大人びた自分を喜ぶとともに一抹の寂しさを感じました。
私の隣に座った西方の美女は、自分の国では
そういった働き場所がないといっていました。
確かに、考えてみれば不思議な文化です。
ただ美女を侍らせて2時間ほどお酒を飲むだけで、
肉体労働者の数日分の稼ぎが飛びます。
合理的に考えると、まったく理解不能。
でも、これは実に東洋的な世界なのです。
日本は他の東アジア大陸国家と文明的に異質であると、
かの世界的文明史家であるトインビーは喝破しました。
でも、どういうわけかこのエリアの宴席の文化だけはよく似ています。
お金や身分で圧倒的な上位にある男が、
下位にある女から物心両面の奉仕を受けて、相応の対価を払う。
実に東洋的な支配・被支配の関係ですね。
かつてアジアで唯一豊かであった日本の男たちが
韓国や台湾やフィリピンに出かけて、
女達を支配する満足感を得るために相応のお金を払ったのも、
そのようなお互い共通の文化の下地が合ったわけです。
まあ、あまり褒められたことではありません。
今や、国内で碧眼金髪の美女を侍らせることさえ可能になりました。
「へえ、日本人はそんなことだけでお金を呉れるの」
と、六本木あたりでバイトをしていた英国の美女が殺された事件もありました。
これは日本人として何とも恥ずかしく思う事件です。
どういうわけか、私は白人女性に多くの魅力を感じないタイプなので
左様な犯罪を行う同胞の心象風景が理解できません。
でも起こってしまったことは起こってしまったこと。
韓国で日本女性がレイプされると
「日帝時代には反対のことがたくさんあった」と
向こうの警察は事件にしてくれないそうです。ひどい話です。
でも、我らが日本は文明国です。
きっちりと犯人を裁判にかけて、法に基づいて断罪しています。
若い頃は「ブカツ」と呼んでいました。
中高生の頃の「クラブ活動」を縮めた隠語です。
今は随分マーケットが狭くなったようですが、依然として日本の主要産業です。
きっと、あと何百年も続くのだと思います。
今はチャイニーズクラブなどといって、
大陸の女性のいる店に日本の男どもがいってお金を落としています。
でも何年か先には大陸からやってきた切れ目の男どもが
大蒜臭い息を吐きながら日本女性のいる店でクダを巻くのでしょうね。
こういう風習は、あまり誇れるものではありません。
昔ながらの待合の世界は、それなりの文化があったでしょうが、
今の「クラブ」というところは、多くを散財する人間が一番。
ただお金を持った者が威張り散らしてワガママ放題することを
よしとする価値観がああいう世界を支配してはいけないと思います。
それはタダの拝金主義。
支那や半島でなさるのはかまいません。よその国です。
でも、わが国はわりあいに美しい「遊びの文化」を育ててきた伝統があります。
韓国のキーセンはタダの身分卑しき遊女ですが、わが国の島原太夫は
朝廷から官位さえ授けられる文化の人なのです。
その伝統は吉原の太夫に引き継がれ、
一部は銀座や祇園のクラブで息づいています。
いつも思うことは、ひとつのマンションが作られるのに
ネオン街やゴルフ場にいかほどのお金が流れ込んだのかな・・・ということ。
土地を買う、工事を発注する、販売会社を決める、広告代理店を決める、
決起会を開く、打ち上げをする、慰労会を催す・・・・・
日本社会は、実にそういう馴れ合いの中で廻っています。
自分が得た報酬の中で飲むのはいいでしょう。
でも「経費」という名目で要らぬ出費をして、それを価格に転嫁して欲しくない。
普通のマンションデベロッパーがマンションをつくると
この「冗費」ともいうべき部分が、最終販売価格の2%以上
あるのではないかと私は常々疑っています。
私は、そういった業界の悪慣習に風穴を開けたいと思っていました。
それが、今のコーポラティブ計画にもつながっています。
不動産のミニバブルが崩壊したのが2008年。
あれからそろそろ3年になろうかとしています。
しかし・・・懲りないのはマンション業界ですね。
去年あたりからまたぞろ郊外エリアにおいて、
大規模なファミリーマンションの供給が目立ち始めました。
デベロッパーもそれが商売だから仕方がないのでしょうが・・・・
ファミリーマンションというのは20代後半から40代前半までの
「初めてマンションを買う」という一次需要層がターゲットの
3LDKで2000万円台から4000万円台中盤位までの物件です。
お買いになる方の年収は400万円台から800万円位まで。
だいたい、年収の5倍くらいの価格の物件をお買いになるようです。
そして、自己資金を1割以上お持ちの方はやや少数派でしょう。
当然ながら、住宅ローンを利用することになります。
返済期間は・・・・多くの方が「35年」にされるようです。
この「35年返済」というのは、少し考えてみれば不思議な制度です。
それは「35年の間、返済能力が維持される」という前提に立っています。
例えば、今30歳の方は35年後には65歳です。
大企業なら今や「65歳定年制」は当たり前です。
しかし、65歳までガッチリと雇用が確保されているサラリーマンは
いったい全体の何%なのでしょうか?
私の予想では、公務員も含めて10%もないように思えます。
ちょっと大きな会社でも「役職定年」などというのがあります。
「55歳で役職停止」「給料はヒラ+α」みたいな。
それでも、雇用が確保されていればまだいいでしょう。
35歳の時に「35年ローン」を組むと、最終的には70歳で完済。
65歳から後は年金でお支払いになるのか、あるいは・・・・
公務員や大企業勤務者は「退職金で一括返済」などという手も使えます。
まあ、そういった恵まれた方もかなり少数。
それに、収入が維持されるか、僅かばかりでも伸びればいいのですが
今の日本は世界の歴史をたどってもまれにみるほどのデフレーション時代。
個人所得は年々減少しているのが現実です。
つまりは、年を経るごとにローンの重みは増していくのです。
常識で考えれば、今のような「所得減少&デフレ」の時代に
「35年ローン」などを組むのは「ハイリスク」ということになります。
「それでも、返済してしまえば自宅が残るじゃないか?」
みなさん、そうお考えになるようです。
老後は家賃もローンもない家でゆったりと暮らす・・・・
確かに、その通りです。
乏しい年金生活の中から家賃を払うのは嫌ですね。
でも、もう少し冷静になって考えてみましょう。
何を考えるのか?
それは「35年後の世界」についてです。
おー・・・これは難しい話です。
大前研一とか副島隆彦あたりに任せておけばいいじゃないか。
孫正義に考えさせると、テメエの企業の利益をベースにするから駄目だけど・・・
まあ、そんなことは彼らに任せましょう。
これから「35年ローン」を組もうとされている方は、
単純に「35年後の自分の家」について想像してみてください。
まずは、「見た目」。
最近では「築35年」のマンションも増えてきました。
みなさんの自宅のご近所や勤務先の近くにもあるはずです。
今買ったマンションも35年後にはそういう状態になります。
でも、悲観することはありません。
見た目が悪くても、中身は結構快適だったりしますから。
共用部分も、キチンと管理さえできていれば。
次に住んでいる人。
これはもう・・・間違いなく老人マンションになっています。
あなた自身が、おそらく60代の後半でしょう。
でも、世代交代で若い家族も入居してくるかも・・・などとは考えないように。
もし、そのマンションが都心にあれば話は別です。
山手線のターミナルから急行で30分以上かかるエリアなら、
まずそういうことは期待しないでください。
最後に、これは決定的ですが・・・資産価値。
つまり、売りに出せばいくらで売れるか? ということです。
3500万円で買ったから、いくらボロになっても1000万円位は・・・
これはかなり甘い考えだと思います。
今の貨幣価値に換算して300万円から500万円の値が付けばいいでしょう。
「駅からバスで10分」とか「支線から徒歩10分」になると、
資産価値は限りなくゼロに近づくと思います。
これは、私がテキトーに言っているワケではありません。
レキとした根拠があって申し上げています。
それはとても簡単なこと。
2010年に日本の人口は約1億2500万人。2045年の予想値は9400万人。
その間、約25%も減少してしまいます。
減少の中身も問題です。30代の「一次需要層」は半分以下に減ります。
分かりやすく言うと「住宅を新たに買いたい」という需要は半分以下に減ります。
おそらく半分でも効かないでしょう。4分の一か5分の一。
今の住宅産業はマンション戸建も含めて立ち行かなくなっています。
一方、住宅のストックは溜りに溜まっています。
だいたい、今でさえ全国に800万戸の空き家があるのです。
賃貸住宅はかなりダブつき気味です。
震災で家をなくした方に「タダで貸します」みたいな大家さんが、
ウジャウジャと現れること自体がその証左といえます。
なのに、今の日本は年間80万戸もの新築住宅を作っています。
住宅の需給バランスを取るには、年間100万戸くらいの住宅を
スクラップにしなければいけないのですが、それは不可能。
35年後など、郊外の街はそこらじゅう空家だらけになっているはずです。
ちょっと中核都市から離れたマンションはゴーストタウン化。
浮浪者や犯罪の巣窟となるのを防ぐために
行政が強制的に取り壊すシステムもできているはずです。

お分かりでしょうか?
郊外型の、駅から離れたファミリーマンションを、
「35年ローン」でお買いになった場合、35年後にどうなるのか?
ローンをやっと返し終えたら、そこは廃墟同前ということになりかねないのです。
私がここで書いていることは、原発反対派学者たちが
「10年後にはがん患者が何倍にも増える」と叫んでいることよりも
はるかにデータ的な根拠があることです。
人口減少という大きな流れが変わらない限り、
小学生にでも想像がつくし、納得できることなのです。
それなのに、マンションデベロッパーは郊外型の大規模マンション開発を
やめようとしないばかりか、これからも大々的に行う構えを見せています。
では、いったいどこに家を買えばいいのか?
答えは実にかんたんです。
35年たって人口が4分の一減ろうと、人が住みたいと思う場所です。
人口が9400万人というのは、だいたい1960年頃と同じです。
一つの目安として、その頃すでに都市化されていたあたりは
35年たってもまだ多くの人が「住みたい」と思うはずです。
逆に、1960年の時点で草ぼうぼうだったり山や沼だったところは
よほどに交通事情が改善していない限り絶望的です。
ご注意いただきたいのは、35年もたつと「廃線」になっている
鉄道の「支線」も何本かあるはずだということです。
秩父鉄道や東武越生線、埼玉新交通、関東鉄道、東武野田線・・・・
人口が減れば営業運行が不可能になる線も多々あるはず。
もし、資産価値を少しでも維持したいのなら
例えば東京なら港区や文京区、新宿区、渋谷区などの山手線周辺。
目黒、大田、品川などの好利便性エリア。
水害のリスクがあっても割安感で選ぶのなら江東、台東。
そういったエリアなら、たとえ35年先でも
そこそこの資産価値は維持しているはずです。
何と言っても、まだその時点で日本には9400万人も人がいるのです。
かなり老人ばかりになっているはずですが、
爺さんや婆さんにも住む家は必要です。
それに、年寄には医療やケアサービスも必要で、
それにはやはり便利のいい「都心」ということになります。
間違っても郊外型ファミリーマンションを
ギリギリの35年ローンなんかでは買わないこと。
これは自分の人生を守るための鉄則だと思ってください。
そういった意味では、私の新宿余丁町はかなりお勧めです。
今の市場の状態なら、10年後でも資産の目減りはそう多くないはず。
もぜひご検討いただきたいと思います。
1970年頃までの論客で清水幾太郎という人がいます。
まあ、私の親の世代といっていいでしょう。
今の40代前半より若い人はほぼ知らないはず。
桑原武夫とか吉本隆明(ばななの父)あたりが活躍していた頃の人。
その時代の若手が大江健三郎あたり。
まあ、左巻きの全盛期ですね。
アメリカはすべて悪でソ連と共産中国、そして北朝鮮を礼賛する時代。
今から思えば大馬鹿なことを恥ずかしげもなく論じていたようです。
その頃、清水幾太郎は何を考えたのか「転向」なさいました。
いわゆる「保守系」の論客に変わってしまったのです。
もちろん、周りからは非難轟々。
それでも本人は動じず、そのままずっと保守系で生涯を通しました。
論語に「過ちを改めるに憚ることなかれ」というフレーズがあります。
今まで考え、話してきたことが「過ち」であることを、
自分の中で認めることだけでも大層勇気とエネルギーが必要です。
それをやった上に、さらに周りに向かってそれを発信していくのはもう・・・
そういった意味で、清水幾太郎はエラい、と素直に思います。
人間というのはネが怖がりで、保守的です。
生き方を変えるとか、発想を転換する、というのは言葉ではカンタン。
でも実行するのは相当に難しいものです。
ましてや、今まで自分の中で築いてきたモノをガラガラポンにするのは
そうそう並の人間ができることではありません。
例えば、我々の世代は小中高と日教組のアホ先生から「憲法は素晴らしい」、
「この平和憲法をいつまでも守りましょう」と教えられました。
私の場合、長じて、大学で世界中の憲法と日本のそれを比較してみたとき、
いかにあの「平和憲法」なるシロモノが欠陥だらけで不自然で、
しかも文章の日本語までがおかしいことに気づいて愕然としました。
そこで、人間の行動は二つに分かれます。
ひとつは、それを自分の中に受け入れて、
さらに貪欲にその周辺の知識を吸収するタイプ。
もうひとつは「あの先生に教わったことが間違いであるはずがない」と考え、
そのまま思考を停止してしまう人々。
非常に残念ながら、後者の方が多数派です。
というのは、思考を停止した方が精神的にラクだからです。
それ以上に何かを学ぶ必要も生じません。
人間の本能というのは、ラクな方を選択するようにできています。
ここんところ、ずっと不思議に思うことがありました。
それは、例えば日教組の人々はなぜにずっとお馬鹿なままなのか?
世界全体の思想的な潮流として、とっくのとおに「社会主義」は
墓場に追いやられ、「過去の遺物」になっているのに
未だにそのことを正式に認めようとはしていません。
まるで郷愁に浸るように、それを追い求めているフシさえあります。
もちろん「平和憲法」を擁護する姿勢も変えず。
まあ、日教組の人々は大半が「教師」ですから
アタマが硬くなることが職業病のようなものだと想像できます。
でも朝日新聞はどうでしょう?
あの新聞はどうしてあれほどまでに先見性がないのか?
まあ百歩譲って、朝日新聞を作っている連中のアタマが
50年ほど遅れたままになっていることは良しとしましょう。
でも、それをずっと読んでいる人間が未だに何百万人もいることが
私にはまったく理解できません。
といいながら、私も30代の頃はずっと定期購読していました。
「読みたいから」ではなく、職業上チェックしておく必要があったからです。
不動産広告を職業としていると、ネット以前では
日経新聞と朝日新聞をどうしても「見て」おく必要があったのです。
ついでに、お金を払っているから、
という貧乏根性が働くので隅々まで読んだりもします。
すると、どうなるか・・・・
朝から気分が悪いこと悪いこと(笑)。
清涼剤は日経新聞の文化欄と女性欄。
実にレベルの高い、味わい深い記事が多かったと記憶しています。
もう10年以上、朝日に眼を通す必要がなくなったので
朝から気分が悪くなることはありません。
でも、ときどきチラと眺める機会があったりします。
すると、妙に菅を擁護していたり、民主党寄りの記事を書いていたりします。
別に新聞が厳正に中立を守る必要はない、と私は思います。
アメリカのニューヨークタイムズなんか、
ずっと民主党支持で、それを堂々と記事に書いています。
朝日新聞は、かつて社会党寄りの記事ばかり書いていました。
今は民主党寄りのようです。
だったら、はっきりと自身のポジションを示すべきでしょうね。
読売新聞も「自民党びいきです」と表明すべきだと思います。
次に、読む人々の問題。
どうして、自分のアタマでモノを考えないのでしょう?
少しでもマトモに世の中の現象を眺めていると
朝日新聞が描く世界との激しい乖離に気づくはずです。
それを感じ取れないのは、小中高で社会科を教えられた状態のまま
アタマの中が「思考停止」しているとしか思えません。
世界は、あまりにもめまぐるしく変わっているのです。
ツイッターをやっていると、自分の考えを述べている人よりも
どこかの記事やだれかのツイートをリンクして、
意見と言えるほどもないことを一言二言付け加えているのが
ほとんど7,8割を占めているように思えます。
他人の意見を紹介するはほどほどでよいと思います。
何かを言いたいのなら、キチンと自分の言葉でいうべきでしょうね。
ただ、何を食べたとかどこにいる、ということだけなら、
それはそれで「どうぞご勝手に」と思いますが。
みなさんの住まい選びをお手伝いしていても、同じことを思います。
ご自身の思考や好みがはっきりおありだと思うのですが、
それよりも「世間がどうとらえるか」ということばかり気にして、
「このマンションを買ってもよいのか」的な判断をこちらに求めてこられます。
それはそれで、私の考えを述べさせていただきます。
でも、大切なのはご自身の生き方、考え方です。
日本人の大半が「朝日新聞にこう書いてあったから」
「NHKの番組でこんなことをいっていたから」ということを
ベースにモノを考え、そういう権威を疑う知性を持たないうちは
いつまでたっても今の民主政権程度の政治家しか選べないでしょう。
せめて、住まいの選択だけでも賢くなってほしいと思います。
ということで、これから私がコーディネイトする
コーポラティブ計画の説明会に行ってまいります。
去年の9月頃だったと思います。
休みの日に車を運転していると、携帯電話がブルルルルッ。
道路の左端に寄せてディスプレイを見ると、知らない番号。
「ハイ、もしもし・・・」
「あの・・・榊さんでしょうか?」
「そうですが」
「コンサルティングはしていただけるのでしょうか?」
時々いらっしゃるのです。
どこからか私の携帯の番号まで調べ上げて、直接掛けて来られる方が。
住宅購入のご相談をお受けするのは私の本業みたいなもの。
しかし、メールの初回以外は有料で、しかも電話ではお受けしていません。
でもまあ、「やっていませんから」なんて言えませんから、
一応はお話をお聞きします。
その時、電話を掛けてこられた方はすごく切羽詰った感じ。
よくお聞きすると、都心の某タワーマンションを購入して
引っ越したばかりなのですが、急に不安に駆られたのだとか。
(このマンションを買ったのは失敗だったのでは・・・)
ネットでいろいろ調べてみると、行き当たったのが私のHP。
そして、レポートを買って読んでみたら案の定・・・・
「買ってはいけない」に分類されていたのです。
それで慌てて電話をしてきた、という次第。
「私、どうしたらいいのでしょう?」
はっきり言って、困ります。
買ってしまってから相談されても、遅いのです。
こういうご相談は買う前になさってください。
この場合、私としてもできることは限られていました。
「お売りになるのなら、早いほうがいいと思いますよ」
そうとしか言えません。
そういうマンションを上手に売ってくれるであろう業者を紹介し、
売却価格もある程度詰めて・・・・
何回かお会いしているうちに、そういった方向になりかけたのですが、
最後の最後に「やっぱり1年くらい住んでみる」ということになりました。
そして、この3月11日の地震。
世の中、タワーマンション離れが始まっているようです。
これが一時的な現象で終わるのか、神戸の埋立地みたいに「二流品」のまま
十何年も冷たい目で見られ続けるのか・・・・
先のことはなんとも言えませんが、タワーマンションと言う居住形態自体が
大きなミソをつけたことには変わりありません。
アメリカ人がトランプタワーに幻滅してから20年以上を経て
やっと日本人もタワーマンションの愚に気付いたのです。
実はこの方、そのタワーを買われる前に、
業界では有名な某コンサルタントに相談されたみたいです。
「まあ、あのエリアは将来性もあるからいいんじゃないですか」
そのコンサルからは、そんな風にアドバイスされたそうです。
私が「買ってはいけない」と明解に言い切っているマンションですよ。
そりゃあ、意見の違いと言うものはありますが。
その話を聞いたときから、私はそのコンサル氏が如何にマスコミで注目されようと、
政府のなんちゃらという委員会のメンバーになっていようと、
おっしゃることのすべてが「為にする」ように思えるようになりました。
非常に残念です。
まあ、そんな話はどうでもいいのですが。
非常にお気の毒だとは思いますが、この方が買ったタワーマンションは
もう二度と去年の秋の価格では売れないと思います。
幸い、富裕層といっていい方なので、
それが為に経済的に苦境に立つようなことはなさそうです。
でも、今頃はかなり後悔しておられるでしょうね。
私の力不足なのですが、ここのところ「買ってから」いろいろ悩み、
このブログを見つけ出して、相談を寄せてこられる方が目立ちます。
はっきりいって「買ってから」だと、どうしようもありません。
先日も、私が日ごろ「大量生産の工業規格品もどき」と揶揄している
H社系の大規模マンションを購入して住んでおられる方が
「あの地震でエキスパンションジョイントが破損して、数千万円の修繕費がかかるのだけれど、仕方がないのか?」
というご趣旨でお問い合わせをいただきました。
そのマンションはあの地震の時点で竣工から2年ちょい。
エキスパンションジョイントというのは、躯体に比べればかなり脆弱です。
多少の破損は致し方ないと思います。
でも、首都圏の大方のマンションでは、
数千万円も補修費がかかるほど破損していません。
これは、かなり「雑な工事」が行われた疑いがもたれます。
ただし、施工会社には法的責任はまったく生じません。
地震による破損は、瑕疵担保責任の範囲外だからです。
したがって、そのマンションの管理組合は、
むざむざと数千万円の支出を強いられることになるのです。
納得しがたいことですが、法的には仕方がありません。
マンションというのは一生に一度・・・あるいは二度買うか買わないか。
その割には「エイヤー」の方が多すぎると思います。
このブログに寄せられる「無料相談」でも、
ちょっと危うそうなのはほとんど
「大友さんに本格的に調べてもらったほうがいいですよ」と
アドバイスさしていただくのですが、本当に依頼されるのは数人に一人です。
大友さんは全てを徹底的に調べ上げて「まず間違いない」判断が下せる
「調査報告書」を上げてくれます。
それに基づいて購入の可否を判断すれば、失敗する可能性はほぼありません。
これは、いままで何十人と私を経由して
大友さんに様々なことを依頼された方のほぼ全ての方が、
その結果に満足しておられることから、確信をもって申し上げられます。
ただし、彼はプロですから、費用は発生します。
といっても、大友さんという方は商売気がかなり希薄なほうで、
その費用の額は業界の標準レベル以下です。
先にあげた、「将来性もあるからいいんじゃないですか」の
「いい加減コンサル氏」の事務所に比べれば、すべて割安。
しかも、仕事はキッチリ。
いつか書いたとおり、私のところに「有料相談」に来られる方は、
かなりの割合でインテリジェンスの高い方がいらっしゃいます。
いちいち職業などお聞きしませんけど、チラと漏らされただけでも
こっちが「ヒエー」とビックリするくらいです。
医師や高級官僚、高度な技術者、大学教授、学校教師その他様々。
彼らは、それぞれその道の「専門家」でいらっしゃいます。
ご自身が、その専門性で世を渡っておられるので、
マンションについても、私のようなマンション知識の「専門屋」から
様々なコンサルティングを受けるにあたって、
お金を払うことにほとんど躊躇されないのだと想像しています。
同様、大友さんに様々な調査やコンサルティングを依頼される方も、
私への有料相談者と似たようなところがあります。
中には、住宅以外の不動産の専門家から、
自身の住宅購入についてのアドバイスを依頼されることもあるそうです。
いってみれば、内科の医者が骨折したので整形外科に見てもらうような具合。
私が無料相談を行っているのは、
マンション市場の実態調査という派生メリットもありますが、大半は趣味です。
つまりは、ほぼボランティア。もう3年もやっています。
これは時に楽しいし、勉強にもなるし・・
怒りと悲しみで悲憤慷慨することもあります。
でも、まだまだ続けて生きたいと思います。
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